FaceTimeとは?無料でビデオ通話をするための設定方法と使い方

FaceTimeとは?無料でビデオ通話をするための設定方法と使い方
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2024.04.23

iPhoneやiPadなど、Apple社製品で使用できるFaceTime(フェイスタイム)というアプリをご存知でしょうか。「名前は聞いたことがある」「アイコンは知っているが使い方がわからない」という方も少なくないでしょう。

FaceTimeはApple社製品だけでなく、条件を満たせばAndroid ™やWindows製品とも通話ができるビデオ通話アプリです。インターネットの接続は必要になりますが、無料で使用でき、高画質・高音質のビデオ通話が楽しめます。

今回はFaceTimeについて、実際の使用方法やメリット、注意点について解説していきます

目次

FaceTimeとはどういう機能?

FaceTimeはApple社が提供する無料のビデオ通話・音声通話アプリです。iPhoneやiPadだけでなく、MacやiPod touchでも使用可能です。

FaceTimeが楽しめるiPhone・iPad・iPod touchのバージョンは、インターネットへの接続方法で異なります。

1 Wi-Fi®に接続している場合
iPhone 4 以降、iPad Pro (全モデル)、iPad 2 以降、iPad mini (全モデル)、iPod touch 第 4 世代以降。
2 モバイルデータ通信に接続している場合
モバイルデータ通信プランでは、iPhone 4s 以降、iPad Pro (全モデル)、iPad (第 3 世代以降)。

FaceTimeには、使用するにあたって、いくつかのメリットと注意点があります。具体的にそれぞれ内容を見ていきましょう。

FaceTimeのメリット

FaceTimeのメリットとしては、以下の点が挙げられます。

  • 通話料金がかからない
  • 電話番号が分からない相手とも通話できる
  • iPhoneにプリインストールされていてすぐに使える
  • リンクを送ればAndroidやWindows製品とも通話が可能

FaceTimeはインターネット回線による通話のため、通常の電話とは異なり、通話料金は発生しません。

また、電話番号以外にも登録済みメールアドレスを宛先にして電話をかけることができる点も通常の電話にはないメリットです。

そのほか、iPhoneにはFaceTimeアプリがプリインストールされているためすぐに利用でき、iPhone同士の連絡手段として活躍してくれます。

なお、iOS 15以降や macOS Monterey 以降のiPhoneやMacなどから招待リンクを送ることで、Android・Windows製品とも通話が可能です。

FaceTimeを利用する際の注意点

FaceTimeを利用する際は、以下の点に注意しましょう。

  • データ利用量が発生する
  • 通信環境によって影響を受ける
  • Android・Windows製品からiPhoneにFaceTimeの発信はできない

FaceTimeでは、データ通信が発生します。特にビデオ通話を長時間利用したりすると、データ利用量が大きくなるので注意が必要です。

また、携帯電話回線やWi-Fiなど、接続している回線の通信環境の影響を受ける点にも注意が必要です。通信速度が低速だったり混雑していたりすると、音声や映像の品質が低下するなど、快適に通話できないことがあります。

そのほか、iPhoneやMacなどからリンクを送ってAndroid・Windows製品とFaceTimeで通話することはできますが、Android・ Windows製品から発信はできません。

FaceTimeの使い方

FaceTimeはiOSの標準アプリであるため、最初に起動した時点でインストールされています。以下のようなアイコンか、もしくは「設定」からアプリの設定を行えます。

それでは実際の利用方法について見ていきましょう。

1)FaceTimeをオンにする

FaceTimeアプリを利用するためには、まず初めにアクティベーションが必要です。アクティベーションとは、アプリを有効化することを指します。アクティベーションには、以下の2つの方法があります。

• アプリから設定する
FaceTimeアプリをタップして起動し、「続ける」をタップします。「FaceTimeにApple IDを使用」をタップして、Apple IDでサインインします。
• 設定画面から設定する
「設定>FaceTime」の順にタップし、FaceTimeのスライドを右にスライドさせて機能をオンにします。続いて、「FaceTimeにApple IDを使用」をタップしてサインインします。

2)FaceTime通話をかける

FaceTimeアプリを起動し、右上の「新規FaceTime」をタップします。

入力フィールドに、通話したい相手の名前または番号を入力しましょう。FaceTimeビデオ通話をかけるときは 、FaceTimeボタンをタップします。オーディオ通話をかけるときは、通話ボタンをタップします(一部の国や地域では利用できません)。「連絡先」からも、FaceTime通話をかけられます。通話をかけたい相手を選び「FaceTime」アイコンまたはFaceTimeの横にあるビデオや通話のアイコンをタップすると、選択した相手にFaceTimeで音声通話またはビデオ通話がかけられます。

FaceTime通話中にほかの通話がかかってきた場合

FaceTimeは通話の割り込み機能に対応しています。もしFaceTimeで通話中にほかの人から通話がかかってきた場合は、3つの対応ができます。

• 現在の通話を切って新しい着信に出る
• 現在の通話を保留して新しい着信に出る
• 新しい着信を拒否する

FaceTimeで画面共有する

 FaceTimeには画面共有の機能があります。通話している相手に画面共有して写真を見せたり、Webを一緒に閲覧したりすることが可能です。

FaceTimeで画面共有する手順は、次のとおりです。

1. FaceTime 通話をかける
2. 「コンテンツを共有」ボタン>「画面を共有」の順にタップする

なお、「コンテンツを共有」>「画面を共有」>「既存の項目と置き換える」の操作で、ほかの人から画面共有を引き継ぐこともできます。

AndroidやWindows製品からFaceTime通話に参加する

iPhoneでは、FaceTimeアプリ内の画面上部付近にある「リンクを作成」から、リンクの作成・送信が可能です。
Android・Windows製品側では、リンクを受け取ったらそのリンクを開き、「続ける」>「参加」を順に選択すると、iPhone側での承認後に、通話が開始されます。

ビデオメッセージを収録する

iOS 17の新機能として「ビデオメッセージ」があります。ビデオ通話に相手が応答しなかったときに、ビデオメッセージを収録して残すことが可能です。

「ビデオ収録」をタップし、5から1のカウントダウンが終わったらメッセージを撮影します。収録語、送信ボタン(上矢印のボタン)をタップするとメッセージを送信できます。

そのほかのFaceTimeの便利な機能

そのほかのFaceTimeの便利な機能も見ていきましょう。

  • ミー文字
  • FaceTime Live Photos
  • 背景音の遮断機能

ミー文字

Face IDを搭載したiPhoneの場合はFaceTimeを利用するときに、ミー文字と呼ばれるアバターを利用できます。ミー文字は顔認証の機能を利用して、ビデオ通話時にアバターの表情が実際の表情と同じように動くアニメーション機能です。

ビデオ通話で顔を出したくないときにミー文字を利用すれば、素顔と同様に表情豊かな会話ができます。

FaceTime Live Photos

ビデオ通話中に家族や友人の様子を撮影したいときに便利なのが、FaceTime Live Photosです。通話中にシャッターボタンをタップすると、ビデオ通話中の相手の様子を簡単に撮影できます。

なお、撮影すると、自分と通話相手の両方に写真が撮影されたという通知が届きます。

背景音の遮断機能

FaceTimeでは「声を分離」を有効にすることで、通話の声を優先的に拾い、周囲の雑音を遮断してくれます。

FaceTimeでの通話中に、画面の右上隅から下にスワイプしてコントロールセンターを開き、「マイクモード」をタップすると、「声を分離」が選択できます。

FaceTimeのトラブル例と対処法

FaceTimeの利用開始時・利用中に、発生しやすいトラブルがいくつか存在します。FaceTimeの利用を始めたいのに認証が進まない「アクティベートエラー」や、通話をかけたいのにつながらないなど、よくある問題と解決方法をご紹介しましょう。

FaceTimeでアクティベートエラーが発生する

FaceTimeを利用するには、iPhoneやiPadなどでアクティベート(認証)をする必要があります。通常はすぐに終了しますが、まれにアクティベーションに時間がかかったり、エラーが発生したりします。

FaceTimeのアクティベートエラーの場合、以下のいずれかのメッセージが表示されます。

• アクティベーション中
• アクティベートできませんでした。
• アクティベーション中にエラーが起きました。
• サインインできませんでした。ネットワーク接続を確認して、やり直してください。

このようなメッセージが発生した場合、以下の手順で対処します。

1 iPhoneやiPad、iPod touchの設定を確認する

Wi-Fiまたはモバイルデータ通信に接続されていることを確認します。インターネット回線を利用する機能なので、どちらかの方法でオンラインになっていないと利用できません。

また、タイムゾーンの設定が誤っているとエラーが起きるので「設定>一般>日付と時刻」の順にタップして、現在利用している地域とタイムゾーンがあっていることを確認してください。

2 FaceTimeをオフにして再起動する

「設定>FaceTime」の順にタップして、FaceTimeの横にあるスライドを左にスライドさせて機能をオフにします。その後、再起動してからオンにするとアクティベーションが完了することがあります。

3 どうしても解決しない場合はAppleサポートへ

FaceTimeのアクティベーションには、最長で24時間かかる場合があります。上記の対処法を試したうえで、24時間経過してもアクティベートエラーが出る場合は、Appleサポートへ連絡してみましょう。

FaceTime通話ができない

FaceTimeの利用には、モバイルデータ通信またはWi-Fiが必要です。まずネットワークに接続できているか確認してください。

また、一部の国と地域ではFaceTimeが利用できないケースがあります。FaceTimeをしたい相手が該当地域にいる場合は使用できません。

FaceTimeの地域などの詳細はこちらをご確認ください。

それ以外の理由でFaceTimeの通話が受発信できない場合、以下の可能性が考えられます。

1 FaceTimeを使いたいApple社製品がインターネットに接続できていない
インターネットとの接続が切れているとFaceTimeは利用できません。モバイルデータ通信もしくはWi-Fiに接続できているか確認してください。また、ネットワークの通信状態が悪いとうまく接続できなかったり、画質・音質が悪化したりします。

2 モバイル通信の設定でFaceTimeがオンになっていない
「設定>モバイルデータ通信」の順にタップして、FaceTimeのスライドを右にスライドさせてオンにします。

3 FaceTimeの設定がオフになっている、設定内容が間違っている
「設定>FaceTime」の順にタップして、FaceTimeのスライドがオンになっていることを確認してください。

FaceTimeアプリがなくなってしまった場合

FaceTimeアプリが見つからない場合や、誤って削除してしまった場合、以下の方法で復元できます。

1  設定でFaceTimeが非表示になっていないか確認する
「設定>スクリーンタイム>コンテンツとプライバシーの制限」の順でタップし、「コンテンツとプライバシーの制限」をオフにしてください。

スクリーンタイムを利用する場合は、「許可されたApp」をタップして、カメラとFaceTimeの許可がオンになっていることを確認してください。カメラに対してスクリーンタイムが有効になっている場合、FaceTimeは利用できません。

2 アプリが削除されていないか確認する
SpotlightまたはSiriを使ってFaceTimeアプリを検索し、削除していないか確認します。もし削除されている場合は、iPhoneやiPad、iPod touchのデータを一度バックアップしてから復元します。

バックアップと復元についての詳細はこちらをご確認ください。

FaceTimeで着信拒否をする

 連絡先に登録されていると、誰でも送れるのがFaceTimeのメリットですが、FaceTimeを楽しむ関係ではない相手から通話がかかってくる場合があります。

着信拒否をしたい場合は、電話番号、連絡先、もしくはメールアドレスの横にある「情報ボタン」をタップして、下にスクロールし、「この発信者を着信拒否」をタップします。

無料で高画質・高音質のビデオ通話ができるFaceTimeを楽しもう

FaceTimeはモバイルデータ通信やWi-Fiがあれば、誰とでも手軽にビデオ通話が楽しめる便利なアプリです。連絡先アプリと連携しているので、操作方法がわからない人でも、連絡先から電話をかけるようにビデオ通話を利用できます。

しかし、ビデオ通話はとても多くのデータ通信量を使用します。FaceTimeを楽しむのであれば、データ通信をたっぷり使える携帯電話会社を選択すれば安心です。

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