データ通信が3Gになるのはなぜ?4Gにつながらない理由や対処法

データ通信が3Gになるのはなぜ?4Gにつながらない理由や対処法
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2023.01.06

「スマホのデータ通信が遅いと思ったら、3Gになっていた」とお困りの方や、「そもそも3Gってなに?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

3Gは、フィーチャーフォン(ガラケー)が普及していた時期に開発された通信方法で、スマホが3G回線に接続してしまうと、データ通信がとても遅くなってしまいます。

Webサイトのページの表示が遅くなったり、動画のダウンロードが進まなくなったり、思うようにスマホでインターネットが楽しめず、イライラすることも少なくないでしょう。

そこで今回は、スマホが4Gではなく3Gになってしまう理由や、3Gになってしまった場合の対処法について、詳しく解説していきます。

目次

3G通信とは?20年以上使われてきたデータ通信の規格

3Gとは第3世代移動通信システムのことで、現在日本国内で主に利用されている4G(LTE)のひとつ前の世代の通信規格です。

2001年から運用され、主にフィーチャーフォン(ガラケー)で利用されています。電波が届く範囲が4G(LTE)よりも広く、登山道や海の上など、多くの場所で電波を受信できることから、20年以上利用されてきました。

現在の日本国内では4G(LTE)や5Gも利用できる場所が広がり、3Gよりも高速なデータ通信ができるようになっています。

そのため、3Gはデータ通信回線としての役割を終え、周波数の帯域をほかのことに有効活用するために2022~2026年にかけて順次停波することになりました。※

※auでは2022年3月31日に3Gサービスの提供を終了しました。ソフトバンクは2024年1月下旬、NTTドコモは2026年3月31日に3Gサービスの提供を終了する予定です(2022年9月現在)。

しかし、順次3Gが停波するとはいえ、現在も3Gの電波は利用できる状態です。3Gは4Gよりもサービスエリアが広く、山の中や地下の深い場所、海の上など、4Gの電波が入りにくい場所では、3Gになってしまうことがあります。

3Gになる理由は?知っておきたい4つの原因

スマホのデータ通信回線が3Gになってしまう理由は、大きく分けて4つあります。

1)4G、5Gの電波が届きにくい場所にいる
4Gや5Gの電波が受信できるサービスエリアは日々拡大していますが、山間部や地下、海の上など、対応していない地域も少なくありません。そのため、4Gや5Gの電波が届きにくい場所や、対応しているサービスエリア外にいると3Gになることがあります。

スマホはデータ通信回線の接続を維持するため、3Gの電波しか受信できない場所では、4G対応のスマホであっても3Gになってしまいます。

2)スマホの設定が3Gを受信する設定になっている
スマホの設定で受信する電波を変更することができますが、設定を誤ると3Gに優先的に接続してしまいます。
お使いの機種やOSにより、以下の画面表示や設定手順が異なる場合があります。
iPhoneは「設定>モバイル通信>通信のオプション>音声通話とデータ」の順にタップすると、現在の設定が確認できます。なお、iPhone 12以降に発売されたiPhoneは、3Gの電波を受信できないため「3G」の表記はありません。

Android™は「設定>ネットワークとインターネット>SIM>(利用しているSIM)>優先ネットワークの種類」で確認できます。

3)4Gや5Gの基地局でメンテナンス工事が行われている
近くの基地局でメンテナンス工事が行われている場合、4Gや5Gの電波が受信できず、3Gの電波を受信してしまうことがあります。

基地局の工事で4Gや5Gの電波が利用できないときは、利用している携帯電話会社の公式ホームページで事前に告知されていますので最新情報を確認してみましょう。

楽天モバイル:メンテナンス工事のお知らせ
NTTドコモ:工事のお知らせ
au:工事によるサービス一時停止のお知らせ
ソフトバンク:メンテナンス工事などのお知らせ

4)携帯電話会社で通信障害が発生している
契約している携帯電話会社で、通信障害が起きているケースもあります。

障害情報や復旧については、利用している携帯電話会社の公式ホームページや、Xアカウントなどで告知されているので、トラブルが起きていないか最新の情報を確認してみましょう。

楽天モバイル:障害情報のお知らせ
NTTドコモ:重要なお知らせ(通信障害等)
au:通信障害等に関するお知らせ
ソフトバンク:障害情報

5)スマホの調子が悪い、もしくは故障している
いつも4Gや5Gで通信ができた場所なのに3Gになる場合、スマホにトラブルが発生し、スマホ内部に内蔵されているアンテナや部品が故障している可能性があります。

特に山間部や海の上など、結露や水しぶきによって水没と同じ現象が起きることも少なくありません。

スマホが水没した場合の対処法はこちら。

3Gになってしまったときの、4つの対処法

3Gになってしまったスマホを、4Gもしくは5Gにつなぎ直すには、以下の4つの方法があります。

1)スマホの設定を確認し、接続する回線を4Gに変更する
お使いの機種やOSにより、以下の画面表示や設定手順が異なる場合があります。
・iPhone
「設定>モバイル通信>通信のオプション>音声通話とデータ」の順にタップし、4Gをタップします。

・Android
「設定>ネットワークとインターネット>SIM>(利用しているSIM)>優先ネットワークの種類」の順にタップし、4Gをタップします。機種により異なる場合があります。 

2)機内モードのオン・オフを何度か繰り返し、基地局に接続する
スマホが3Gになってしまうとき、現在利用している基地局からほかの基地局に接続しなおすことで改善する可能性があります。

スマホの機内モードをオンにすると、一旦すべてのデータ通信が切断され、あらためて機内モードをオフにしたとき、近くにある基地局の中から自動的に接続しなおします。

この性質を利用して、機内モードのオン・オフを繰り返すことで、4Gの電波を受信し直します。

3)スマホを再起動する
設定の変更や、機内モードのオン・オフで改善しない場合、スマホの再起動によって状況が改善する可能性があります。

一旦スマホの電源を切り再起動することで、不具合の解消と同時に改めて電波を受信し直すので、3Gではなく4Gに接続される可能性が高くなります。

4)サービスエリアや障害情報の確認をし、4Gエリア内へ移動する
山間部や海の上など、4Gのサービスエリア外にいる場合は、4Gエリア内に移動することで、自動で4Gに切り替わります。

また、一部地域で通信障害が発生したり、工事が行われたりしている場合も同様に、障害が発生していないエリアに移動すれば4Gに接続できます。

通信障害のときにも安心!サブ回線の契約で備えあれば憂いなし

どうしても3Gにつながってしまったり、通信障害で電波そのものが入らなくなったりする場合に便利なのが、サブ回線です。

携帯電話会社の通信インフラは安定していると思われていますが、実は通信障害は珍しいことではありません。基地局の工事で電波が受信できないケースや、悪天候、自然災害の影響を受けることもあり、小規模な通信障害が起こっていることは多々あります。

また、近年では、各社で大規模通信障害が発生し、長時間にわたってスマホのデータ通信が利用できない状況に陥りました。

通信障害が発生して、旅行先でスマホが使えなくなってしまったり、スマホで表示される電子チケットを持ってコンサートに行ったのに会場で電子チケットを表示できなくなったり、救急や通報など、緊急の電話もできなくなってしまうこともありました。

そんなときにサブ回線があれば、スマホで回線の設定を切り替えるだけでデータ通信や通話が利用できます。

最近ではSIMカードが2枚挿入できるデュアルSIM※や、eSIM※に対応しているスマホが増え、2つ以上の携帯電話会社のSIMをひとつのスマホに入れて利用する人もいます。

デュアルSIMについてはこちら。
eSIMについてはこちら。

楽天モバイルなら、eSIMに対応しているスマホであれば、最短3分で開通手続きが完了します。※

※楽天モバイル対応のeSIM対応製品でアプリからeKYCを申し込んだ場合。
※AIかんたん本人確認(eKYC)はオンラインでの本人確認のことです。スマホの簡単な操作で本人確認書類とご本人の顔写真を登録。これら2つをオンラインで照合することで本人確認が完了します。

データ利用量に応じてプラン料金が決まるので、普段はあまり利用しないサブ回線にも適しています。0GB~3GBまで980円/月(税込1,078円)※と、安価でサブ回線を持てるだけでなく、楽天ポイントを支払いに利用すればさらにおトクに利用できます。

※製品代、オプション料、通話料等は別費用。

楽天モバイルならデータ使い放題でおトクに利用

楽天モバイルでは4Gと5Gのエリアが続々と拡大中で、5Gでもデータ高速無制限です。※

※データ高速無制限は、公平にサービスを提供するため通信速度の制御を行う場合あり。
※5Gは一部エリアに限ります。5Gに対応した端末が必要です。

サービスエリアがどんどん拡大している楽天モバイルは、メイン回線はもちろん、サブ回線にも便利です。データ通信をあまり利用しない月でも980円/月(税込1,078円)からおトクに利用できる楽天モバイルを検討してみてはいかがでしょうか。

※製品代、オプション料、通話料等は別費用。

  • 家族割引適用で、0GB〜3GBまで880円/月(税込968円)
  • 家族割引適用で、3GB超過後〜20GBまで1,880円/月(税込2,068円)
  • 家族割引適用で、20GB超過後〜どれだけ使ってもデータ高速無制限2,880円/月(税込3,168円) ※1
  • Rakuten Linkアプリ利用で国内通話かけ放題※2
  • iPhone(iOS 14.4以降対象)をご利用の場合は条件をご確認ください。※3

※ 製品代、オプション料、通話料等は別費用。
※1 混雑時など公平なサービス提供のため速度制御する場合あり。
※2 アプリ未使用時30秒20円(税込22円)。一部対象外番号あり。データタイプのお申し込みでは、データ通信のみの利用となり通話・Rakuten Linkアプリはご利用いただけません。
※3 iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone SE(第1世代)をiOS 14.4/14.4.1/14.4.2のバージョンでご利用になる場合、110/118/119への緊急通話で高精度な位置情報測位の正確性が低下します。iOS 14.5にアップデートすることで高精度な位置情報測位に対応いたします。楽天モバイルのご利用にあたり、iOS 14.4以降ならびにキャリア設定の最新バージョンへのアップデートをお願いいたします。
※ 掲載内容はプラン名・サービス内容の変更によって、一部内容を修正する可能性がございます。

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