Android™スマホの強制終了や強制再起動とは?機種ごとのやり方を解説

Android™スマホは、画面が固まってもボタン操作で強制終了・強制再起動できる場合があります。
操作方法はAQUOS、Xperia、Google Pixel、Galaxyなど機種によって異なるため、自分の製品にあった手順の確認が必要です。
今回は、通常の再起動・強制終了・強制再起動の違いや機種別の操作方法、再起動できないときの対処法を解説します。
Androidスマホの強制終了や強制再起動とは?

Androidスマホの強制終了とは、フリーズして画面操作ができなくなった製品の電源を、ボタン操作で強制的に切ることです。
一方、強制再起動とは、通常の電源メニューを使わずに、ボタン操作でスマホを再起動する操作を指します。
画面が固まって動かない、アプリが繰り返し落ちる、動作が極端に重いといった不具合は一時的な要因で起きていることが多く、強制終了や強制再起動で改善できる場合があります。
ただし、強制終了・強制再起動を行うと、編集中のファイルや保存していないデータが消えるおそれがあります。特に、システムアップデート中やアプリのインストール中は深刻な不具合につながる可能性があるため、実行は避けましょう。
万が一に備え、日頃からこまめにバックアップを取っておくと安心です。バックアップは、緊急時のデータ消失に備えられるだけでなく、機種変更時のデータ移行にも役立ちます。
※スマホが固まる原因や対処法について詳しくは、こちらをご確認ください。
※スマホのバックアップのやり方について詳しくは、こちらをご確認ください。
※スマホのデータ移行方法について詳しくは、こちらをご確認ください。
通常の再起動・強制終了・強制再起動の違い
通常の再起動・強制終了・強制再起動は、いずれもスマホの電源に関する操作です。ただし、操作できる状況や操作方法には違いがあります。
|
種類 |
操作方法 |
使う場面 |
|---|---|---|
|
通常の再起動 |
電源メニューから「再起動」 |
操作できるとき |
|
強制終了 |
電源+音量ボタン長押し |
フリーズ時 |
|
強制再起動 |
強制終了した後、そのまま再起動 |
フリーズ時 |
強制終了・強制再起動では、編集中のファイルや保存していないデータが失われるおそれがあります。
また、同じようなボタン操作でも、機種によっては「強制再起動」などの名称が表示される場合があります。ボタンを押し続ける時間によって、強制終了(電源オフ)と強制再起動が切り替わる機種もあるため、操作前に自分のスマホでの方法を確認しておきましょう。
Androidスマホを強制終了・強制再起動する前に確認したいこと
強制終了・強制再起動は、保存していないデータが消えるおそれのある操作です。いきなり実行せず、より安全な方法から順に試しましょう。
まずは、次の状況に応じた対処法を確認してください。
・画面が一部でも動く場合
・ボタンが物理的に効かない場合
・画面が真っ暗な場合
なお、Androidスマホの場合、項目名や操作手順は製品によって異なるため、詳しくは公式Webサイトの製品ページや取扱説明書をご確認ください。今回はGalaxy S22の手順をもとに紹介します。
画面が一部でも動く場合は「通常の再起動」を試す
画面がわずかでも反応する場合は、強制終了・強制再起動を行う前に、通常の再起動を試しましょう。
操作は、電源ボタン(サイドボタン)単体か、電源ボタンと音量アップボタン(または音量ダウンボタン)の同時長押しです。画面に表示された電源メニューから「再起動」をタップすると、データを保ったままスマホを立ち上げ直すことができます。
なお、電源ボタンを単体で長押しすると、電源メニューではなくGoogle アシスタントなどの音声アシスタントが起動する設定になっている場合があります。このケースでも、電源ボタンと音量ダウンボタン(または音量アップボタン)を同時に長押しすれば、電源メニューを表示できます。
電源ボタンを長押しして電源メニューを表示したい場合は、スマホ本体の設定から変更しましょう。
たとえば、Galaxy S22では、「設定」アプリ>「便利な機能」>「サイドボタン」>「長押し」の順に選択し、「電源OFFメニュー」に切り替えが可能です。
なお、機種によっては「電源メニュー」や「クイック操作」などの名称が表示される場合があります。見当たらない場合は、「設定」アプリの検索窓で項目名を入力して探してみましょう。
※スマホの電源メニューの表示方法について、詳しくはこちらをご確認ください。
ボタンが物理的に効かない場合は「ユーザー補助機能メニュー」から電源を操作する
電源ボタンの故障やケース・アクセサリの干渉により、ボタン操作はできない一方で、画面のタップ操作はできる場合があります。そのような場合は、画面上のメニューから電源を操作できる「ユーザー補助機能メニュー」や「アシスタントメニュー」を使いましょう。
アシスタントメニューを使って電源を操作する手順は、次のとおりです。
1.「設定」アプリから「ユーザー補助」>「制御と操作」を開く
2.「アシスタントメニュー」をオンにする(許可を求める画面が出たら「許可」をタップする)
3.画面に表示されたボタンをタップし、メニュー内の「電源OFFメニュー」を選ぶ
4.表示された電源メニューから「電源を切る」または「再起動」をタップする
アシスタントメニューのボタンは画面上に表示されたままのため、物理ボタンが使えない場合でも、タップ操作で電源オフや再起動を行えます。
なお、機種によっては「アシスタントメニュー」ではなく、「ユーザー補助機能メニュー」や「アクセシビリティ」などの名称が表示される場合があります。見当たらない場合は、「設定」アプリの検索窓で項目名を入力して探してみましょう。
画面が真っ暗な場合はしばらく充電してから操作する
画面が真っ暗なまま反応しない場合は、フリーズではなく、バッテリーが切れている可能性もあります。
充電残量がほとんど残っていない状態では、ボタンを押しても再起動できないため、まずは充電してしばらく置いてから操作しましょう。
完全に放電している場合は、充電をはじめてもすぐに画面が表示されないことがあります。30分以上充電してから、電源を入れ直してみてください。
それでも画面が表示されない場合は、バッテリーの劣化や別の不具合が考えられます。以前から充電の減りが早いと感じていた場合は、メーカーサポートや携帯電話会社のショップに相談しましょう。
※Androidスマホの充電の減りが早い原因や対処法について詳しくは、こちらをご確認ください。
Androidスマホを強制終了・強制再起動する方法
強制終了・強制再起動の方法は、メーカーや機種によって使うボタンや長押しする秒数が異なります。強制終了後に手動で電源を入れ直す機種もあれば、ボタン操作でそのまま強制再起動する機種もあります。
以下では、利用者の多い主要メーカーを中心に手順をまとめました。
・AQUOS(シャープ)を強制終了・強制再起動する方法
・Xperia(ソニー)を強制終了・強制再起動する方法
・Google Pixelを強制終了・強制再起動する方法
・Galaxy(サムスン)を強制終了・強制再起動する方法
・OPPOを強制終了・強制再起動する方法
・arrows(FCNT)を強制終了・強制再起動する方法
・Xiaomi・motorolaなどそのほかAndroidスマホの操作方法を調べる方法
利用しているスマホに近いものから確認しましょう。
AQUOS(シャープ)を強制終了・強制再起動する方法
画面が固まって操作できない場合、AQUOSでは機種ごとに指定された手順で強制終了を行います。
電源ボタン(指紋センサー一体型の機種を含む)と音量アップボタンを同時に8秒以上長押しする機種では、本体が振動したら指を放すと画面が消灯して電源が切れます。
電源が切れた後に再び起動したい場合は、電源ボタンを長押ししましょう。電源ボタンのみを長押しする機種もあるため、操作前に公式Webサイトや取扱説明書で確認してください。
Xperia(ソニー)を強制終了・強制再起動する方法
Xperiaの対応機種では、電源ボタンと音量アップボタンを、本体が振動するまで同時に長押しします。振動したら指を放すと、強制再起動が始まります。
電源を切りたい場合は、指を放さずにそのまま押し続けましょう。数秒後に本体が3回振動したら指を放すと、電源が切れます。電源が入らない場合も、強制再起動で復旧することがあります。
ただし、保存していないデータが失われるおそれがあるため、操作できる場合は通常の再起動を優先しましょう。
Google Pixelを強制終了・強制再起動する方法
Google Pixelは、世代によって操作方法が異なります。
Google Pixel 5a以前では、電源ボタンを30秒ほど、または再起動するか、フリーズして反応がない場合は電源ボタンを60秒ほど長押しします。
Google Pixel 6以降(Google Pixel Foldを含む)では、電源ボタンと音量アップボタンを数秒間長押しし、表示された電源メニューから「再起動」をタップします。
画面が固まって通常の再起動ができない場合は、世代を問わず電源ボタンを60秒ほど長押ししてください。スマホが再起動し、Googleの「G」ロゴが表示されたら、電源ボタンから指を放します。
Galaxy(サムスン)を強制終了・強制再起動する方法
Galaxyは、電源(サイド)ボタンと音量ダウンボタンを同時に7秒以上長押しすると、強制的に再起動します。途中で電源メニューが表示されても、指を放さずそのまま押し続けてください。このとき、音量ボタンは中央より下側を押すのがコツです。
なお、一部のシリーズでは、電源ボタンの長押しだけでも再起動できます。お使いのGalaxyで反応しない場合は、押す位置や長押しする秒数を変えて試してみましょう。
OPPOを強制終了・強制再起動する方法
OPPOは、電源ボタン(スクリーンロックボタンとも呼ばれます)と音量アップボタンを同時に10秒以上長押しすると、強制的に再起動します。「OPPO」のロゴが表示されたら指を放しましょう。
ただし、機種やColorOS(OPPO独自のOS)のバージョンによって、ボタンの名称や細かな手順が異なる場合があります。お使いのスマホで確実に操作したい場合は、機種別の公式取扱説明書で正確な手順を確認しておくと安心です。
arrows(FCNT)を強制終了・強制再起動する方法
arrowsは、電源ボタンと音量ボタン(機種により音量アップまたは音量ダウン)を同時に8秒以上押し続けると、強制的に電源を切ることができます。画面が消灯したら指を放し、電源を入れ直すときは、改めて電源ボタンを2秒以上長押ししましょう。
使う音量ボタンは機種によって異なります。arrows We2などの新しい機種では音量ダウンボタン、ほかの機種では音量アップボタンを使うため、必ず機種の公式Webサイトや取扱説明書で確認しましょう。
Xiaomi・motorolaなどそのほかAndroidスマホの操作方法を調べる方法
Xiaomi・motorolaなど、上記で紹介した以外のAndroidスマホでも、電源ボタンを長押しするか、電源ボタンと音量ボタンを同時に長押しすると、強制終了・強制再起動できる場合があります。
ただし、使うボタンの組み合わせや押し続ける秒数は、メーカーや機種ごとに異なります。画面がフリーズして調べられないときは、パソコンやタブレットから公式Webサイトや取扱説明書で自分の機種の手順を確認しましょう。
機種名や型番は、画面が操作できない場合でも、購入時の化粧箱や本体の刻印から確認できるほか、「設定」アプリの「デバイス情報」や「端末情報」からも確認できます。
Androidスマホを強制終了・強制再起動できないときの対処法
強制終了・強制再起動のボタン操作を試しても、まったく反応がないこともあります。その場合は、以下の対処法を順に試しましょう。
・ケースやアクセサリがボタン操作を妨げていないか確認する
・バッテリーが切れるまで待ってから充電する
・それでも反応しない場合は物理的な故障を疑う(修理・買い替え)
ケースやアクセサリがボタン操作を妨げていないか確認する
ボタン操作に反応がない場合は、ケースやアクセサリがボタンの操作を妨げている可能性があります。
厚手の耐衝撃ケースやバンパー(スマホ本体の側面のみを保護する枠状のケース)を付けていると、ボタンを奥まで押し込めず、長押ししても反応しないことがあります。一度ケースを完全に外し、本体のボタンを直接押してみましょう。
それでも反応がない、あるいはボタンが押し込まれたまま戻らない場合は、ボタン自体が故障している可能性があります。
バッテリーが切れるまで待ってから充電する
ボタン操作を一切受け付けず、画面も固まったまま動かない場合は、無理に操作を続けず、バッテリーが切れるまで待つ方法もあります。バッテリーが切れると、スマホの電源が自動的に切れます。
完全に電源が切れたら充電し直しましょう。再び電源を入れると、フリーズが解消されて正常に起動することがあります。
バッテリーが切れるまで時間がかかるため、ボタンや画面の操作ができない場合に検討する対処法です。
それでも反応しない場合は物理的な故障を疑う(修理・買い替え)
上記までの対処法をすべて試しても反応がない場合、内部基板の損傷や電源・音量ボタン自体の物理的な破損が考えられます。自力での復旧は難しいため、無理に操作を続けず、専門の窓口に相談しましょう。
相談先としては、メーカーサポートのほか、契約している携帯電話会社のショップや街の修理店が挙げられます。長く使ってきたスマホで同じ不具合が繰り返される場合は、修理費用とのバランスを考慮しながら新しいスマホへの買い替えも検討してみてください。
Androidスマホを強制終了・強制再起動しても症状が改善されないときの対処法
強制終了・強制再起動で一度は動くようになっても、その後フリーズやアプリのクラッシュ(アプリが突然落ちる、強制終了される現象)が繰り返し発生する場合は、別の原因が潜んでいる可能性があります。一時的な対処にとどめず、根本的な対処を順に行いましょう。
・OS・アプリを最新の状態にアップデートする
・ストレージの空き容量を増やす
・「セーフモード」で起動して原因となっているアプリを特定・削除する
・【最終手段】必要なデータをバックアップして本体を初期化(出荷時設定にリセット)する
OS・アプリを最新の状態にアップデートする
OSやアプリが古いバージョンのままだと、そこに潜むバグが原因でフリーズが起きることがあります。まずはOSとアプリの両方を最新の状態に更新してみましょう。
OSは「設定」アプリ>「システム」>「システムアップデート」から、アプリは「Google Play ストア」アプリから更新できます。
※AndroidのOSを最新バージョンにアップデートする方法について詳しくは、こちらをご確認ください。
※アプリのアップデート方法について詳しくは、こちらをご確認ください。
ストレージの空き容量を増やす
内蔵ストレージ(スマホ内にデータを保存する場所)の空き容量が残りわずかになると、一時データの読み書きに使う領域が不足し、システムの処理が追いつかなくなります。その結果、動作が極端に重くなったり、フリーズしたりしやすくなります。
撮りためた動画や写真、使っていないアプリを削除して、十分な空きを確保しましょう。アプリ本体だけでなく、キャッシュ(アプリが一時的に保存している読み込み用データ)や不要なファイルを整理するのも効果的です。
※Androidスマホの不要なアプリの削除(アンインストール)方法について詳しくは、こちらをご確認ください。
※スマホの空き容量を増やす方法について詳しくは、こちらをご確認ください。
「セーフモード」で起動して原因となっているアプリを特定・削除する
フリーズの原因が購入後にインストールしたアプリにあるかどうかを調べたいときは、「セーフモード」での起動が有効です。
セーフモードは、購入時からインストールされているアプリのみで一時的に動作させる「診断用の状態」です。この状態でフリーズが起きなければ、後から追加したアプリが原因と判断できます。
心当たりのあるアプリを削除して、症状が改善するか確かめましょう。起動方法は機種によって異なるため、取扱説明書で確認しましょう。
※Androidスマホのセーフモードの起動・解除方法について詳しくは、こちらをご確認ください。
【最終手段】必要なデータをバックアップして本体を初期化(出荷時設定にリセット)する
上記までの対処法を試しても改善しない場合は、本体の初期化(出荷時設定へのリセット)を検討しましょう。初期化を行うことで、ソフトウェアが原因の不具合が解消され、症状の改善が見込めます。
ただし、アプリや写真、連絡先などのデータはすべて消えてしまうため、必ず事前にバックアップを取ってから実行しましょう。
※Androidを初期化する方法について詳しくは、こちらをご確認ください。
※スマホのバックアップのやり方について詳しくは、こちらをご確認ください。
自分の機種にあった方法でAndroidスマホのトラブルを解決しよう

強制終了・強制再起動は、Androidスマホでフリーズやトラブルなどが発生したときに頼れる手段です。
ただし、保存していないデータが失われるおそれがあるため、ほかの方法で復旧できない場合に限って行いましょう。
フリーズやアプリのクラッシュが何度も繰り返されるなら、その場しのぎではなく、OS・アプリのアップデートやストレージの整理といった根本的な対処が効果的です。
それでも改善しない場合や、長年使い込んできたAndroidスマホの場合は、最新のスマホへの買い替えも視野に入れてみてください。
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