MagSafe(マグセーフ)とは?ワイヤレス充電だけではない機能とアクセサリを解説

MagSafe(マグセーフ)とは?ワイヤレス充電だけではない機能とアクセサリを解説
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2024.05.14

MagSafe(マグセーフ)という技術をご存じでしょうか。高速で充電できるほか、マグネットでスマホ本体の背面にさまざまなアクセサリを装着できる技術のことです。

このMagSafeはApple社が開発した高速なワイヤレス充電ができる磁気技術で、iPhone 12から搭載されました。

ワイヤレス充電の規格「Qi(チー)」の次世代である「Qi2(チーツー)」にMagSafeの技術が採用されたこともあり、最近ではAndroid™のスマホでもMagSafeが使えるアクセサリが増えています。

充電以外にもスマホリングやパスケース、ウォレットなどのさまざまなアタッチメント(付属装置)を手軽に使えるMagSafeについて、詳しく解説します。

目次

MagSafeとは?リングやウォレットを装着する仕組みや使い方

MagSafeとは、Apple社が開発した急速ワイヤレス充電ができる磁気技術のことです。

2020年に発売されたiPhone 12シリーズではじめて搭載され、従来のQi充電よりも高速で安定した充電ができると注目を集めました。

iPhone本体の背面に無線充電に使う円形のコイルと磁石が内蔵されており、MagSafeに対応した充電器が吸着します。そのためスマホの充電中に、接触面からずれたり外れたりする心配がなく、安定して充電できるのが特長です。

MagSafeは、Apple社の認定プログラムを受けた機器とiPhoneに限られていました。しかし、「Qi2(チーツー)」で標準規格化されることになり、Androidのスマホをはじめとしたさまざまな製品に搭載されています。

MagSafeの特長とメリット

MagSafeは、充電のほかにもさまざまなメリットがあります。主なメリットを3つ見ていきましょう。

カードケースやスマホリングなどのアクセサリを簡単に着脱できる

MagSafeの大きな特長は、アクセサリを簡単に着脱できることです。

昨今はカードケースやスマホリングなど、スマホケースに直接シールなどで装着するものも少なくありません。新しいアクセサリに交換したいときは、スマホケースやアクセサリも買い替えになるケースがほとんどです。

しかしMagSafeに対応しているスマホなら、アクセサリを買い替える必要がありません。

スマホの背面に備わったマグネットでアクセサリを手軽に着脱できるため、お気に入りのアクセサリを使いまわせます。

近年ではMagSafe対応の三脚やスマホスタンド、自撮り用のスマホジンバル(手ぶれを防止するもの)なども発売されており、SNSにアップする写真や動画の撮影にも役立ちます。

MagSafe対応の車載ホルダーでカーナビの代わりにできる

MagSafeは、スマホを車載ホルダーにマグネットで固定できるため、クリップやアームで固定する手間がかかりません。

簡単に着脱できるため、普段から使っているスマホの地図アプリをカーナビとして使うほか、iPhoneのSiri®での操作やハンズフリー通話、カーステレオなど、Apple CarPlay※でドライブに役立つさまざまな機能を使うことも可能です。

Apple CarPlayについては、こちらをご確認ください。

MagSafe対応モバイルバッテリーならケーブルなしで充電できる

MagSafe対応モバイルバッテリーを使うと、ケーブル不要で充電できるのも魅力のひとつです。

MagSafeに対応したスマホ製品であれば、LightningケーブルやUSB Type-Cケーブルなど、機器の端子(ほかの回路や素子と接続するために電気回路の端についている器具)にあわせて異なるケーブルを持ち歩く必要もありません。

たとえば、旅行などで友だち同士のスマホの充電ケーブルが異なっても、MagSafe対応のモバイルバッテリーのみで充電できます。さまざまなシーンで役立つでしょう。

MagSafeの充電速度は?QiやUSBケーブルと比較するとどれが早い?

・MagSafe
MagSafeはApple社が開発したワイヤレス充電技術で、最大15Wの急速充電が可能です。最大のパフォーマンスで充電するには、20W以上か9 V/2.22 A または 9 V/2.56 A 以上のUSB-C電源アダプターを使用する必要があります。

iPhone 14のバッテリーに対し、1時間で約50%程度の充電が可能ですが、ケースを装着すると充電速度がやや遅くなる点に注意が必要です。

・Qi充電
Qiはワイヤレス充電の国際規格です。Qiを採用しているワイヤレス充電の出力には5W、7.5W、10W、15Wがあり、一般的に7.5W以上が急速充電タイプと呼ばれています。

iPhoneの場合、Qi充電では最大7.5Wでの充電になります。そのため、QiよりもMagSafeでの充電の方が早くなります。

・USBケーブル
USB充電の場合、20WのUSB電源アダプターを使用すると、iPhone 12以降は高速充電の利用が可能です。高速充電を利用すると約30分で最大50%までバッテリーを充電できます。

最大15WのMagSafeや最大7.5WのQiよりも早く充電できるため、より短時間で急いで充電したい場合は、USBケーブルを接続した充電がおすすめです。

MagSafeで充電するメリットは?

MagSafeは、Qi充電よりも早く充電できるだけではありません。MagSafe充電器は、Qi充電との互換性があるので、Qiに対応した機器でもワイヤレス充電が可能です。

また新しい規格であるQi2は、MagSafeの技術を採用しており、MagSafeと同等の速度で充電できます。

異物を感知して事故を防いだり、充電中に高温になりにくかったり、今までのワイヤレス充電の問題を解消してワイヤレス充電対応機器に使い回せるメリットがあります。

MagSafeを利用するときの注意点とポイント

便利なMagSafeですが、利用するときに注意したい点と、備えておきたいポイントがいくつかあります。

1)アクセサリが予期せぬタイミングで外れることがある
MagSafeのアクセサリは、マグネットで装着するため、完全に固定されているわけではありません。使い方によってはアクセサリが外れてしまい、スマホが落下したり、充電されなかったり、カードケースなどを紛失してしまうことがあります。

しっかりと装着されていても、外れてしまうリスクがあることに注意して使用しましょう。

2)スマホケースを装着すると充電が遅くなる
スマホケースを装着するとMagSafeは充電速度が少し遅くなります。急いで充電したい場合はケースを外してMagSafe充電器を装着することが必要です。

また、MagSafe非対応のケースを装着していると、正しい位置にMagSafe充電器を固定できないので、MagSafeを充電に使う場合は、対応したケースを選びましょう。

3)MagSafe非対応の保護ケースでは使えないことがある
MagSafe非対応の保護ケースを使っている場合、MagSafe対応のアクセサリや充電器を装着できないことがあります。

特に金属製や、背面に厚みがある保護ケースを使っている場合は吸着する磁力が弱くなり、正常に充電できません。またスマホリングなどのアクセサリが外れやすくなり、スマホが落下してしまう恐れもあります。

MagSafe対応製品を使う場合は、MagSafe対応保護ケースを使う、または磁力を補強する市販のリングをケースに装着するなど、磁力を補強してから利用しましょう。

4)落下防止ストラップによってはMagSafeが使えなくなる
MagSafe対応のケースを使用していても、ケースとスマホの間に固定用のアクリル板などを挟むタイプの落下防止ストラップは、ケースと本体の間に隙間を作るため、MagSafeが使えなくなることがあります。

落下防止のためにストラップを装着する場合は、ストラップホールを利用するタイプのストラップがおすすめです。

MagSafeでiPhoneやAndroidを便利に使おう!

MagSafeは、iPhoneのために開発されたワイヤレス充電の技術です。次世代のワイヤレス充電の規格Qi2に採用されたことで標準規格化され、AndroidでもMagSafe対応機種が増えています。

iPhone 12以降のiPhoneシリーズで対応しているほか、Qi充電とも互換性があるため、MagSafe非対応のiPhoneでもMagSafe機器を利用できます。

Androidのスマホでも、MagSafe対応のケースやリングアタッチメントを使用することで、MagSafe対応のアクセサリを利用できるので、気になる人はネット通販や家電量販店を探してみるのもよいでしょう。

便利なMagSafeを活用することで、快適にスマホを使えるようになります。ワイヤレス充電やアタッチメントを利用したいと思ったら、対応のスマホ製品への買い替えを検討してみましょう。

※MagSafe、Lightningは米国および他の国と地域で登録されたApple Inc.の商標です。

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