SIMカードとは?基礎知識や入れ替え方法、選び方を初心者向けにわかりやすく紹介

SIMカードとは?基礎知識や入れ替え方法、選び方を初心者向けにわかりやすく紹介
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2024.10.30

SIMカードは指先ほどの小さなICカードで、契約した回線を利用するために必須となるものです。SIMカードには、携帯電話会社と契約した情報が記録されています。

はじめて自分でスマホの契約を乗り換えするなどで、SIMカードとは何か気になっている方もいるかもしれません。今回は、SIMカードの基本知識を紹介します。

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目次

SIMカードとは?

SIMカード(Subscriber Identity Module Card)とは、契約した携帯電話会社の回線での通信・通話を利用するために、スマホに差し込んで使う小さなICカードです。

SIMカードには、携帯電話会社と契約した情報(IMSI=International Mobile Subscriber Identityと呼ばれる固有の番号)が記録されています。この固有番号と電話番号が契約で紐付けられることによって、携帯電話会社の通信・通話が利用できるのです。

店頭でスマホの回線契約をすると、SIMカードはその場で直接受け取ることになります。また店頭では、スタッフの方がスマホ本体へのセットまで実施してくれることもあります。

オンラインで契約した場合には、郵送でSIMカードを受け取ることになり、利用者自身でスマホ本体にSIMカードを差し込みます。

SIMカードの種類

SIMカードの種類は、nanoSIM、microSIM、標準SIMの3つがあります。現在では、ほとんどのスマホでnanoSIMが採用されています。技術が進むにつれて小型化されてきましたが、3種類のSIMカードの機能は同じです。

SIMカードの種類と特徴

  • nanoSIM
    • 3種類のSIMカードの中で最小サイズ
    • ほとんどのスマホでnano SIMが利用されている
    • 2012年頃発売のスマホから採用され、急速にシェアが広がった
  • microSIM
    • nanoSIMが主流になるまで多く利用されていたSIMカード
    • 2010年頃発売のスマホから採用されている
    • 現在でもごく一部の中古スマホなどで利用されている
  • 標準SIM
    • 主に2010年以前の初期のスマホなどで利用されていたSIMカード
    • 現在販売されているスマホでは、基本的に採用されていない

SIMカードと別にeSIMもある

SIMカードとは別に、スマートフォンに内蔵された本体一体型のSIMとして「eSIM」というものもあります。

eSIMは、オンラインでのSIM情報の書き込みによって、SIMカードの配送や受取にかかる手間や時間をなくし、SIMカードを挿入するのに相当する手順が完了することが可能です。SIMカードの差し替えは不要で、オンライン申し込みでも即日開通ができます。

「SIMカードの差し替え作業なしで使いたい」「今すぐ自宅で回線を追加したい」という方には、eSIMがおすすめです。

SIMカードとの特徴の違いをまとめると、次のとおりです。

 

SIMカード

eSIM

SIMの形態

小さなICカード

本体一体型

開通までの日数(オンラインの場合)

数日程度~(郵送に日数がかかる)

最短即日

そのほかメリット

・機種変更の際に差し替えできる(eSIMは再発行が必要)

・SIMカードの差し替え不要
・破損や紛失の心配がない

SIMカードは、機種変更のときに新しいスマホにSIMカードを移し替えることができる点がメリットとして挙げられます。eSIMは機種変更の際には再発行が必要です。

SIMカードの選び方

SIMカードを選ぶうえで確認しておきたいポイントは、サイズ・機能の2点です。新たにスマホの回線契約をする際には、それぞれチェックしておきましょう。

SIMカードのサイズで選ぶ

スマホに合ったサイズのSIMカードを選びましょう。

利用しているスマホが対応しているSIMカードの種類、契約する携帯電話会社で提供されるSIMカードの種類をそれぞれ確認して、問題なく利用できることをチェックしておきましょう。

なお、携帯電話会社から提供されるSIMカードは、3つのサイズで切り出しが可能な「マルチカットSIM」で提供されるケースが多いです。

マルチカットSIMでは、台紙から切り取り線に沿って標準SIM、microSIM、nanoSIMの3つのサイズに指で押して切り離すことができます。なお、マルチカットSIMでは、より小さいサイズに切り離すと、大きいサイズに戻すことができないので注意してください。

SIMカードの機能で選ぶ

SIMカードの機能別の種類としては、「音声通話SIM」「SMS機能付きSIM」「データ通信専用SIM」の3種類があります。

 

音声通話

SMS

データ通信

音声通話SIM

SMS機能付きSIM

×

データ通信専用SIM

×

×

ほとんどの携帯電話会社では「音声通話SIM」の提供があり、プラスして「SMS機能付きSIM」や「データ通信専用SIM」が選べる場合があります。

「SMS機能付きSIM」「データ通信専用SIM」は機能が制限される分、安価な料金で利用できたり、少ない手間で契約ができたりなどメリットが用意されていることが多いです。

たとえば、タブレットの通信用のSIMカードで利用を考えていて、通話機能が必要ない場合は、データ通信専用SIMで不便なく利用できます。用途によっては「SMS機能付きSIM」「データ通信専用SIM」も選択肢として検討してみるとよいでしょう。

SIMカードの入れ替え方法は?(セットする方法・取り出し方)

SIMカードをスマホにセットする具体的な手順も確認しておきましょう。新たにスマホの回線契約をした際には、スマホにSIMカードを差し込むことになります。

(1)必要なもの

契約したSIMカードとスマホ、SIMカードを取り出すための付属のSIM取り出しツールを用意します。SIM取り出しツールとはSIMカードトレイを取り出すための細いピンで、スマホの本体を購入したときに付属しているほか、SIMカードと一緒にもらえることがあります。

(2)SIMカードの挿入方法

まずSIMカードを台紙から切り取ります。このとき、SIMカードのICチップに素手で触れないよう注意しましょう。

スマホ本体の電源がオフになっていることを確認後、スマホ側面にあるSIMカードトレイにある小さな穴にSIM取り出しツールをやや強く押し込み、トレイを引き出します。トレイや穴の位置は機種によって異なるので、スマホの説明書などで確認してください。

取り出したSIMカードトレイにSIMカードをはめ込みます。このとき、カードの切り欠きとトレイの形をあわせてください。カードの向きと表裏を間違えないように注意してください。

SIMカードトレイを閉じれば、SIMカードのセットは完了です。閉じるときはカードがずれないように、トレイをゆっくりと最後まで押し込んでください。

今まで利用していたSIMカードがスマホにセットされている場合は、SIMカードを取り出したうえで、新しいSIMカードをセットします。

SIMカードのセットのほか、各種の初期設定(開通手続き、APN設定など)を完了すれば、新たに契約した回線でスマホの利用を開始できます。

SIMカードについてのよくある疑問

SIMカードについてのよくある疑問をまとめています。ただし、ここでの記述は一般的なものであり、すべてのスマホや通信会社で必ずあてはまるとは限りません。

SIMカードを紛失・破損した場合は?

SIMカードの紛失・破損の際には、再発行が可能です。携帯電話会社の会員ページなどから、再発行の申し込みができます。機種変更したために必要なSIMカードのサイズが変わった場合も、交換(サイズの変更)を申し込めます。

「SIMなし」の表示でSIMカードが認識されないときはどうする?

SIMカードが認識されないときは、SIMカードの挿し直しとスマホの再起動をまずは試してみましょう。そのほか確認しておきたい主なポイントとしては、以下が挙げられます。

  • 初期設定が済んでいるか確認する(開通手続き、APN設定など)
  • 契約した携帯電話会社の対応製品であるか確認する
  • SIMロックが解除されているか確認する
  • 利用したいSIMがオンになっているか確認する

SIMカードが認識されないときの対処法については、こちらをご確認ください。

SIMロック解除とは?

SIMロックは、他社の回線で通信・通話が利用できないようにスマホにロックをかけるものです。SIMロックがかかったスマホは、SIMロック解除の手続きをすると、他社回線でも通信・通話が利用できるようになります。

SIMロック解除については、こちらをご確認ください。

SIMフリーとは?

SIMフリーは、SIMロックがかかっていないスマホの状態のことです。SIMフリーであれば、SIMロックによる制限を受けることなくほかの携帯電話会社の回線でも利用できます。

SIMフリーについては、こちらをご確認ください

海外でSIMカードを使うには?

契約中の携帯電話会社で「データローミング」のサービスの提供があれば、設定や申し込みなどの事前準備をして、いつものスマホが海外でも利用できます。

データローミングは、日本で契約している携帯電話会社を介して、現地の携帯電話会社の回線が利用できる仕組み・サービスのことです。

データローミングについては、こちらをご確認ください

そのほか、海外SIMと呼ばれるプリペイド式のSIMカードを利用する方法もあります。海外SIMは、現地の空港・コンビニ・携帯電話ショップ、日本国内での通販などで購入が可能です。

SIMカードの種類を確認して自分のスマホに合うサイズを選ぼう

SIMカードは、携帯電話会社の通信・通話を利用するために必須になる小さなICカードです。SIMカードのサイズにはnanoSIM、microSIM、標準SIMの3種類があるので、手持ちのスマホに対応するものを利用していきましょう。

  • 家族割引適用で、0GB〜3GBまで880円/月(税込968円)
  • 家族割引適用で、3GB超過後〜20GBまで1,880円/月(税込2,068円)
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  • iPhone(iOS 14.4以降対象)をご利用の場合は条件をご確認ください。※3

※ 製品代、オプション料、通話料等は別費用。
※1 混雑時など公平なサービス提供のため速度制御する場合あり。
※2 アプリ未使用時30秒20円(税込22円)。一部対象外番号あり。データタイプのお申し込みでは、データ通信のみの利用となり通話・Rakuten Linkアプリはご利用いただけません。
※3 iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone SE(第1世代)をiOS 14.4/14.4.1/14.4.2のバージョンでご利用になる場合、110/118/119への緊急通話で高精度な位置情報測位の正確性が低下します。iOS 14.5にアップデートすることで高精度な位置情報測位に対応いたします。楽天モバイルのご利用にあたり、iOS 14.4以降ならびにキャリア設定の最新バージョンへのアップデートをお願いいたします。
※ 掲載内容はプラン名・サービス内容の変更によって、一部内容を修正する可能性がございます。

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