LINEの引き継ぎ方法は?事前準備や注意点を紹介
LINEアカウントの引き継ぎはどのような操作で進めればよいのか、調べている方もいるのではないでしょうか。久しぶりの機種変更となると、以前はどのような手順で進めたのかあまり覚えていないこともあるかもしれません。
今回は、LINEの引き継ぎ方法についてポイントを絞ってわかりやすく紹介します。全体の流れを押さえて、スムーズにLINEの引き継ぎを進めていきましょう。
引き継げるLINEのデータ
まず押さえておきたいのが、引き継ぐことができるLINEのデータの種類です。
機種変更の前後で引き継ぎができるLINEのデータは以下のとおりです。
- トーク履歴(iPhone⇔Android™は直近14日のみ)
- アルバムやノートに保存中のデータ
- 友だちリスト
- 購入したスタンプ
- LINEスタンププレミアムの利用情報
- LINE Pay・LINEポイント残高
- 自分のプロフィール情報(LINE IDやアイコン)
- ステータスメッセージ
- グループ
- Keepに保存中のデータ
- LINE VOOMの内容
- LINE連動アプリ・サービスの情報(iPhone同士/Android同士のみ)
- 購入済みのLINEコイン残高(iPhone同士/Android同士のみ)
場合によっては引き継げないデータもある
iPhone端末とAndroid端末での引き継ぎでは、以下のデータは引き継ぎができないので、事前に確認しておきましょう。バックアップをしていても、15日以上前のトーク履歴は引き継ぎできない点は特に注意してください。
- 15日以上前のトーク履歴
- 購入済みのLINEコイン残高
- トークルームの背景画像
- LINEマンガの購入済みマンガコイン
なお、通知音の設定は機種変更前後のスマホにかかわらず、引き継ぎはされません。機種変更後に再度設定しましょう。
LINEの引き継ぎの事前準備
LINEのデータを引き継ぐ際、事前準備として以下の3つが必要です。
- 「LINE」アプリを最新バージョンにする
- OSを最新バージョンにする
- トーク履歴をバックアップする(iPhone同士/Android同士のみ)
それぞれの事前準備について詳しく見ていきましょう。
「LINE」アプリを最新バージョンにする
引き継ぎの前に「LINE」アプリは最新バージョンにしておきましょう。
iPhoneは「App Store」、Androidは「Google Play Store」で検索をして「LINE」アプリのページに進み、アップデートがあるか確認してみてください。更新できる最新バージョンがあれば、アップデートを実行します。
OSを最新バージョンにする
引き継ぎの前にOSも最新バージョンにアップデートしておきましょう。
iPhoneでは、「設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」から手動でOSをアップデートできます。Andoridでは、「設定」>「システム」>「システムアップデート」から手動でOSをアップデートできます。
トーク履歴をバックアップする
iPhone端末同士、もしくはAndroid端末同士でトーク履歴を引き継ぎするためには、トーク履歴のバックアップが必要となります。
「ホーム」タブ>「設定(歯車のアイコン)」>「トークのバックアップ(またはトークのバックアップ・復元)」を順に選択し、「今すぐバックアップ」を実行します。画面に従い、ご自身で決めたバックアップ用のPINコード(数字6桁)を設定してバックアップは完了です。
LINEの引き継ぎ方法
実際にLINEのデータを引き継ぐための手順を見ていきましょう。
iPhone同士の機種変更では、クイックスタートを利用してLINEの引き継ぎが可能です。そのほかの機種変更では、QRコードの読み取りをしてLINEを引き継ぎます※。
以下の2つのパターンについて、LINEの引き継ぎ方法をそれぞれ見ていきましょう。
- iPhoneからiPhoneへのLINEの引き継ぎ方法
- そのほかのLINEの引き継ぎ方法
(iPhoneからAndroid、AndroidからiPhone、AndroidからAndroid)
iPhoneからiPhoneへのLINEの引き継ぎ方法
新しいiPhoneを新規購入した際、iPhone同士の場合であればクイックスタートを利用してLINEの引き継ぎが可能です。
クイックスタートは、ワイヤレスでiPhone同士のデータ移行ができるApple公式の機能です。新しいiPhoneの初期設定の画面から、クイックスタートを実行できます。
クイックスタートを利用したLINEの引き継ぎの流れは、次のとおりです。
- クイックスタートを実行
- 新しいiPhoneでLINEアプリを起動
- 「本人確認する」をタップ
- 電話番号を入力してSMS認証を実行
- パスワードを入力して完了
クイックスタートを実行した後、新しいiPhoneでSMS認証とパスワードの入力を行うことで引き継ぎができます。
LINEに登録している電話番号は、「ホームタブ」>「設定(歯車のアイコン)」>「アカウント」から確認できます。
パスワードは、「アカウント」の画面から設定の有無の確認、変更が可能です。パスワードの確認ができず、忘れてしまった場合は新しいパスワードに変更する必要があります。
そのほかのLINEの引き継ぎ方法
iPhone同士の引き継ぎでクイックスタートを利用しない場合や、以下の3つのパターンに当てはまる場合は、いずれもQRコードを利用してLINEを引き継ぎします。
- iPhoneからAndroidの機種変更
- AndroidからiPhoneの機種変更
- AndroidからAndroidの機種変更
QRコードを利用したLINEの引き継ぎの流れは、次のとおりです。
- 新しいスマホでLINEアプリを起動し、「ログイン」をタップ
- 「QRコードでログイン」>「QRコードをスキャン」をタップ
- 以前のスマホでQRコードを表示
- 新しいスマホでQRコードを読み取る
- 以前のスマホで本人認証を実行(顔認証、指紋認証、パスコード)
- 新しいスマホで「ログイン」
- トーク履歴の復元を実行
- 画面に沿って引き継ぎを完了
以前のスマホのLINEアプリで「ホームタブ」>「設定(歯車のアイコン)」>「かんたん引き継ぎQRコード」の順に操作すると、QRコードを表示できます。画面に沿ってQRコードの読み取りなどを行い、引き継ぎを完了させましょう。
以前のスマホが手元にない場合は電話番号で引き継ぎする
以前のスマホがすでに手元にない場合は、電話番号によるSMS認証でLINEの引き継ぎができます。SMS認証でLINEの引き継ぎをする手順は、次のとおりです。
- 新しいスマホでLINEアプリを起動し、「ログイン」をタップ
- 「電話番号でログイン」をタップ
- 電話番号を入力し、SMS認証を行う
- 表示されたアカウントを確認し、「はい、私のアカウントです」をタップ
- 画面に沿って引き継ぎを完了させる
引き継ぎの際には、LINEのパスワード、トーク履歴の復元のためのPINコードがそれぞれ必要です。
LINEのパスワードを忘れてしまった場合は、登録しているメールアドレスを入力してパスワード再設定メールを受け取ります。
なお、以前のスマホがない場合の引き継ぎでは、機種変更前後のスマホにかかわらず、トーク履歴は14日分のみ引き継ぎが可能です(バックアップの作成とPINコードの設定によって、引き継ぎできるトーク履歴の期間は異なります)。
15日以上前のトーク履歴は引き継ぎできないので注意してください。
LINEを引き継ぐときの注意点
LINEを引き継ぐときに確認しておきたい注意点としては、以下が挙げられます。
- トーク履歴が消えないように注意する
- トーク履歴は14日分しか引き継げない場合がある
トーク履歴が消えないように注意する
iPhone同士、Android同士の引き継ぎでは、トーク履歴のバックアップをしないまま引き継ぎをすると、トーク履歴が消えてしまうので注意してください。
トーク履歴を自動バックアップする設定も可能です。
「ホームタブ」>「設定」>「トークのバックアップ(またはトークのバックアップ・復元)」を順に進み、「バックアップ頻度」を選択すると自動バックアップが設定できます。
急な故障や紛失に備えて、自動バックアップを普段からオンにしておくのがおすすめです。
なお、はじめてバックアップを設定する際は、画面に表示される「今すぐバックアップ」を実行した後に、自動バックアップの設定が可能となります。
トーク履歴は14日分しか引き継げない場合がある
iPhone端末とAndroid端末間の移行では、トーク履歴は直近14日分しか引き継ぎできません。
過去の重要なトークが消えてしまう可能性もあるので、メモを残しておくなど、事前に対処法を検討しておきましょう。
なお、同じOSのスマホでバックアップを取っていれば、その分のトークは引き継ぐことが可能です。
手順を押さえてスムーズにLINEの引き継ぎをしよう
LINEの引き継ぎは、iPhone同士であればクイックスタートを利用して実行できます。
また、iPhoneからAndroid、AndroidからiPhone、AndroidからAndroidでのLINEの引き継ぎは、QRコードを利用して実行できます。
トーク履歴のバックアップを忘れないこと、機種変更のパターンによっては15日以上前のトーク履歴は引き継げないことが、LINEの引き継ぎの注意点です。
手順を押さえてスムーズにLINEの引き継ぎを進めていきましょう。
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