アプリのデータ移行方法をAndroid™・iPhoneにわけて解説!機種変更時の対応も紹介

アプリのデータ移行方法をAndroid™・iPhoneにわけて解説!機種変更時の対応も紹介
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2025.10.24

スマホを機種変更する際は、連絡先・写真・動画などのデータのほかに、アプリのデータ移行が必要です。

LINEやゲームをはじめとするアプリ内のデータは、個別に引き継ぎが必要な場合があるため、基本的な方法を押さえておきましょう。
今回は、機種変更のときのアプリのデータ移行方法を解説します。

目次

インストールしているアプリの移行方法

まずは、今まで使っていたスマホにインストールしていたアプリを、新しいスマホに移行する方法を以下で見ていきましょう。

Android™スマホ同士の機種変更の場合

Android™スマホ同士の機種変更では、Google公式の機能により、新しいスマホの初期設定のなかで、連絡先・写真・動画などのデータをケーブルまたはワイヤレスで転送できます。

このデータ転送の際に、アプリと一部のアプリ内のデータが引き継がれます。そのため、基本的にはデータ転送以外にインストール済みアプリの引き継ぎ作業は不要です。

iPhone同士の機種変更の場合

iPhone同士の機種変更では、Apple公式のクイックスタートにより、新しいiPhoneの初期設定のなかで、ワイヤレスで連絡先・写真・動画などのデータを転送できます。

このデータ転送の際に、インストール済みのアプリが配置まで含めて引き継がれます。そのため、基本的にはクイックスタート以外にインストール済みアプリの引き継ぎ作業は不要です。

Androidスマホ⇒iPhoneの機種変更の場合

AndroidスマホからiPhoneへの機種変更では、Apple公式の「iOSに移行」アプリを使って、連絡先・写真・動画などのデータを転送できます。

このデータ転送の際に、Google Playストア・App Storeの両方で提供されている一部の無料アプリが引き継がれます。

移行されないアプリは、App Storeで提供されていれば、必要に応じて手動でインストールします。

Google Playストアで購入した有料アプリは、App Storeでの購入歴がない場合に限り再購入が必要です。

iPhone⇒Androidスマホの機種変更の場合

iPhoneからAndroidスマホへの機種変更では、Google公式の「Android Switch」アプリを使って、ケーブルまたはワイヤレスで連絡先・写真・動画などのデータを移行できます。

ケーブルでのデータ移行では、App Store・Google Playストアの両方で提供されている無料アプリが引き継がれます。

有料アプリは、Google Playストアで提供されていれば、必要に応じて購入してインストールします。なお、ワイヤレスでのデータ移行ではアプリは引き継がれません。

App Storeで購入した有料アプリは、Google Playストアでの購入歴がない場合に限り再購入が必要です。

アプリ内のデータ移行方法

個別のアプリ内のデータ(ゲームアプリの場合はセーブデータ)は、連絡先などのデータ転送とは別に引き継ぎ作業が必要です。

アプリ内のデータがクラウドサーバーに保存されている場合は、再インストール後にログインするだけで、データが自動的に復元される場合もあります。

一方、スマホ本体に保存されている場合は、バックアップがなければ復元できない可能性があります。

アプリ内のデータの保存場所や保存状況は、アプリ提供元の公式Webサイトや各アプリ内の設定画面などで確認しておきましょう。

以下では、アプリ内の主なデータの移行方法を紹介します。

LINEアプリのデータ移行方法

LINEアプリは、4つの機種変更のパターンについて、以下の方法でデータを移行します。

・Androidスマホ同士:QRコードで引き継ぎ
・iPhone同士:クイックスタートで引き継ぎ
・Androidスマホ⇒iPhone:QRコードで引き継ぎ
・iPhone⇒Androidスマホ:QRコードで引き継ぎ

Androidスマホ同士、Androidスマホ⇔iPhoneの機種変更では、QRコードによるLINEデータの引き継ぎが必要です。新しいスマホでLINEアプリを起動し、画面の指示に沿って、古いスマホで表示したQRコードを新しいスマホで読み取って引き継ぎをします。

一方、iPhone同士の機種変更では、初期設定の「クイックスタート」で連絡先・写真・動画などの本体データを引き継ぐと、アプリ内のデータも引き継がれます。新しいiPhoneでLINEアプリを起動し、SMS認証などを実行すると利用を開始できます。

LINEアプリのデータ移行方法について、詳しくはこちらをご確認ください。

ゲームアプリのデータ移行方法

ゲームアプリのデータも個別に引き継ぎが必要になる場合があります。

上述したとおり、アプリ内のデータがクラウドサーバーに保存されているか、スマホ本体に保存されているかによって、必要な操作が異なります。各ゲームの引き継ぎ方法は、アプリを提供している会社の公式Webサイトやアプリの設定画面などで確認しましょう。

SNSアプリのデータ移行方法(X/Instagram(インスタグラム)/Facebookなど)

XやInstagram(インスタグラム)、Facebook、TikTok(ティックトック)などのSNSのアカウント情報や利用履歴(ログ)などのデータは、サービスを提供している会社のクラウド上に保存されています。

そのため、機種変更前の古いスマホから新しいスマホへのデータ移行は必要ありません。アプリをインストールし、アカウントにログインできれば、新しいスマホで同じように利用できます。各アプリのログインに必要なメールアドレスや電話番号、パスワードなどの情報は、事前に確認しておきましょう。

エンタメ系アプリのデータ移行方法

動画や電子書籍、楽曲のようなエンタメ系アプリからスマホにダウンロードしたコンテンツは、機種変更後のスマホで再度ダウンロードが必要です。

各アプリでのダウンロード方法がわからない場合は、アプリ提供元の公式Webサイトをご確認ください。なお、新しいスマホにデータ移行するために、引き継ぎコードの発行が必要なアプリもあります。

電子マネーのデータ移行方法

電子マネーのデータ移行方法も見ていきましょう。以下では一例として、楽天Edy、QUICPay、iD、モバイルSuica、WAON、nanacoについて引き継ぎ方法を紹介します。

楽天Edy

楽天Edyアプリは2025年6月30日をもって新規ダウンロードを停止しており、現在楽天Edyアプリの機能は楽天ペイアプリでも利用できるようになっています。

機種変更で楽天Edyを引き続き利用する場合は、楽天ペイアプリをダウンロードし、「楽天Edy」>「楽天Edyをはじめる」>「利用していた」をタップして設定します。

ただし、一部の機能は利用できない場合があるため、詳しくは公式Webサイトをご確認ください。

楽天Edy・楽天ペイアプリについて、詳しくはこちらをご確認ください。

QUICPay

Google Pay/Apple Payで利用していたQUICPayは、機種変更に伴い再登録が必要です。Androidの「Google ウォレット」やiPhoneの「ウォレット」で再度カードの登録を行いましょう。

iD

Androidスマホ同士/Androidスマホ⇔iPhoneの場合、Google Pay/Apple Payは機種変更に伴い再登録が必要です。

iPhone同士の場合、Apple Payに登録したカードは、Apple IDを登録すると引き継がれます(カードによっては再登録・セキュリティーコードの入力が必要です)。

そのほか、AndroidのiDアプリ同士のデータ移行(おサイフケータイの引き継ぎ)は、古いスマホのiDアプリで「カード」タブの「機種変更をする」から事前準備を行い、新しいスマホの「ホーム」タブの「カードを登録する」からデータを引き継ぎます。

モバイルSuica

モバイルSuicaは以下の手順で引き継ぎます。

Androidスマホ同士/Androidスマホ⇒iPhone

1.古いスマホのモバイルSuicaアプリ内の会員メニュー画面で「カードを預ける(機種変更)」をタップ
2.新しいスマホでモバイルSuicaアプリを初回起動する際に「以前の端末からSuicaを移行する(機種変更)」をタップして引き継ぎ

iPhone同士

1.古いiPhoneのウォレットでモバイルSuicaを削除(サーバーにデータを退避)
2.新しいiPhoneのウォレットで「+」>「以前ご利用のカード」からカードを追加

iPhone⇒Androidスマホ

1.iPhoneのウォレットでモバイルSuicaを削除(サーバーにデータを退避)
2.AndroidスマホのモバイルSuicaアプリの初回起動時に「以前の端末からSuicaを移行する(機種変更)」をタップして引き継ぎ

WAON

WAONは以下の手順で引き継ぎます。

Androidスマホ同士

1.モバイルWAONのトップ画面のお客様メニューから「[4]機種変更手続き」をタップし、画面の案内に沿って事前準備
2.新しいスマホでモバイルWAONアプリをインストールし、「[3]機種変更反映」から画面の案内に沿って初期設定

iPhone同士

1.古いiPhoneのウォレットでWAONを削除(サーバーにデータを退避)
2.新しいiPhoneのウォレットで「+」>「以前ご利用のカード」からカードを追加

Androidスマホ⇔iPhone

異なるOS間では残高を引き継ぐことができません。そのため、古いスマホで残高を使い切るようにしましょう。

nanaco

nanacoは以下の手順で引き継ぎます。

Androidスマホ同士/Androidスマホ⇒iPhone

1.古いスマホのnanacoアプリで、nanacoカードの画像>「機種変更(nanacoの引き継ぎ)」>「引継番号を発行する」をタップして、引継番号を取得
2.新しいスマホのnanacoのアプリの初期設定で、「機種変更」/「機種変更・再発行」のボタンから、引継番号を利用して引き継ぎ

iPhone同士

1.古いiPhoneのウォレットでnanacoを削除(サーバーにデータを退避)
2.新しいiPhoneのウォレットで「+」>「以前ご利用のカード」からカードを追加
3.nanacoアプリにカードを登録(初期設定で「アプリに追加」ボタンをタップ)

iPhone⇒Androidスマホ

残高を引き継ぐことはできません。iPhoneで残高を使い切るようにしましょう。

連絡先・写真・動画などのデータ移行方法

Androidスマホ同士/iPhone同士や、Androidスマホ⇔iPhoneの連絡先・写真・動画などのデータ移行方法を以下で見ていきましょう。

・Androidスマホ同士のデータ移行手順
・iPhone同士のデータ移行手順
・Androidスマホ⇔iPhoneのデータ移行手順

Androidスマホ同士のデータ移行手順

Androidスマホ同士は、Googleの機能により、ケーブルまたはワイヤレスで直接データ転送が可能です。初期設定のなかで、画面の案内に沿って古いスマホと新しいスマホで操作を行い、データを移行します。

そのほか、機種変更後のスマホのメーカーで提供があれば、以下のようなデータ移行アプリ・機能を利用してデータ移行をすることもできます(iPhone⇒Androidスマホのデータ移行などでも利用できます)。

・「Samsung Smart Switch Mobile」アプリ
・「かんたんデータコピー」アプリ

Androidスマホ同士のデータ移行について、詳しくはこちらをご確認ください。

iPhone同士のデータ移行手順

iPhone同士のデータ移行は、Apple公式の「クイックスタート」で実行できます。

初期設定のなかでクイックスタートの画面が表示されるので、画面の案内に沿って古いiPhoneと新しいiPhoneで操作を行い、データを転送します。

クイックスタートについて、詳しくはこちらをご確認ください。

Androidスマホ⇔iPhoneのデータ移行手順

Androidスマホ⇒iPhoneのデータ移行は、Google Playストアで提供されているApple公式のデータ移行アプリ「iOSに移行」を利用して実行できます。

また、iPhone⇒Androidスマホのデータ移行は、App Storeで提供されているGoogle公式のデータ移行アプリ「Android Switch」を利用して実行できます。

それぞれ新しいスマホの初期設定のデータ移行に関する画面で、画面の案内に沿って操作を行い、データ移行を実行します。

Androidスマホ⇒iPhoneのデータ移行について、詳しくはこちらをご確認ください。
iPhone⇒Androidスマホのデータ移行について、詳しくはこちらをご確認ください。
スマホのデータ移行方法について、詳しくはこちらをご確認ください。

機種変更前にやっておきたいこと

機種変更前の事前準備としてやっておきたいことを、以下で見ていきましょう。

不要なデータを削除する

データ移行を機に、写真・動画・アプリなどの不要なデータは削除しておきましょう。

特に、現在スマホ本体に保存しているデータ量が機種変更後のストレージ容量を上回る場合は、不要なデータを削除するか、データを外部ストレージに移すなどの作業が必要になります。

スマホの空き容量を増やす方法について、詳しくはこちらをご確認ください。

バックアップを取っておく

万が一のデータ消失に備えて、データ移行の前にバックアップを取っておきましょう。

iPhoneでバックアップを取る手順は以下のとおりです。

1.「設定」アプリ>「ユーザ名」>「iCloud」>「iCloudバックアップ」をタップ
2.「今すぐバックアップを作成」をタップ

Androidスマホでバックアップを取る手順は以下のとおりです。

1.「設定」アプリ>「システム」>「バックアップ」をタップ
2.「今すぐバックアップ」をタップ

機種変更では事前にデータ移行が必要なアプリを確認しておこう

インストール済みのアプリは、Apple・Googleの公式機能で連絡先などを移行する場合、一部またはすべてが引き継がれます。

一方、アプリ内データは、個別に引き継ぎが必要になる場合があります。LINEやゲームなどの各アプリのデータは、移行方法を事前に確認して、引き継ぎを進めていきましょう。

また、機種変更時にはスマホの料金プランの見直しもおすすめです。携帯電話会社を乗り換えて料金プランを変更すれば、今より料金が抑えられたり、もっと快適にスマホを利用できたりする可能性があります。

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楽天モバイルで販売している製品についてはこちらをご確認ください。

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