サブスクとは?意味とメリット・デメリット、利用時の注意点を解説

サブスクとは、一定期間、一定金額でサービスや商品を利用できる契約形態で、音楽・動画の配信や家電・衣服・車・住居など、多種多様な分野で展開されています。
今回は、サブスクの契約形態や主な種類を徹底解説します。メリット・デメリットや注意点、おトクに使うコツも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
サブスク(サブスクリプション)とは?

サブスク(サブスクリプション/subscription)とは、「月額課金制」で利用できるサービスです。レンタルはモノや場所に対して利用料金を支払って借りる仕組みですが、サブスクではサービスを利用する権利にお金を支払います。
身近なサブスクとしては、動画配信サービスのNetflixやAmazon Prime Video、U-NEXT、YouTube Premium、Rakuten TVなどが挙げられます。また、音楽配信サービスのApple MusicやSpotifyなども有名です。
そのほか、サブスクは、家具・食品・衣服・家電・車・住居など、幅広い分野・領域で展開されています。
サブスクの利用者が増加している理由・背景
サブスクの利用者は近年増加していますが、その理由・背景には「所有から利用へ」という消費者意識の変化があります。
消費者志向がモノからコトへと移り、大量生産大量消費の時代から「必要に応じて必要な量だけ利用する」時代に変化したことで、都度購入して所有物を増やすのではなく、「必要なときだけ利用する権利を得る」契約形態の需要が高まりました。
需要の高まりに応じて、動画や音楽、書籍をはじめとする多種多様なコンテンツのプラットフォームが普及しています。
サブスクサービスの主な種類
サブスクの主な種類や内容をご紹介します。
・動画配信サービス(映画・ドラマ・アニメなど)
・音楽配信サービス
・電子書籍サービス
・家具・家電
・車
・洋服
・化粧品
・香水
・花
・食品の宅配サービス
動画配信・音楽配信・電子書籍サービスは、スマホと相性がよく知名度が高いサブスクです。話題のドラマや漫画の独占配信、独自制作の番組配信、ミュージックビデオの配信などで、専門性やオリジナル性を提供するサービスもあります。
また、家具・家電・車を購入する場合、高額な出費になりやすく、自分にあわなかったとしても、購入してしまった以上は、長く使い続けなければいけない点がネックです。しかし、サブスクなら、期間中に好きな製品を利用でき、気に入らなければ別の製品に交換することも可能です。
車のサブスクは、車種によって料金が変動しますが、税金や諸費用も含めて月々定額で利用できるメリットがあります。
洋服のサブスクは、期間中に洋服をまとめてレンタルできます。気に入ったものはそのまま買い取れるサービスもあり、実際に着用してから購入を決めたい人におすすめです。
化粧品・香水・花には、毎月プロが選んだものが届くギフト型のサブスクがあります。化粧品が自分の肌質やイメージに適しているかどうかをチェックしたい人や、さまざまな香水を少しずつ試したい人、季節ごとに旬の花を鑑賞したい人などにおすすめです。
食品会社やお弁当屋と契約する食品の宅配サービスも、ギフト型で定期的に商品を受け取れる楽しみがあります。
上記以外にも多種多様なサブスクが存在します。詳細は、各サービスを提供している事業者の公式Webサイトでご確認ください。
サブスクのメリット

サブスクには、以下に示す6つのメリットがあります。
・都度購入するよりもおトクに利用できる
・初期費用を抑えられる
・好きなときに登録・解約できる
・毎月の支出を管理しやすい
・無料トライアル期間を設けていることが多い
・新しいジャンルに挑戦しやすい
それぞれ詳しく説明します。
都度購入するよりもおトクに利用できる
音楽・電子書籍などのコンテンツを定額で利用できるため、個別に都度購入するよりもコストを抑えられることが多く、継続的に楽しめます。多くのサブスクは数百円または数千円程度から利用可能です。
また、使用頻度が少ない洋服や香水などを定額料金のサブスクで利用すれば、無駄なお買い物を減らせる可能性があります。
初期費用を抑えられる
サブスクは、購入と比較して初期出費を抑えることが可能です。たとえば、月々数百円から数千円で利用できる映像や音楽の配信サービスであれば、複数のDVDやCDを購入するよりも費用面のハードルが大きく下がります。
また、見放題や読み放題などのサービスは、利用頻度が高ければ高いほどさらにコストパフォーマンスがよくなる傾向があります。
好きなときに登録・解約できる
サブスクは、オンラインでいつでも登録や解約が可能です。ショップに出向いて手続きをする必要はありません。
仕事や家事などで充分な時間を確保できない人や、夜間しか申し込みできない人など、個々のライフスタイルにあわせて利用しやすいでしょう。
毎月の支出を管理しやすい
食品や日用品などをスーパーやコンビニエンスストアで購入する場合、ショップごとに価格が異なり、毎月の支出に変動が生じます。
しかし、定期的に購入するものをサブスクで契約すれば、毎月の支出金額が変動しにくいため、生活費を管理しやすくなるでしょう。
無料トライアル期間を設けていることが多い
サブスクでは、無料トライアル期間が設けられている場合が多くあります。気になるサービスに「新規登録から30日間無料」などの表記がある場合は、本契約の前に無料トライアルを試すことも可能です。
なお、トライアル期間や適用条件はサービスによって異なるため、事前に確認しておきましょう。
新しいジャンルに挑戦しやすい
洋服や化粧品、香水など、頻繁に買い替えるには少しハードルの高いアイテムでも、サブスクなら気軽に試せます。
サブスクによっては、利用者の利用履歴をもとに類似のコンテンツを紹介・提案してくれる機能が搭載されている場合があります。効率的に好みのアイテムに出会えたり、新しいジャンルへの興味や関心につながったりするかもしれません。
サブスクのデメリット
サブスクにはさまざまなメリットがありますが、以下のようなデメリットもあります。
・サブスクが提供するサービス・商品は、必ずしもすべてが欲しいものとは限らない
・サブスクを利用しなくても解約しない限り費用がかかる
・サービス内容は提供会社によって変更されることがある
・解約すると手元にモノが残らない場合がある
それぞれ詳しく説明します。
サブスクが提供するサービス・商品は、必ずしもすべてが欲しいものとは限らない
サブスクが提供するサービス・商品は、必ずしも利用したいものが揃っているとは限りません。興味のないコンテンツや好みではないものが多く含まれる場合は、サブスクではなく、通常どおり購入した方がよかったと感じるケースもあるでしょう。
特定の音楽や映像の視聴が目的であれば、CDやDVDを購入する方が、サブスクよりもおトクに利用できる場合があります。
サービス・商品を利用しなくても、サブスクを解約しない限り費用がかかる
基本的にサブスクは、解約しない限り課金が継続されます。利用頻度が低いサービス・商品をサブスク契約し続けていると、購入するよりも割高になるケースがあるでしょう。
利用していない場合でも月額料金が発生するため、利用しなくなった場合は忘れずに解約手続きを行ってください。
なお、サブスクの無料トライアル期間終了後も同様で、期間終了後に自動で課金が開始される場合があるため、継続利用しない場合は忘れずに解約手続きを行う必要があります。
サービス内容は提供会社によって変更されることがある
サブスクの利用中にサービス内容が変更される可能性も考えておかなければいけません。
たとえば、動画配信サービスで見始めたドラマの配信期間が終了し、続きを視聴できなくなるケースもあります。気になるコンテンツがある場合は、「変更に関する規約をよく読む」「事業者に問い合わせる」など、事前確認を行いましょう。
解約すると手元にモノが残らない場合がある
サブスクを解約すると、手元にモノが残らない場合があります。たとえば、CDを購入すると物理的な実体がある「モノ」が手元に残り、破損しなければ10年後でも20年後でも音楽を楽しめます。しかし、サブスクの音楽配信サービスでは、解約すると手元にモノが残らず、再契約しない限り、コンテンツを楽しめません。
なお、家具や家電などのサブスクは、レンタルしている商品の買い取りが可能なケースもあります。買い取りの可否や条件は、各社の公式Webサイトでご確認ください。
サブスクの支払い方法
サブスク料金の代表的な支払い方法としては、以下の6種類が挙げられます。
・クレジットカード決済
・携帯キャリア決済
・コンビニ決済
・口座振替
・ID決済(電子マネーのiDとは異なる)
携帯キャリア決済とは、スマホの料金と一緒にサブスクの利用料金を支払う方法です。
また、ID決済とは、事前に登録した情報に基づいて決済する方法です。会員のID・アカウントと紐付けられた方法(たとえば、Amazon Pay)で決済が実施されます。IDやパスワードの入力のみ、または、QRコードの読み込みのみで支払えるため、手間がかかりません。
提供会社によって対応している決済手段は異なり、クレジットカード払いのみのケースもあります。あらかじめ確認しておきましょう。
サブスクを利用するときの注意点

サブスクは、契約を解除したら基本的に手元になにも残りません。
動画や音楽、電子書籍の配信サービスでは、解約すると、それまでにダウンロードしてオフラインで利用できていたファイルも視聴・閲覧できなくなります。
サブスクを利用するときは、以下の点に注意して契約しましょう。
・無料トライアルを利用する場合は、課金開始のタイミングと解約日時をメモする
・月内で途中解約しても、ほとんどの場合は日割りで精算されず返金されない
・料金が値上げされる可能性がある
・契約中のサブスクをリストアップする
・動画や音楽の配信サービスはデータ通信が多く発生するため、スマホで視聴する場合はデータ利用量と料金プランに注意する
・長期間利用する場合、購入する方が割安なことがある
・コンビニ決済の場合、支払いを失念すると利用を継続できない
※ 動画を視聴した場合のデータ利用量の目安はこちらをご確認ください。
無料トライアル期間は、利用開始日から○カ月の場合と、開始した月を含めて最大○カ月というパターンがあります。
前者の場合は開始日から起算されますが、後者の場合は月初でも月末でも月内の契約を1カ月目と考えるため、課金開始のタイミングが変わります。
利用するサブスクがどちらのタイプなのかよく確認しないと、想定外の出費となります。
また、複数のサブスクを契約している場合、どのサービスを契約していたか把握できなくなることもあるでしょう。利用していないサブスクに毎月課金し続けることを防ぐためにも、契約中のサブスクのリストを作成するとよいでしょう。
そのほか、契約関連では、月内で途中解約をしても日割りで計算されず、定額の料金がかかる場合があります。月額料金が将来的に値上げされる可能性もあることを頭に入れておきましょう。
さらに、利用料金以外に注意したいのがデータ利用量です。動画や音楽の配信サービスはデータ利用量が大きくなります。
Wi-Fi®接続できる環境がない場所でスマホから視聴する場合は、データ利用量に注意しましょう。
家具や家電など一部のサブスクでは、利用している製品を購入できるケースがあります。長期間利用する場合は、購入する方が割安なことがあります。各社の公式Webサイトを確認し、サブスク利用料金の合計金額と購入価格を比較したうえで、割安な方法をお選びください。
たとえば、月額料金が1,000円のサブスクを今後3年間継続する場合、利用料金の合計金額は3万6,000円です。購入価格が3万6,000円未満であれば、サブスク契約を継続するのではなく、買い取りを選択するべきです。
解約に関するトラブルが発生した場合の対処法
サブスクをスマホ用アプリで利用する場合、一般的にアプリをアンインストールするだけではサブスク契約を解約できません。事前にサブスクの提供元の公式Webサイトなどを確認し、解約方法を正確に把握したうえで利用を開始してください。解約手続きが完了しない限り、料金が発生し続けます。
以下で、iPhoneとAndroid™それぞれのサブスクの解約方法の一例を紹介します。
iPhone(App Storeからアプリをインストールして契約した場合)のサブスク解約方法は以下です。
1.「設定」アプリを開き、画面上部に表示される自分の名前をタップする
2.「サブスクリプション」をタップする
3.解約したいサブスクを選択し、「サブスクリプションをキャンセル」をタップする
4.「キャンセルを確認」が表示されたら「確認」をタップする
Android(Google Playからインストールして契約した場合)のサブスク解約方法は以下です。
1.「Google Playストア」アプリを開く
2.画面右上に表示されているメニュー(三本線のマーク)または自分のアイコンをタップする
3.「お支払いと定期購入」>「定期購入」の順にタップする
4.解約したいサブスクを選択し、「定期購入を解約」をタップする
5.「解約の理由」を選択し、「次へ」>「定期購入を解約」の順にタップする
上記の方法で、サブスク契約を解約できなかった場合は、サブスクの提供元に解約方法を問い合わせましょう。問い合わせても解決できない場合や不安がある場合は、消費生活センターにご相談ください。また、弁護士への相談も選択肢のひとつです。
サブスクをおトクに使うコツは?

サブスクでは、年間契約を選択すると、月額課金の契約よりも1~2カ月分程度、利用料金が割安になるケースがあります。利用頻度が高いサブスクは、年間契約を選ぶとおトクです。
自分のニーズにあったサブスクをじっくり選ぶことが、サブスクを無駄なくおトクに使うコツです。サブスクを利用する目的や利用料金、頻度、ポイント還元を受けられる支払い方法などを踏まえ、コストパフォーマンスのバランスを検討しましょう。
たとえば、動画配信サービスを利用する際、自分の好きなドラマや映画がどれくらい配信されているのかを確認するべきです。そして、視聴時間をどれくらい捻出できるのかを考えましょう。必ずしもサブスクが最善の手段とは限りません。
ライフスタイルによっては、買い切りやレンタルの方が、結果的に利便性が高いこともあります。
反対に、「あまり使わないと思っていたものの、実際に利用したところ、想定以上に利用頻度が高い」という方もいるでしょう。「サブスクで見放題だからこそ、思い切って新しいジャンルを楽しめる」という場合もあります。
無料トライアルがある場合は、実際に一定期間サービスを利用して、自分にあうか確認してみましょう。
自分にあったサブスクを利用しよう
サブスクは便利なサービスですが、変動費を固定費に変えることになるため、利用頻度や利用料金を検討したうえで選びましょう。
自分にあったサブスクなら、今までよりもずっとおトクにさまざまなサービスを利用できるはずです。
スマホで動画再生したり、音楽やゲームを楽しんだりすると、データ利用量が増えてしまいます。
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