LINEの引き継ぎ方法は?条件や事前準備、注意点などを紹介

LINEの引き継ぎ方法は?条件や事前準備、注意点などを紹介
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2025.04.24

LINEの引き継ぎの操作方法は、スマホのOSや以前のスマホの有無によって異なります。

トーク履歴などの大切なデータを残しておくためにも、あらかじめLINEの引き継ぎ方法を知っておきましょう。

今回はLINEの引き継ぎ方法や条件、事前準備、注意点などを紹介します。全体の流れを押さえて、スムーズにLINEの引き継ぎを進めましょう。

目次

引き継げるLINEのデータ

まず押さえておきたいのが、引き継げるLINEのデータの種類です。

機種変更の前後で引き継ぎができるLINEのデータは以下のとおりです。

・トーク履歴(iPhone⇔Android™は直近14日のみ)
・アルバムやノートに保存中のデータ
・友だちリスト
・購入したスタンプ
・LINEスタンププレミアムの利用情報
・LINE Pay・LINEポイント残高
・自分のプロフィール情報(LINE IDやアイコン)
・ステータスメッセージ
・グループ
・Keepに保存中のデータ
・LINE VOOMの内容
・LINE連動アプリ・サービスの情報(iPhone同士/Android同士のみ)
・購入済みのLINEコイン残高(iPhone同士/Android同士のみ)

場合によっては引き継げないデータもある

iPhoneからAndroid、あるいはAndroidからiPhoneのように異なるOS間での引き継ぎでは、以下のデータは引き継ぎができないので、事前に確認しておきましょう。バックアップをしていても、15日以上前のトーク履歴は引き継ぎできない点は特に注意してください。

・15日以上前のトーク履歴
・購入済みのLINEコイン残高
・トークルームの背景画像
・LINEマンガの購入済みマンガコイン

なお、通知音の設定は機種変更前後のスマホにかかわらず、引き継ぎはされません。機種変更後に再度設定しましょう。

LINEを引き継ぐための条件

LINEを引き継ぐための条件は以下のとおりです。

・引き継ぎ前のスマホが手元にありLINEにログインできる
・LINEアカウントに電話番号とパスワードを登録している
・LINEアカウントにApple IDまたはGoogle アカウントを連携させている

上記のいずれかを満たしているなら、引き継ぎは可能です。

引き継ぎ前のスマホが手元にあるなら、LINEの引き継ぎをスムーズに進められます。

仮に、引き継ぎ前のスマホが手元になくても、LINEアカウントに電話番号とパスワードを登録、またはApple IDやGoogle アカウントを連携していれば問題はありません。

以前のスマホが手元にある場合のLINEの引き継ぎ方法

以前のスマホが手元にある場合のLINEの引き継ぎ方法を順番に解説します。

iPhoneからiPhoneへのLINEの引き継ぎ方法

iPhoneからiPhoneへ引き継ぐ場合は、クイックスタートがおすすめです。

クイックスタートは、ワイヤレスでiPhone同士のデータ移行ができるApple公式の機能です。新しいiPhoneの初期設定の画面から、クイックスタートを実行できます。

クイックスタートについて詳しくはこちらをご確認ください。

クイックスタートを利用したLINEの引き継ぎの流れは、次のとおりです。

1.クイックスタートを実行
2.新しいiPhoneで「LINE」アプリを起動
3.「本人確認する」をタップ
4.電話番号を入力してSMS認証を実行
5.パスワードを入力して完了

クイックスタートを実行した後、新しいiPhoneでSMS認証とパスワードの入力を行うことで引き継ぎができます。

LINEに登録している電話番号は、「ホームタブ」>「設定(歯車のアイコン)」>「アカウント」から確認できます。

パスワードは、「アカウント」の画面から設定の有無の確認、変更が可能です。パスワードの確認ができず、忘れてしまった場合は新しいパスワードに変更する必要があります。

AndroidからAndroidへのLINEの引き継ぎ方法

AndroidからAndroidへLINEを引き継ぐ場合、QRコードを用いた方法がおすすめです。

1.新しいスマホで「LINE」アプリを起動し、「ログイン」をタップする
2.「QRコードでログイン」をタップする
3.「QRコードをスキャン」をタップする
4.以前のスマホでQRコードを表示する
5.新しいスマホでQRコードを読み取る
6.以前のスマホで本人認証を実行する(顔認証、指紋認証、パスコード)
7.新しいスマホで「ログイン」をタップする
8.トーク履歴の復元を実行する
9.画面に従って引き継ぎを完了する

以前のスマホのLINEアプリで「ホームタブ」>「設定(歯車のアイコン)」>「かんたん引き継ぎQRコード」の順に操作すると、QRコードを表示できます。画面に従ってQRコードの読み取りなどを行い、引き継ぎを完了させましょう。

異なるOSへのLINEの引き継ぎ方法

iPhoneからAndroid、あるいはAndroidからiPhoneのように、異なるOSへLINEを引き継ぐ場合は、QRコードを用いた方法がおすすめです。

1.新しいスマホで「LINE」アプリを起動し、「ログイン」をタップする
2.「QRコードでログイン」をタップする
3.「QRコードをスキャン」をタップする
4.以前のスマホでQRコードを表示する
5.新しいスマホでQRコードを読み取る
6.以前のスマホで本人認証を実行する(顔認証、指紋認証、パスコード)
7.新しいスマホで「ログイン」をタップする
8.トーク履歴の復元を実行する
9.画面に従って引き継ぎを完了する

ただし、事前にバックアップを作成していても、異なるOSへLINEを引き継ぐと、15日以上前のトーク履歴や購入済みのLINEコイン残高などは引き継げません。

引き継げないトーク履歴はスクリーンショットを撮り、LINEコインは使い切ってから引き継ぎましょう。

以前のスマホが手元にない場合のLINEの引き継ぎ方法

以前のスマホがすでに手元になく、新しいスマホで電話番号が同じ場合は、電話番号によるSMS認証でLINEの引き継ぎができます。

SMS認証でLINEの引き継ぎをする手順は、次のとおりです。

1.新しいスマホで「LINE」アプリを起動し、「ログイン」をタップする
2.「電話番号でログイン」をタップする
3.電話番号を入力し、SMS認証を行う
4.表示されたアカウントを確認し、「はい、私のアカウントです」をタップする
5.画面に従って引き継ぎを完了させる

引き継ぎの際には、LINEのパスワード、トーク履歴の復元のためのPINコードがそれぞれ必要です。

LINEのパスワードを変更する前に手放した、あるいは忘れてしまった場合は、登録しているメールアドレスを入力してパスワード再設定メールを受け取ります。

なお、以前のスマホがない場合の引き継ぎは、機種変更前後のスマホのOSにかかわらず、トーク履歴は14日分のみ引き継ぎが可能です(バックアップの作成とPINコードの設定によって、引き継ぎできるトーク履歴の期間は異なります)。

15日以上前のトーク履歴は引き継げないので注意してください。

以前のスマホが手元になく電話番号を変更する場合のLINEの引き継ぎ方法

以前のスマホが手元になく、新しいスマホで電話番号を変更する場合は、連携したApple IDとGoogle アカウントでLINEを引き継げます。

Apple IDとGoogle アカウントでLINEを引き継ぐ手順は以下のとおりです。

1.新しいスマホで「LINE」アプリを起動し、「ログイン」をタップする
2.「その他の方法でログイン」をタップして、「Appleで続ける」か「Google で続ける」をタップする
3.「○○としてログイン」の画面で問題がなければ「ログイン」をタップする
4.「トーク履歴はバックアップしましたか?」の画面で「次へ」をタップする
5.Androidの場合は「Googleアカウントを選択」の画面で連携したいGoogle アカウントを選択する
6.「トーク履歴を復元」をタップする
7.「バックアップ用のPINコード」を入力する
8. 画面に従って引き継ぎを完了させる

なお、LINEに登録しているメールアドレスや連携したApple IDとGoogle アカウントがわからない場合はLINEを引き継げない可能性があるので注意しましょう。

LINEの引き継ぎの事前準備

LINEのデータを引き継ぐ際、事前準備として以下の5つが必要です。

・OSを最新バージョンにする
・「LINE」アプリを最新バージョンにする
・トーク履歴をバックアップする(iPhone同士/Android同士のみ)
・電話番号とパスワードを確認する
・Apple IDとGoogle アカウントを連携する

それぞれの事前準備を詳しく見ていきましょう。

OSを最新バージョンにする

引き継ぎの前にOSを最新バージョンに更新しておきましょう。

iPhoneでは、「設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」から手動でOSを更新できます。Androidでは、「設定」>「システム」>「システムアップデート」から手動でOSを更新できます。

「LINE」アプリを最新バージョンにする

引き継ぎの前に「LINE」アプリは最新バージョンに更新しておきましょう。

iPhoneは「App Store」、Androidは「Google Play Store」で検索して「LINE」アプリのページに進み、アップデートがあるか確認してみてください。更新できる最新バージョンがあれば、アップデートを実行します。

トーク履歴をバックアップする

iPhone同士、もしくはAndroid同士ですべてのトーク履歴を引き継ぐためには、トーク履歴のバックアップが必要となります。

「ホーム」タブ>「設定(歯車のアイコン)」>「トークのバックアップ(またはトークのバックアップ・復元)」を順に選択し、「今すぐバックアップ」を実行します。画面に従い、ご自身で決めたバックアップ用のPINコード(数字6桁)を設定してバックアップは完了です。

電話番号とパスワードを確認する

引き継ぎ前のスマホが手元にない場合は、電話番号とパスワードで引き継ぎが可能です。

そのため、LINEを引き継ぐ前にスマホを手放す際は、LINEに登録した電話番号とパスワードを確認しておきましょう。

1.「LINE」アプリを開く
2.「ホーム」をタップする
3.「設定」をタップする
4.「アカウント」をタップする
5.「電話番号」の項目で確認する
6.「パスワード」をタップして新しいパスワードを入力する
7.「変更」をタップする

電話番号は確認できますが、パスワードは確認できないので、新しいパスワードを設定して控えておきましょう。

Apple IDとGoogle アカウントを連携する

以前のスマホが手元になく、異なる電話番号のスマホで引き継ぎたい場合は、連携したApple IDとGoogle アカウントで引き継ぐことが可能です。

1.「LINE」アプリを開く
2.「ホーム」をタップする
3.「設定」をタップする
4.「アカウント」をタップする
5.Apple/Googleの「連携する」をタップする

なお、Apple IDとGoogle アカウントで引き継ぎたい場合は「2段階認証をスキップ」を設定しておきます。

1.「LINE」アプリを開く
2.「ホーム」をタップする
3.「設定」をタップする
4.「アカウント引き継ぎオプション」をタップする
5.「2段階認証をスキップ」をオンにする

「2段階認証をスキップ」は変更後36時間が経過するとオフになるので、36時間以内に引き継ぎを済ませるか、再度オンに設定する必要があります。

LINEを引き継ぐときの注意点

LINEを引き継ぐときに確認しておきたい注意点としては、以下が挙げられます。

・トーク履歴が消えないように注意する
・トーク履歴は14日分しか引き継げない場合がある

トーク履歴が消えないように注意する

iPhone同士、Android同士の引き継ぎでは、トーク履歴のバックアップをしないまま引き継ぎをすると、トーク履歴が消えてしまうので注意してください。

トーク履歴を自動バックアップする設定も可能です。

「ホームタブ」>「設定」>「トークのバックアップ(またはトークのバックアップ・復元)」を順に進み、「バックアップ頻度」を選択すると自動バックアップが設定できます。

急な故障や紛失に備えて、自動バックアップを普段からオンにしておくのがおすすめです。

なお、はじめてバックアップを設定する際は、画面に表示される「今すぐバックアップ」を実行した後に、自動バックアップの設定が可能となります。

トーク履歴は14日分しか引き継げない場合がある

異なるOSへの移行では、トーク履歴は直近14日分しか引き継げません。

過去の重要なトークが消えてしまう可能性もあるので、メモを残しておくなど、事前に対策を検討しておきましょう。

なお、同じOSのスマホでバックアップを取っていれば、その分のトークは引き継ぐことが可能です。

LINEの引き継ぎに関するよくある質問

LINEの引き継ぎに関するよくある質問に順番に回答します。

以前のスマホがない場合の引き継ぎ方法は?

以前のスマホが手元にない場合は「電話番号」か「Apple IDまたはGoogle アカウントの連携」で引き継げます。

ただし、新しいスマホで電話番号を変更する場合は、「Apple IDまたはGoogle アカウントの連携」しか方法がありません。

電話番号を変えたい場合の引き継ぎ方法は?

機種変更時に電話番号を変えたい場合は、以前のスマホが手元にあるなら「クイックスタート」や「かんたん引き継ぎQRコード」、以前のスマホが手元にないなら「Apple IDまたはGoogle アカウントの連携」がおすすめです。

なお、料金プランの変更でデータ専用SIMカードと契約した場合はSMS認証ができないので「クイックスタート」が利用できません。

iPhoneからiPhoneへの機種変更でSMS認証ができなくなる方は、「Apple ID」を用いた引き継ぎの準備を行いましょう。

[2段階認証をスキップ]の設定は必要?

以前のスマホが手元にあるなら、「2段階認証をスキップ」の設定をオンにする必要はありません。

「2段階認証をスキップ」の設定をオンにする必要があるケースは、「電話番号が変わった場合」と「Apple IDまたはGoogle アカウントの連携」です。

「2段階認証をスキップ」の設定をオンにしていなくても、引き継ぐことは可能ですが、オンにしているとスムーズに進められるので設定を変更しておきましょう。

なお、「2段階認証をスキップ」をオンに変更してから36時間以内に引き継ぎをしないと、再びオンにする必要があります。

手順を押さえてスムーズにLINEの引き継ぎをしよう

LINEの引き継ぎは、iPhone同士であれば「クイックスタート」を利用して実行できます。

また、iPhoneからAndroid、AndroidからiPhone、Android同士でのLINEの引き継ぎは、「かんたん引き継ぎQRコード」がおすすめです。

なお、以前のスマホが手元にない場合は、「電話番号」か「Apple IDまたはGoogle アカウントの連携」で引き継げます。電話番号やパスワード、Apple ID、Google アカウントが必要になるので準備しましょう。

また、トーク履歴のバックアップを忘れないこと、機種変更のパターンによっては15日以上前のトーク履歴は引き継げないことが、LINEを引き継ぐ際の注意点です。

手順を押さえてスムーズにLINEの引き継ぎを進めましょう。

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