Gemini(ジェミニ)とは?使い方やできること、ほかのAIとの違いを解説

GoogleのGeminiは、チャットによる対話に加え、画像・動画・音楽の生成やGoogleサービスとの連携など、幅広い機能を搭載しているのが強みです。2026年5月にはGemini 3.5が発表されるなど、かつてないスピードで進化を続けています。
今回は、Geminiの基本的な機能や使い方などをわかりやすく解説します。
生成AI「Gemini」とは?

「Gemini」は、Googleが開発した会話型の人工知能アシスタントサービスです。2023年2月6日に発表された当初は「Bard(バード)」と呼ばれており、日本語対応などのアップデートを重ねて、2024年2月8日から「Gemini」という名称になりました。
Geminiは、テキストや画像、音声などの異なる種類の情報を組み合わせて処理する機能を持っていることから、「マルチモーダルAI(multimodal AI)」といわれており、さまざまな分野で活用できます。
たとえばGoogleの検索を補完したり、YouTubeの情報を検索したり、ユーザーの質問に対して自然な言葉で応答することが可能です。ほかにも、文章や画像の生成、GoogleスプレッドシートやGoogleドキュメントとの連携など、活用方法は多岐にわたります。
また、Geminiはプログラミング言語のコードを理解し、新しいコードを作れるため、システム開発業務への活用も期待されています。
Geminiの料金プラン
Geminiの個人向けの料金プランは、以下が利用できます(2026年6月時点)。
|
|
無料 |
AI Plus |
AI Pro |
AI Ultra |
|---|---|---|---|---|
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月額 |
0円 |
725円 |
2,900円 |
14,500円 |
|
Gemini アプリの使用量上限 |
- |
無料版の2倍 |
無料版の4倍 |
Proプランの最大20倍 |
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Gemini モデル |
3.5 Flash/3.1 Pro |
3.5 Flash/3.1 Pro |
3.5 Flash/3.1 Pro |
3.5 Flash/3.1 Pro |
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画像生成 |
Nano Banana 2※ |
Nano Banana Pro |
Nano Banana Pro |
Nano Banana Pro |
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動画生成 |
Flow |
Flow/Omni Flash |
Flow/Omni Flash |
Flow/Omni Flash |
|
音楽生成 |
Lyria 3 |
Lyria 3 Pro |
Lyria 3 Pro |
Lyria 3 Pro |
|
ストレージ |
15GB |
400GB |
5TB |
20TB~ |
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その他特徴 |
基本機能を無料で利用可 |
NotebookLM 上限5倍 |
NotebookLM 上限5倍、Code Assist/Antigravityなどが利用可 |
NotebookLMが最大の使用量上限、Code Assist/Antigravity/YouTube Premium などが利用可 |
※FlowでNano Banana Pro への制限付きアクセスが可能
有料プランでは、Omni Flashでの動画生成、Nano Banana ProやLyria 3 Proでのより高度な画像・音楽の生成などが利用可能です。また、Google アカウントのストレージ容量が強化される特典もあります。
一方で、ビジネス向けには、Google Workspaceの「Business Standard」「Enterprise」プランでGeminiのAI機能が利用できます。
Geminiの活用事例
Geminiにはさまざまな機能があり、多くの分野で活用できます。実際に利用できる機能を見てみましょう。
・文章生成
自然な日本語の文章を生成して、メールや報告書、ブログの記事、SNSの投稿文の作成などに活用できます。
・文章要約
Geminiは、長い文章を要約するツールとしても活用可能です。たとえば「以下のサイトに書かれている内容を要約してください」と入力後、URLを貼りつけてGeminiに送信すると、添付したWebサイトの要点を生成できます。
・翻訳
Geminiは複数の言語に対応しており、テキストを翻訳できます。調べたい文章をコピーしてGeminiの入力欄に貼りつけ、「この文章を日本語に翻訳してください」と添えて送信することで、日本語に翻訳された文章が生成されます。
・コード生成
GeminiはPythonやJava、C++などのプログラミング言語のコードを理解し、新しいコードを作成できます。生成されたコードは、ブラウザ上で開発できるReplit※1や、Pythonのコードを実行できるGoogle Colab※2にエクスポートすることも可能です。
※Replit(レプリット)はパソコンにソフトをインストールする手間なく、Webブラウザ上でプログラミングやアプリ開発ができるオンラインの統合開発環境。
※Google Colab(Google Colaboratory)は、Webブラウザ上でPythonプログラミングを実行できる、Google提供の無料サービス。
・情報収集
Google検索の機能を使ってインターネット上の情報を収集し、検索結果をもとに回答できます。たとえば、Webサイトの検索や、YouTubeの動画検索、地域の情報が必要なときはGoogle マップと連携して地図が表示されるなど、効率的に情報収集できます。
・画像認識
アップロードされた画像を認識し、情報を調べることが可能です。保存している画像から検索できるため、風景写真をもとに場所を特定できるほか、名前がわからない植物を調べることもできます。
・Googleのサービスとの連携
Gmail、Googleカレンダー、Google マップ、YouTubeなどのGoogleサービスと連携することで、該当する件名のメールを探したり、スケジュールを伝えたり、希望に該当する場所や動画などをより正確に探せます。
Geminiの使い方

Geminiは、Webサイトとスマホアプリから利用できます。Webサービスの開発者向けにAPI(外部のアプリやサービスからGeminiを利用するための仕組み)が公開されていますが、チャットでAIに質問したり、文章や画像を生成したりするなら、ブラウザやアプリで十分です。
Geminiを利用するための基本的な手順を以下で見ていきましょう。
Geminiのメニュー構成や操作手順は、Webブラウザ・iOSアプリ・Android™アプリといったアクセス方法や、バージョンアップなどによって異なることがあります。この記事では、2026年6月時点のiOSアプリ手順を紹介します。
1)Google アカウントにログインする
Geminiの利用にはGoogle アカウントのログインが必要です。Google アカウントを持っていない場合は、以下のGoogle アカウント公式Webサイトから作成してログインします。
※Google アカウントについては、こちらをご確認ください。
2)Gemini公式Webサイトにアクセスするか、アプリを起動する
Geminiの公式Webサイト「https://gemini.google.com/app」にアクセスします。パソコンのGoogle Chromeでは、Googleのトップページ(https://www.google.com/)から、右上のGoogle アプリのアイコン(点が9つ並んだアイコン)>「Gemini」をクリックしてアクセスもできます。
スマホの場合は「Google Geminiアプリ」を起動します。Webブラウザの「Google Chrome」や「Safari」から利用することも可能です。

3)入力欄に調べたいことや、出力してほしいことなどを入力する
画面下部にある入力欄に、AIに聞きたいことや、命令を入力します。マイクのアイコンをクリックすることで音声での入力も可能です。

「+」アイコンをタップすると、写真などを追加して質問することも可能です。

「ノートブック」をタップすると、NotebookLMで作成したノートブックを追加して質問もできます。NotebookLMとは、Googleが提供する、さまざまな形式の資料を読み込ませて分析や質問がチャットで行えるツールです。
スマホアプリの場合は、カメラで写真を撮影して質問することも可能です。たとえば、以下のように写真を追加して「ここはどこですか」と質問すると、AIが画像を分析して、AIとしての判断で回答してくれます。

Geminiでできることは?
Geminiは、音声会話や画像・動画・音楽の生成など、幅広い機能を備えています。チャットでの質問のほかにGeminiでできることを、以下で見ていきましょう。
Gemini Liveで音声会話をする
Gemini Liveは、スマホアプリなどで利用できる音声会話機能です。Geminiに話しかけて、会話形式で回答が得られます。
GeminiのGemini Live アイコンをタップすると、会話が始められます。

会話の開始後は、各アイコンをタップして以下の機能が利用できます。カメラで撮影しながら、あるいは画面共有をしながらの質問も可能です。
カメラアイコン:スマホのカメラで目の前の状況を映しながら質問ができる
画面共有アイコン:スマホの画面を共有して質問ができる
マイクアイコン:マイクのオン/オフを設定できる

画像・動画・音楽を生成する(Nano Banana/Omni Flash/Lyria)
Geminiでは、画像・動画・音楽の生成も可能です。
有料プランでは、以下の機能が利用できます(2026年6月時点)。
・画像生成:Nano Banana Pro
・動画生成:Omni Flash
・音楽生成:Lyria 3 Pro
無料プランも、画像生成モデル「Nano Banana 2」、AI映像制作ツール「Flow」、ProではないLyria 3の利用が可能です。
Nano Banana Proは、Gemini 3 Proを基盤とし、高精度な画像生成・図解・図表などの生成が可能なモデルです。Nano Banana 2は、Gemini 3.1 Flash Imageを基盤として、Gemini Flashの速度で画像生成できるモデルとなります。
Lyria 3も、有料のLyria 3 Proではより高品質な生成が可能で、最長3分のトラックを作成できます(無料モデルでは最長30秒)。
Geminiの画面下部の「+」アイコンから、画像・動画・音楽の生成が可能です。

ツールの一覧から「画像」「動画」「音楽」のいずれかをタップします。

要望を伝えると、画像/動画/音楽を生成してくれます。

Gemini Deep Researchで調べものをする
Gemini Deep Researchの機能を使うと、Web上などで深く調査したレポートを受けることが可能です。「Gemini」アプリの入力欄の左端にある「+」アイコンをタップして、メニューが開いたら「Deep Research」をタップします。
見つからない場合は、画面左上にあるモデル切り替えメニューで「3.5 Flash」を選んでください。

調査してほしい内容を入力して実行します。ソース(デフォルトのGoogle検索のほか、Gmail/Google ドライブ/Google Chat)やファイルを追加して実行することも可能です。

リサーチ計画が表示されるので確認のうえ「リサーチを開始」をタップします。数分後にリサーチが完了し、結果を開いてレポートが確認できます。

Google Workspaceと連携する
Gmail、Google ドキュメント、Google ドライブ、Google カレンダーなどのGoogle Workspace アプリをGeminiに接続することが可能です。たとえば、以下のような使い方が可能です。
・「お父さんから届いたメールに書いてあった温泉旅行の日程を確認して」
・「町内会の防災訓練についてのドキュメントを見つけて、要点を3つに整理して」
・「Google ドライブから最新の契約書を見つけて、合計金額を教えて」
・「田中さんから届いた来月の予定のメールを見て、カレンダーに登録して」
Geminiアプリでプロフィールアイコン>「パーソナル インテリジェンス」>「アプリ連携」を順にタップすると「Google Workspace」との連携のオン/オフを設定できます。

GeminiとChatGPTやほかのAIとの違いとは

自然言語処理ができる生成AIには、GeminiのほかにChatGPTやMicrosoft Copilot、Claudeなどいくつかありますが、それぞれのAIで得意分野が異なり、機能にも違いがあります。
ChatGPTとの違い
ChatGPTは、OpenAI社によって開発されたAIです。APIを通じて多くの外部サービスと連携しており、主にAIチャットを中心に利用されています。
長文の分析や、PDFの読み込み、音声読み上げ、ChatGPT Imagesを用いた画像生成などが可能です。また、GPTsと呼ばれるオリジナルチャットボットを作成して公開する機能があります。
OpenAI社は、AIコーディングエージェント「Codex」も提供しており、コードの作成・修正、テスト実行などを自律的に行えるエージェント型開発が可能です。
Microsoft Copilotとの違い
Microsoft Copilot は、Microsoftの製品やサービス、Office製品に統合されている生成AIです。Bing検索エンジンにも搭載されており、AIチャット機能を通じた検索や、画像・文章を生成ができます。
Microsoft Copilotは、OpenAI社のGPTシリーズと連携して生成を行うAIであり、サービスを構成する技術のすべてがMicrosoftによって開発されているわけではありません。Office製品の業務で最適化されていて、複雑なプロンプトを使わなくても簡単に利用できます。
Webで利用する場合は無料ですが、Office製品でCopilotを利用するときは、Microsoft 365の有料プランを契約する必要があります。
Claudeとの違い
Claudeは、Anthropic社によって開発された、自然な文章生成能力を持つAIです。Haiku、Sonnet、Opusの3つのモデルがあります。
文章生成、画像認識や添付ファイルの内容の分析はできますが、画像生成などの機能はありません。Opusを利用するには、有料プランの契約が必要です。
また、Anthropic社は、コードの作成や修正をサポートする開発者向けAIツール「Claude Code」も提供しています。
Geminiでより複雑な答えを引き出すプロンプトとは?
AIに複雑な指示や処理をさせるためには、プロンプトと呼ばれる命令文を作り込むことが重要です。特にブログ記事の作成や、画像を生成するときは、プロンプトを工夫しなければ望んでいる生成物が得られないことも珍しくありません。
簡単な指示であればプロンプトの細部を意識する必要はありません。しかし、複雑な質問で生成物を得たい場合は、なるべく明確な目的や条件を含むプロンプトを作成しましょう。
プロンプトを作るときには、特に以下のポイントを意識してください。
・役割を与える:旅行プランのアドバイザーなどの役割を指定します。
・目的や好みの設定:国内旅行について検討している、フランスの観光地を回りたいがなるべく移動距離が少ない方がよい、などの生成物を利用する目的を指定します。
・回答方法を指定する:表形式で出力してください、3つ挙げてください、など望んでいる回答方法を指定します。
・条件の設定:旅行の宿泊日数や、同行人数、移動方法などを指定します。
たとえばAIに旅行の行き先をおすすめしてもらいたい場合は、以下のように入力すると条件に合致した回答を得られやすいでしょう。
・プロンプトのサンプル
あなたは旅行プランのアドバイザーです。
GWに東京から国内旅行へ行きたいと考えているので、アドバイスをしてください。
条件は以下のとおりです。
1)家族4人(大人2人、7歳女児1人、4歳男児1人)
2)2泊3日程度
3)緑が多い場所でアクティビティやキャンプを楽しみたい
4)移動はできるだけ公共交通機関を利用する
5)宿泊先は温泉や家族風呂がある
6)できるだけ混雑を避けたいので、マイナーな穴場が知りたい
おすすめのポイントを解説し、おすすめの度合いをABCで評価して教えてください。
Geminiを使うときの注意点
Geminiを使うときの注意点としては、以下が挙げられます。
・回答は必ずしも正しいとは限らない
・回答をそのまま使うと著作権侵害になる可能性もある
・情報流出のリスクもある
生成AIの回答には、誤りや古い情報が含まれる場合があります。回答を業務で利用する場合などは、出力結果を鵜呑みにせず事実確認をすることを心がけましょう。
また、Geminiは、Web上の情報を取得して回答を生成することがあるため、参照元のWebサイトの内容や既存の著作物と似てしまう可能性があります。たとえば、生成物は参考やたたき台に留め、自分の表現で仕上げる使い方が安全です。
そのほか、Geminiは入力された情報を元に学習することがある点にも気を付けましょう。情報流出のリスクを避けるには、機密情報やプライベートな情報は入力しないことが重要です。
Geminiアプリのプロフィールアイコン>「Gemini アプリ アクティビティ」から「アクティビティの保存」をオフにすると、学習が行われなくなります。
Geminiについてよくある質問
Geminiについてよくある質問をまとめています。
Geminiのなにがすごいの?
Geminiは画像・音声・動画など複数の形式のデータを処理できるマルチモーダルAIであり、幅広いタスクをこなせる点が特徴です。
また、GmailやGoogleカレンダーなどGoogleサービスとシームレスに連携しやすい点は、ほかのAIサービスと比較したときの強みとなっています。
Geminiで入力した情報は学習に使われる?
設定次第では学習に利用されることがあり、機密情報やプライベートな情報は入力しないことが重要です。「Gemini アプリ アクティビティ」の設定から学習をオフにすることも可能です。
Geminiを使いこなし、AIで快適な検索や文書生成を活用しよう!
Geminiは、Google アカウントさえ持っていれば誰でも無料で利用できる高性能な生成AIで、検索やGoogleスプレッドシート、Googleドキュメントとの連携が可能です。Google ドライブやGmailとも連携でき、スケジュールの管理からメールの検索まで、さまざまな使い方ができます。
特にスマホアプリは、今までのスマホのアシスタントAIよりも高度な回答ができるため、業務はもちろん、日常生活でも頼もしいパートナーとなってくれるでしょう。
とても便利なGeminiですが、外出中にスマホアプリで画像生成や動画生成などを多用するとデータ利用量が増えてしまう点には注意が必要です。データ利用量が気になる場合は、料金プランの見直しや乗り換えも検討してみてはいかがでしょうか。
楽天モバイルの料金プランでは、データ利用量に合わせて料金が自動的に変わるため、たくさん使う人にもあまり使わない人にもおすすめの料金プランです。
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