Android™のスマホを紛失したら「デバイスを探す」で探そう!設定方法や使い方を解説

Android™のスマホを紛失したら「デバイスを探す」で探そう!設定方法や使い方を解説
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2024.05.14

Android™のスマホをなくしてしまい、困った経験はありませんか。もしくは、今まさにスマホの場所がわからず、探していませんか。

Androidのスマホは、「デバイスを探す」というGoogle公式のアプリやWebページから、現在の場所を探したり、音を鳴らしたり、メッセージを表示できます。

今回は使い方を知っておくと紛失や盗難時も安心な「デバイスを探す」の機能や、使い方を詳しく解説します。

目次

Googleの「デバイスを探す」とは?アプリの機能について知ろう

「デバイスを探す」はGoogleの公式アプリです。標準インストールされているアプリですが、見当たらない場合はGoogle Playからインストールできます。

「デバイスを探す」では、現在ログインしているGoogleアカウントに紐づけられたスマホやタブレット、Chromebook、Pixel Watchなどのデバイスが、最後に検出された場所と、最後に利用された時間を表示します。

また、オンラインでGPSが利用できる場合は、現在の大まかな位置や、接続しているネットワーク、バッテリー残量などを表示します。

アプリ以外でも「スマートフォンを探す」もしくは「デバイスを探す」というWebページからデバイスの位置を検索できます。

「デバイスを探す」で利用できる5つの機能

「デバイスを探す」では、以下の5つの機能が利用できます。スマホをなくしてしまった状況に応じて、必要な機能を使い分けましょう。

1)場所を特定し、接続しているWi-Fi®のSSIDやバッテリー残量を確認できる
探しているスマホの場所を特定してマップに表示し、スマホが接続しているモバイルデータ通信やWi-FiのSSID、現在のバッテリー残量を表示します。

2)着信音を鳴らす
「音を鳴らす」をタップすると、最大音量で着信音が鳴ります。スマホがミュート状態になっていても着信音が鳴るため、近くにある場合は探しやすくなります。どこかに置き忘れてしまったときでも、周りの人に気づいてもらえるでしょう。

3)デバイスをロックしてGoogleアカウントからログアウト
勝手にスマホを使われたり、画面に表示される通知から個人情報が流出したりしないように、スマホをロックしてGoogleアカウントからログアウトします。ログアウトしても、スマホやそのほかのデバイスの現在位置の追跡は可能です。

4)スマホ画面に見つけてくれた人に向けてのメッセージを表示
デバイスをロックしてGoogleアカウントからログアウトするときに、スマホ画面にメッセージを表示できます。見つけてくれた人から連絡が欲しい場合は、連絡先や電話番号を表示しておくとよいでしょう。

5)スマホのデータを完全に消去
スマホに残っているさまざまなデータを完全に消去して、初期化する機能です。スマホが見つからずにバッテリーが切れそうなときや、探している間にも個人情報の流出が不安なときなど、スマホを手元に取り戻すのが難しいとき役立ちます。

「デバイスデータを消去」を使うと、バックアップされていなかったデータはすべて消えてしまいます。また、デバイスの位置を特定できなくなるため、利用するときには注意が必要です。

「デバイスを探す」の設定方法と利用条件

「デバイスを探す」アプリは、Google公式アプリのためAndroidのスマホには基本的に最初からインストールされています。もし見つからない場合は、Google Playからインストールしましょう。

また「デバイスを探す」アプリを使うには、スマホの「デバイスを探す」機能がオンになっている必要があります。

多くのスマホで標準設定としてオンになっていますが、設定がわからない場合や、設定を確認したい場合は「設定>セキュリティとプライバシー>デバイスを探す>デバイスを探す」で「「デバイスを探す」を使用」がオンになっているか確認しましょう。

「デバイスを探す」アプリを起動し、自分のスマホと「このデバイス」という表示が出ていたら設定完了です。

「デバイスを探す」を利用してスマホを探せる条件

「デバイスを探す」を利用するには、設定のほかにいくつかの条件が必要です。

1)スマホがオンラインになっていること
「デバイスを探す」でスマホを探すためには、モバイルデータ通信やWi-Fiに接続している必要があります。

接続しているネットワークを通じて現在の位置を特定し、「デバイスを探す」に情報を送信しているため、電源が入っていてもオフラインの状態では、直前にオンラインになった都道府県と市までしかわからず、正確な位置を特定できません。

2)バッテリー残量がある程度残っていること
バッテリーの残量が少ない場合、設定によってはバッテリーセーバーが起動してしまいます。

そのため、位置情報サービスや、位置情報を取得するためのWi-Fiスキャン、Bluetooth®スキャンが停止して位置情報が取得できず、最新の場所がわからなくなってしまいます。

3)探しているスマホと、WebページやアプリにログインしているGoogleアカウントが同一であること
スマホをはじめとするデバイスは、Googleアカウントと紐づけられています。そのため、「デバイスを探す」にログインしているGoogleアカウントと、スマホにログインしているアカウントが一致していなければいけません。

「デバイスを探す」の使い方

「デバイスを探す」で、実際にスマホを探してみましょう。

・スマホが2台ある場合
片方のスマホを紛失した場合は、手元にあるスマホの「デバイスを探す」を起動します。

デバイスの一覧で探したいスマホをタップしてください。

探しているスマホの位置が表示されました。画面に現在の場所や残りのバッテリー、可能な操作が表示されます。現在位置と近い場合は着信音を鳴らすなどして探してみましょう。

離れた場所にある場合は、スマホをロックして画面にメッセージや連絡先を表示できるようにしておくと、拾った人が届けやすくなります。

・手元にスマホがない場合
もし手元にスマホがない場合は、パソコンから探すことも可能です。

パソコンからデバイスを探すには、「スマートフォンを探す」のWebページへアクセスしましょう。次に、一覧から探したいスマホをクリックします。

アプリと同様の画面が表示されるので、スマホを鳴らしたり、ロックをしてメッセージを表示したりしましょう。

「デバイスを探す」を利用するときに気をつけたい注意点

スマホをなくしたときに便利な「デバイスを探す」ですが、利用するときに気をつけたいポイントがあります。すでに解説してきた内容も含めて、改めて注意点を確認していきましょう。

1)電波が入らない状態やバッテリーが不足していると場所が特定できない
「デバイスを探す」では、GPS、モバイルデータ通信、Wi-Fi、Bluetoothなどのさまざまなデータ通信を通じて場所を特定しています。

そのため、電波が入らない状態や、データ通信を制限するバッテリーセーバーが起動している状態では、スマホの場所を特定できなくなります。

数時間程度であれば最後にオンラインになった場所をマップに表示できますが、数日が経過すると都道府県と市までしかわからなくなってしまうので、紛失したときはすぐに探すことが大切です。

2)着信音の鳴らしすぎに注意
「デバイスを探す」では、着信音を5分間鳴らせる機能があります。スマホがマナーモードになっていても着信音が鳴り、探しやすくなる反面、あまり音を鳴らしすぎるとバッテリーがなくなり、スマホを探せなくなってしまう恐れがあります。

「デバイスを探す」で電池残量を確認し、スマホの電池残量が少なくなっている場合は、連絡先を表示する機能を活用しましょう。

3)デバイスデータを消去すると、デバイスの位置を特定できなくなる
「デバイスデータを消去する」機能は、スマホを始めとするデバイスのデータをすべて削除して初期化します。そのため、Googleアカウントとの紐づけも解除されるので、以後デバイスの位置を特定できなくなります。

また、バックアップされていなかったデータはすべて消去されて取り戻せなくなるので、削除する際には注意してください。

iPhoneを紛失したときは?「探す」でiPhoneを見つけられる

iPhoneを紛失した場合は、Androidと同様に「探す」というアプリやWebページで探せます。

「探す」アプリはiPhoneだけでなく、iPadやAirPodsなどのApple製品も探せるだけでなく、友人や家族の位置をチェックしたり、位置情報を共有したり、さまざまな使い方が可能です。

iPhoneの「探す」については、こちらを確認ください。

Androidのスマホをなくしたら、Googleの「デバイスを探す」で見つけよう

Androidのスマホが見つからないときには、「デバイスを探す」機能が役立ちます。事前に準備しておけば、スマホの位置情報の確認や、着信音でのお知らせ、見つけてくれた人へのメッセージ表示など、遠隔でさまざまな操作ができます。

ただし外出先や旅行先でスマホを紛失してしまった場合は、注意が必要です。「デバイスを探す」でスマホが見つかっても、取りに戻るまでの間に盗難されてしまう恐れがあります。

また警察に遺失届を出さなければ、紛失時の保険や補償を受けられないこともあるため、あらかじめ警察で手続きをしておきましょう。

また、「デバイスを探す」があっても、スマホのバッテリーが切れたり、電波が入っていなかったりすると、スマホを探せません。さらに海外での紛失・盗難の場合は、たとえ地図上でスマホが見つかっても回収できないこともあります。

スマホは高価なものなので、万が一に備えて紛失盗難オプションに加入するとより安心できるでしょう。

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