SIMカードとは?基本や種類、選び方を初心者向けにわかりやすく紹介

SIMカードは、契約者を識別する情報が記録された小型のICカードで、通信や通話を利用するために欠かせない役割を担っています。
はじめて自分でスマホの契約先を変更するなどの状況で、SIMカードとはなにか気になっている人もいるかもしれません。今回は、SIMカードの基礎知識から種類の違い、選び方までを初心者にもわかりやすく解説します。
SIMカードとは?
SIMカード(Subscriber Identity Module Card)とは、契約した携帯電話会社の回線を利用して通信や通話を行うために、スマホに差し込んで使う小型のICカードです。
SIMカードには、携帯電話会社と契約した際に割り当てられる、加入者を識別する番号(IMSI=International Mobile Subscriber Identity)が記録されています。
この固有番号と電話番号が契約で紐付けられることによって、携帯電話会社の通信ネットワークを通じてインターネットや通話、SMSが利用できるのです。
国際ローミング(日本の事業者を介して海外でネットワークを利用する仕組み)でも、SIMカードによって利用者が識別され、現地のネットワークへの接続が可能になります。
また、SIMカードによって利用者が認証されるプロセスは、不正利用を防ぎ、セキュリティを守る面でも重要な役割を果たしています。
店頭でスマホの回線契約をすると、SIMカードはその場で直接受け取ることになります。店頭では、スマホ本体へのセットまでスタッフが実施する場合もあります。
一方、オンラインで契約した場合は、郵送でSIMカードを受け取ることになり、利用者ご自身でスマホ本体にSIMカードを差し込みます。
SIMカードの種類
SIMカードの種類は、nanoSIM、microSIM、標準SIMの3つがあります。現在では、ほとんどのスマホでnanoSIMが採用されています。技術が進むにつれて小型化されてきましたが、3種類のSIMカードの機能は同じです。

SIMカードの種類と特徴を以下で紹介します。
- nanoSIM
- 3種類のSIMカードの中では最小サイズ
- ほとんどのスマホでnano SIMが利用されている
- 2012年ごろ発売のスマホから採用され、急速にシェアが広がった
- microSIM
- nanoSIMが主流になるまで多く利用されていたSIMカード
- 2010年ごろ発売のスマホから採用されている
- 現在でもごく一部の中古スマホなどで利用されている
- 標準SIM
- 主に2010年以前の初期のスマホなどで利用されていたSIMカード
- 1990年代の後半に登場
- 2001年にNTTドコモの3Gサービスが開始し、FOMAカードが登場
- 日本ではiPhone 3Gなどが発売された2008年頃に普及
- 現在販売されているスマホでは、基本的に採用されていない
SIMカードと別にeSIMもある
SIMカードとは別に、スマホに内蔵された本体一体型のSIMとして「eSIM」というものもあります。
eSIMは、オンラインでSIM情報を書き込むことで利用できる仕組みで、物理的なSIMカードの入れ替えをしなくても通常のSIMカードと同様の設定を完了できます。
他社から電話番号そのままで乗り換える(MNP)場合や新規契約の場合でも、SIMカードの配送や受け取りの手間を省き、最短即日開通が可能です。
「SIMカードの入れ替え作業なしで使いたい」「今すぐ自宅で回線を追加したい」という人には、eSIMがおすすめです。
SIMカードとの特徴の違いをまとめると、次のとおりです。
| SIMカード | eSIM | |
|---|---|---|
| SIMの形態 | 小さなICカード | 本体一体型 |
| 開通までの日数(オンラインの場合) | 数日程度~(郵送に日数がかかる) | 最短即日 |
| そのほかメリット | ・機種変更の際に入れ替えできる(eSIMは再発行が必要) | ・SIMカードの入れ替え不要 ・破損や紛失の心配がない |
SIMカードは、機種変更のときに新しいスマホにSIMカードを移し替えることができる点がメリットとして挙げられます。
多くの場合、機種変更の際はeSIMの再発行が必要です。ただし、iPhoneではクイック転送の機能に対応した携帯電話会社であれば、機種変更時にeSIMを端末間で直接移し替えることができるため、必ずしも再発行が必要というわけではありません。
SIMカードの選び方
スマホの回線契約をする際は、サイズ・機能の2点を確認してSIMカードを選びましょう。
SIMカードのサイズで選ぶ
スマホにあったサイズのSIMカードを選びましょう。
利用中のスマホが対応しているSIMカードの種類と、契約する携帯電話会社で提供されるSIMカードの種類をそれぞれ確認して、問題なく利用できることを確かめましょう。
なお、携帯電話会社から提供されるSIMカードは、3つのサイズで切り出しが可能な「マルチカットSIM」で提供されるケースが多いです。
マルチカットSIMでは、台紙の切り取り線に沿って標準SIM、microSIM、nanoSIMの3つのサイズに指で押して切り離すことができます。なお、一度小さいサイズに切り離すと、大きいサイズに戻すことができないので注意してください。
SIMカードの機能で選ぶ
SIMカードは、機能別に「音声通話SIM」「SMS機能付きSIM」「データ通信専用SIM」の3種類にわけられます。
| 音声通話 | SMS | データ通信 | |
|---|---|---|---|
| 音声通話SIM | ○ | ○ | ○ |
| SMS機能付きSIM | × | ○ | ○ |
| データ通信専用SIM | × | × | ○ |
ほとんどの携帯電話会社では「音声通話SIM」の提供があり、加えて「SMS機能付きSIM」や「データ通信専用SIM」を選べる場合があります。
「SMS機能付きSIM」「データ通信専用SIM」は機能が制限される分、低価格で利用できたり、少ない手間で契約ができたりするなどのメリットがある場合が多いです。
たとえば、タブレットで通信用のSIMカードを利用する場合、通話機能が不要であればデータ通信専用SIMで十分です。用途によっては、「SMS機能付きSIM」「データ通信専用SIM」も選択肢として検討してみるとよいでしょう。
SIMカードの入れ替え方法は?(セットする方法・取り出し方)

スマホにSIMカードをセットする具体的な手順も確認しておきましょう。新たにスマホの回線契約をした際には、スマホにSIMカードを差し込む必要があります。
(1)SIMカードの入れ替えに必要なもの
SIMカードの入れ替えに必要なものは、契約したSIMカードとスマホ、SIMカードを取り出すためのSIMピンです。
SIMピンとは、SIMカードトレイを取り出すための細いピンのことです。スマホを購入した際に付属している場合が多く、SIMカードと一緒に受け取れることもあります。
なお、スマホの機種によっては、本体側面のSIMカードトレイの溝に指をかけて、SIMピン不要でSIMカードトレイを引き出せるものもあります。
(2)SIMカードの挿入方法
まずSIMカードを台紙から切り取ります。このとき、SIMカードのICチップに素手で触れないよう注意しましょう。
スマホの電源をオフにしたうえで、スマホ側面にあるSIMカードトレイの小さな穴にSIM取り出しツールを軽く押し込み、トレイを引き出します。トレイや穴の位置は機種によって異なるため、スマホの説明書やメーカーの公式Webサイトなどで確認してください。
トレイを取り出したら、SIMカードスロット(SIMカードをセットする箇所)にSIMカードをはめ込みます。このとき、カードの切り欠きとSIMカードスロットの形をあわせてください。切り欠きをあわせてはめ込むことで、カードの向きや裏表を間違えないようになっています。
SIMカードトレイを閉じれば、SIMカードのセットは完了です。閉じるときはカードがずれないように、トレイをゆっくりと最後まで押し込んでください。
今まで利用していたSIMカードがスマホにセットされている場合は、SIMカードを取り出したうえで、新しいSIMカードをセットします。
SIMカードのセットのほか、各種の初期設定(開通手続き、APN設定など)を完了すれば、新たに契約した回線でスマホの利用を開始できます。
SIMカードを使うときの注意点
SIMカードを使うときの注意点も以下で確認していきましょう。
入れ替えのときは取り扱いに注意する
SIMカードは繊細な部品のため、入れ替えの際は以下のような点に注意しましょう。
- ICチップの部分(金属部分)に触れない
- 静電気を除去してから取り扱う
- SIMカードの向きを間違えない
- 強い力を加えない
ICチップの部分に傷や汚れがつくと不具合の原因になるため、触れないように注意して取り扱いましょう。静電気も故障の原因になるため、金属や床・壁などに触れて静電気を除去してから入れ替え作業を行ってください。
また、前述のとおりSIMカードには向きがあり、四隅のひとつが切り欠きになっています。SIMカードスロットの形状を確認し、一致する向きにセットしましょう。
入れ替えの際には、強い力を加えないよう注意してください。
他社回線で使うときはSIMロック解除が必要な場合がある
SIMロックがかかっているスマホは、他社回線では利用できません。現在販売されている多くのスマホは最初からSIMロックがかかっていませんが、古い端末や中古端末を利用する場合は、乗り換え前にSIMロック解除が必要です。
SIMロックとは、他社の回線で通信・通話が利用できないように、携帯電話会社がスマホに制限をかける仕組みのことです。SIMロック解除の手続きをすることで、他社回線でも通信・通話が利用できるようになります。
紛失・破損したときは再発行が必要
SIMカードを紛失・破損した際には、再発行が必要です。携帯電話会社の会員ページなどから再発行の申し込みができます。機種変更したために必要なSIMカードのサイズが変わった場合も、交換(サイズの変更)を申し込めます。
SIMカードについてのよくある疑問
SIMカードに関するよくある疑問をまとめています。ただし、ここでの記述は一般的なものであり、すべてのスマホや携帯電話会社に必ずあてはまるとは限りません。
「SIMなし」の表示でSIMカードが認識されないときはどうする?
SIMカードが認識されないときは、まずSIMカードの差し直しとスマホの再起動を試してみましょう。そのほか確認しておきたい主なポイントとしては、以下が挙げられます。
- 初期設定が済んでいるか確認する(開通手続き、APN設定など)
- 契約した携帯電話会社の対応製品であるか確認する
- SIMロックが解除されているか確認する
- 利用したいSIMがオンになっているか確認する
※SIMカードが認識されないときの対処法については、こちらをご確認ください。
SIMフリーとは?
SIMフリーとは、SIMロックがかかっていないスマホの状態を指します。SIMフリーであれば、SIMロックによる制限を受けずにほかの携帯電話会社の回線でも利用できます。
海外でSIMカードを使うには?
契約中の携帯電話会社で国際ローミング(海外ローミング)の提供があれば、設定や申し込みなどの事前準備をして、いつものスマホが海外でも利用できます。「国際ローミング」と「海外ローミング」は呼び方が異なるだけで、基本的に同じ仕組みを指します。
国際ローミングのうち、海外でインターネット通信のみを利用する場合は「データローミング」と呼ばれます(音声通話・SMSは含まれません)。データローミングは、日本で契約している携帯電話会社を介して、現地の携帯電話会社の回線が利用できる仕組みです。
そのほか、海外SIMと呼ばれるプリペイド式のSIMカードを利用する方法もあります。海外SIMは、現地の空港やコンビニ、携帯電話ショップ、日本国内の通販などで購入が可能です。
デュアルSIMとは?
デュアルSIMは、1台のスマホに2つのSIMをセットする使い方です。SIMカード+eSIM、SIMカード+SIMカードなどの組み合わせで、デュアルSIMが実現できます。
デュアルSIMにすれば、2つの電話番号を使いわけたり、予備の回線を保有したりなど便利な使い方ができます。
解約後のSIMカードはどうすればよい?
解約後のSIMカードは基本的には返却が不要で、はさみで切って廃棄します。解約後のSIMカードの取り扱いは携帯電話会社によって異なるので、返却の要否などは携帯電話会社の公式Webサイトなどで確認しておきましょう。
後からSIMカードをeSIMに変更できる?
携帯電話会社によっては、後からSIMカードをeSIMに変更することが可能です。会員ページからSIM再発行の申請をするなどして手続きします。
また、iPhoneでは、本体の設定から以下の手順でeSIMへ変更も可能です。
- 「設定」アプリ>「モバイル通信」をタップする
- 「eSIMに変更」をタップ(デュアルSIMの場合は、SIMカードの電話番号をタップ>「eSIMに変更」をタップする)
- 「eSIMに変更」をタップし、画面の案内に従って操作する
SIMカードと格安SIMとの違いは?
格安SIMは、携帯電話会社のメインブランドと比べて低価格で利用できるSIMカード/eSIMやその事業者・サービスのことです。
多くの場合、通信設備を持つ携帯電話会社からネットワークを借り受けて携帯電話サービスを提供する仮想移動体通信事業者(MVNO)のことを指します。
携帯電話会社のメインブランドとの大きな違いは、料金にあります。「格安SIM」は低価格で利用できる通信サービスを指す言葉であり、SIMカードそのものとは異なります。
SIMカードの種類を確認して自分のスマホにあうサイズを選ぼう

SIMカードは、携帯電話会社の通信・通話を利用するために欠かせない小型のICカードです。SIMカードのサイズにはnanoSIM、microSIM、標準SIMの3種類があります。手持ちのスマホに対応するサイズのものを選びましょう。
また、スマホ契約の見直しを考えているなら、データ容量に余裕のある料金プランを検討してみるのもおすすめです。
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