TikTok(ティックトック)とは?使い方や注意点などを詳しく解説!
「最近、TikTok(ティックトック)が若者を中心に流行しているけれど、使い方がわからない」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、TikTokというSNSアプリ・動画投稿プラットフォームに関して詳しく解説します。使い方や注意点もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
TikTokとはなにか
TikTok(ティックトック)とは、近年、若者を中心に流行している中国発のSNSアプリで、日本ではBytedance株式会社が運営を担っています。2024年時点では、国内のアクティブユーザー数は約1,700万人です。
TikTokの利用率は年齢層によって大きく異なり、10代では66.4%であるのに対し、40代では21.3%、60代以上では11.8%の利用率にとどまります。
世界中でショートムービー投稿およびライブ配信のプラットフォームとして活用されており、ダンス・歌・旅行・料理・DIYチュートリアルなど、さまざまなテーマ・ジャンルの動画が投稿されています。自身では投稿せずに、プラットフォーム上に投稿されている動画を視聴するだけの使い方も可能です。
TikTokを活用した広報活動を実施する自治体が増加中
TikTokは、若者が自由に動画を投稿したり、ライブ配信したりするツールとして利用されているだけではありません。
ここ数年、TikTokを活用した広報活動を実施する自治体が増加中です。たとえば、京都市では、2024年9月開催の「京都国際マンガ・アニメフェア」のプロモーションを目的として、TikTokに広報用の動画を数多くアップロードしています。
TikTokの特長
以下は、TikTokの主な特長です。
- 150の国・地域でサービスが展開されている
- 世界中の利用者によって、多様な動画コンテンツが投稿されている
- 自治体や大学、美術館などの公的機関も動画コンテンツを投稿している
- 24時間365日体制で、ガイドラインから逸脱した動画が削除されている
TikTokの公式ガイドラインでは、不正確で誤解を招く、個⼈や社会に重⼤な危害をおよぼす可能性がある情報や、虚偽情報の投稿が禁止されています。
TikTokのメリット
TikTokでは、動画をスムーズに制作するための仕組み・ツールがあります。多種多様なエフェクトやフィルタが提供されており、編集用ソフトウェアを持っていない方でも、アプリ上で加工可能です。
また、JASRAC(一般社団法人日本音楽著作権協会)と利用許諾契約(包括契約)が締結されており、JASRACが著作権を管理している楽曲を動画のBGMとして利用できます。歌ったり演奏したりしても、著作権侵害には該当しません。JASRACに対しての利用許諾手続きは不要です。
最新のトレンド情報(流行している音楽・ファッションなどに関する情報)を入手できることも、TikTokを利用するメリットです。トレンド情報は音楽雑誌やファッション雑誌などでも入手できますが、掲載・発売されるまでに一定の時間がかかります。
TikTokを日常的に使うことで、タイムリーに流行の移り変わりを知ることができるでしょう。
TikTokのデメリット
TikTokには、以下に示すデメリットもあることにご留意ください。
- TikTokに投稿した動画の内容が原因で、炎上する可能性がある
- TikTok上で、不特定多数から誹謗中傷を受ける場合がある
- 犯罪に巻き込まれる可能性がある
これらは、TikTok以外のSNSでも発生する問題です。子どもがTikTokを利用する場合は、トラブルに遭うリスクを低減するために、保護者がアドバイスすることも大切です。
TikTokの使い方
TikTokに投稿されている動画を視聴するだけであれば、アカウントの作成は不要です。動画を投稿する場合は、アカウントを作成しなければなりません。
以下、TikTokの基本的な使い方をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
閲覧するだけなら、アカウントの作成は不要
まず、App Store(iPhoneの場合)やGoogle Play(Android™の場合)からTikTokのアプリをダウンロードし、スマホにインストールしてください。
インストールが完了したら、アプリを起動し、さまざまな利用者によって投稿された動画を閲覧しましょう。投稿された動画を閲覧するだけであれば、アカウントを作成する必要はありません。
TikTokのアカウントを作成する
動画を閲覧するだけではなく、自身で投稿したい場合は、TikTokのアカウントを作成する必要があります。
「プロフィール」をタップして、生年月日やユーザー名(アカウント名)などを登録し、プロフィールを設定しましょう。
スマホのカメラで動画を撮影し、TikTokに投稿する
アカウントの作成が完了したら、スマホのカメラを使って動画を撮影し、TikTokに投稿しましょう。あらかじめ別のアプリで撮影または編集した動画を使うこともできます。
動画のテーマ・ジャンルは自由です。ダンス・歌・旅行・料理・DIYチュートリアルなど、自身が投稿したい内容の動画を作成してください。
データ利用量を抑えたい場合はTikTok Lite(ライト)を利用しよう
TikTokを日常的に使っていると、大量の動画データをダウンロードすることにより、利用料金が増大する可能性があります。
料金を低減したい方は、データ利用量が抑制された「TikTok Lite(ライト)」というアプリを利用してはいかがでしょうか。
TikTok Liteは動画の視聴のみに特化した軽量版であり、TikTokよりも少ないデータ利用量で動画を楽しむことができます。
TikTokのプライバシー設定画面
TikTokの「プライバシー設定画面」では、さまざまな機能を設定・利用することが可能です。
具体的には、自身のアカウントを非公開にする機能、動画ダウンロードの許可・不許可を設定する機能、コメントフィルタ、アカウントをブロックする機能などがあります。これらの機能を上手に活用して、快適かつ安全にTikTokを楽しみましょう。
TikTokの注意点
TikTokは、便利で楽しいツールです。ただし、利用する場合は、以下に示す2つの点に注意しなければいけません。
- 投稿内容から個人を特定されるリスクがある
- 不適切なコンテンツを目にする可能性がある
それぞれについて詳しく説明します。
投稿内容から個人を特定されるリスクがある
TikTokに投稿した動画の内容によっては、投稿者の個人情報(氏名や居住地、通学している学校など)を特定される場合があります。リスクを低減するために、投稿内容を慎重に検討しましょう。
たとえば、駅や有名なビルなどが映りこむ状態で動画を撮影して投稿すると、おおよその居住地域が特定されかねません。また、制服を着用した状態で動画を撮影して投稿すると、通学している学校を特定される可能性があるのでご注意ください。
不適切なコンテンツを目にする可能性がある
TikTok上では、青少年にとって不適切なコンテンツが流れることもあります。
「不適切なコンテンツを閲覧させたくない」「ダイレクトメッセージの送り主を限定したい」「利用時間を制限したい」といったお考えをお持ちの保護者の方は、TikTokアプリ内で設定できる「ペアレンタルコントロール」機能を活用して、子どものTikTokアカウントに利用制限をかけることも検討しましょう。
なお、アカウント作成時に年齢確認が実施され、そもそも13歳未満の場合はTikTokを利用できません。
また、16歳未満の場合は、DM(ダイレクトメッセージ)の送受信ができない仕組みになっています。
TikTokを楽しむなら、携帯電話会社選びも大切
TikTokとは、若者を中心に流行しているSNSアプリで、ショートムービー投稿用プラットフォームとして活用されています。
TikTokで日常的に動画を投稿したり閲覧したりすると、データ利用量が多くなるケースもあるでしょう。TikTokを快適に楽しみたい場合は、料金プランの見直しや携帯電話会社の乗り換えもご検討ください。
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