スマホの買い替え・機種変更時期の目安は?最適なタイミングや前後でやることを紹介

スマホの買い替えはいつすべきなのか、迷うことがあるかもしれません。
買い替える時期は購入してから4~5年ほどが平均的で、バッテリーの持ちが悪い、本体の調子が悪いなどの症状があれば、買い替えのタイミングです。
今回は、スマホの買い替え・機種変更の時期の目安や、買い替え前後でやるべきことを解説します。
スマホの平均寿命は?何年で買い替える・機種変更するべき?
スマホを買い替える時期や理由は、人によって異なります。
内閣府の消費動向調査によると、携帯電話の買い替え時期は購入から約4.5年が平均です。また、買い替えの理由は次のような回答が多いです※。
買い替えの理由 |
割合 |
---|---|
故障 |
38.0% |
上位品目への移行 |
27.8% |
住居の変更 |
0.1% |
そのほか |
34.1% |
スマホを買い替えるべき時期に明確な決まりはありませんが、多くの人は故障をきっかけに、4~5年ほどで買い替える傾向があります。
※出典:内閣府「消費動向調査 令和6(2024)年12月実施分」
なお、スマホのバッテリーの寿命は2年程度、本体の寿命は故障・破損がなければ3~5年程度といわれています。
バッテリーの持ちが悪くなったと感じる場合や本体に不具合が生じている場合は、買い替えを検討しましょう。
スマホの買い替え・機種変更時期の目安は?

スマホを買い替える時期の目安としては、以下のようなケースが考えられます。
・スマホのバッテリーの持ちが悪い
・スペックが不十分で動作が遅い
・最新のOSにアップデートできない
・本体に不具合がある
・5G対応のスマホに変更したい
バッテリーの劣化、本体の動作不良などが気になる場合は、買い替えを検討すべきタイミングといえます。それぞれの目安を以下で確認しましょう。
スマホのバッテリーの持ちが悪い
スマホのリチウムイオンバッテリーは充放電を繰り返すことで劣化が進み、長期間使用するとバッテリーの持ち時間は少しずつ短くなります。
バッテリーの寿命は、一般的に、フル充電サイクル(100%充電を0%まで使い切るサイクル)でおよそ500回、期間にすると約2~3年といわれています。
バッテリーの持ちが悪い場合は、メーカーや修理店でバッテリーを交換することもできますが、併せて買い替えも検討しましょう。
※スマホのバッテリー交換についての詳細はこちらをご確認ください。
スペックが不十分で動作が遅い
利用中のスマホが発売から数年経ち、スペック面に不便を感じる場合も、買い替えを検討すべきタイミングのひとつです。
スペック不足になると、「起動や動作が遅い」「アプリが固まる」などの不便が生じることがあります。また、アプリやゲームの処理に必要なスペックは年々少しずつ上がっているため、最新のアプリに対応できないケースもあるでしょう。
スペック面に不便を感じる機会が増えてきたら、スマホの買い替えを検討しましょう。
最新のOSにアップデートできない
利用中のスマホが古くなると、OSアップデートの対象外になることがあります。
OSはスマホ全体を管理・制御するソフトウェアで、通常、年に1回の頻度で最新バージョンがリリースされます。最新のOSにアップデートすることで、新機能が利用できたり、セキュリティの脆弱性が改善されたりします。
しかし、スマホが古くなりOSアップデートの対象外になると新しいアプリや機能が利用できないことに加え、古いOSを使い続けることで、個人情報漏えいなどのセキュリティリスクが増す可能性もあります。
利用中のスマホがOSアップデートの対象から外れている場合は、買い替えを検討するとよいでしょう。
本体に不具合がある
画面・ボタンの破損など、スマホ本体に不具合や故障があるときは、買い替えを検討するタイミングです。
修理という選択肢もありますが、修理内容によっては高額になる可能性があります。たとえば、iPhone 16をApple認定の修理サービスに依頼する場合、以下の費用がかかります。
故障内容 |
修理費用の見積もり(税込) |
---|---|
画面のひび割れ(前面のみ) |
42,800円 |
背面ガラスの損傷 |
25,900円 |
画面(前面)のひび割れと背面ガラスの損傷 |
59,400円 |
バッテリー |
15,800円 |
背面カメラ |
23,800円 |
そのほかの損傷 |
87,800円 |
スマホを買い替えれば、故障リスクの軽減に加えて、スペックも最新にアップグレードされます。不具合が生じたら、修理と併せて買い替えを検討しましょう。
なお、AppleCare+に加入している場合は、保証を活用して修理費用を抑えられる場合があります。
※iPhoneの本体交換・修理費用についての詳細はこちらをご確認ください。
5G対応のスマホに変更したい
5G(第5世代移動通信システム)は、最新の通信システムです。5Gを利用すれば、4Gを大きく上回る速度でのデータ通信が可能です。
5Gが利用できるエリアにはまだ制限があるものの、超高速かつ大容量の通信を実現できる点は大きな魅力です。
5G通信の利用には、対応するスマホが必要です。5G通信を利用したいと考えている人は、スマホの買い替えを検討しましょう。
スマホの買い替え・機種変更がおすすめのシーズンは?
スマホの買い替え・機種変更がおすすめのシーズンについても以下で確認しましょう。
3~4月の新生活・決算期のタイミングや、新モデルリリース直後などは特に狙い目です。
3~4月の新生活・決算期のタイミング
3~4月の新生活に向けた時期や決算期のタイミングは、多くのキャンペーンが実施される傾向があります。
各携帯電話会社は、公式Webサイトや家電量販店などでキャンペーンを実施します。
特に、他社への乗り換えと併せてスマホを購入すると、MNP(乗り換え)の特典として、割引やポイントバックを受けられるケースがあります。各社のキャンペーンをチェックしてみましょう。
新モデルがリリースされた直後
人気モデルの新機種が発売されると割引やポイントバック、プレゼント特典などのキャンペーンが実施される場合があり、活用するとおトクにスマホが購入できます。
また、新モデルのリリース後、型落ちとなった機種が値下げされることもあるため、併せて覚えておくとよいでしょう。
スマホを買い替える・機種変更するメリット
スマホを買い替えるメリットとしては、以下が挙げられます。
・バッテリーが消耗したスマホを買い替えれば、バッテリーの持ちがよくなる
・新品のスマホに買い替えれば、故障・不具合が起こるリスクを減らせる
・カメラの性能がより高い機種に買い替えれば、写真がキレイに撮れる
・チップ性能がより高い機種に買い替えれば、処理性能が向上してサクサク使える
・最新機種に買い替えれば、最新の機能が使える
新品のスマホに買い替えることで、故障や不具合が起こるリスクが低減するほか、バッテリーの持ちも改善されます。
また、買い替えでカメラやチップの性能が最新にアップデートされ、機能面でも最新の機能が使えるようになります。
スマホを買い替える・機種変更する前にやるべきこと

スマホに不具合が生じ始めた場合、突然利用できなくなる恐れもあります。買い替えを検討すると同時に、以下の対応を早めに済ませておきましょう。
スマホのデータのバックアップをとる
バックアップは、故障に備えて日常的にとっておくべきものですが、不具合が生じている場合は、突然動かなくなる前に早めにバックアップをとっておきましょう。
以下は、Android™、iPhoneの代表的なバックアップ方法です。
Androidの場合は、「設定」>「システム」>「バックアップ」と進み、「Google Oneバックアップ」をオンにすると、自動でバックアップができます。
iPhoneの場合は、「設定」>「ユーザ名」>「iCloud」>「iCloudバックアップ」と進み、「このiPhoneをバックアップ」をオンにすると自動でバックアップされます。
加入している補償サービスを確認する
故障で買い替えを検討している場合は、契約中の携帯電話会社で補償サービスに加入しているか確認しましょう。
補償サービスに加入している場合は、修理費用の割引や同じスマホへの交換サービス(有料)が受けられるため、スマホを買い替える場合と比べて費用を大きく軽減できます。
補償サービスの加入状況は、各携帯電話会社の会員ページなどで確認できます。
他社への乗り換えを検討する場合は手数料などを確認しておく
他社に乗り換える際は、必要な初期費用を事前に確認しておきましょう。たとえば、契約事務手数料やSIMカードの発行手数料などがかかる場合があります。
なお、今まで利用していた携帯電話会社に支払う契約解除料やMNP転出手数料は、多くの携帯電話会社で廃止されています。
また、利用中のスマホを分割払いで購入した場合は、回線契約を解約した後も引き続き支払いが必要になるため、残債があるか確認しておきましょう。
スマホを買い替えた・機種変更した後にやるべきこと
スマホを買い替えた後にやるべきことも確認しておきましょう。必要な作業は主に以下の3つです。
・SIMカードの入れ替え
・データ移行
・APN設定
SIMカードの入れ替え
SIMカードとは、スマホに差し込む小さなICカードのことで、契約した携帯電話会社の回線で通信・通話するために必要です。
スマホを買い替えた場合は、古いスマホから新しいスマホにSIMカードを入れ替える作業を行います。SIMカードを入れ替える手順は、次のとおりです。
古いスマホで行う作業
1.古いスマホの電源をオフにする
2.SIMピンでSIMカードトレイを引き出す
3.SIMカードを取り出す
4.SIMカードトレイを閉じる
新しいスマホで行う作業
1.新しいスマホの電源をオフにする
2.SIMピンでSIMカードトレイを引き出す
3.SIMカードをセットし、SIMカードトレイを閉じる
4.新しいスマホの電源をオンにする
※SIMカードについての詳細はこちらをご確認ください。
※SIMカードを入れ替える方法についての詳細はこちらをご確認ください。
データ移行
スマホを買い替えたら、古いスマホから新しいスマホにデータを移行しましょう。
iPhone同士の場合は、Apple公式のクイックスタートの機能を利用するとワイヤレスでデータを転送できます。
AndroidからiPhoneへのデータ移行は、Apple公式の「iOSに移行」アプリを利用して行うことができます。いずれも新しいiPhoneの初期設定の中で実行が可能です。
そのほか、Androidへの買い替えの場合は、初期設定の中で、Google公式の機能による有線/ワイヤレスでのデータ転送などでデータ移行できます。
※新しいスマホにデータ移行する方法についての詳細はこちらをご確認ください。
APN設定
APN設定とは、携帯電話会社が提供する携帯電話回線を通じて、インターネットにアクセスするために必要な設定です。
主要な携帯電話会社や格安スマホのAPNは、多くの場合、SIMカードやeSIMをセットすると自動で設定されます。
ただし、SIMフリーのスマホに新しいSIMを挿入する場合や海外で現地のプリペイド式SIMを挿入する場合などは、APN設定をご自身で行う必要があります。
iPhoneの場合はAPNプロファイルのダウンロード、Androidの場合はAPNの情報を入力・保存すれば設定可能です。
設定方法の詳細は、携帯電話会社の公式Webサイトや契約時に受け取るスタートガイドなどで確認しましょう。
最新機種に買い替え・機種変更して快適にスマホを使おう
お持ちのスマホに、バッテリーの持ちが悪い・故障がある・動作が遅い・OSをアップデートできないなどの症状があれば、買い替えのタイミングです。買い替え前後で必要な作業を事前に確認して、買い替えを進めましょう。
また、スマホを買い替えるなら、併せて携帯電話会社の乗り換えも検討してみましょう。料金プランなどを見直すことで、よりご自身にあった契約が見つかる可能性があります。
楽天モバイル公式Webサイトでは、人気のAndroidやiPhoneをはじめとした多彩なラインアップを取り揃えています。
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※楽天モバイルで販売している製品についてはこちらをご確認ください。
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