子どものスマホ制限方法は?避けられるリスクや注意点も解説

子どものスマホ利用には、有害な情報に触れるリスクや事件・トラブルに巻き込まれるおそれがあるだけでなく、使いすぎによるスマホ依存も懸念されます。
保護者は、こうしたリスクを理解したうえで、適切に子どものスマホ利用をコントロールすることが重要です。
今回は、子どものスマホ利用状況やリスク、スマホ制限の方法などを解説します。
子どものスマホ保有・利用状況
政府(こども家庭庁)は、2025年3月に「令和6年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」の調査結果を公表しました。
調査によると、青少年(満10歳から満17歳まで)の98.2%がインターネットを利用しており、利用機器別ではスマホが75.4%で最も多い結果でした※。スマホを利用する割合は、小学生は46.2%、中学生は82.0%、高校生は97.6%であり、年齢が上昇するほど増加します。
また、スマホでインターネットを利用する人のうち、「子ども専用のスマホ」を保有・利用している割合も年齢が上昇するほど増加します。具体的な割合は、小学生は72.0%、中学生は95.3%、高校生は99.1%です。
なお、低年齢層(満0歳から満9歳まで)のデータも含めて分析すると、10歳を境に「保護者などと共用」よりも「子ども専用」の割合が高くなります。
下表に、小学生・中学生・高校生が1日にインターネットを利用する時間の平均値をまとめました。
|
年齢層 |
小学生(10歳以上) |
中学生 |
高校生 |
|---|---|---|---|
|
利用時間(平均値) |
約3時間44分 |
約5時間2分 |
約6時間19分 |
上表の内容は、スマホ以外の機器(パソコン・タブレットなど)で利用する時間も含む数値です。スマホのみの利用時間を示す数値ではないため、目安として参考にしてください。
※出典:こども家庭庁「令和6年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」
子どものスマホ保有・利用に関するリスク
子どもがスマホを保有・利用する際は、以下に示すリスクに直面します。
・有害(暴力的・性的)な情報に触れるリスク
・事件・トラブルに巻き込まれるリスク
・個人情報が流出するリスク
・アプリ課金による高額請求のリスク
・スマホ依存症に陥るリスク
それぞれ詳しく説明します。
有害(暴力的・性的)な情報に触れるリスク
インターネット上には、学術的な情報や生活の役に立つ情報、趣味に関する情報だけではなく、以下に示すような未成年者にとって有害な情報もあります。
・殺人・暴行といった残虐なシーンを含む動画・画像
・過激な性描写を含む動画・画像
・自殺を誘う内容の文章
子どもが自分専用のスマホを保有・利用している場合、保護者の目が届かない状況で有害コンテンツの閲覧を繰り返す可能性があります。その結果、発展途上にある青少年の人格形成に悪影響がおよぶおそれがあります。
事件・トラブルに巻き込まれるリスク
スマホでSNSなどを利用していると、オンライン上で交流している人から、オフラインで会うことを求められるかもしれません。
要求に応じてオフラインで面会すると、事件・トラブルに巻き込まれる可能性があります。具体的には、性犯罪などの被害に遭うケースや、いわゆる「闇バイト」と呼ばれる違法なアルバイトに誘われるケースも報告されています。
オフラインで会わず、オンラインだけで交流している場合でも、安全とは限りません。個人を特定できる形で、誹謗中傷・侮辱されるリスクがあります。
また、性的な動画・写真を撮影して送るように要求され、そのデータがインターネット上で広まるケースも見受けられます。
個人情報が流出するリスク
SNS・動画配信Webサイトのコメント欄に書き込んだ内容や、投稿した動画・写真の内容などから、個人が特定されるリスクもあります。個々の投稿内容だけでは特定が困難でも、複数の投稿内容を組み合わせることで個人の特定が可能な場合もあるでしょう。
また、自分で投稿していなくても、会員登録したWebサイトのサーバーがサイバー攻撃を受けて個人情報が流出するケースがあります。SNSなどで情報が広まると、インターネット上に長期間残り続ける傾向があり、短期間で完全に消去することは困難です。
アプリ課金による高額請求のリスク
アプリ内課金やサブスクリプションサービスの利用状況によっては、高額請求が発生するおそれがあります。
子どもと保護者でスマホやパスワードを共有していて、携帯キャリア決済の利用上限額が未設定または高額である場合に発生しやすいです。デビットカード・クレジットカードを登録したスマホを子どもに自由に利用させていることが原因で、高額請求が発生するケースも見受けられます。
スマホ依存症に陥るリスク
スマホは、自宅など家族とともに過ごす場所だけでなく、どこへでも自由に持ち運べます。そのため、保護者の目が届かない場所で延々とスマホを使い続けてしまい、スマホ依存症に陥るおそれもあります。
スマホ依存症とは、スマホでインターネットを利用することにのめり込み、日常生活に支障をきたしている状態のことです。長時間オンラインゲームをプレイし続けたり、SNSや動画配信Webサイトなどを閲覧・視聴し続けたりして、コントロールできない状態を指します。
子どものスマホに制限を設ける方法

子どものスマホ利用によるリスクを低減したい場合は、以下に示す方法で制限を設けてみましょう。
・子ども向けの製品を持たせる
・OSの機能やアプリを活用する
・携帯電話会社のサービスを利用する
・スマホ利用時のルールを決める
それぞれ詳しく説明します。
子ども向けの製品を持たせる
携帯電話会社・メーカーによっては、子ども向けの製品を開発・製造・販売しているケースがあります。子ども向けの製品には、初期状態で「閲覧可能なコンテンツを制限する機能」や「防犯機能」などが搭載されています。
通常のスマホを持たせることが不安な場合は、子ども向けの製品を持たせることも選択肢として検討しましょう。
OSの機能やアプリを活用する
子ども向けの製品は機能に制約があるため、不便さを感じるかもしれません。通常のスマホでも、OSの機能やアプリを用いてスマホの利用に制限をかけることが可能です。
以下に、利用制限機能の代表例を示します。
・ペアレンタルコントロール
・フィルタリング
ペアレンタルコントロールとは、保護者が子どものスマホ利用状況を把握し、安全管理を実施するための仕組み・サービスです。
フィルタリングとは、有害コンテンツにアクセスできない状態に設定する仕組み・サービスです。フィルタリング対象のコンテンツとしては、出会い系WebサイトやアダルトWebサイト、暴力的な表現があるWebサイトなどが挙げられます。
以下、iPhoneおよびAndroid™でスマホに制限を設ける方法を紹介します。
iPhoneでスマホに制限を設ける方法
iPhoneでは、iOSに搭載されている「スクリーンタイム」という機能で制限を設けることができます。以下は、「スクリーンタイム」をオンに切り替える手順です。
なお、すでに「スクリーンタイム」がオンの場合は「すべてのアプリとWebサイトのアクティビティを確認する」が表示され、タップして次の画面に進むことで、スクリーンタイムの状況を確認できます。その場合、以下の手順は不要です。
1.「設定」アプリを起動し、「スクリーンタイム」をタップする
2.「アプリとWebサイトのアクティビティ」>「アプリとWebサイトのアクティビティをオンにする」の順にタップする
この設定を利用するには、ファミリー共有が設定されていて、子どものApple Account(旧Apple ID)がファミリー共有グループに参加している必要があります。
そのうえで、以下の手順で「コンテンツとプライバシーの制限」をオンに切り替えると、ペアレンタルコントロールを実施できます。
1.「設定」アプリを起動し、「スクリーンタイム」をタップする
2.「ファミリー」で子どもの名前をタップし、「コンテンツとプライバシーの制限」をタップする
3.パスコードを入力し、「コンテンツとプライバシーの制限」をオンに切り替える
上記操作が完了すると、子どもの「アプリのインストール」や「アプリ内課金」などを保護者が管理できます。
※詳しくは、Apple公式Webサイトの「ペアレンタルコントロールを使ってお子様のiPhoneやiPadを管理する」をご確認ください。
Android™でスマホに制限を設ける方法
Androidでは、Googleの「ファミリー リンク」アプリを使って利用制限の設定が可能です。
具体的には、子どもが利用できるアプリの種類を指定したり、スマホやアプリの利用時間を制限したりできます。
以下は、アプリの利用時間制限を設定する手順です。
1.Googleの「ファミリー リンク」アプリを起動する
2.子どもを選択する(選択肢が表示されない場合は「お子様を追加」をタップして画面の案内に沿って操作する)
すでに子どもの所有するデバイスでGoogle アカウントを作成している場合は、子どものデバイスを操作する必要があります。
3.「利用時間」>「利用時間の制限」>「アプリの利用制限」の順にタップする
4.アプリを選択し、「利用時間の上限を設定」をタップする
5.利用時間の上限(時間と分)を指定し、「完了」をタップする
また、「ファミリー リンク」アプリを起動し、子どもを選択してから、「利用時間」をタップすると、子どもがアプリを利用した時間を確認できます。
※詳しくは、Google公式Webサイトの「お子様が利用する Google Play のアプリを管理する」をご確認ください。
携帯電話会社のサービスを利用する
携帯電話会社が提供する利用制限サービスでも、子どものスマホに制限を設けることが可能です。以下は、利用制限サービスの主な内容です。
・スマホの利用時間を制限する
・アプリの起動を制限する
・フィッシング目的で開設されたWebサイトなどへのアクセスをブロックする
・利用状況(Webサイトの閲覧履歴など)を確認できる
携帯電話会社によって制限できる内容や方法は異なるため、詳しくは各社の公式Webサイトでご確認ください。
スマホ利用時のルールを決める
OSの機能やアプリなどで制限を設けても、スマホの利用方法によっては、トラブルに巻き込まれる場合があります。
たとえば、個人情報を含む文章・動画・画像をSNSなどに投稿すると、個人の特定につながる可能性があります。また、他者を誹謗中傷・侮辱する内容の文章を投稿すると、画面の向こう側にいる相手を深く傷つけてしまいます。トラブルが大きくなれば、最悪の場合は法的な責任を問われるおそれもあります。
スマホを持たせる前に利用方法について話しあい、子どもに納得してもらったうえでルールを決めましょう。
具体的には、「個人情報を含む文章・動画・画像を投稿しない」「他者を誹謗中傷・侮辱しないように慎重に投稿する」といったルールを定め、「画面の向こうにも自分と同じように感情を持つ人がいる」という意識も、併せて伝えておきましょう。
子どものスマホに制限を設ける際の注意点
単に制限をかけるだけではなく、インターネットを利用することの危険性を子どもに説明することも重要です。一方的な押し付けではなく、子どもの納得を得たうえで利用制限を設けましょう。
また、利用ルールは、子どもの成長を踏まえて適宜内容を変更してください。
そのほか、トラブルに巻き込まれたり、巻き込まれそうな状況に陥ったりした場合は、すぐに保護者に報告するように伝えましょう。トラブルの内容によっては、家庭内で抱え込むのではなく、警察や弁護士に相談することもご検討ください。
適切にスマホ制限を実施して子どもが健全に成長できる環境を整えよう
インターネットには子どもにとって有害な情報もあるため、スマホの使い方によっては事件・トラブルやスマホ依存につながるおそれがあります。
保護者は、子どもの成長段階に応じてスマホ利用を適切にコントロールし、安心して使える環境を整えることが大切です。
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