Grabの使い方は?利用できる国・地域やメリット、注意点、Uberとの違いも解説

Grab(グラブ)は、東南アジアを旅行する際に入れておきたい配車アプリです。
移動が安全かつ快適になり、タクシー移動に伴う不安を軽減できます。また、エリアによってはバイクの配車が可能で、渋滞時にも便利です。
今回は、Grabで車やバイクを呼ぶ際の使い方や利用できる国・地域、メリット、注意点などを解説します。
Grabとは?

Grabは、東南アジアを中心に展開されているアプリです。
当初はタクシーの配車機能のみでしたが、現在ではフードデリバリー、日用品配送、電子決済機能(GrabPay)など、移動や生活に関わる多様なサービスを提供しています。
ひとつのアプリで複数の生活インフラをまとめて利用できる利便性から、現地住民にとって欠かせない存在となっています。
今回は、これらの多彩な機能の中でも、旅行者にとって最も利用頻度が高い車やバイクの配車サービスを中心に、具体的な使い方やメリットを詳しく解説します。
Grabが利用できる国・地域
Grabが利用できる国は、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム、フィリピン、カンボジア、ミャンマーの東南アジア8カ国です(2026年1月時点)。
各国の主要都市はもちろん、地方都市を含む500以上のエリアで配車サービスを展開しています。
ただし、国や地域によって利用できる機能やサービス内容には違いがあります。また、カンボジアではトゥクトゥク(三輪タクシーのような乗り物)の配車サービスが利用できるなど、各国の交通事情にあわせた独自のプランが展開されています。
旅行先でGrabを利用する予定がある人は、事前にアプリ内で利用可能なサービスを確認しましょう。
Grabの使い方
Grabで車やバイクの配車を依頼する手順は、以下のとおりです。
1.「Grab」アプリをインストールする
2.電話番号でアカウント登録する
3.ピックアップ場所と目的地を入力する
4.表示された料金を確認して配車を確定する
5.到着後に支払いと評価を行う
6.領収書(レシート)を確認・保存する
それぞれ順番に解説します。
「Grab」アプリをインストールする
Grabを利用するには、専用アプリのインストールが必須です。まずはスマホにアプリをインストールしましょう。
iPhoneの場合はApp Storeで、Android™スマホの場合はGoogle Playストアから「Grab」と検索し、アプリをインストールしてください。
インストール自体は日本国内でも可能なため、渡航前に準備しておくと現地到着後にスムーズに利用を開始できます。
また、アプリの利用自体は無料で、日本語にも対応しています。実際のサービス利用には通信環境が必要なため、現地でのインターネット接続手段も確認しましょう。
電話番号でアカウント登録する
アプリをインストールしたら、画面の指示に従って、次の手順でアカウント登録を進めましょう。
1.利用したい国と都市をタップする

2.「新規登録」をタップする

3.電話番号を入力する

4.SMS認証を行う
5.名前を設定する
なお、アカウント登録の段階では支払い方法を設定する必要はありません。クレジットカードやデビットカードの登録は、実際に配車サービスを利用する前に行えば問題ないため、後から対応が可能です。
ただし、現地で慌てないためにも、渡航前に日本でアカウント登録(必要に応じてカード情報の登録まで)を済ませておくのも選択肢のひとつです。
ピックアップ場所と目的地を入力する
Grabは、ピックアップ場所(乗車地点)と目的地を事前に入力してから配車を依頼する仕組みです。まずは、アプリのホーム画面で「車」や「バイク(利用可能な国の場合)」などのアイコンをタップします。

次に、「どこへ行きますか?」の入力欄をタップすると、ピックアップ場所(乗車地点)と目的地の入力欄が表示されます。

アプリはGPS機能を使ってピックアップ場所(乗車地点)として現在位置を自動的に検出しますが、建物が密集しているエリアや屋内にいる場合、ピンの位置がずれてしまうことがあります。
そのため、地図上に表示されたピンが実際の位置と一致しているか必ず確認してください。
ピンがずれている場合は、地図を拡大して指で正確な位置にピンをドラッグして調整するか、施設名や住所を検索してみましょう。また、Google マップで現在地をコピーして貼り付ける方法もあります。
ピックアップ場所(乗車地点)が決まったら、「この乗車地を選択」をタップします。

次に、目的地を決定します。目的地も地図を表示してピンで指定するか、施設名や住所を入力して「この目的地を選択」をタップします。

ピックアップ場所(乗車地点)と目的地が正しく設定できれば、次のステップに進めます。
表示された料金を確認して配車を確定する
ピックアップ場所(乗車地点)と目的地を設定すると、画面に利用可能な配車タイプと料金が一覧で表示されます。

Grabの料金は移動距離や選択する車のタイプ、配車依頼のタイミングによって変動する仕組みです。予算や急ぎ具合に応じて最適なタイプを選びましょう。
次に画面下部で支払い方法を選択します。

国によって支払い方法は異なりますが、現金払いかクレジットカード決済などから選べます。クレジットカードを利用したい人は、アプリを起動したときの「支払い」タブをタップして、事前にカード情報を登録しておくとスムーズです。

配車タイプと支払い方法が決まったら、「予約」ボタンをタップして配車を確定しましょう。

ドライバーが見つかるとアプリに通知が届きます。
到着後に支払いと評価を行う
配車予約が完了すると、ドライバーの情報がアプリに表示され、ピックアップ場所(乗車地点)へ向かってきます。

アプリには車両のナンバープレート、車種、ドライバーの顔写真と名前が表示されるため、到着した車がこれらの情報と一致しているか必ず確認してから乗車しましょう。
車内では基本的にドライバーとのやり取りは不要で、アプリに設定したルートに沿って目的地まで運んでくれます。
目的地に到着したら、予約時に選択した支払い方法で料金を精算します。クレジットカード決済を選択していればアプリ内で決済されるため、降車時に現金を支払う必要はありません。なお、現金払いを選択した場合は、降車時にドライバーへ現地通貨で支払います。
降車後は、アプリを開いてドライバーを評価できます。表示された画面に沿って、サービスの質や運転の丁寧さを5段階の星で評価し、必要に応じてコメントを残しましょう。
領収書(レシート)を確認・保存する
Grabでは、乗車が完了すると領収書をアプリ内で確認できます(設定状況によっては登録したメールアドレス宛に領収書が送信されます)。領収書には乗車日時、ピックアップ場所(乗車地点)と目的地、支払い金額などの詳細情報が記載されているため、経費管理に活用できます。
また、アプリ画面下部の「アクティビティ」タブをタップすると、過去の乗車履歴を一覧で確認することが可能です。

各乗車の支払い内容や移動ルートも記録されているため、旅行中の移動を振り返る際にも役立ちます。
ただし、旅行中にGrabを何度も利用すると履歴が増え、旅行中の乗車履歴(該当の領収書)が一覧の下の方に流れるため、後から探すのに時間がかかることがあります。経費精算などで後日確認する可能性がある場合は、画面をスクリーンショットで保存したりすると安心です。
Grabを利用するメリット
Grabを利用するメリットは、主に以下のとおりです。
・事前に料金を確認でき、料金トラブルを避けやすい
・英語や現地の言葉を話せなくても利用できる
・状況にあわせて車種を選べる
・支払い方法が複数ある
それぞれ順番に解説します。
事前に料金を確認でき、料金トラブルを避けやすい
Grabでは配車を依頼する前に、目的地までの料金がアプリ上で明確に表示されます。
東南アジアの一部地域では、街中で流しのタクシーを拾った際にメーターを利用しなかったり、外国人観光客に対して通常の何倍もの料金を請求したりするケースが報告されています。
Grabでは乗車前に料金が表示されるため、不当な料金トラブルを避けやすい点が安心材料です。事前に金額を把握できるので、予算管理もしやすくなります。
英語や現地の言葉を話せなくても利用できる
東南アジアは国によって英語の通じやすさに大きな違いがあります。
たとえば、シンガポールやフィリピンでは英語が公用語として広く使われているため、観光客も比較的スムーズにコミュニケーションを取ることが可能です。
一方で、インドネシア、タイ、カンボジアなどの国では英語が通じにくい傾向があり、タクシー運転手や地元の店員との会話に苦労するケースも少なくありません。
Grabは、ピックアップ場所(乗車地点)と目的地の入力、車種の選択、支払い方法の設定などがアプリ上で完結するため、英語や現地語を話せなくても利用しやすくなっています。
さらに、ドライバーと連絡を取る必要がある場合も、アプリ内のチャット機能には自動翻訳システムが搭載されています。日本語で入力したメッセージが相手の言語に翻訳されて届くため、安心してやり取りが可能です。
状況にあわせて車種を選べる
Grabでは、利用シーンや人数に応じて、主に次の車種から最適なものを選択できます。
|
車種 |
概要 |
|---|---|
|
JustGrab |
タクシーか一般車かを問わず、最も早く手配できる車 |
|
GrabCar |
最大6人まで乗車可能な車 |
|
GrabCar Premium |
ビジネスや特別な場面に適した高級車 |
|
GrabExec |
スタイリッシュで乗り心地も快適な車 |
|
GrabFamily |
チャイルドシート付きで子ども連れに最適な車 |
|
GrabPet |
ペット用シートカバーを装備した車 |
|
GrabBike |
バイクタクシー(一部の国のみ) |
選択肢が複数あるため、急いでいる時は最短で手配できる車を、大人数での移動時は大型車を選ぶなど、状況にあわせた柔軟な配車が可能です。
小さな子どもやペット同伴、ゆったりと快適に移動したい場面など、自分のニーズにあった車種を選びましょう。
支払い方法が複数ある
Grabでは複数の支払い方法に対応しており、利用者の都合にあわせて選択できます。主な支払い方法は現金、クレジットカード、デビットカード、Grab独自の電子マネー「GrabPay」です。
クレジットカードやGrabPayを事前に登録しておけば、キャッシュレスで乗車から降車まで完結します。目的地に到着したらそのまま車を降りるだけで支払いが完了するため、多額の現地通貨を持ち歩く必要がありません。
ただし、利用可能な支払い方法は国や地域によって異なります。一部の地域ではクレジットカードが使えない場合や、ドライバーが現金払いのみを希望する場合があります。
そのため、完全にキャッシュレスに頼るのではなく、万が一に備えてある程度の現地通貨を用意しましょう。
Grabを利用する際の注意点
Grabを利用する際の注意点は、主に以下のとおりです。
・車両ナンバーとドライバー情報を必ず確認する
・配車をキャンセルするとキャンセル料金が発生する
・料金が割高な可能性がある
・深夜や人通りの少ない場所での利用は控える
それぞれ順番に解説します。
車両ナンバーとドライバー情報を必ず確認する
前述のとおり、配車が確定するとアプリには車両のナンバープレート、車種、ドライバーの名前や顔写真が表示されます。
安全を確保するために、ピックアップ場所(乗車地点)に到着した車やドライバーがアプリに表示されている情報と一致しているかを必ず確認してから乗車しましょう。
車両のナンバープレートの番号が違う、ドライバーの顔が写真と異なるといった場合は、正規のドライバーではない可能性があります。情報が一致しない場合は、決して乗車せず、配車をキャンセルしてください。
キャンセル後、アプリ内のサポート機能から運営に連絡し、状況を報告しましょう。
海外では、正規のGrabドライバーを装った無許可タクシー(白タク)や詐欺行為が報告されているため、乗車前の確認作業が重要です。
配車をキャンセルするとキャンセル料金が発生する
配車の予約が完了した後、利用者の都合でキャンセルを行うと、Grabからキャンセル料金を請求される可能性があります。そのため、配車を依頼する前に目的地やピックアップ場所(乗車地点)が正しいか、車種が適切かをしっかり確認しましょう。
配車確定後、一定時間内であれば無料でキャンセルできる場合もありますが、キャンセル料金や無料キャンセルが可能な時間は、利用する国や地域、車種によって異なります。
また、配車確定後にドライバー側からキャンセルされるケースもあります。
キャンセル料金は発生しませんが、再度配車を依頼する必要があるため時間がかかります。配車を確定した後も、アプリの通知は必ず確認しましょう。
※キャンセル料の詳細(英文)については、Grab公式サイト(利用規約の「7.2 For Consumers」)をご確認ください。
料金が割高な可能性がある
Grabを含む配車アプリでは、需要と供給のバランスに応じて料金が変動する仕組みです。通勤ラッシュ時や悪天候時、特別なイベント開催時など、配車リクエストが集中すると基本料金に上乗せされ、通常の数倍の価格になる場合があります。
そのため、混雑時には流しのタクシーよりもGrabの方が割高になるケースが珍しくありません。特に雨が降り始めた直後や観光地周辺では、料金が急騰しやすくなります。
ただし、Grabでは配車を予約する前に料金が画面に表示されるため、意図しない高額請求を避けることができます。
深夜や人通りの少ない場所での利用は控える
Grabは配車前にドライバーの顔写真や評価を確認できるため、一般的なタクシーと比較して安全性の高いサービスといえます。
ただし、東南アジアでは国・地域によって外務省の海外安全情報で注意喚起が出ている場合もあるため、渡航前に最新情報を確認しておきましょう。
特に深夜の時間帯にひとりで利用する場合は、万が一のトラブルに巻き込まれるリスクがあることを認識しておく必要があります。
夜遅い時間帯に閑散とした場所で車を待ったり、人目の届かない路地裏で乗降したりすることは避けましょう。
可能であれば、明るく人通りの多い場所をピックアップ場所(乗車地点)に設定し、ホテルやショッピングモールなど安全な場所を目的地に選ぶことをおすすめします。
GrabとUberの違い
配車アプリにはいくつかの選択肢がありますが、特に知名度が高いのがGrabとUberです。
Uberは世界各国に展開する国際的な配車サービスであるのに対して、Grabは東南アジアに特化した地域密着型のサービスです。
最大の違いは、Grabが単なる配車サービスにとどまらず、フードデリバリー、決済機能(GrabPay)、宅配サービスなど多様な機能を統合した「スーパーアプリ」として進化している点にあります。
また、Grabは東南アジア各国のローカルな交通事情や料金設定、文化的背景にあわせたきめ細やかなサービス設計を行っています。
たとえば、現金払いへの対応や、バイクタクシー・トゥクトゥクといった地域特有の交通手段の配車など、現地のニーズに即した展開が特長として挙げられます。
Uberも東南アジアでサービスを提供していましたが、2018年に東南アジアから撤退し、事業をGrabに売却しました。Grabが利用できる8カ国ではUberのサービスが提供されていません(2026年1月時点)。
そのため、東南アジアを旅行する際はGrabを使うのが基本となっています。
Grabの使い方を理解して東南アジアで利用しよう

Grabは東南アジアを中心に利用されている配車アプリです。タクシーを呼ぶ際に活用すれば、言葉の壁や料金トラブルを避けながら快適に移動できます。
最大のメリットは、料金が事前に確定し、アプリ上で操作が完結する点です。英語や現地の言葉が話せなくても、目的地の入力から支払いまでスムーズに行えるため、はじめての海外旅行でも安心して利用できます。
ただし、利用する際は、到着した車両のナンバープレートやドライバー情報がアプリ表示と一致しているか必ず確認してください。また、深夜や人通りの少ない場所での利用は避け、安全を最優先に行動しましょう。
さらに、Grabの利用にはインターネット接続が必須です。
海外でスマホを使うには、携帯電話会社の海外ローミングサービスの契約(日本で契約している携帯電話回線を海外でもそのまま使う方法)、現地SIMカードの購入、モバイルWi-Fi®ルーターのレンタルなどの選択肢があります。
※海外でスマホを使う方法については、こちらをご確認ください。
一方で、それぞれに事前の設定や手続きが必要で、料金プランも複雑なため、どの方法を選べばよいのか迷ってしまう人も少なくありません。
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