ライバーとはどんな存在?YouTuberとの違いや収入、おすすめのアプリを紹介

ライバーとはどんな存在?YouTuberとの違いや収入、おすすめのアプリを紹介
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2024.05.13

最近よく耳にするようになった「ライバー(Liver)」という存在をご存じでしょうか。「ライバーとはいったいどんな存在?」、「ライバーとして配信するにはどうすればいい?」、「ライバーって稼げるの?」と疑問をお持ちの方もいるかもしれません。

ライバーとは、ライブ配信アプリや動画配信サイトを使ってライブ配信を行う人のことです。スマホの普及によって、誰でも手軽にライブ配信が可能になったことで注目を集めていて、ライバーとして活躍して収入を得ている人も大勢います。

そこで今回は、「ライバーってどうやったら収入を得られるの?」、「YouTuberとの違いは?」という疑問に対して、ライバーの仕事内容や収入の仕組み、おすすめのアプリなどを詳しく解説します。

目次

ライバーとはどういう仕事?

ライバー(Liver)とは、ライブ配信を行う配信者のことを指します。芸能人やアイドル、YouTuber、VTuber※のほか、さまざまな人がライバーとして活動しています。

配信内容は、雑談や歌、ゲーム実況、料理、アウトドア、メイクなど多岐に渡ります。たとえば、料理が得意な主婦としてキッチンからライブ配信をしたり、アウトドア好きの人はキャンプ場からライブ配信したり、数多くのジャンルのライバーがいます。

近年では、収入を得られるライブ配信サービスが増え、職業としてライブ配信をしているライバーがいます。VTuberのようにアバターを使って活動する人も現れており、顔出しをせずに配信をしている人も珍しくありません。

スマホから簡単に配信が行えるアプリも増えており、動画編集もいらないためハードルが低くなっているといえるでしょう。

VTuberについては、こちらをご確認ください。

ライバーが収益を得る仕組みと種類、方法を解説

ライバーが収入を得る方法は、主に視聴者からの投げ銭(ギフティング)です。たとえば、YouTubeのスーパーチャット(通称:スパチャ)やTikTok(ティックトック)、17LIVE(イチナナ)のギフトなどが代表的です。

投げ銭は、視聴者がお気に入りのライバーにお金とともに応援やリクエストを送る機能です。投げ銭の金額は数円から数万円までさまざまで、ライバーの収入源となっています。

「推し(お気に入りのライバー)」を応援したい熱心な視聴者は、連続で投げ銭を送ることもあり、ライバーによっては1回のライブ配信で100万円以上の投げ銭を獲得することもあります。

企業案件やサブスクリプションなどの収入

人気のあるライバーは、投げ銭以外にも企業案件やサブスクリプションによる収入があります。

企業案件には、商品紹介やサービス紹介、イベント告知など、さまざまな種類があります。案件の内容や規模によって異なりますが、商品提供を受けられるほか、紹介を通じて購入された数などに応じた報酬が支払われる仕組みです。

アプリによっては、限定配信ができるメンバーシップなど、サブスクリプションの収入を得ることも可能です。中には、配信時間数に応じて報酬が支払われるアプリや、アプリ内イベントでも収入を得られる仕組みがあり、さまざまな方法で収入が得られます。

ライバー事務所に所属する方法も

ライバーは、人気が出るまでまったく収益を得られないことも珍しくありません。ファンが定着せず、1人での活動に限界を感じる場合は、ライバー事務所に所属することも検討に入れるといいでしょう。

ライバー事務所は、ライブ配信のサポートや配信ノウハウの支援、マネジメントなど、配信者のさまざまなサポートを行っています。ライバー事務所の公式Webサイトに所属タレント一覧として記載されることもあり、華やかにスタートできる可能性もあります。

ただし、ライバー事務所によって報酬のルールが異なります。契約内容や受け取れる収益など、よく確かめて所属するか決めましょう。

ライバーとYouTuber(ユーチューバー)との違いは?

ライバーとYouTuberはどちらも、動画配信で収益を得られる点では共通していますが、配信形態が大きく異なります。

ライバーの配信は、視聴者とのリアルタイムのコミュニケーションを楽しむことが目的です。せっかく配信しても、視聴者が少ない時間帯では意味がありません。1週間の配信予定を告知するなど、視聴者を集めやすく工夫することが必要です。

一方YouTuberは、録画した動画投稿が主体です。ライブ配信も行えますが、録画した動画を視聴してもらうことが中心となるため、リアルタイムのコミュニケーションはほとんど必要ありません。

YouTubeは、動画の再生回数に応じて広告収入が入る仕組みのため、編集動画の質が大切です。動画編集や撮影のスキル、配信機材の品質はもちろん、タイトルやサムネイル画像の設定などの「見つけやすさ」も重要になるでしょう。

ただし、YouTubeの収益化は一定の再生時間や登録者数などの条件をクリアする必要があり、収益化まで時間がかかることがあります。そのためライバーと比較すると、中長期的な収入になる傾向があります。

配信できる時間帯や、動画の編集スキルなど、自分に合った配信方法を選ぶといいでしょう。

ライバーに向いている人・向いていない人の特徴を解説

ライバーは誰でも気軽に挑戦できる一方で、ある程度の適性がないと長続きしない可能性があります。配信を楽しみながらも、しっかりとお金を稼げるライバーになるには、どんな資質が必要なのでしょうか。

ライバーに必要な資質や注意点を具体的に見ていきましょう。

ライバーに向いている人

ライバーは、アドリブでの会話力や歌唱力、ゲームのテクニックなどで視聴者を楽しませる人が向いています。即興での対応力が問われるライブ配信で、視聴者を飽きさせずに楽しい時間を演出できる能力は重要なポイントとなるでしょう。

さらに、自分の得意分野や専門知識を持っている人もライバーに適しています。雑談をするだけでは、ほかのライバーとの差別化が難しいため、個性や強みをどう伸ばしていくのか、配信の方向性をしっかりと定められるビジョンを持てることが理想的です。

またコンプライアンスを重んじ、視聴者を大切にする人も、ライバーとして活躍できる素質があります。ライブはやり直しができないため、配信中の言動には十分な注意が必要です。不適切な言動によるトラブルを未然に防げることも大切な能力のひとつです。

ライバーに向いていない傾向がある人

注目さえ集められればいいという考えを持っている人は、ライバーに向いていない傾向があります。過激な発言や行動で視聴者を集めるのは、長期的に見ると逆効果となってしまうかもしれません。コンプライアンス意識の低さは、トラブルによる炎上など致命的なリスクにつながる可能性が考えられます。

また、批判に弱くすぐに落ち込んでしまう人は、ライブ配信を続けることが難しいと感じる場面があるかもしれません。誹謗中傷や煽りなどのネガティブなコメントは、無視するか適切にブロックするなどの、冷静な対応が必要です。

ほかにも、投げ銭を露骨に欲しがる人もライバーにはあまり向かないでしょう。お金のためだけに必死に投げ銭を求める姿は、視聴者に不快感を与えることにもつながる可能性があるためです。

あくまでも良質な配信をすることが第一で、結果としてファンが投げ銭をしてくれる、という考え方を大切にしましょう。

さらに、視聴者を喜ばせようとして無理をしたり、配信に夢中になりすぎたりする人にも、ライバーはあまり向いているといえないでしょう。過去には、ライブ配信中の行動が大きな事故につながったケースもあり危険なためです。

そして、自分の強みを理解できていない人は、向き不向きの前に自分の強みを分析する必要があります。ライバーとして長く愛されるには、ご自身の強みの中で視聴者の共感を得る特技や専門分野、興味のある内容を考え、配信で伝えたいメッセージや価値を見出すことが先決です。

ライブ配信をするメリット・デメリット

ライブ配信には、リアルタイムならではの面白さがある一方で、さまざまなリスクもあります。ライバーを目指す前に、しっかりとライブ配信のメリットとデメリットを理解しておきましょう。

ライブ配信のメリット

ライブ配信は、多くの人に自分の存在を知ってもらえるチャンスです。ライブ配信を続けることで知名度が上がるほか、短期間で登録者数やフォロワー数を大きく増やし、インフルエンサーになれる可能性があります。

ライブ配信をきっかけにしてYouTuberなどの活動の幅が広がったり、配信をしながら自分のInstagram(インスタグラム)やX(旧Twitter)のフォロワーを増やしたり、自分自身の影響力を高めていくこともできるでしょう。

また、リアルタイムのコミュニケーションはファンとの一体感が強くなります。コメントにその場で答えたり、視聴者参加型を企画したりすることで、コミュニティが広がりファンとの関係もどんどん深まります。

さらに好きな時間にどこでも配信できる手軽さも大きなメリットです。隙間時間を活用して収入を得られるのは、ライブ配信で稼げるライバーならではの魅力といえるでしょう。

ライブ配信のデメリット

ライブ配信の最大のデメリットは、リアルタイムのアドリブや会話スキルが求められることです。特にライブ配信はリアルタイムで配信されるため、急にトラブルが起こったときに編集してカットすることはできません。

また顔出し配信をすると、個人情報流出のリスクがあります。映り込んだ風景や部屋の様子から、「身バレ」や「家バレ」など、個人情報の特定につながる可能性もあるため、配信場所は慎重に選びましょう。

そしてなにより、ライバーの収入は必ずしも安定して稼げるとは限りません。事務所に所属している人気ライバーでも、投げ銭は一度すべて事務所が預かり、配分されるケースもあります。投げ銭の金額を全額受け取れるわけではないことに注意しましょう。

ライバーになる方法とおすすめアプリ

ライブ配信アプリをインストールしてアカウントを作成し、配信を始めるだけで、誰でも簡単にライバーになれます。

スマホがあれば簡単に配信を始められるのが、ライバーの手軽さといえるでしょう。できればスマホを固定しておく三脚や、顔や手元を明るく写すリングライトなどを用意しておくと、よりよい配信ができます。

ライブ配信ができるアプリには、Instagram(インスタグラム)やYouTube、TikTokなどの動画配信アプリのほかに、ライブ配信専用アプリがあります。

ライブ配信アプリはユーザーが多いほど視聴者も増えるので、ライバーとして稼ぎやすくなりますが、一方で配信者も多いので埋もれないように配信の工夫や個性が必要です。

ライバーにおすすめのアプリ

YouTubeにはYouTube ライブ、Instagram(インスタグラム)にはInstagram Live、TikTokにはTikTok LIVEというライブ配信機能があります。

ライブ専用アプリではありませんが、動画配信とライブ配信を両立させたいという配信者やライバーに適しています。

ゲームプレイのライブ配信には、ゲームに特化したTwitch(ツイッチ)が向いています。Twitchはゲームやe-Sports大会といったゲームのライブ配信を中心としたプラットフォームです。

ゲームのライブ配信を好む視聴者が多く、ユーザーイベントも多数開催されています。イベントに参加することで視聴者の目にとまりやすく、ファンを獲得しやすいプラットフォームといえるでしょう。

・BIGO LIVE(ビゴライブ)
BIGO LIVEは、シンガポールのBIGO Technology社によって開発された大手ライブ配信アプリです。最大9人でコミュニケーションを楽しむマルチゲスト配信や、ライバー同士が視聴者からのギフトやハートの数を競う独自のライブ配信形式が楽しめます。

ほかにも多彩な配信形式があり、ラジオ配信やゲーム配信などさまざまな形式で配信できます。また、課金アイテムが豊富で、150種類以上も用意されています。

・IRIAM(イリアム)
IRIAMは、顔出しをせずに利用可能なバーチャルライブ配信アプリです。株式会社ディー・エヌ・エーの傘下の、株式会社IRIAMによって運営されています。

IRIAMでは、イラストを使ったキャラ配信と音声のみのラジオ配信に対応しており、自分で用意したイラストを元にキャラクターになりきって配信できます。

バーチャルライバーが好きな視聴者に人気があり、コメント機能やギフト機能で視聴者とコミュニケーションを深められます。

・Pococha(ポコチャ)
Pocochaは株式会社ディー・エヌ・エーが運営するライブ配信アプリです。コミュニティを重視しており、ライバーと視聴者だけでなく視聴者同士の交流も可能になっています。

初心者から熟練の配信者まで収益化しやすく、配信時間あたりの視聴者のエンゲージメントに応じて、「時間ダイヤ」と「盛り上がりダイヤ」が付与される仕組みです。

・ふわっち
ふわっちは株式会社A Inc.によってリリースされたライブ配信アプリです。10代後半から50代まで幅広い年齢層のユーザーがいるのが特徴で、「たぬき」という完全匿名でコメントを送れます。

ほかのライバーと同時配信ができるほか、ランキングやイベントも豊富で、自分にあったスタイルで自由に配信が楽しめます。

・Spoon(スプーン)
Spoonは、顔出し不要で楽しめる音声専用のライブ配信アプリです。株式会社Spoon Radio Japanが運営しています。

SpoonにはリアルタイムでのLIVE配信と、録音した音声を投稿するCAST配信があります。睡眠前のリラックスタイムに癒やしを求めるユーザーに人気があり、ASMR※や落ち着いた音声の配信が多いのが特徴です。

ラジオ好きの方や、声だけでコミュニケーションを取りたい方、また副業として配信活動をしたい方におすすめのアプリです。

ASMRについては、こちらをご確認ください。

・17LIVE(イチナナ)
17LIVEは全世界で5,000万人のユーザーを持つ大規模なライブ配信アプリで、17LIVE株式会社が運営しています。毎月豊富なイベントが開催され、ユーザーが飽きることなく楽しめるため、ライバーだけでなく視聴者が多数利用しているのが特徴です。

認証ライバーに登録することで、獲得報酬のアップや参加可能なイベントの増加、ライブ配信に関する機材の限定販売など、さまざまな恩恵が受けられます。

・ニコニコ生放送(ニコ生)
ニコニコ生放送は、株式会社ドワンゴが提供するライブストリーミングサービスです。

視聴者が自分の好きなものを入力することで配信者を検索できる「好みタグ」や、リアルタイムで配信している新人配信者を一覧で見られる「ルーキー番組」を導入しており、初心者でも視聴者が集めやすいのが特徴です。

企業による配信や、さまざまなライブ配信が楽しめることから、テレビのように流して視聴を楽しむ人も多くいます。収益化しやすいことから、初心者ライバーにもおすすめです。

ライバーになる際に知っておきたい注意点

ライバーとして活動していく前に、トラブルを避けるための注意点を見ていきましょう。

1)ライブ配信は取り消しややり直しができない点に注意
ライブ配信は、一度流れてしまうと訂正できません。たとえばライブ配信中にセンシティブな話題をした後、SNSで拡散されたり切り抜き動画をアップロードされた事例があります。

また利用するライブ配信サイトによっては、配信禁止行為が定められています。違反となる内容を配信するとアカウントの利用停止となることがあるため、配信内容にはくれぐれも注意しましょう。

2)個人情報を流すとトラブルの原因になる
不用意に無用な個人情報を流すと、ネットに広く公開されてしまうおそれがあります。過去には、ライブ配信中に「顔を見せてほしい」という視聴者からのコメントに応じてしまい、トラブルに発展したケースもあるため、個人情報はうかつに第三者へ公表しないことが大切です。

3)隣人との騒音トラブルに注意する
ライブ配信をするときに大きな声や音が発生してしまい、隣人との騒音トラブルになっているケースがあります。ライブ配信をするときは防音室が備わっている部屋を借りたり、部屋に防音材を貼り付けたり、隣人とトラブルにならない工夫も必要です。

4)スマホからのライブ配信時はデータ利用量に注意する
ライブ配信中は、データ利用量が大幅に増えます。一部のアプリでは、高画質で配信すると1時間あたり0.8GBほど消費してしまい、データ利用量が上限に達してしまうおそれがあります。スマホからライブ配信をするときは、なるべくWi-Fi®に接続して配信しましょう。

長時間ライブ配信をするときはデータ利用量にも注意

ライバーとして長く活動していくのであれば、通信環境への備えは欠かせません。特に長時間の屋外配信では、データ利用量が増えてしまいます。万が一、データ利用量が上限に達して速度制限にかかってしまっては、配信にも支障をきたしてしまいます。

しかし、データ使い放題の料金プランなら安心です。ライバーを続けられるか悩んでいる場合でも、データ利用量にあわせて料金が自動的に変わる料金プランなら、乗り換えの手間もかかりません。

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