携帯代の平均はどれくらい?料金が高くなる理由や節約方法を解説
スマホやフィーチャーフォンでかかる毎月の携帯代は普通どれくらいなのか、自分はほかの人より高いのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
特に毎月の携帯代が平均額を大幅に上回る場合は、積極的に見直しを考えたいところです。いくつかの節約方法を実践すると、今より料金が抑えられる可能性があります。
今回は携帯代の平均額や携帯代が高くなる理由、携帯代の節約方法を紹介します。ぜひこの機会に料金を見直していきましょう。
毎月かかる携帯代の平均はどれくらい?
総務省「携帯電話の料金等に関する利用者の意識調査(2021年)」によると、毎月の携帯電話会社への総支払額、通信料金(音声通話料金、データ通信料金など)、端末代金の推計平均はそれぞれ次のとおりです。
調査時期 |
総支払額 |
通信料金 |
端末代金 |
---|---|---|---|
2019年9月調査 |
約6,920.6円 |
約4,287.3円 |
約3,706.3円 |
2020年3月調査 |
約5,979.3円 |
約3,772.5円 |
約3,333.2円 |
2020年9月調査 |
約6,010.5円 |
約3,451.9円 |
約2,918.3円 |
2021年3月調査 |
約5,824.8円 |
約3,297.1円 |
約2,717.4円 |
※出典:総務省「携帯電話の料金等に関する利用者の意識調査(2021年)」
2019年9月調査から2021年3月調査にかけて、毎月の携帯代の総支払額推計平均は6,000円前後を推移しています。2021年3月調査では総支払額推計平均は約5,824.8円で、通信料金の推計平均が約3,297.1円、端末代金の推計平均が約2,717.4円です。
また、総務省「家計消費状況調査(2022年)」によると、世帯人員別の毎月の「スマートフォン・携帯電話などの通信、通話使用料」「スマートフォン・携帯電話の本体価格」のひと月あたりの平均額は次のとおりです。
世帯人員 |
スマートフォン・携帯電話などの通信、通話使用料 |
スマートフォン・携帯電話の本体価格 |
---|---|---|
1人 |
5,250円 |
823円 |
2人 |
8,688円 |
970円 |
3人 |
13,064円 |
1,710円 |
4人 |
15,726円 |
2,114円 |
5人 |
17,456円 |
2,240円 |
6人~ |
21,036円 |
2,010円 |
全体平均 |
9,543円 |
1,243円 |
生活費の携帯代を見直すときは、世帯人員別の平均額もあわせて比較してみましょう。
携帯代の内訳
携帯代の内訳としては、主に以下の項目があります。
- 基本料金
- 通話料金
- オプション料金
- スマホの本体代(分割払い)
料金プランの「基本料金」、通話時間に応じて発生する「通話料金」、オプションに加入した場合に発生する「オプション料金」などが、利用料金として挙げられます。
そのほか、スマホを分割払いで購入した場合は本体代の支払いも必要です。
携帯代が高くなる理由
携帯代が高くなるときの理由としては、主に以下が挙げられます。
- 料金プランが高い
- 通話料金が高い
- オプションに加入している
- スマホの本体代が高い
携帯代が高くなっているときは、携帯代の内訳として紹介した4項目のいずれかが高くなっていることが考えられます。
それぞれの理由を、以下で詳しく見ていきましょう。
料金プランが高い
携帯電話の料金プランは、月額1,000円を切るものから月額7,000円を超えるものまで幅広くあります。より高額な料金プランを契約している場合には、その分だけ毎月の携帯代も高くなります。
通話料金が高い
通話料金が原因で携帯代が高くなる場合もあります。
OS標準の電話アプリからの通話料金は、通話定額のオプションに加入していない限り、使った分だけ料金が発生する従量課金となります。長電話をしたり、頻繁に電話をかけたりすると、通話料金が高額になる可能性もあるので注意が必要です。
オプションに加入している
オプションへの加入が原因で毎月の携帯代が高額になっているケースもあります。
ひとつひとつのオプションの料金が高額であることは少ないですが、複数のオプションを利用すると金額が大きくなることがあります。
スマホの本体代が高い
スマホの本体代が高く、携帯代の支払いが高くなっている場合もあります。
スマホの本体代の価格には幅があり、2万円台のものから20万円を超えるものまでさまざまです。
必要以上に高額なスマホを使用している場合は、次の買い替えで自分に合ったスマホを選んで、上手に節約したいところです。
携帯代を節約する方法
携帯代を節約するための具体的な方法を見ていきましょう。料金プラン、通話料金、オプション料金、本体代のそれぞれで料金を安くするための方法があります。
- 料金プランを見直す
- 通話料金を節約する
- 加入しているオプションの見直しをする
- スマホの本体代を安くする
料金プランを見直す
料金プランが高い場合には、料金プランの変更を検討しましょう。
特にデータ利用量が少ないのに大容量の料金プランを契約している場合には、低容量の料金プランに変更することで料金を抑えることができます。毎月のデータ利用量は、携帯電話会社の会員ページなどから確認が可能です。
また、長期間同じ料金プランを契約し続けている場合には、最新の料金プランに変更することで料金を抑えられることがあります。長期で料金プランを変更していない方は、最新の料金プランへ変更することを検討しましょう。
なお、本格的に料金を見直すなら、携帯電話会社の乗り換えも選択肢のひとつです。他社も含めて料金プランを検討することで、料金がより抑えられる可能性があります。
通話料金を節約する
毎月の通話料金が高い場合には、通話定額オプションへの加入を検討しましょう。オプション料金がかかりますが、それ以上に通話料金が節約できる可能性があります。
通話の定額オプションとしては、「国内通話がかけ放題」「○分までの通話が何度でも無料」などがあります。普段の通話の傾向を振り返りながら、必要なオプションに加入しましょう。
また、携帯電話会社によっては、通話料金が安くなる通話アプリが用意されている場合もあります。通話アプリを活用して通話料金を節約するのも方法のひとつです。
加入しているオプションの見直しをする
オプションに加入している場合は、見直しを検討しましょう。
料金プランを契約するタイミングなどで必要と感じて加入したオプションも、利用する中で不要になっている可能性もあります。
オプションは一度解約しても再度加入できるものもあるため、定期的に見直すとよいでしょう。購入時や申し込み時のみ加入できるオプションもあるため、オプションごとに契約内容の確認が必要です。
なお、オプションへの加入状況は、携帯電話会社の会員ページから確認できます。
スマホの本体代を安くする
スマホを買い替える際に本体代を安価に抑えて、携帯代を節約する方法もあります。
ゲームをすることが少ない、高性能なカメラや機能が必要ない方は、高価格帯モデルではなく、中価格帯の製品を中心にスマホ選びをすると本体代が抑えられます。
また、製品購入サポートプログラムを利用して負担額を抑える方法もあります。
製品購入サポートプログラムは、「○〇カ月目以降にスマホ製品を返却」などの条件を満たすと残りの支払いが免除されるものです。製品購入サポートプログラムの返却までの期間が、ご自身の買い替えのサイクルとあう場合は、加入を検討してみましょう。
携帯代の平均を確認して毎月の支払いを見直そう
毎月の携帯電話会社への総支払額の平均額は、総務省の「携帯電話の料金等に関する利用者の意識調査(2021年)」によると1カ月あたり約5,824.8円です。
携帯代の内訳としては、主に料金プラン、通話料金、オプション、スマホの本体代があり、携帯代が高い場合にはいずれかの料金が高額になっていることが考えられます。
ぜひ料金の内訳をひとつずつ確認して、毎月の携帯代を見直していきましょう。
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