Discordのブラウザ版とは?アプリ版との違いや使い方などを徹底解説!

近年、コミュニケーションツールとして「Discord(ディスコード)」を利用するケースが増加しています。
Discordには、ブラウザで利用する「ブラウザ版」と、インストールして利用する「アプリ版」があり、どちらを選ぶか迷う人も多いでしょう。
今回は、両者の違いや必要なスペック、用途別の使いわけ、基本操作などをまとめて解説します。
Discordとは
Discordとは、チャット(画像や動画の添付)・画面共有・音声通話・ビデオ会議などが可能なコミュニケーションツールです。
基本機能は無料で利用できる一方、有料プラン(「Nitro Basic」および「Nitro」)は、カスタム絵文字・カスタムスタンプなど、多彩な特典が提供されています。
従来、Discordは、主にゲーマー向けのコミュニケーションツールとして利用されてきました。しかし、コロナ禍でリモートワークやオンライン学習が増加したことを契機に、近年では職場や学校などでも導入・利用される事例が増えています。
ブラウザ版Discordとアプリ版Discordの違い
Discordには、ブラウザ版とアプリ版があります。
ブラウザ版は、ブラウザ(Google ChromeやSafariなど)でDiscordを利用する方式です。職場や学校などで利用するパソコンは、システム管理者によりアプリのインストールが制限されていることがあります。しかし、ブラウザ版であれば、アプリをインストールできない環境でも、業務・授業・部活などで利用する際に、許可を得たうえで利用できる場合があります。
なお、Discordはモバイルブラウザでの利用が公式のサポート対象外です。そのため、スマホやタブレットなどのモバイル機器で利用する場合は、アプリ版を選びましょう。
アプリ版は、パソコンやスマホ、タブレットに専用のアプリをインストールして利用する方式です。
下表に、ブラウザ版Discordとアプリ版Discordの主な違いをまとめました。
|
機能 |
ブラウザ版Discord |
アプリ版Discord |
|---|---|---|
|
アプリのインストール |
不要 |
必要 |
|
外国語の翻訳 |
ブラウザの翻訳機能でスムーズに日本語訳を表示可能 |
コピー&ペーストして翻訳ツールなどで翻訳 |
|
ゲームオーバーレイ |
利用不可 |
利用可能 |
|
プッシュトゥトーク |
ウィンドウがフォーカスされている場合のみ利用可能 |
利用可能 |
ゲームオーバーレイとは、ゲームのプレイ中にウィンドウを切り替えずにDiscordのインターフェース(操作画面)にアクセスできる機能です。
プッシュトゥトークとは、キーボードのキーを押して音声を送信する機能で、ゲームをプレイする際などに役立ちます。
ブラウザ版Discordとアプリ版Discordの使いわけ方
ブラウザ版Discordは、以下のようなケースに適しています。
・アプリをインストールする手間を省きたい場合
・職場や学校など、アプリを自由にインストールできない環境において、許可を得たうえで利用したい場合
・外国語をスムーズに翻訳したい場合
一方、ゲームをプレイする場合は、ゲームオーバーレイやプッシュトゥトークを利用できるアプリ版Discordが適しています。状況に応じて、ブラウザ版Discordとアプリ版Discordを柔軟に使いわけるとよいでしょう。
Discordを利用するために必要なスペック
ブラウザ版Discordを利用するための最小システム要件は、以下のとおりです。推奨システム要件は定められていません。
・Google Chrome:Google Chrome 86以降
・Mozilla Firefox:Firefox 142以降
・Opera:Opera 72以降
・Microsoft Edge:Microsoft Edge 86以降
・Safari:Safari 15.4以降
以下は、PCアプリ版Discordを利用するための最小システム要件です。推奨システム要件は定められていません。
・Windows:Windows 10以降
・Mac:macOS 11(Big Sur)以降
・Linux:Ubuntu 20.04以降、Debian 11以降、openSUSE 16.2以降、Fedora Linux 32以降
スマホアプリ版Discordを利用するためのシステム要件を以下に示します。
・Android™スマホ:最小システム要件はAndroid 7以降、推奨システム要件はAndroid 10以降
・iPhone:最小システム要件および推奨システム要件はiOS 15.1以降
iPhoneに関しては、最小システム要件と推奨システム要件が同じです。
Discordの基本的な使い方(ブラウザ版・アプリ版共通)
Discordの基本的な使い方(ブラウザ版・アプリ版共通)を紹介します。
まず、パソコンの場合は、ブラウザでDiscord公式Webサイトにアクセスして、アカウントを作成しましょう。
スマホやタブレットなどのモバイル機器の場合は、「App Store」または「Google Playストア」から公式アプリを検索してインストールし、アプリを起動してアカウントを作成します。

会話の場は「サーバー」(コミュニティ)単位で構成されており、招待リンクから参加できます。自分でサーバーを作成することも可能で、用途に応じて「チャンネル」を追加して運用しましょう。

文字でやり取りする場合は「テキストチャンネル」を、通話する場合は「ボイスチャンネル」を用います。

特定の相手と話したい場合は、「フレンド追加」「DM(ダイレクトメッセージ)」を活用しましょう。「サーバー(場所)」「チャンネル(部屋)」「DM(個別のやり取り)」の使いわけを意識することがポイントです。
サーバーやチャンネルに参加・作成する方法
既存サーバー(招待制コミュニティ)に参加したい場合は、すでに参加している利用者から「サーバー招待リンク」を受け取りましょう。そして、「参加」をクリックまたはタップします。
自分でサーバーを新規作成したい場合は、「サーバーを追加」のアイコンから作成方法(白紙または各種テンプレート)を選びましょう。目的別にチャンネルを作成し、話題が混ざらないように整理すると運用しやすいです。
テキストチャンネルは文章の投稿や画像共有に、ボイスチャンネルは通話に適しています。ボイスチャンネルはクリックまたはタップで参加でき、受話器アイコンから退出可能です。
招待リンク作成やチャンネル作成には、権限が必要な場合があります。作成できない場合は、管理者に確認しましょう。
フレンドを追加する方法
特定のユーザーとフレンドになりたい場合は、「フレンド」画面の「フレンド追加」から申請しましょう。表記の違いによって、見つからないことがあるため、ユーザー名は正確に入力してください。また、相手が旧形式のユーザー名を利用している場合、「識別子(#)」が必要なことがあります。
または、ユーザーのアイコンをタップして相手のプロフィールを表示すると「フレンドに追加」ボタンがあります。いずれかのサーバーなどに登場している相手とフレンドになりたい場合は、前述した方法よりスムーズに追加できるこちらの方法をおすすめします。
フレンド申請を送信すると、相手が承認した時点でフレンドに追加されます。申請中は「保留」などの状態を確認でき、取り消すことも可能です。フレンド状態の相手とは、DM(ダイレクトメッセージ)で個別にやり取りできます。
ブラウザ版Discordでアカウントを作成する流れ

まず、Discordの公式Webサイトにアクセスしましょう。

「Discordをブラウザで開く」をクリックすると、「表示名を入力してください」という入力欄が表示されるので、希望する表示名を入力してください。

入力が完了したら、右側にある矢印をクリックします。そして、「私は人間です」のチェックボックスをクリックし、パズルを解きましょう。
「認証が必要です」と表示されるので、「メールで認証」ボタンをクリックします。登録したいメールアドレスとパスワードの入力を完了すると、メールが届きます。

メールに記載されている「Verify Email」をクリックしましょう。
「私は人間です」をクリックし、生年月日を入力すると、サーバーの作成を求められます。「オリジナルで作成する」「複数のテンプレートから選択する」「すでに招待を受けているサーバーに参加する」のいずれかを選択してください。
状況によっては、「メール認証ではなく、電話認証を求められる」など、上記の手順と異なる場合もあるので、画面の案内に従って対応してください。
ブラウザ版Discordの使い方
ログイン後の画面左下に表示されている歯車マークをクリックすると、プロフィールの編集などができます。
また、チャンネルやフレンドとのDMから、メッセージの送信が可能です。文章を改行する場合は「Shift」と「Enter」キーを同時に押します。「Enter」のみを押すと、そのままメッセージが送信されます。
外国語のメッセージを翻訳したい場合は、ブラウザの翻訳機能を利用して、日本語に翻訳しましょう。
通話に参加したい場合は、画面左のボイスチャンネルをクリックまたはタップします。退出する場合は、画面左下の受話器アイコンをクリックしてください。通話参加中は、画面左下の「画面を共有する」ボタンから画面共有も可能です。
アプリ版Discordのインストール方法
まず、Discordの利用に必要なスペック(OSのバージョンなど)を満たしているかどうかをご確認ください。満たしている場合は、Discord公式WebサイトやスマホのアプリストアからDiscordアプリをダウンロードしましょう。
Windowsパソコンで利用する場合、まずはDiscord公式Webサイトにアクセスしてください。

「Windows版をダウンロード」と記載された白いボタンがあるので、それをクリックします。「DiscordSetup.exe」というファイルのダウンロードが開始されるので、完了するまで待ちましょう。
ダウンロードが完了したら「DiscordSetup.exe」をダブルクリックし、インストールを開始してください。インストールが完了したらDiscordアプリが起動し、アカウント情報の入力画面が表示されます。

すでにブラウザ版などでアカウントを作成していれば、メールアドレスやパスワードを入力し、「ログイン」をクリックすると、Discordにログインできます。もしもまだアカウントを作成していない場合は、「登録」のリンクをクリックして、アカウント作成の画面へ移動してください。
アプリ版Discordの使い方
チャンネルやフレンドとのDMから、メッセージを送信できます。通話に参加したい場合は、画面左のボイスチャンネルからボイスチャットをクリックしましょう。
また、退出する場合は、画面左下の受話器アイコンをクリックしてください。通話参加中は、画面左下の「画面を共有する」ボタンから画面共有が可能です。
ゲームオーバーレイ機能を利用したい場合は、Discordユーザー名の横にある歯車アイコンから「ユーザー設定」にアクセスしてください。画面左側のメニューにある「ゲームオーバーレイ」をクリックし、「オーバーレイを有効にする」の有効化トグルをオンに切り替えることで有効化できます。
プッシュトゥトーク機能を利用したい場合は、「ユーザー設定」にアクセスし、画面左側のメニューにある「音声・ビデオ」をクリックし、「プッシュトゥトーク」の有効化トグルをオンに切り替えてください。必要に応じて、ショートカットキーを割り当てましょう。
アプリ版Discordのアップデート方法
アプリ版Discordは、随時アップデートされます。アップデート情報はDiscordの公式WebサイトやX(旧Twitter)の公式アカウントなどで案内されるため、定期的に確認しましょう。
パソコン版Discordアプリを最新版にアップデートする際は、画面右上に表示される緑のマークをクリックします。緑のマークが表示されていない場合は最新版の状態です。
アプリ版Discordが勝手に起動する場合の対処法
パソコン起動時に、アプリ版Discordが自動的に起動するケースがあります。不要と感じる場合は、自動起動設定をオフに切り替えましょう。以下は、Windows 11のパソコンで切り替える手順です。
1.タスクバーを右クリックして「タスクマネージャー」を起動する
2.「スタートアップアプリ」を選択し、Discordアプリの自動起動を無効化する
Windows 11以外の場合も、各OSの設定から自動起動をオフに切り替えることが可能です。詳細に関しては、メーカーの公式Webサイトなどでご確認ください。
Discordを利用する際の注意点
Discordを利用するのであれば、以下の注意点を把握しておきましょう。これらは、ブラウザ版・アプリ版(パソコンおよびスマホ)共通です。
・ひとつのメールアドレスで複数のアカウントは作成できない
・無料プランと有料プランで利用できる機能に違いがある
・データ利用量が大きくなる場合がある
それぞれ詳しく説明します。
ひとつのメールアドレスで複数のアカウントは作成できない
Discordのシステムでは、「ひとつのアカウントに連携されるメールアドレスはひとつのみ」とされています。
複数のアカウントを作成したい場合は、別のメールアドレスを登録しましょう(複数のアカウントを作成・利用することは可能)。
無料プランと有料プランで利用できる機能に違いがある
Discordには、無料プランのほか、有料(サブスクリプション)プランとして「Nitro Basic」や「Nitro」が提供されています。月額料金は、国によって異なります。日本の場合、「Nitro Basic」の月額料金は350円、「Nitro」の月額料金は1,050円です(2026年3月29日時点)。
無料プランの場合、一部の機能に制限があります(「共有できるファイルは10MBまで」「アイコンをカスタマイズできない」など)。また、無料プランおよび「Nitro Basic」の場合は100個まで、「Nitro」の場合は200個までのサーバーに参加可能です。
100を超えるサーバーに参加している状態で、「Nitro」の契約を解除するケースもあるでしょう。この場合、Nitroを解約して無料プランに戻ったあと、すでに100を超えるサーバーに参加している状態は維持できます。すでに参加しているサーバーから自動的に退出させられることはありません。
ただし、参加しているサーバー数の合計が100を下回るまでは、新たにサーバーに参加できない仕組みです。
データ利用量が大きくなる場合がある
テキストチャットのみであれば、データ利用量は多くありません。しかし、画面共有や動画のやり取り、ビデオ会議を利用する機会が多い場合は、データ利用量が増える可能性があります。
チャットのデータ利用量を低減したい場合は、「データセービングモード」を有効化することもご検討ください。画像や動画を低画質で送受信することで、データ利用量を抑えられます。なお、この機能は、スマホアプリ版のみで利用できます。
データセービングモードを有効にするには、Discordアプリの基本画面で「あなた」を2度タップして「設定」画面を開いてから、「チャット」>「データセービングモード」のトグル切り替えスイッチをオンにします。
状況に応じてブラウザ版とアプリ版のDiscordを使いわけよう
Discordには、ブラウザ版とアプリ版があります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、状況に応じて使いわけることが大切です。
スマホでアプリ版Discordを利用する場合、古い製品ではシステム要件を満たさない可能性があります。古いスマホを保有している場合は、新製品に買い替えてはいかがでしょうか。
また、頻繁に画面共有したり、動画をやり取りしたりする場合、データ利用量が増える可能性があります。データ利用量が気になる場合は、料金プランの見直しや携帯電話会社の乗り換えもご検討ください。
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