iPhoneとiTunesが同期できない場合の対処法を解説

iPhoneとiTunesが同期できない場合の対処法を解説
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2024.10.31

スマホとイヤホンで音楽を楽しむ人が増えた昨今、CDから取り込んだお気に入りの曲を聴きたいのに、iPhoneとiTunesの同期ができない状況にお困りの方も多いのではないでしょうか。

今回はiPhoneとiTunesが同期できない主な原因と、具体的な解決方法をご紹介します。

なお、より専門的なサポートが必要な場合は、Apple サポートを利用してください。

目次

iPhoneとiTunesが同期できないときにすぐできる7つのチェックと対処法

iPhoneとiTunesが同期できないとき、すぐに試せるチェックと解決方法が7つあります。それぞれひとつずつ解説していきます。

1)ケーブルとUSBポートの接続を確認してみる

iPhoneとパソコンをケーブルで接続している場合は、利用しているケーブルとUSBポートの接続を確かめましょう。

同期するときに利用するケーブルに、偽造品や模倣品を使うと、同期できない場合があります。そのため、他社製のケーブルの場合はApple認定のケーブル、またはMFi認証を取得しているか確認してください。

また、ケーブルが破損していないか確かめることも大切です。ケーブルの見た目では断線しているようには見えなくても、内部で断線している可能性があります。

ケーブルとコネクターの付け根が不自然な形に曲がっていないか、被覆が破れてケーブルが露出していないか確かめましょう。

ケーブルの外観に問題がない場合は、充電器とiPhoneをケーブルで接続し、充電できるか確認してください。特定の角度や形にすると充電できる場合は、ケーブルが断線している可能性があるため、別のケーブルに交換しましょう。

ケーブルが破損していない場合は、iPhoneやパソコンのUSBポートにゴミやホコリが付着していないかを確認しましょう。金属の端子部分にゴミがついていると、うまく接続できません。柔らかい布や綿棒などを使ってそっと拭いて汚れを取ってください。

別のケーブルやUSBポートで試してみて、故障しているのがどの部分なのか確かめることも大切です。

2)iTunesとiOSのバージョン確認

iOSが最新でない場合、アップデート可能なiOSバージョンが表示されます。Wi-Fi®に接続してiOSを更新してください※。
iOSをアップデートする方法については、こちらをご確認ください。

iTunesとiPhoneを同期するには、iTunesとiOSがどちらも最新の状態にアップデートされていなければなりません。

以下の方法で、iTunesとiOSのバージョンを確認しましょう。

Windowsパソコンの場合:
1)iTunesを起動します。
2)メニューバーから「ヘルプ」を選択します。
3)「アップデートを確認」をクリックします。
更新が必要なプログラムの有無を確認後、アップデートの必要がない状態であれば最新の状態になっています。
macOSの場合:
macOS Catalina (2019年) 以降、iPhoneの管理はFinderで行います。Finderは常にmacOSの一部として最新の状態に保たれます。

1)Macで「Apple メニュー > このMacについて」を開きます。
2)表示されるウィンドウでmacOSのバージョンを確認します。
3)macOSが最新であれば、Finderも最新の状態です。

iOSのバージョン確認方法:
1)iPhoneの「設定」をタップします。
2)「一般」をタップします。
3)「ソフトウェアアップデート」をタップします。

3)iPhoneとパソコンの再起動

iTunesにiPhoneが表示されない場合は、iPhoneとパソコンの再起動を試してください。iPhoneとパソコンを再起動することで、一時的な不具合が解消される可能性があります。

特に長期間再起動せずにiPhoneを利用している場合、予期せぬ問題が内部で発生している可能性があるので、一度再起動しましょう。

iPhoneを再起動する方法については、こちらをご確認ください。

4)セキュリティソフトの一時無効化

iTunesが起動しない場合や、iTunesにiPhoneが認識されない、同期できないなどの症状が起こるときは、セキュリティソフトがiTunesとの通信を妨げている可能性があります。

パソコンにセキュリティソフトをインストールしている場合は、ファイアウォールやアプリケーションの監視など、機能の一部を一時的に無効化して同期を試してください。

接続できた場合は、iTunesを監視対象の例外アプリとしてセキュリティソフトに追加する必要があります。利用しているセキュリティソフトの指示に従って、iTunesを登録してください。

5)ストレージ容量の確認と空き容量の確保

iPhoneまたはパソコンのストレージ容量が不足している場合、同期ができないことがあります。

不要なファイルやアプリを削除してストレージ容量を確保しましょう。ストレージ容量の残量がぎりぎりの状態でiPhoneを利用していると、iTunesと同期できないほかにも、さまざまな不具合が出てしまいます。

iPhoneのストレージ容量については、こちらをご確認ください。

6)iCloudミュージックライブラリをオフにする

Apple Music、またはiTunes Matchにサブスクリプション登録している場合、iCloudミュージックライブラリをオフにすることで解消する可能性があります。

iCloudミュージックライブラリとは、iTunesで利用できる楽曲を集めた機能です。

Apple MusicやiTunes Match、iTunes Store、CDから取り込んだ楽曲などの楽曲データにインターネットで接続してアクセスできる便利な機能ですが、同期がうまくできず、iTunes Storeで購入したり、CDから取り込んだりした楽曲が読み込めないことがあります。

もし同期に失敗する場合は、iCloudミュージックライブラリをオフにすることで楽曲を読み込めることがあるので、iPhoneの「設定」から変更してみましょう。

iCloudミュージックライブラリは、「設定>ミュージック>ライブラリの同期」でオン・オフを切り替えられます。

警告が表示されることがありますが、「オフにする」をタップしてください。

7)ミュージックの同期の設定を確認する

iTunesを開き、iPhoneをパソコンに接続後、左上のデバイスボタンをクリックしてください。

表示されたメニューから「ミュージック」を選択し、「ミュージックを同期」にチェックが入っていることを確認します。

iPhoneとiTunesを同期する方法

USBケーブルを利用して、iPhoneとパソコンを接続します。ケーブルを利用する場合はApple純正のケーブル、またはMFi認証を取得しているケーブルを利用してください。

iTunes(macOSの場合はFinder)を開き、サイドバーの「場所」にあるiPhoneを選択します。

続いて「一般」タブで、「このiPhoneをバックアップ」を選択し、バックアップ先を指定します。

そのほかのタブ(ミュージック、ムービー、テレビ番組、Podcastなど)で、同期したい項目を選択し、「適用」または「同期」をクリックすると、iPhoneとiTunes(MacはFinder)が同期されます。

Apple Musicアプリでの同期

iPhoneで「設定>ミュージック」の順にタップし、「ライブラリの同期」をオンにします。

パソコンのApple Musicアプリで、同期したいプレイリストなどをライブラリに追加すると、自動的にiPhoneと同期されます。

Apple Musicアプリを利用して同期すると、iTunesからは音楽コンテンツの同期や管理ができなくなることに注意してください。

iPhoneと同期できない場合の対処法

ここまでで解説してきた対処方法やiTunesとiPhoneの同期の手順を試しても、iPhoneと同期できない場合は、以下の対処法を試してみましょう。

iTunesでCDを取り込んだ際に特定の楽曲だけが同期できない場合

特定の曲だけが同期できない場合、iCloudミュージックライブラリにのみ保存されていて、ローカルにダウンロードされていない可能性があります。

曲を右クリックし、「ダウンロード」を選択してローカルに保存してから同期すると、同期できるようになることがあります。

iTunesでCDを取り込んだ楽曲が同期できない場合

iTunesの「設定>デバイス」で「CDを挿入したときに自動的にインポート」のチェックが外れている可能性があります。

チェックを入れ、再度CDを挿入し、同期してください。

iTunesでボイスメモが同期できない場合

iTunesはボイスメモの同期には非対応です。そのため、iPhoneで作成したボイスメモをパソコンやiPadでも利用したい場合は、WindowsのパソコンであればiCloudへの保存、MacではFinderを使う必要があります。

すべて試したけれどどうしてもiPhoneとiTunesが同期できない場合

対処法を試してもiPhoneとiTunesが同期できない場合、なんらかの不具合が発生している可能性があります。

どうしてもiPhoneとiTunesが同期できない場合は、バックアップを取った後、iPhoneを初期化※することもひとつの手段です。

一度初期化を試しても同期ができない場合は、iPhoneの部品が故障しているなど、ユーザーが対処できる問題ではない可能性があるので、Appleのサポート窓口に連絡してサポートを受けるのがおすすめです。

iPhoneを初期化する方法や手順について、こちらをご確認ください。

iTunesとiPhoneの同期ができない状況を解決して、音楽を思い切り楽しもう

iTunesとiPhoneが同期できない原因はさまざまなので、状況に応じた対処が必要です。しかし、同期できない原因がiPhoneのストレージ容量の不足だった場合は、iPhoneの買い替えになってしまうこともあります。

また、Windows向けのiTunesは、MacのFinderよりも機能が限定されている部分があるので、同期できない項目もある点に注意してください。

iTunesが同期できない問題を解決して、iCloudミュージックライブラリに保存した音楽をiPhoneで思い切り楽しむなら、データ容量を気にしなくていい携帯電話会社への乗り換えを検討するのもおすすめです。

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