iPhoneのボイスメモとは?録音のやり方や便利な活用方法を徹底解説

iPhoneのボイスメモとは?録音のやり方や便利な活用方法を徹底解説
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2024.10.16

iPhoneには「ボイスメモ」という便利な録音アプリが標準搭載されていることをご存じでしょうか。

このアプリを使えば、会議の議事録作成、講義の録音、アイデアのメモ、さらには音楽の練習など、さまざまな場面で簡単に音声を記録できます。

使い方は非常にシンプルで、アプリを起動してボタンを押すだけ。録音した音声は自動保存され、後から再生、編集、共有が可能です。iCloudとの連携機能を使えば、ほかのApple製品とデータを同期させることもできます。

このように便利なボイスメモですが、一方で人との会話を録音する際など、利用時の注意点もあります。

今回は、iPhoneのボイスメモの基本的な使い方から便利な活用法、そして利用する際の注意点まで詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてください。

目次

iPhoneのボイスメモとは

iPhoneのボイスメモは、Apple社が提供する標準搭載アプリです。高品質な音声録音を簡単に行えるツールで、iPhoneを携帯型録音デバイスとして活用できます。

ボイスメモの魅力は、その使いやすさにあります。アプリを開いて録音ボタンを押すだけで、すぐに録音が始まり、録音した音声は自動的に保存され、後から再生や編集、共有が可能です。

ボイスメモの用途は多岐にわたり、会議の録音、アイデアのメモ、音楽の録音、声による日記など、さまざまなシーンで活躍します。

さらにiCloudと連携することで、録音データをほかのApple社製デバイスと簡単に同期させることもできます。

Apple Watchを利用している場合、Apple Watchの画面上でもボイスメモを録音・再生できるので、より便利にボイスメモを活用できます。

iPhoneのボイスメモの録音時間は何時間まで?

iPhoneのボイスメモアプリには、実質的な録音時間の制限がありません。録音可能な時間は、iPhone本体のストレージの空き容量によって決まります。

目安として、1GBの空き容量で約37時間の録音が可能です。つまり、一般的なストレージ容量のiPhoneであれば、数十時間から数百時間の録音ができます。日常生活における短時間の録音であれば、ストレージ容量を使い切ることはないでしょう。

ただし、長時間の録音を行う際は、以下の2点に注意が必要です。

1)録音前にiPhoneのストレージの空き容量を確認する
2)録音中はバッテリー消費が早いので、モバイルバッテリーなどで充電しながら利用する

iPhoneのボイスメモの基本的な使い方

iPhoneのボイスメモは、アプリを起動して録音ボタンを押すだけで簡単に使えます。しかし、より良質な音声を録音するにはいくつかのコツがあります。

ここでは、ボイスメモの基本的な使い方と共に、録音時のコツと注意点について説明していきます。

iPhoneのボイスメモの使い方

iPhoneの「ボイスメモ」をタップします。

画面下部の赤い丸のボタンをタップすると、録音が開始されます。

iPhoneを操作できない場合は、Siriに呼びかけてボイスメモを録音することも可能です。Siriの機能をオンにして、「Hey Siri、ボイスメモを開始」と呼びかけると、録音が開始されます。

※Siriについては、こちらをご確認ください。

録音する前に知っておきたいことと注意点

iPhoneのボイスメモで良質な音声を録音するには、いくつかの準備と注意点があります。

1)マイクの位置を意識する
iPhoneのマイクは本体下部にあるため、マイクを塞がないように持つことが大切です。録音したい音源に向けてiPhoneを持つと、より明瞭な音声を録音できます。

2)静かな場所で録音する
周囲の雑音が入らないように、なるべく静かな場所で録音しましょう。特に重要な会議や講義の録音時は、周囲の環境に注意を払いましょう。

3)事前にストレージ容量を確認する
長時間の録音を予定している場合は、iPhoneのストレージ容量に余裕があるか確認しましょう。必要に応じて不要なデータを削除し、十分な空き容量を確保してください。

これらの点に注意することで、良質な音声の録音ができ、iPhoneのボイスメモをより効果的に活用できます。

ボイスメモを保存・管理する

iPhoneのボイスメモアプリには、録音したデータを効率的に保存・管理する機能があります。

1)自動保存機能
録音を終了すると、ボイスメモは自動的に保存されます。ファイル名には録音日時が自動的に付けられるので、いつ録音したのかが一目でわかります。

2)ファイル名変更
録音後にファイル名を変更できます。内容がわかりやすい名前を付けることで、後から探しやすくなります。変更するには、録音を選択し、名前をタップして、新しいファイル名を入力してください。

3)フォルダ
複数のボイスメモを整理するために、フォルダを作成して分類できます。仕事用、個人用、プロジェクト別など、用途に応じて整理すると便利です。

4)iCloud同期
iCloudを有効にすると、録音したボイスメモが自動的にクラウドに保存され、ほかのApple社製デバイスから簡単にアクセスできるようになります。

録音したボイスメモを編集する

iPhoneのボイスメモアプリには、録音した音声を編集する便利な機能があります。主な編集機能と操作手順は以下のとおりです。

1)トリミング
トリミングは、ボイスメモで録音した音声の不要な部分をカットして、ボイスメモを短くできる機能です。

録音した音声をトリミングするには、編集したいボイスメモの右上の「…」をタップし、「録音を編集」をタップします。

画面右上のトリミングマークをタップします。

両端にある黄色のトリミングハンドルをドラッグして、切り取りたい範囲を選択します。選択範囲を残したい場合は「トリミング」、削除したい場合は「削除」をタップします。

画面右上の「保存」をタップします。

画面右下の「完了」をタップしてください。

2)再録音
再録音は、録音の一部を再録音して、内容を修正できる機能です。

再録音するには編集したいボイスメモの右上の「…」をタップし、「録音を編集」をタップします。

波形をドラッグし、再録音したい場所に再生ヘッドを移動し、「再録音」をタップして録音を開始します。

再録音中は、波形が赤くなっていることを確認してください。

再録音が完了したら、一時停止ボタンをタップします。

画面右下の「完了」をタップしてください。

ボイスメモを共有する

ボイスメモリストで共有したい録音をタップし「…」マークをタップします。「共有」をタップします。

AirDrop、メッセージ、メールなどの共有するアプリをタップすると、共有できます。

また、ボイスメモは複数の録音を共有することも可能です。複数の録音を共有する場合は、録音リストの上にある「編集」をタップします。

共有したい録音の左にある「〇」をタップし、画面左下の「共有マーク」をタップします。

AirDrop、メッセージ、メールなどの共有したいアプリをタップすると、共有できます。

ボイスメモを削除する

ボイスメモを削除する場合は、録音リストで削除する録音をタップし、ごみ箱のアイコンをタップしてください。

複数の録音を削除したい場合は、録音リストの上にある「編集」をタップし、削除したい録音を選択して、ごみ箱のアイコンをタップしてください。

完全に削除したい場合は、画面左上の「<」をタップします。「最近削除した項目>編集」をタップし、削除したい録音を選択して「削除」をタップします。

削除したボイスメモを復元する

削除したボイスメモは、「最近削除した項目」フォルダに移動されています。設定を変更していない場合、30日間は「最近削除した項目」に保存されています。

30日以内であれば「最近削除した項目」フォルダを開いて復元したい録音を選び、「復元」をタップしてください。

30日を経過した場合、iPhone本体には残されていませんが、iCloudバックアップに残されている可能性があります。ただし、古いバックアップで復元した場合、バックアップされていないデータが消えてしまうことに注意が必要です。

ボイスメモの便利な機能

iPhoneのボイスメモアプリには、録音以外にも便利な機能がいくつかあります。

よく使う項目:
よく使う項目は、録音したボイスメモをよく使う項目としてフォルダを分けられる機能です。ボイスメモをタップして開き、ハートマークをタップすると、「よく使う項目」のフォルダに追加できます。

録音補正:
録音した音声のノイズや反響(エコー)を軽減できます。録音した音声の右上にある「…>再生設定ボタン」の順にタップし、「録音補正」をオンにします。

無音をスキップ:
再生時に無音部分をスキップして、音声が録音されている部分だけ再生できます。録音した音声の右上にある「…>再生設定ボタン」の順にタップし、「無音をスキップ」をオンにします。

フォルダ整理:
ボイスメモをフォルダに分類して管理できます。「ボイスメモ」画面で「フォルダに移動」をタップし、保存したいフォルダをタップしてください。

iCloud同期:
iCloudでボイスメモを同期すると、iPadやApple WatchなどのApple製品でボイスメモを共有できます。iPhoneの「設定>Apple ID>iCloud>すべてを表示」をタップし、「ボイスメモ」をオンにしてください。

iPhoneのボイスメモの保存先はどこ?

iPhoneで録音したボイスメモは、iPhone本体のストレージに保存されます。

Apple製品以外のパソコンやスマホにボイスメモを転送する場合は、以下の手順で転送可能です。

録音したボイスメモの右端の「…」をタップします。

 

「“ファイル”に保存」をタップします。

保存先として「iCloud Drive」をタップします。

保存したいフォルダをタップし、画面右上の「保存」をタップしてください。

ブラウザでiCloudにログインし、ボイスメモをダウンロードできます。

iPhoneのボイスメモの活用方法

通常は会話の中で流れてしまう音声をメモとして記録することで、さまざまな活用方法があります。

具体的な活用例として5つの活用方法を紹介します。

議事録やメモ代わりにする

会議や打ち合わせの内容、講義やセミナーを録音しておくことで、後から詳細な内容を再度確認したり、別のアプリで文字起こしをすることで共有しやすくしたりできます。

録音した音声データを文字化することで、正確性が高い議事録やメモを作れます。

アイデアや思いつきを記録する

悩み事や困りごとを解決するアイデアは、日常生活の中のふとしたタイミングで浮かぶことが少なくありません。しかし、すぐにメモしておける環境があるかというと、筆記用具が近くにあるとも限りません。

そんなときにiPhoneのボイスメモがあれば、アイデアや思いついたことを記録するときに役立つでしょう。

語学学習に活用する

ネイティブスピーカーの発音にあわせて話す、シャドウイングに利用するのもおすすめです。自分の発音を録音し、ネイティブスピーカーと発音を比較して問題点を探したり、リスニング教材を録音して繰り返し聞いたりするときに活用できます。

インタビューや取材に活用する

インタビューや取材の内容を録音することで、正確な情報を記録し、記事作成などに役立てられます。

iPhoneのマイクは集音性に優れていますが、より良質な音声で録音したい場合は、iPhoneに接続できるマイクを用意するのがおすすめです。

日記やライフログとして活用する

普段の出来事や感じたこと、やりたいことや予定をボイスメモに残しておくと、後で振り返ったり、思い出を共有しやすくなったりします。

iPhoneのボイスメモで通話は録音できる?録音した場合バレる?

iPhoneのボイスメモには、通話を直接録音する機能はありません。どうしても通話を録音したい場合は、別途App Storeで通話録音ができるアプリを探すか、通話をスピーカーにしてほかのスマホやボイスレコーダーなどで録音する必要があります。

また、iPhoneのボイスメモは録音開始時に、iPhone本体から音が鳴ります。録音開始時に音が鳴らないようにするためには、iPhone本体をマナーモードにしましょう。

録音開始時の音が鳴らない限り、ボイスメモで録音していることが相手に知られることはありませんが、対話している相手に無断で録音しているとトラブルの原因になる可能性があります。

トラブルを避けるために、ボイスメモで録音する場合は事前に相手に許可を得るようにしましょう。

ボイスメモ以外の通話録音方法

通話内容を録音する場合は、ほかのサービスやアプリ、外部のボイスレコーダーなどを使うと録音可能です。基本的に使いやすいのは、通話録音アプリでしょう。

外部のボイスレコーダーを利用する場合は、相手の声がよく入るように、レコーダーのマイクをスマホのスピーカーに近づける必要があります。

また、ほかのスマホを録音したいスピーカーに近づけて録音する方法もあります。いずれにせよ、良質な音声を録音するには工夫が必要です。

iPhoneのボイスメモは日常から仕事まで活用方法がたくさん!

iPhoneのボイスメモは、さまざまな活用方法があるため、仕事や日常のメモとして活用している人も大勢います。

ボイスメモの録音をするときは、周りの環境に注意しましょう。ざわざわと音がする場所では、あまり良質な音声を録音できません。また、人との会話を録音するときは、トラブルを避けるために相手の了解を得てから録音しましょう。

iPhoneのマイクやスピーカーは経年劣化するので、録音したボイスメモの音質が気になる、と思ったらiPhoneの買い替えも検討してみてはいかがでしょうか。

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