中学生がスマホを持つメリット・デメリットは?ルールの具体例や料金プランを決めるポイント
お子さまのスマホデビューのタイミングがわからず、「スマホデビューって何歳からがよいのだろう?」とお悩みの保護者も多いのではないでしょうか。
「令和4年度 青少年のインターネット利用環境実態調査(内閣府調べ)」によると、子どものスマホデビューは、小学校高学年から中学生がもっとも多く、中学生になるとスマホの所持率が増える傾向があります※。
しかし、無計画に中学生にスマホを持たせると、トラブルに巻き込まれる恐れがあるため、メリットやデメリットを理解したうえでルールを決めておくべきです。
今回は、中学生がスマホを持つメリットやデメリット、ルール、料金プランの選び方やスマホ製品の購入費用など、保護者が気になるポイントを解説していきます。
中学生がスマホを持つメリットは?
中学生がスマホを持つメリットは以下のとおりです。
- コミュニケーションツールが利用できる
- 調べものに役立つ
上記のメリットを順番に解説します。
コミュニケーションツールが利用できる
スマホがあると、次のようなコミュニケーションツールを利用しやすくなります。
- LINE
- X(旧Twitter)など
家庭や学校にもよりますが、中学生になると迅速な連絡やより多くのコミュニケーションが必要になるでしょう。そのため、さまざまなコミュニケーションツールを利用できるスマホがあると便利です。
調べものに役立つ
中学生になると、課題やテスト勉強といった学習の機会が増えることに加え、部活動でスポーツや音楽などに打ち込む機会も増えます。
スマホは、以下のような用途で役立ちます。
- 学校の課題の資料を集める
- スポーツの動画を撮影して正しいフォームや動き方を学ぶ
- 音声や映像を用いた英語学習 など
勉強からスポーツ、遊びなどさまざまなシーンで便利に活用することが可能です。
中学生がスマホを持つデメリットは?
中学生がスマホを持つデメリットは以下のとおりです。
- 使い方によってはトラブルに巻き込まれる
- スマホの使いすぎが原因で寝不足になる
上記のデメリットを順番に解説します。
使い方によってはトラブルに巻き込まれる
スマホはインターネットによってさまざまな人とつながっています。そのため、ちょっとした行動がきっかけで、次のようなトラブルに巻き込まれる可能性があります。
- 友達とのメッセージのやり取りで相手を傷つけてしまう
- SNSで知り合った人物に個人情報を知られてしまう
- SNSで知り合った人物と会って犯罪に巻き込まれる など
スマホは使い方次第で便利な場合もあれば、トラブルに巻き込まれる場合もあることを中学生である子どもに教えましょう。
スマホの使いすぎが原因で寝不足になる
スマホは便利で楽しいツールですが、使いすぎが原因で寝不足になるケースがあります。
また、スマホばかりに集中していると、勉強や入浴、食事などの生活時間を削ってしまう可能性もあるため、保護者の注意が必要です。
中学生にスマホを持たせる場合はルールを決めた方が安心
内閣府が発表している「令和4年度青少年のインターネット利用環境実態調査」によれば、中学生のスマホの所持率は約78.1%となっており、4人に3人は持っていることになります※。
中学生がスマホを持つことは一般的になりつつありますが、長時間の利用による生活の乱れやトラブルに巻き込まれる恐れが身近になっています。
そのため、中学生にスマホを持たせる場合は次のようなルールを決めることをおすすめします。
- 利用時間帯と利用時間を決める
- 知らない人と会おうとしない
上記のルールについて、順番に解説します。
利用時間帯と利用時間を決める
中学生の本分は学業のため、スマホの使いすぎには注意が必要です。
たとえば、「スマホを利用できるのは午後10時まで」や「1日3時間まで」など具体的なルールを定め守らせるようにしましょう。
知らない人と会おうとしない
SNSで知り合った人物と勝手に会おうとしてはいけないこと、個人情報を軽率に教えないことを、子どもと約束しましょう。
トラブルに巻き込まれる可能性があるため、会いたい場合は「保護者の許可を取る」、「相手の個人情報を保護者が確認する」などのルールを設けるとよいでしょう。
中学生の料金プランで知っておくべきことは?
携帯電話会社では、中高生に相当する年齢層に向けて利用料金を抑えた料金プランを提供していることがあり、家族割引などの割引も含めて料金プランを検討する家庭が多いでしょう。家族全体を見渡して、トータルで料金プランを考えることが大切です。
特定の年齢以下のユーザーを対象とした料金プランは、利用料金の割引や特典が設定されていますが、多くの料金プランでは利用できるデータ容量が少なくなっています。
そのため、オンライン授業やオンライン学習塾など、昨今大きく変化したデータ通信の使い方には適していない可能性があります。家庭内でのスマホの使い方のルールも含めて、しっかりと検討して契約しましょう。
気になる料金プランの割引にはどんなものがある?
料金プランの割引はさまざまな条件があり、おトクに利用できる年齢に制限がある料金プランもあります。
代表的な割引は、家族が同じ携帯電話会社を利用していると、家族の契約人数に応じて割引を受けられる家族割引、契約している携帯電話会社で光回線も契約すると適用される光回線とのセット割引があります。
ほかにも、利用料金の支払いに携帯電話会社が指定したクレジットカードを利用すると受けられる割引や、携帯電話会社が提供するホームルーターを契約すると適用される割引などがあり、さまざまな割引を適用すると月々の利用料金が安価になります。
学割の料金プランがないのはなぜ?「学割」が廃止された理由
2024年現在、学割の名称がついた料金プランはありません。
なぜなら、学割と呼ばれていた料金プランが、学生資格の有無ではなく、契約する際の年齢を基準にしている点が、総務省の関連組織である広告表示アドバイザリー委員会の指摘を受けたからです。
年齢だけを条件にしていながら、「学割」や同義語を含む名称がついた割引は、名称と実態が異なり、消費者の誤認を招く可能性があるため、現在は名称に「学割」がついた料金プランは提供されていません。
中学生のスマホデビューで参考にしたい3つのポイント
中学生のスマホデビューに適したスマホ料金プランを選ぶには、3つのポイントがあります。
具体的に、どのようなポイントに注目するといいのか見ていきましょう。
1)子どもの年齢から、U15やU18など、年齢制限で割引がある料金プランを選ぶ
上述したように、15歳以下や18歳以下など、年齢制限がある料金プランは、さまざまな特典が受けられます。
利用料金の割引だけでなく、データ容量が増量されたり、スマホ製品の購入費用が安価になったりするなど、スマホをおトクに利用できます。
中には、Netflixなどの動画配信サービスとセットにして割引される料金プランもあるため、他社のサービスがついているかどうかもあわせて検討するといいでしょう。
2)進学シーズンにあわせたキャンペーンを利用する
進学シーズンには、さまざまなキャンペーンが展開されることが一般的です。
数カ月~半年ほど利用料金の割引が受けられたり、スマホ製品の購入費用がおトクになったりと、内容はさまざまです。
これらは恒常的な割引サービスではありませんが、進学時のスマホデビューや、スマホの買い替えなどのタイミングで利用するのに適しています。
3)オプションサービスの内容を比較する
スマホを利用するのが15歳以下の子どもである場合、保護者が子どものスマホを管理できるフィルタリングサービス※があるかどうかも、大切なポイントです。
また、スマホの故障や紛失・盗難に備えた保証サービスも、子どものスマホデビューには欠かせません。
ほかにも、家族間でよく通話をする場合は通話かけ放題オプション※、Wi-Fi®スポットの利用など、便利なサービスが充実しているか、オプション料金も含めて検討しましょう。
中学生のスマホデビューで料金プランを選ぶ際の4つの注意点
中学生のスマホデビューに適した料金プランを選ぶ際に、気をつけたい4つの注意点があります。
1)近年、スマホの利用シーンやデータ利用量は保護者が思うより多くなっている
年齢制限がある料金プランの多くは、ひと月に利用できるデータ容量が3GB~5GBです。
そのため、子どもがWebサイトやSNSなどで画像をダウンロードしたり、動画を見たりする機会が増えると、保護者が想定しているよりもデータ容量が足りなくなることもあるでしょう。
また、データ容量をチャージすると追加の課金が必要になってしまうこともあるため、注意が必要です。
2)対象年齢を超えると割引がなくなる
15歳以下や18歳以下のように、年齢制限がある料金プランは、対象年齢を超えるとさまざまな割引や特典が適用されなくなってしまいます。
対象年齢を超えると、月額料金が高くなったり、利用できるデータ容量が大幅に減少したりするため、スマホの使い方によっては年齢制限がない料金プランを検討しなければならないこともあります。
また、スマホデビューの年齢によっては、短期間で料金プランを変更する結果にもなりかねません。
3)家族割引や光回線とのセット割引などを利用すると、乗り換えの自由が狭まる
年齢制限がある料金プランは、家族割引や光回線とのセット割引などを適用すればさらに安価になるのが特長です。
しかし、家族割引や光回線とのセット割引などを適用すると、しばらくしてから携帯電話会社を乗り換えたいと思ったときに、家族全員に適用している割引があるため、乗り換えにくい状況になってしまいます。
4)オンライン専用料金プランや格安スマホなどは、契約者の年齢制限が18歳以上であることが多い
オンライン専用料金プランや格安スマホの場合、契約者の年齢が18歳以上と定められていることがあります。契約者の年齢が18歳以上の場合、保護者の同意があっても子どもの名義で契約できません。
保護者の名義で契約すると、後々、名義変更をする手続きが必要になるなどの手間がかかってしまいます。
中学生のスマホデビューに最適な携帯電話会社や料金プランを選ぼう
前述のとおり、中学生がスマホを利用する場合、次のようなメリットやデメリットがあります。
項目 |
詳細 |
---|---|
メリット |
コミュニケーションツールが利用できる |
デメリット |
使い方によってはトラブルに巻き込まれる |
スマホのメリットは魅力的ですが、デメリットもあるため、中学生がスマホデビューする際は次のようなルールを決めておくとよいです。
・利用時間帯と利用時間を決める
・知らない人と会おうとしない
また、子どものスマホデビューには、年齢制限がある料金プランを選びがちですが、年齢制限がある料金プランにこだわると、対象年齢を超えたときにデータ容量が少なくなってしまったり、利用料金が割高になったりすることもあります。
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