iPhoneの充電ができないときの原因と対処法とは?電池の持ちが悪いときのチェックポイントもあわせて紹介

iPhoneの充電ができないときの原因と対処法とは?電池の持ちが悪いときのチェックポイントもあわせて紹介
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2024.06.20

「iPhoneを充電器に挿していたのに充電されていなかった」、「100%になっているのにすぐにバッテリーが切れた」などの状態でお困りの方も多いのではないでしょうか。

iPhoneがうまく充電されない原因は、ケーブルや充電器の故障、ソフトウェアの不具合、バッテリーの経年劣化など、さまざまな問題が考えられます。

今回は、iPhoneが充電できない場合の原因と対処法を詳しく解説していきます。

目次

iPhoneの充電ができない原因を確認する方法

iPhoneが充電できない場合、考えられる原因は大きくわけて「充電器」と「iPhone本体」、「ワイヤレス充電」の3つです。

ひとつ、あるいは複数の原因が重なって充電できない可能性があるため、まずは充電できない原因を確認しましょう。

原因をつきとめて適切に対処するための手順は以下のとおりです。

  1. 充電器やワイヤレス充電器、または充電ケーブルを接続している電源(コンセントやUSBコネクタ、モバイルバッテリー、パソコン)を変える
  2. 別の充電器やワイヤレス充電、または充電ケーブルを利用して充電できるか確認する
  3. いま利用している充電器や充電ケーブルを、問題が起きていない別のiPhoneに接続して、充電できるか確認する

1で解決した場合は、接続していたコンセントやUSBコネクタ、モバイルバッテリーなどに問題があると考えてよいでしょう。

2で解決した場合は、充電器やワイヤレス充電器、または充電ケーブルのいずれかに問題が生じている可能性があります。

「充電器に原因があって充電できない場合と対処法」や「ワイヤレス充電に原因があって充電できない場合と対処法」へ進んで原因を確認し、対処法を実行してください。

3で解決した場合、iPhoneになんらかの問題が生じています。「iPhone本体に原因があって充電できない場合と対処法」へ進み、原因と対処法を確認してみましょう。

1~3を行って解決しない場合、充電器とiPhone双方に問題が発生しています。両方の原因と対処法を確認し、実行してください。

iPhoneの充電器に原因があって充電できない場合と対処法

充電器に原因がある場合、次のようなケースが考えられます。

● 電源アダプタに原因がある
● 充電ケーブルに原因がある
● モバイルバッテリーに原因がある
● パソコンに原因がある

上記の原因と対処法を順番に解説します。

電源アダプタに原因があって充電できない場合の対処法

電源アダプタは、製品に付属している純正品でも、iPhone 8以前とiPhone X以降では種類が異なります。

iPhone 8以前の電源アダプタは高速充電には対応していないため、その仕様によりiPhone 8以前の機種ではなかなか充電が進まないと感じる場合があります。

また、電源アダプタ自体が故障していると、充電が正常に行えません。

焦げ臭さや変色、汚れ、変形などがないか確認してください。臭いや熱など感じたら、すぐにコンセントから外しましょう。

充電ケーブルに原因があって充電できない場合の対処法

USBの接続端子が汚れていると、充電やデータ転送に不具合が生じます。端子が汚れている場合は、柔らかい布できれいに拭き取ると動作が回復します。

また、ケーブルは特に端子付近が断線しやすいので、取り扱いには注意が必要です。

断線の兆候としては、ケーブルに歪みが生じたり、あるいは断線して中のケーブルが見えたりしているケースが挙げられます。そのような場合はすみやかに新しいケーブルと交換してください。

なお、充電ケーブルは、純正品や公式認定(MFi認証)製品以外のケーブルを利用すると、充電できない場合があるだけでなく、正しく充電できず、故障や火災の原因となることがあります。

モバイルバッテリーに原因があって充電できない場合の対処法

モバイルバッテリーはリチウムイオン電池を利用しており、300回~500回程度使うと寿命を迎えてしまいます。

寿命を迎えたモバイルバッテリーでは、iPhoneに充電できない場合があるため、1~2年程度利用したら買い替えを検討してみましょう。

また、寿命や故障ではなく、電池容量不足の可能性もあります。

利用しているiPhoneに必要な電力を満たしていないと充電できないため、購入前に電池容量を確認してiPhoneに利用できるかチェックしましょう。

パソコンに原因があって充電できない場合の対処法

iPhoneとパソコンをつなぐ適切なUSBケーブルがあればiPhoneとパソコンを接続して充電できます。
しかし、パソコンがスリープ状態では、iPhoneとパソコンをケーブルで接続していても充電されません。パソコンから充電したい場合は、スリープ状態を解除してから行いましょう。

iPhone本体に原因があって充電できない場合と対処法

iPhone本体に原因がある場合、次のようなケースが考えられます。

● ソフトウェアに原因がある
● 充電のコネクタに原因がある
● iPhoneの設定に原因がある

上記の原因と対処法を順番に解説します。

なお、上記に当てはまらない物理的な故障の場合、選択肢は「修理に出す」または「買い替える」の2つになります。

購入から1年以内でAppleCare+に加入している場合は、費用面でも修理の方がおすすめです。利用期間が長く、AppleCare+に加入していない、または保証期間が終わっている場合は、買い替えも検討しましょう。

修理費用に関しては、AppleCare+加入時とAppleCare+非加入時で異なります。
詳しくはAppleの公式Webサイトを確認ください。

故障修理を依頼する場合は、Appleの正規店(サービスプロバイダ)を選ぶようにしましょう。街の修理ショップに出すときは、非正規店で修理をすると保証対象から外れてしまうので、以後のメーカー保証を受けられなくなります。

ただし、条件が変わる可能性があるので都度新しい情報を取得しておく必要があります。

ソフトウェアに原因があって充電できない場合の対処法

ソフトウェアに原因があってiPhoneの動作に不具合が生じている場合は、一度再起動すると改善されることがあります。

また、iOSのアップデートを行うと不具合の修正が行われている事があります。長期間アップデートしていない場合はiOSのアップデートを行ってみましょう。

充電のコネクタに原因があって充電できない場合の対処法

コネクタが接触不良を起こしていたり、汚れていたりすると充電がうまくできないことがあります。

また、端子は故障しやすい部分なので、ケーブルを差し込んだときにぐらぐらしていないかなど確認してください。新品なのに充電できない場合は、バッテリーの初期不良の可能性があります。

iPhoneの設定に原因がある場合の対処法

iOS 13以降のiPhoneには「バッテリー充電の最適化」機能があり、バッテリーの劣化防止のために充電を80%で止めて保留にします。その後、なにも操作を行わなくても適切な時間をかけてさらに充電を行います。

充電中にバッテリーが熱くなり、80%以上の充電がされない場合はiPhoneと充電器を涼しい場所に移動してみましょう。

また、iPhone 15以降では、「バッテリー充電の最適化」「上限 80%」「なし」から選択でき、「上限 80%」をオンにしていると充電が80%で止まります。80%以上充電したい場合は設定で「バッテリー充電の最適化」をオンにするか、「充電の最適化」を「なし」にするとよいです。

「設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態と充電」>「充電の最適化」の順で選択し、オプションを選択してください。

iPhoneのワイヤレス充電に原因があって充電できない場合と対処法

ワイヤレス充電に原因がある場合、次のようなケースが考えられます。
ケースに原因がある
● 位置に原因がある
上記の原因と対処法を順番に解説します。

ケースに原因があって充電できない場合の対処法

iPhoneを保護しているケースの厚さ、あるいは種類によっては充電の妨げになる場合があります。ワイヤレス充電ができないときは、まずはiPhoneのケースを外してみましょう。

位置に原因があって充電できない場合の対処法

ワイヤレス充電は充電器と接触しているiPhoneに無線で充電する仕組みですが、位置にズレがあるときちんと充電されません。
そのため、iPhoneを何度か置きなおして、充電できないか確かめてみましょう。
また、ワイヤレス充電器のケーブルがしっかりと挿入されているか、電源に接続しているかなど、電源周りの確認もしておくとよいです。

iPhoneを充電するときの注意点

iPhoneを充電するときの注意点は以下のとおりです。
充電しながらiPhoneを操作しない
● Appleの純正品を利用する
● 過充電や過放電に注意する
上記を順番に解説します。

充電しながらiPhoneを操作しない

バッテリーは充電する回数が増えていくのに比例して寿命は短くなっていく傾向があります。そのため、充電しながら操作する「ながら充電」はiPhoneの寿命を短くする可能性が高いため、なるべく控えましょう

現在はバッテリーの技術が進歩しているため、最新のiPhoneなら深刻なことにはなりませんが、古いiPhoneではバッテリーが劣化する可能性があるため止めておくとよいです。

Appleの純正品または認証を受けた製品を利用する

充電ケーブルや充電器にはAppleが販売している純正品と、Apple以外のメーカーの商品があります。別メーカーが販売している商品もAppleがiPhoneとの互換性があると認めた公式認定(MFi認証)を受けた商品と、受けていない商品にも分かれています。

純正品や公式認定製品以外を利用していると、充電できない可能性や、故障や火災の原因になる可能性を否定できません。
充電ケーブルや充電器を買い替えるなら、なるべくAppleの純正品や公式認定製品を選びましょう。

過充電や過放電に注意する

バッテリーが100%の状態のまま充電を続ける状態を過充電、バッテリーが0%のまま放置する状態を過放電と呼び、両方ともバッテリーの寿命を短くする恐れがあります。

最新のiPhoneなら過充電にならない機能が搭載されていますが、古いiPhoneでは利用できません。また、モデルの新旧にかかわらず、過放電を止めることはできません。

充電のしすぎも、充電のしなさすぎもiPhoneのバッテリーを劣化させるので注意しましょう。

iPhoneのバッテリーの持ちが悪いと感じる場合

iPhoneを十分充電し、バッテリーのアイコンも100%になっているのに、すぐにバッテリーが減ってしまう場合、バッテリーの劣化が考えられます。

バッテリーのパフォーマンスが低下すると、iPhoneのパフォーマンスも低下してしまうため、バッテリーの状態が悪い場合は交換を検討してもよいでしょう。

バッテリーは経年劣化によって徐々に容量が減っていくもの

 iPhoneはリチウムイオンバッテリーを利用しています。高速充電に対応し、軽量で高い出力が可能なので、以前よりもバッテリー重量が軽くなり、長時間利用できるようになっています。

リチウムイオンバッテリーは、バッテリー容量の100%に相当する電力を使い切ると1回の充電サイクルを完了します。充電サイクルを繰り返すごとに少しずつバッテリーが消耗し、充電できる容量が減っていきます。

減少するバッテリー容量は製品によって異なりますが、Appleのリチウムイオンバッテリーは一定期間フル充電サイクルを繰り返しても、本来の80%のバッテリー容量を保つように設計されています。

バッテリーに関する詳しい解説は、こちらをご確認ください。

ご自身のスマホのバッテリー容量をチェックしよう

いま利用しているiPhoneのバッテリー容量をチェックして、劣化が進んでいないか確認しましょう。

  1. 「設定>バッテリー」をタップする
    2. 「バッテリーの状態と充電」をタップする3. 「バッテリーの状態」画面で、最大容量やパフォーマンスの設定を確認する

また、バッテリー充電の最適化を選ぶと、利用状況などを学習し、バッテリーの劣化を抑制する方法で充電されます。

最大容量が80%以下になっている場合は、バッテリー交換を考えてもよいでしょう。

バッテリー交換は、Appleの「iPhoneのバッテリーサービス」のページをご確認ください。

過去にバッテリー交換をしたことがあるにも関わらず、バッテリーの持ちが悪いと感じる場合はiPhoneの端末ごと買い替えを検討してはいかがでしょうか。

充電ができないときは、まずはご自身でチェックするところから始めよう

iPhoneが充電できないと困ってしまいますが、すぐに専門店に持っていかなくても、ご自身で原因を見つけられるケースがあります。まずはご紹介したチェックポイントを確
認し、対処法を試してみてください。

なお、原因によってはご自身で対処できない、あるいは修理できない可能性も考えられるため、iPhoneの買い替えも検討してみましょう。

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