スマホを遠隔操作する方法!iPhone、Android™をまとめて解説
スマホは遠隔操作が可能です。遠隔操作の方法を覚えておくと、万が一スマホを紛失したときや盗難に遭ったときでも、大切な個人情報を守りやすくなります。
スマホの遠隔操作の方法や、遠隔操作できる事柄について、iPhoneとAndroidにわけてまとめました。セキュリティを強化する方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
スマホの遠隔操作でできること
タブレットやパソコンなどのデバイスがあり、インターネットにアクセスできる環境であれば、スマホを遠隔操作できます。スマホが手元にないときや紛失したときなどは、遠隔操作をしてみましょう。
遠隔操作でできる主な事柄としては、次の4つが挙げられます。
- スマホの位置を特定する
- 音を鳴らす・メッセージを表示する
- ロックをかける
- スマホのデータを削除する
それぞれどのような場面で必要な操作か紹介します。
スマホの位置を特定する
GPSなどの位置情報を使ってスマホの位置を特定できます。タブレットやパソコンに表示させたマップ上で確認できるため、スマホを紛失したときは探しやすくなります。
ただし、位置を特定するためには、スマホが次の条件すべてを満たしていることが必要です。
スマホの種類 |
位置を特定するための条件 |
---|---|
iPhone |
・「iPhoneを探す」を事前設定している ・スマホの位置情報サービスがオンになっている ・スマホがインターネットに接続されている(iOS 13以降で「オフラインのデバイスを探す」を有効にしている場合はオフラインでも位置特定が可能) |
Android |
・スマホの電源が入っている ・スマホの現在地情報がオンになっている ・スマホがインターネットに接続されている ・「デバイスを探す」の機能が有効になっている |
音を鳴らす・メッセージを表示する
遠隔操作でスマホの着信音を鳴らすことが可能です。電話をかけても着信音は鳴りますが、マナーモードに設定しているときは音が出ません。しかし、遠隔操作で着信音を鳴らすと、電話とは異なり、マナーモードに設定している場合でも音を鳴らせます。
また、画面上にメッセージを表示させることも可能です。たとえば、スマホを紛失したときには、拾ってくれた方向けに「お手数ですが×××まで電話をかけてください」と表示できるでしょう。
iPhoneなら、「iPhoneを探す」の「紛失モード」を設定すると、拾得者へのメッセージの表示が可能です。また、Androidの「デバイスを探す」では、トップ画面で「ロック」をタップすると、紛失時に表示させるメッセージと連絡用の電話番号を登録できます。「お手数ですが電話をかけてください」などのメッセージと、自宅の電話番号などを登録しておきましょう。
ロックをかける
遠隔操作でロックをかけることも可能です。
電子マネーアプリを入れている場合や金融機関のインターネットバンキングにアクセスできる場合、クレジットカード情報をスマホに登録している場合などは、悪用されるリスクが高いと考えられます。
遠隔操作でロックをする方法をマスターし、被害を未然に防ぎましょう。
スマホのデータを削除する
ロックをかけるだけでは、スマホに入っているデータや紐付けた情報が完全に守られるとはいえません。取引先の個人情報や勤務先の機密情報など、流出すると信用を失う情報にスマホからアクセスできる場合もあるでしょう。
情報流出を防ぐためにも、ロックをかけるだけでなく、データそのものを削除することが必要になるかもしれません。遠隔操作でスマホ内のデータ削除もできるため、万が一のときには実施してください。
データ削除により損害を被らないためにも、普段からこまめにバックアップをクラウドに保存しておくことが大切です。遠隔操作でデータを削除したときも、スムーズに復元できます。
スマホを遠隔操作する方法
遠隔操作をする前に、iPhoneでは「iPhoneを探す」、Androidでは「デバイスを探す」の機能を有効にしておく必要があります。
iPhoneとAndroidにわけて解説します。
iPhoneを遠隔操作する方法
iPhoneをお使いの方は、次の手順で遠隔操作できるようにしておきましょう。途中でサインインを求められたときは、Apple IDを入力してください。
- 「設定」を開く
- 「〇〇(ユーザー名)」を開き、「探す」を選択する
- 「iPhoneを探す」をタップし、「iPhoneを探す」をオンにする
上記の設定が完了したiPhoneなら、遠隔操作が可能です。紛失したときなどは、以下の手順で遠隔操作してください。
- インターネットが接続されたパソコンやタブレットなどから「iCloud-iPhoneを探す」にアクセスする
- iPhoneで設定したApple IDを入力し○→をクリックする
- パスワードを入力し、○→をクリックする
- 位置情報を確認する画面が表示されたら、画面上部の「すべてのデバイス」をクリックする
- 操作したいiPhoneをクリックする
Androidを遠隔操作する方法
Androidをお使いの方は、以下の手順で遠隔操作の準備をしてください。
- 設定アプリを開く
- 「セキュリティ」を開き、「デバイスを探す」がオンになっていることを確認する。表示されない場合は「Google」もしくは「セキュリティと現在地情報」を開き、「セキュリティ」から「デバイスを探す」がオンになっていることを確認する
- 再度設定アプリを開き、「位置情報」がオンになっていることを確認する
- Google Playの設定ページを開き、「表示」で遠隔操作したいスマホを選択する
- Googleアカウントから「セキュリティ」を開き、「Googleへのログイン」で「2段階認証プロセス」を選択する
- 「バックアップコード」か「バックアップ用電話番号」の少なくとも1つを追加する
上記の準備をしてから、以下の手順で「デバイスを探す」機能を使用します。
- 「デバイスを探す」にアクセスする
- Googleアカウントにログインする
- 画面上部に表示されたデバイスから、遠隔操作したいスマホを選択する
アプリで遠隔操作する方法
iPhoneは「iPhoneを探す」、Androidは「デバイスを探す」を使って遠隔操作をするのが基本です。しかし、遠隔操作アプリを使うと、「iPhoneを探す」や「デバイスを探す」の事前準備をしていなくても遠隔操作できることがあります。
ただし、遠隔操作アプリをインストールすることで、ほかのスマホやパソコンからも容易に遠隔操作できる環境を構築してしまうリスクがあります。基本の方法が利用できないときなどに、自己責任でインストールするようにしてください。
遠隔操作アプリが悪用されるとどうなる?
遠隔操作アプリが知らない間にインストールされ、外部からスマホを遠隔操作できる状態になっているケースがあります。第三者が遠隔操作できる状態になっていると、次のようなリスクがあります。
- スマホに保管した情報の流出
- スマホ内のデータの消去、書き換え
- 盗撮、盗聴 など
スマホが遠隔操作されているか確認する方法
遠隔操作アプリが勝手にインストールされていないか、定期的にチェックすることで、第三者による遠隔操作のリスクを軽減できます。次の方法を実施してみてください。
- インストールした覚えのないアプリが入っていないか調べる
- セキュリティアプリでスキャンする
それぞれの方法を解説します。
インストールした覚えのないアプリが入っていないか調べる
第三者による遠隔操作を防ぐためにも、定期的にアプリを確認する習慣を身につけましょう。Androidなら「すべてのアプリ」、iPhoneなら「アプリライブラリ」で、スマホにインストールされているアプリを確認してみてください。
もしもインストールした覚えのないアプリが入っているときは、一度、アプリ名でアプリの機能を調べてみましょう。遠隔操作アプリなどの危険性の高いアプリと判断されるときは、速やかに削除してください。
セキュリティアプリでスキャンする
ウイルスに感染したことがきっかけとなり、第三者によって遠隔操作される可能性もあります。信頼できるセキュリティアプリをインストールし、スキャンを実施しましょう。定期的にスキャンをすることで、ウイルス感染を防ぎやすくなります。
遠隔操作アプリの悪用対策
アプリのインストールやウイルス感染をきっかけとした遠隔操作を防ぐためにも、普段から対策を実施することが大切です。悪用を防ぐ対策を紹介します。
スマホにロックをかける
スマホにはロックをかけましょう。基本的なことですが重要です。ロックをかけておくと、少し目を離したすきに遠隔操作アプリをインストールされるといったトラブルを回避しやすくなります。
Apple IDやGoogleアカウントは他人に教えない
Apple ID やGoogleアカウントは、大切な情報の入口です。情報が流出すると外部のパソコンなどからアクセスされる可能性があるため、誰にも教えないようにしてください。
こまめにアプリを管理する
定期的に「すべてのアプリ」や「アプリライブラリ」を開き、アプリが増えていないか確認してください。インストールした覚えのないアプリが見つかったときは、アプリについて調べてから削除するか判断しましょう。
ただし、すべてのアプリが「アプリライブラリ」などで閲覧できるわけではありません。一部のアプリはライブラリに表示されないため、こまめに管理しても遠隔操作されるリスクは残ります。
遠隔操作を便利かつ安全に利用しよう
そもそも遠隔操作は、紛失時のための便利な機能です。悪用対策を実施して、便利かつ安全に利用しましょう。
セキュリティアプリの導入や遠隔操作を理解し、リスクに備えながらも、スマホを思う存分利用するためにも、料金プランを見直してみてはいかがでしょうか。データ使い放題のあるプランなら、紛失したときでもオンラインの状態を維持できるため、見つけやすくなります。
楽天モバイルの料金プランでは、データ利用量に合わせて料金が自動的に変わるため、たくさん使う人にもあまり使わない人にもおすすめの料金プランです。
家族割引適用※で、3GBまでは880円/月(税込968円)、20GB超過後はどれだけ使っても2,880円/月(税込3,168円)とデータ使い放題※1なので、データ容量を心配せず快適な通信をご体験いただけます。
※通話料等別
※プログラム適用条件あり。詳細はこちらをご確認ください。
ぜひ楽天モバイルをご検討ください。
- 家族割引適用で、0GB〜3GBまで880円/月(税込968円)
- 家族割引適用で、3GB超過後〜20GBまで1,880円/月(税込2,068円)
- 家族割引適用で、20GB超過後〜どれだけ使ってもデータ高速無制限2,880円/月(税込3,168円) ※1
- Rakuten Linkアプリ利用で国内通話かけ放題※2
- iPhone(iOS 14.4以降対象)をご利用の場合は条件をご確認ください。※3
※ 製品代、オプション料、通話料等は別費用。
※1 混雑時など公平なサービス提供のため速度制御する場合あり。
※2 アプリ未使用時30秒20円(税込22円)。一部対象外番号あり。データタイプのお申し込みでは、データ通信のみの利用となり通話・Rakuten Linkアプリはご利用いただけません。
※3 iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone SE(第1世代)をiOS 14.4/14.4.1/14.4.2のバージョンでご利用になる場合、110/118/119への緊急通話で高精度な位置情報測位の正確性が低下します。iOS 14.5にアップデートすることで高精度な位置情報測位に対応いたします。楽天モバイルのご利用にあたり、iOS 14.4以降ならびにキャリア設定の最新バージョンへのアップデートをお願いいたします。
※ 掲載内容はプラン名・サービス内容の変更によって、一部内容を修正する可能性がございます。
- この記事の情報は掲載開始日時点のものとなります。
- 掲載内容は予告なく変更されることがありますのでご了承ください。