AirPodsが接続できない!よくある原因と対処法
「AirPodsがスマホやパソコンに接続できない」と困って調べたものの、解決できずに悩んではいないでしょうか。
急につながらなくなってしまうと、AirPodsの故障なのか、スマホやパソコンの故障なのかわからず、不安になってしまうものです。
しかし、購入したAirPodsがスマホなどのデバイスに接続できないというケースと、すでに各種デバイスに接続済みなのに、急に接続できなくなったというケースでは対処法が異なり、つながらない原因にあわせてそれぞれ適切な対処が必要です。
原因を切り分ける方法と共に、すぐにできる対処法を解説するので、ひとつずつ試してみてください。
AirPodsが接続できない原因の確認方法と解決方法
AirPodsが接続できない原因は、主に3つにわけられます。
1)AirPods本体やケースにトラブルが生じている
2)接続先の機器に問題がある
3)そのほかのトラブルが生じている
それぞれ原因によって対処方法が異なるため、ひとつずつ原因を特定して解決方法を試ししましょう。
1)AirPodsに原因がある場合の確認方法
AirPodsが接続できないとき、AirPods本体や充電ケースに問題が起きている可能性があります。AirPodsは完全ワイヤレス(左右分離型)のイヤホンのため、本体に充電状態などのステータスが表示されません。
そのためAirPodsに接続できないときは、以下の症状が起きているか確かめてください。
・iPhoneにAirPods本体が認識されない。
・AirPodsが充電できないために接続できない。
・AirPods本体が片方のみ認識されない。
・AirPodsの充電ケースのステータスランプがオレンジ色に点滅する。
上記の症状が起こった場合は、以下の方法で改善するか試してみましょう。
バッテリー切れの確認と解決方法
iPhoneなどのスマホにAirPodsが認識されない場合は、バッテリー不足やバッテリー切れになっている可能性があります。以下の確認方法で、AirPodsの充電状態を確認しましょう。
・確認方法
AirPodsを充電ケースに入れ、蓋を開けた状態にしましょう。次に充電ケースの前面、または内側にあるステータスランプを確認してください。
ステータスランプが緑色ならフル充電の状態です。オレンジ色の場合はフル充電以外の状態、消灯している場合は、AirPodsを充電しなければ利用できない可能性がある状態です。
正確なバッテリー残量を知りたい場合は、iPhoneで確認できます。AirPodsが入った状態でケースを開け、ペアリングしているiPhoneに近づけると、数秒後にケースと本体のバッテリー残量と充電状況が表示されます。
また、iPhoneのホーム画面に設置できる「バッテリー」ウィジェット※のAirPodsの項目でも確認可能です。
・解決方法
AirPodsをケースに入れ、ケースに適した充電方法(MagSafe対応充電器※、ワイヤレス充電器、Lightningケーブル)で、100%まで充電してください。
充電が開始しない、充電が進まないという場合は、充電機器か充電ケースにトラブルが起きている可能性があるので、別の充電器を利用しましょう。
それでも充電ができない場合、AppleサポートやApple 正規サービスプロバイダに修理を依頼してください。
充電ケースの接触不良の確認と解決方法
AirPods本体が正常に充電できないときは、充電ケースの接触不良が原因となっている可能性があります。
以下の確認方法で、AirPods本体と充電ケースに接触不良が起きていないか確かめましょう。
・確認方法
AirPods本体を充電ケースから出し入れして、カチッと音がするか確認してください。しっかり蓋が閉まらなければ、充電できません。
また、AirPods本体と充電ケースが汚れていないか確認しましょう。特に、金属製の接触部に汚れがついていると、充電がうまくできずバッテリー不足になることがあります。
・解決方法
AirPods本体の金属部分を眼鏡拭きなどの糸くずが出ない柔らかい布で丁寧に拭きます。
また、充電ケースの充電コネクタに異物がある場合は、ピンセットなどを使わず、毛先が柔らかい乾いたブラシで取り除いてください。十分にきれいになったら、AirPodsをケースに入れて充電しましょう。
もしAirPodsの手入れをしても充電できない場合は、AirPodsか充電ケースの内部に問題が発生している可能性があります。AppleサポートやApple 正規サービスプロバイダに修理を依頼してください。
AirPods本体の故障の確認と解決方法
AirPods本体が片方のみ認識されない症状が起きている場合は、片方だけ故障している可能性があります。以下の確認方法でAirPodsの不調を確認しましょう。
・確認方法
iPhoneの画面にAirPodsのバッテリー情報が表示されるので、充電状況を確認しましょう。また、音声を再生してAirPods本体両方からノイズや音声が途切れるなどの症状が起きていないか確かめてください。
・解決方法
AirPods本体が片方充電できていない場合は、AirPodsを充電ケースに入れ、30秒間充電してください。続いて、ペアリングしているiPhoneのそばで充電ケースを開けます。そして、両方のAirPodsを装着して音声を再生し、両方から聞こえるか確認してください。
バッテリー残量があるにもかかわらず、音声を再生できない場合は、AirPods のリセットで解決することがあります。
AirPodsのペアリングを解除して、AirPodsを充電ケースに入れ、蓋を開けた状態で設定ボタンを15秒ほど長押ししてリセットします。リセット後に再度ペアリングし、音が聞こえるか確認してください。
また、片方だけ聴こえる音がおかしい場合は、AirPodsのスピーカーやマイクに異物が入っていないか確認して、ある場合は柔らかいブラシなどで除去します。
続いて、「設定>アクセシビリティ>オーディオ/ビジュアル>バランス」でバランスが中央に設定されているか確認してください。
以上の手順でも異常が修正されない場合は、故障の可能性が高いため、AppleサポートやApple 正規サービスプロバイダに修理を依頼してください。
AirPodsのファームウェアに不具合が起きているか確認する方法と解決方法
AirPodsのファームウェアは、定期的に更新されています。Wi-Fi®に接続されているiPhoneやiPad、Macを通じて、AirPodsの充電中に自動的にアップデートが配信されます。
しかし、なんらかの原因でファームウェアが更新されないままになっていることがあります。
・確認方法
iPhoneの「設定>Bluetooth」で、現在利用しているAirPods の詳細情報ボタン(「i」と表示されるボタン)をタップしてください。「情報」でファームウェアのバージョンを確認できます。
AirPodsの最新のファームウェアは以下のとおりです。
・MagSafe 充電ケース (USB-C) 6F8 付き AirPods Pro (第 2 世代)
・AirPods Pro (第 1 世代):6A326
・AirPods (第 3 世代):6A326
・AirPods (第 2 世代):6A326
・AirPods Max:6A326
・AirPods (第 1 世代):6.8.8
※2024年9月1日現在。
・解決方法
AirPodsのファームウェアを手動でバージョンアップをする方法はありません。そのため、AirPodsとiPhoneの両方を再起動し、AirPodsを充電した状態で、iPhoneをWi-Fiに接続することで、自動的にアップデートされるのを待ってください。
2)接続先機器の問題の確認と解決方法
AirPodsに問題がない場合でも、接続先の機器で問題が発生していることがあります。AirPodsを接続したいiPhoneや機器に問題が起きているか確認してみましょう。
Bluetooth®が無効になっている場合の確認と解決方法
AirPodsを接続できないとき、スマホやパソコン、ゲーム機などの設定でBluetooth機能が無効になっていることがあります。以下の方法で、接続先の機器に問題が起きていないか確かめましょう。
・確認方法
iPhoneなどのスマホやパソコンの設定でBluetooth機能がオンになっているか確認しましょう。機内モードになっているとBluetooth機能が利用できなくなります。
・解決方法
AirPodsと接続したい機器のBluetoothのスイッチをオンにしてください。iPhoneの場合は、「設定>Bluetooth」のスイッチをオンにします。
もしくはコントロールセンターでBluetoothのアイコンをタップすると、Bluetooth機能がオンになります。コントロールセンターは、以下の方法で表示可能です。
・iPhone X以降のモデル:画面の右上隅から下にスワイプすると表示されます。
・iPhone SE、iPhone 8以前のモデル:画面下端から上にスワイプすると表示されます。
なんらかの原因で機器とのペアリングが解除されている場合の確認と解決方法
Bluetoothのペアリングは、なんらかの理由で解除されてしまうことがあります。ペアリングしていた機器が急につながらなくなった場合、再度ペアリングしましょう。
・確認方法
iPhoneの場合、「設定>Bluetooth」の順にタップします。表示された「自分のデバイス」の一覧にAirPodsが表示されているか確認してください。表示されていない場合、ペアリングが解除されています。
・解決方法
所有しているAirPodsとiPhoneを再度ペアリングしてください。ペアリング方法は製品によって異なります。
1)AirPodsまたはAirPods Proの場合
AirPodsが入った状態で、充電ケースの蓋を開けてiPhoneに近づけてください。
2)AirPods Maxの場合
AirPods MaxをSmart Caseから取り出して、ペアリングしたいiPhoneに近づけます。ペアリング待機時間は60秒以内なので注意が必要です。
Bluetooth機能の不具合の確認と解決方法
スマホやパソコンのBluetooth機能の不具合や故障によって、AirPodsを含むBluetooth機器がつながらなくなっているケースもあります。
・確認方法
スマホやパソコンにほかのBluetooth機器と接続できるか試したり、再起動したりしてみましょう。
AirPodsだけでなく、すべてのBluetooth機器がつながらない場合は、スマホやパソコンの故障の可能性があります。
・解決方法
スマホやパソコンのBluetooth機能が故障している場合は、それぞれ適切なサポート窓口に連絡して、修理を依頼してください。
ソフトウェアの不具合の確認と解決方法
スマホやパソコンのOSやドライバーのバージョンが古かったり、ソフトウェアに不具合があったりする場合も、AirPodsを含むBluetooth機器が正常に動作しなくなります。
・確認方法
1)Windowsの場合
「スタート>設定>Windows Update」の順にクリックし、最新のアップデートが適用されているか確認してください。
2)Macの場合
「メニュー>システム設定>一般>ソフトウェアアップデート」の順にクリックします。利用可能な新しいソフトウェアがないか自動的にチェックが開始されます。
3)iPhoneの場合
「設定>一般>ソフトウェアアップデート」の順にタップして、インストールされているiOSのバージョンとアップデートの有無を確認してください。
4)Android™の場合
「設定>システム>ソフトウェアのアップデート」の順にタップして、システムが最新の状態になっているか確認してください。
・解決方法
iPhoneやパソコンのOSやドライバーをアップデートし、最新の状態にしてください。
3)そのほか、周辺環境などの原因と解決方法
AirPodsはBluetoothで接続しているため、周りの電波干渉などで接続が不安定になることがあります。特に混雑した場所や駅、電車などでは、ほかのBluetooth機器の電波に干渉され、つながりにくくなってしまいます。
・確認方法
周囲の電波状況を確認するアプリを使ったり、周りで電子レンジのような電波に干渉する家電が使われていたり、Wi-Fi、Bluetoothを利用している機器が多数ないか確認してみましょう。
混雑した場所では、Bluetooth機器を利用している人が多いので、お互いのBluetoothの電波が干渉し合い、つながりにくくなったり、切れてしまったりします。
・解決方法
Wi-Fiルーターや電子レンジなどから離れた場所で利用したり、混雑した場所での利用を避けたりすることで、つながりにくい状況は解消できます。
つながりにくさの解消だけでなく、混雑時に利用すると人との接触が増えてAirPodsの落下による故障や紛失の原因にもなるので、周囲の状況に応じてはずしておくことも大切です。
AirPodsをリセットする方法は?再起動や初期化による解決方法
再起動や初期化によってAirPodsの接続情報や設定をリセットすることで、接続エラーや通信の問題を解消できる可能性があります。
また、ファームウェアになんらかの不具合が生じている場合、AirPodsをリセットすることによって初期状態に戻るので、正常な動作が復旧するほか、ペアリングも再構築できるので、iPhoneなどとの接続が改善することがあります。
AirPodsのペアリングを解除する
AirPodsをリセットするためには、事前にペアリングの解除が必要です。
iPhoneの場合は、「設定>Bluetooth」の順にタップしてください。AirPodsが接続済みとして表示されている場合は、現在利用しているAirPods の詳細情報ボタン(「i」と表示されるボタン)をタップします。
次に「このデバイスの登録を解除」をタップし、確認のためにもう一度タップすると、AirPodsの登録が解除されます。
AirPodsをリセットする
ペアリングが解除できたら、AirPodsをリセットしましょう。
AirPods本体を充電ケースに入れて、蓋を開いたままの状態にします。次に、充電ケースの背面にある設定ボタンを15秒ほど長押ししてください。
充電ケースに備わっているステータスランプがオレンジ色に点滅し、その後白く点滅するまで押し続けるとリセットできます。
AirPodsをリセットした後は、再度ペアリングし直しましょう。再ペアリングは以下の手順で可能です。
1)AirPodsまたはAirPods Proの場合
AirPodsが入った状態で、充電ケースの蓋を開けてiPhoneに近づけてください。
2)AirPods Maxの場合
AirPods MaxをSmart Caseから取り出して、ペアリングしたいiPhoneに近づけます。ペアリング待機時間は60秒以内なので注意が必要です。
AirPodsを再起動する
AirPodsのリセットを試しても正常に接続できない場合は、再起動することもひとつの手段です。AirPodsの製品によって異なるため、以下の方法で再起動してください。
1)AirPods(全世代)/AirPods Pro(全世代)
ケースに入れて10秒以上蓋を閉めることで再起動します。
2)AirPods Max
AirPods Max本体のイヤーパッド上部にあるDigital Crownと、ノイズコントロールボタンを約10秒同時に押してください。右側のヘッドフォンにある充電ポート横のステータスランプがオレンジ色に点滅した後、手を放すと再起動します。
10秒以上ボタンを押し続けると、再起動ではなく工場出荷時設定にリセットされるので注意してください。
AirPodsを工場出荷時の設定に戻す
AirPodsのリセットと、再起動を試しても正常に接続できない場合は、工場出荷時の設定に戻し、完全に初期化することで不具合が解消する可能性があります。
ただし、オーディオ設定を含むすべての設定が消えてしまうので注意してください。
1)AirPods(全世代)/AirPods Pro(全世代)
まずAirPodsをケースに入れて蓋を閉じ30秒待ちます。つづいて、蓋を開けた状態でケース背面にある設定ボタンを約15秒長押しすると、ステータスランプがオレンジから白い点滅に変わり、初期化されます。
2)AirPods Max
ヘッドフォン右側の充電ポート横にあるステータスランプの点滅が、オレンジから白に変わるまで、Digital Crownとノイズコントロールボタンを約15秒同時押しします。再起動の手順と途中まで同じなので、再起動と混同しないように注意しましょう。
AirPodsが接続できないとき、初期化しても直らない場合は修理しよう
接続先のスマホやパソコンに問題がなく、AirPodsを初期化しても接続できない場合、残念ながらAirPodsを自分で直す方法はありません。できるだけ早くAppleサポートや公式サービスプロバイダに修理を依頼するのがおすすめです。
しかしApple Care+に未加入の場合、購入から1年以上が経過したAirPodsの修理費用は高額になってしまうケースも少なくありません。修理費用によっては、AirPodsを買い替えた方がよい場合もあります。
また、AirPodsを利用して動画や音楽を聴く際にスマホのデータ利用量が気になる場合は、料金プランの見直しや携帯電話会社の乗り換えも検討しましょう。
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