iPhoneでのテザリング設定・接続方法とつながらない場合の対処法を解説

iPhoneでのテザリング設定・接続方法とつながらない場合の対処法を解説
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2024.04.23

外出先でノートパソコンやタブレットをインターネットにつなぎたいけれど、「iPhoneのテザリング機能がよくわからない」「テザリングの設定はどうすればいいの?」と困った経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

iPhoneのテザリングを利用するには、携帯電話会社のテザリングオプションが使用できる携帯電話回線と、iPhone本体の設定が必要です。

今回はテザリングの設定方法や、利用するときの注意点について、詳しく解説していきます。

目次

テザリングとは?

テザリングは、スマホやタブレットなどのモバイルデータ通信を、ほかの機器に共有できる機能です。iPhoneをWi-Fiルーターのように使える機能とイメージしてもよいでしょう。

出先のカフェでパソコンをインターネットに接続して作業をしたり、移動中にゲーム機をインターネットに接続してオンライン対戦を楽しんだりなど、便利な使い方ができます。

なお、iPhoneやiPadの画面では「インターネット共有」と表示されますが、これらの機種では実質的にテザリングと同じものと考えてかまいません。

テザリング接続の種類

テザリング接続の方法には、Wi-Fi、Bluetooth、USBの3つがあります。それぞれの接続方法の特徴を以下で見ていきましょう。

Wi-Fiテザリング

Wi-Fiによる無線通信でテザリングをする方法で、最も一般的に利用されている接続方法です。 Bluetoothテザリングと比較するとより高速で通信でき、複数台との同時接続も可能です。

ただし、バッテリー消費が大きい点には注意しましょう。バッテリー残量に余裕があるのであれば、無線のテザリング接続の中ではWi-Fiテザリングがおすすめとなります。

Wi-Fiを使ってインターネットに接続する機器であればよいので、タブレットやパソコンだけでなく、ゲーム機や電子書籍端末などからも利用できます。汎用性の高さが特徴です。

Bluetoothテザリング

Bluetoothによる無線通信でテザリングをする方法です。

Wi-Fiテザリングと比較すると、バッテリー消費が抑えられるのがメリットです。無線でテザリングを使用したいけど親機となるスマホのバッテリー残量が心配なときなどに、Bluetoothテザリングが活躍してくれます。

USBテザリング

USBケーブルによる有線接続でテザリングをする方法です。Wi-FiテザリングやBluetoothテザリングと比べると、より安定して高速通信が期待できます。

スマホからパソコンにテザリングで通信を共有する際には、パソコンからスマホに給電しながらテザリングが可能です。スマホを充電しながら使えるのもメリットです。

テザリングについて、詳しくはこちらをご確認ください。

iPhoneのテザリング設定・接続方法

iPhoneでテザリングを使用する方法を接続方法ごとに紹介します。

Wi-Fiテザリングの場合

Wi-Fiテザリングで、iPhoneの通信を共有する方法は次のとおりです。

1. iPhoneで「設定」>「モバイル通信」>「インターネット共有」の順に選択し、「ほかの人の接続を許可」をオンにする

なお、「インターネット共有」の画面は、「設定」>「インターネット共有」でもアクセスできる場合があります。

2. ほかの機器でテザリングのWi-Fi ネットワークに接続

iPhoneでインターネット共有をオンにしたうえで、テザリングで通信したいほかの機器でWi-Fi設定を開き、該当するネットワークを選択します。

接続の際のパスワードは、iPhoneの「インターネット共有」の画面で確認できます。

Bluetoothテザリングの場合

Bluetoothテザリングで、iPhoneの通信を共有する方法は次のとおりです。

1. iPhoneで「設定」>「モバイル通信」>「インターネット共有」の順に選択し、「ほかの人の接続を許可」をオンにする
2. iPhoneのBluetoothをオンにする3. ほかの機器のBluetooth設定から、iPhoneとペアリングを実行

iPhoneでインターネット共有をオンにしたうえで、iPhoneとペアリングすることで、Bluetoothテザリングで通信を共有できます。

USBテザリングの場合

USBテザリングで、iPhoneの通信を共有する方法は次のとおりです。

1. iPhoneで「設定」>「モバイル通信」>「インターネット共有」の順に選択し、「ほかの人の接続を許可」をオンにする
2. iPhoneとUSBケーブルで接続する

iPhoneでインターネット共有をオンにしたうえで、iPhoneとテザリングで通信したいほかの機器をUSBケーブルで接続することで通信を共有できます。

なお、Windowsのパソコンを利用する場合は、あらかじめiTunesアプリをインストールしておく必要があります。

iPhoneのテザリングを解除する方法

「インターネット共有」をオフにすることで、テザリングの接続を解除できます。

iPhoneで「設定」>「モバイル通信」>「インターネット共有」の順に選択し、「インターネット共有」をオフにしましょう。

iPhoneでテザリングをするときの注意点

iPhoneでテザリング機能を利用する前に、確認しておきたいポイントが3つあります。

事前に契約を確認しよう

テザリング機能の使用可否は、携帯電話会社との契約によって異なるため、携帯電話会社によっては別途オプションに加入して利用料金の支払いが必要な場合があります。

携帯電話会社のテザリングオプションに加入していない場合は、あらかじめ会員ページなどから加入しておきましょう。

テザリングは携帯電話会社の回線を利用して、ノートパソコンやほかのタブレット、スマホなどをインターネットに接続する機能です。そのため、テザリングはiPhoneを普通に使用する場合よりも、より多くの通信量を消費します。

契約している料金プランによっては、設定されている通信量をすぐに使い切ってしまい、通信速度に制限がかかってしまう可能性があります。データ利用量の多いビデオ通話を利用したり、動画を視聴したりする際には特に注意が必要です。

ネットワーク名やパスワードは変更しておこう

 ネットワーク名は、標準設定の場合、ユーザー名の一部が表示されてしまいます。

ネットワーク名にはiPhone本体の名前が使われますが、それには初期設定で持ち主の名前が使われます。結果として、本名でiPhoneを使っていると、ネットワーク名にもそれが使われてしまい、第三者がWi-Fiネットワークを確認したときに「楽天花子のiPhone」のように表示されてしまいます。プライバシーの流出につながることもあるので、テザリング機能を使う方はiPhone本体の名前を必ず変更しましょう。

Wi-Fiにパスワードをかけていても、Wi-Fiのネットワーク名をほかのデバイスから隠すことはできません。

iPhone本体の名前は「設定>一般>情報>名前」で変更できます。

また、Wi-Fiに接続するためのパスワードも、推測しにくいものに変更しておきましょう。わかりやすいパスワードを設定していると、第三者に勝手に接続される危険性があります。

iPhoneと接続できる対応規格や台数を確認しよう

iPhoneのテザリングには、接続できる対応規格や、台数の上限があります。公式Webサイトやマニュアルを確認のうえ、接続できるデバイスをご用意ください。

iPhoneでテザリングができないときの5つの原因と対処法

テザリング機能がオンにならない場合や、うまく接続できない場合、以下の5つの原因が考えられます。

携帯電話会社がテザリングに対応していない

このような表示が出た場合、契約している携帯電話会社もしくは携帯電話回線がテザリングに対応していません。契約内容を確認し、オプションに加入してください。

パスワードが間違っている

「“Wi-Fi”のパスワード」でiPhoneに設定したパスワードと異なるパスワードが接続する機器に入力されていると、テザリングを利用できません。正しいパスワードを確認し、接続し直してください。

BluetoothテザリングやUSBテザリングがつながらない

Bluetoothテザリングができない場合、正しくペアリングできていないなどの可能性があります。また、USBテザリングで接続できない場合は、iTunesのバージョンが古いなどの可能性があると考えられます。ペアリングをやり直すか、iTunesのバージョンアップをしてください。

いずれのケースでも改善しない場合は、一度iPhoneを再起動すると、正常に動作することがあります。

「ほかの人の接続を許可」がオフになっている

本体の「ほかの人の接続を許可」がオフになっている可能性があります。設定を確認してテザリングがオンになっていることを確認してみましょう。

本体に一時的な不具合が発生している

iPhoneの再起動やOSアップデートで、本体の一時的な不具合が解消できる可能性があります。

iPhone本体や接続先機器の設定を確認してほかに原因が見当たらない場合は、再起動やOSアップデータ尾を試してみましょう。更新できる最新バージョンのiOSがある場合には「設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」からアップデートできます。

おトクな料金プランでiPhoneのテザリング機能を活用しよう

テザリングによる通信ではデータ通信が発生します。

テザリングで大容量の通信をしたり、頻繁にデータ通信を利用したりすると、毎月使えるデータ利用量が圧迫されてしまう可能性があるので注意が必要です。テザリングの使用が多い場合には、大容量が使える料金プランを検討したいところです。

データ容量について、詳しくはこちらをご参照ください。

iPhoneのテザリング機能を活用しながら毎月おトクにスマホを使用したい場合は、利用状況にあわせて段階的に料金が変わる料金プランへの乗り換えがおすすめです。

楽天モバイルの料金プランでは、データ利用量に合わせて料金が自動的に変わるため、たくさん使う人にもあまり使わない人にもおすすめの料金プランです。

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※ 掲載内容はプラン名・サービス内容の変更によって、一部内容を修正する可能性がございます。

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