IPv6接続の確認方法は?パソコン・スマホでの手順を紹介

IPv6接続の確認方法は?パソコン・スマホでの手順を紹介
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2026.06.24

IPv6では最新の接続方式(IPoE方式)を利用でき、より高速な通信が期待できます。IPv6で接続できているか不安なときは、パソコンやスマホから確認が可能です。

今回は、IPv6で接続できているか確認する方法をパソコン(Windows/Mac)とスマホ(iPhone/Android™)のそれぞれについて紹介します。

目次

そもそもIPv6とは?

IPv6(Internet Protocol Version 6)とは、インターネット通信で使われるIPアドレスの新しい規格です。

IPv6で接続できているかどうかは、Webサイトや利用している機器の設定画面から確認できるため、すぐ確認したい場合は「IPv6で接続できているか確認する方法」をご覧ください。

インターネットに接続するとき、パソコンやスマホなどの機器には、それらを識別するためにそれぞれ固有の「住所」が割り振られています。このインターネット上の住所にあたるのが「IPアドレス」です。

従来から使われてきたIPv4(Internet Protocol Version 4)では、インターネットに接続する機器の増加により、将来的なIPアドレスの不足が課題とされていました。こうした背景から登場したIPv6では、「IPoE方式」という接続方式を利用できます。この方式では従来のPPPoE方式と比べて通信の通り道が広く、混雑の影響を受けにくいため、より高速なインターネット通信が期待できます。

IPv4とIPv6のIPアドレスの違い

インターネットでは長らく「IPv4」が使われていましたが、インターネットに接続する機器の爆発的な増加によって、将来的なIPアドレスの不足が課題とされていました。そこで登場したのが、より多くのアドレスを管理できる「IPv6」です。

従来のIPv4はIPアドレスが32bitで構成されており、2の32乗で約43億個のIPアドレスを提供できました。これに対しIPv6は、アドレスの長さが128bitに拡張されたことで、2の128乗である約340澗(かん)個という膨大な数のIPアドレスを提供できます。

  • IPv4のIPアドレス:約43億個(2の32乗個)
  • IPv6のIPアドレス:約340澗個(2の128乗個)

IPv6の接続方式

IPv6には、2つの接続方式(PPPoE方式、IPoE方式)があり、どちらの方式が使われるかはプロバイダーによって異なります(両方に対応する場合もあります)。また、IPv6では、IPv4 over IPv6と呼ばれる接続技術もあります。

PPPoE方式

PPPoE(PPP over Ethernet)は、IPv4から使われてきた接続方式です。

ネットワーク終端装置を介してインターネットに接続され、利用者が多いと混雑が発生し、通信速度が低下しやすいです。

また、プロバイダーから与えられるID・パスワードを利用してルーターなどで認証のための設定が必要となります。

IPoE方式

IPoE(IP over Ethernet)は、IPv6で新たに利用できるようになった接続方式です。

ネットワーク終端装置を介さずにインターネットに接続するため、PPPoEのようなネットワーク終端装置での混雑の影響がありません。このため、PPPoEと比較するとより高速での通信が期待できます。

また、IPoEでは、アクセスしてきた回線によって回線認証が行われるため、PPPoEのようなID・パスワードによる認証は不要です。

IPoEについて詳しくは、こちらをご確認ください。

IPv4 over IPv6

IPoE方式では、IPv4のみに対応しているWebサイトには原則としてアクセスできません。これを解決するのが「IPv4 over IPv6」という技術です。

IPv4 over IPv6を利用すると、IPv4の通信をIPv6の通信環境上で扱えるため、IPoE方式でもIPv4のWebサイトにアクセスできます。

IPv4 over IPv6を採用したサービスは、事業者ごとに名称が異なり、たとえば楽天ひかりではIPv6(クロスパス)が提供されています。

IPv6で接続できているか確認する方法

IPv6では、対応プロバイダーで最新の接続方式(IPoE方式)が利用でき、高速な通信が期待できます。

IPv6で接続できているのかわからない場合、Webサイトや利用している機器の設定画面から確認が可能です。以下の確認方法をそれぞれ解説します。

Webサイトを利用してIPv6接続を確認する方法

プロバイダーが提供するIPv6専用ページや、一般的なIPv6接続確認サイトを利用することで、簡単にIPv6接続を確認できます。

https://ipv6test.google.com/intl/ja/index.html

一例として、上記のような確認ができるWebサイトにアクセスし、画面の案内に従ってテストすることで、IPv6接続状況が表示されます。

「既に IPv6 を使用しているようです。」「IPv6接続:可能」「IPv6 OK」などが表示されているか、IPv6アドレスの表示欄などにアドレスが表示されていれば、IPv6で接続されていることを確認できます。

パソコンでIPv6接続を確認する方法

パソコンがIPv6で接続しているか確認する方法を、Windowsパソコン、Macのそれぞれについて解説します。

なお、Windowsのバージョンや利用環境によって、項目名や画面の表示が異なる場合があります。

Windowsパソコンの場合

スタートメニューを右クリック>「設定」>「ネットワークとインターネット」をクリックします。続いて、上部に表示されている接続されているネットワークの「プロパティ」をクリックしてください。

「IPv6アドレス」の項目にアドレスが表示されていれば、IPv6で接続されています。

Macの場合

アップルメニューから「システム設定」を開き、「ネットワーク」をクリックします。続いて、「接続済み」と表示されているネットワークの「詳細...」をクリックしてください。

TCP/IPのタブで「IPv6アドレス」の項目にアドレスが表示されていれば、IPv6で接続されています。

スマホでIPv6接続を確認する方法

ここからは、スマホでIPv6接続を確認する方法を、iPhoneとAndroidスマホそれぞれについて解説します。

なお、スマホの機種やOSバージョンによって項目名や操作手順は異なる場合があります。今回は、iPhone 16(iOS 26)とGoogle Pixel 8(Android 16)を例に紹介します。

iPhoneの場合

iPhoneの「設定」アプリで「Wi-Fi」をタップし、接続しているWi-Fi®名の右にある「i」のマークをタップします。

「IPv6アドレス」カテゴリーの中にある「IPアドレス」の欄に「2アドレス」と表示されていれば、IPv6で接続できています。

Android™スマホの場合

「設定」アプリ>「ネットワークとインターネット」>「インターネット」をタップし、接続中のWi-Fi名の右にある歯車のマークをタップします。

「ネットワークの詳細」で下へスクロールし、「IPv6アドレス」の項目にアドレスが表示されていればIPv6で接続できています。

IPv6で接続できないときの原因・対処法

IPv6で接続できないときに考えられる原因とその対処法を以下で見ていきましょう。

プロバイダーがIPv6に対応していない

プロバイダーがIPv6に対応していないとIPv6接続はできません。

利用しているプロバイダーがIPv6接続サービスを提供しているか、公式Webサイトなどで確認してみましょう。

また、IPv6接続は別途オプションとして提供されることもあるので、契約状況も併せて確認してみてください。

ルーターが非対応/設定ができていない

ルーターがIPv6に対応していない可能性も考えられます。

特にIPoE方式に対応しているプロバイダーを契約中の場合、IPoE接続を利用するためには、利用中のプロバイダーだけでなく、ルーター側も対応している必要があります。

ルーターについて単に「IPv6対応」と記載されているだけではなく、「IPv6 IPoE対応」と明記されているかを確認してみてください。

対応状況は、製品ページや取扱説明書などで確認できます。

ルーターの対応状況については、各プロバイダーのIPv6のサービス名への対応があるかも確認してみてください。プロバイダーでも、対応ルーターが一覧で示されている場合があります。

また、ルーター側でIPv6接続の設定が必要になることもあります。プロバイダーやメーカーの案内を確認し、必要な設定があれば済ませておきましょう。ファームウェア更新でIPv6に対応することもあるので、手順を確認して試してみてください。

WebサイトがIPv6に対応していない

IPoE方式のプロバイダーでIPv4 over IPv6には非対応の場合、IPv4のみに対応したWebサイトには原則としてアクセスできません。契約中のプロバイダーの接続方式を、公式Webサイトなどで再度確認してみてください。

また、Webサイトのアドレス(ドメイン名)をIPアドレスに変換するDNS(Domain Name System)のサーバー設定がプロバイダー側で案内されていることがあるので、Webサイトが閲覧できないときは、推奨設定になっているかも確認してみてください。

IPv6接続からIPv4接続に変更する方法

IPv6接続に問題がある場合や、IPv4接続が必要な場合の変更方法は、通信機器によって異なります。

ここでは、ルーター本体パソコン(Windows/Mac)スマホ(iPhone/Android)でIPv6接続をIPv4接続に変更する方法を解説します。

ルーターで設定を変更する方法

ルーターはメーカーによって細かいメニューや操作が異なるので、必ずマニュアルを見て操作してください。プロバイダーによっては、ルーターごとの設定方法を解説している場合もあるので、プロバイダーのマニュアルも確認しましょう。

公式Webサイト上で電子マニュアルが公開されていることもあるため、紙のマニュアルがない場合は製品名やプロバイダー名で検索してみてください。

主な手順は以下のとおりです。

  1. ルーターの管理画面にアクセスする
  2. 管理画面でIPv6に関する設定を行う

通常は、ブラウザでルーターの管理画面用IPアドレスを入力するか、セットアップアプリからアクセスします。

ルーターの管理画面にログインしたら、「インターネット設定」や「WAN設定」などの項目を探します。IPアドレスの取得方法などのメニューにあることが多いので、マニュアルを確認しましょう。

画面やマニュアルの指示に従ってIPv6の設定を無効にすることで、IPv4へ切り替えられます。

パソコンで設定を変更する方法

WindowsパソコンとMacでの設定変更の方法を以下で見ていきましょう。

Windowsパソコンの場合

Windowsパソコンの場合、以下の手順でIPv6を無効化して、IPv4接続に変更できます。

  1. スタートメニューから「設定」>「ネットワークとインターネット」>「ネットワークの詳細設定」をクリックする
  2. 対象のネットワークアダプターのプルダウンを開く
  3. 「その他のアダプターオプション」の「編集」をクリックする
  4. 「インターネットプロトコルバージョン 6 (TCP/IPv6)」のチェックを外して「OK」をクリックする

Macの場合

Macの場合、以下の手順でIPv6を無効化して、IPv4接続に変更できます。

  1. アップルメニューから「システム設定」>「ネットワーク」をクリックする
  2. 対象のネットワークを選び、「詳細」をクリックする
  3. 「TCP/IP」を開き、「IPv6の設定」から「ローカル専用リンク」を選択する
  4. 「OK」をクリックした後に、Macを再起動する

スマホで設定を変更する方法

iPhoneには手動でIPv6からIPv4に変更する方法はありません。接続しているWi-Fiのルーターで設定を変更する必要があります。

一方、Androidスマホの場合、モバイルデータ通信については、以下の手順でAPN設定を編集して接続の変更が可能です。

  1. 「設定」アプリ>「ネットワークとインターネット」>「インターネット」の順にタップする
  2. 携帯電話会社の名前の横にある歯車のアイコンをタップする
  3. スクロールして「アクセスポイント名」をタップする
  4. 使用しているAPNをタップする
  5. 「APNプロトコル」>「IPv4」をタップして変更する

IPv6についてよくある質問

IPv6についてよくある質問をまとめています。

IPv6なのに遅いときはどうすればよい?

インターネットの利用状況や利用している機器によっては、必ずしもIPv6がIPv4よりも速いとは限りません。

また、プロバイダーによってはIPoE方式ではなくPPPoE方式しか提供していないケースもあります。PPPoE方式の場合は、インターネット回線の乗り換えも検討しましょう。

IPv4かIPv6かによらず、LANケーブルやルーターの性能によっては接続速度が制限されてしまうこともあります。使用している機器の性能も確認してみてください。

マンションタイプを利用している場合、同じマンション内で大量のデータ通信をしている人がいると、影響を受けて遅くなるケースがあります。マンション内での混雑が原因であれば、利用者が多い時間帯を避けることで改善できる場合があります。

そのほか、プロバイダーのメンテナンスによって速度が低下している場合もあります。プロバイダーの公式Webサイトでメンテナンス情報を確認し、場合によってはプロバイダーのサービス窓口に問い合わせてみましょう。

IPv6に対応していないとどうなる?

IPv6に対応していなくても、すぐにインターネットが使えなくなるわけではありません。ただし、利用環境によってはIPv4接続の混雑の影響を受けやすく、時間帯によって通信速度が低下しやすくなることがあります。

これは、従来のIPv4アドレスが枯渇し、通信経路が混雑していることが原因のひとつです。また、IPv6のみで提供される新しいWebサイトやサービスも増えており、IPv6に対応していないと利用できません。

スマートホームデバイスのようなIoT機器も、IPv6にしか対応していないものが増えているので、最新のIoT機器が利用できなくなってしまう可能性もあります。

さらに、IPv6はセキュリティ機能が強化されていますが、IPv6に対応していないと、そのメリットを受けられず、セキュリティ上のリスクも高まります。

PPPoEとIPoEのどちらが高速で通信できる?

ネットワーク終端装置での混雑を回避できるIPoEの方が高速で安定した通信を期待できます。各接続方式について詳しくは「IPv6の接続方式」で解説しています。

IPv6の接続を確認して、快適にインターネットを楽しもう

IPv6対応の光回線サービスでは、高速で安定したインターネット接続が可能です。

インターネットを高速で快適に楽しむためには、IPv6に対応した光回線とルーターを選び、設定後はIPv6で接続できているかどうかを確認しましょう。

また、自宅の通信環境の見直しを考えているなら、インターネット回線の乗り換えもおすすめです。

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また、インターネットとあわせて、スマホの通信会社の乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。

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