動画キャプチャの方法は?デバイスごとの保存先や注意点などを解説

動画キャプチャの方法は?デバイスごとの保存先や注意点などを解説
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2024.12.18

スマホやパソコンには画面に表示された内容を動画形式で保存できる、動画キャプチャ機能が搭載されている場合があります(キャプチャとは、録画のことを指します)。

便利な機能ですが、使い慣れていないと保存先や注意点がわからない方もいるかもしれません。

今回は動画キャプチャの方法や保存先、注意点などを解説します。

目次

動画キャプチャの方法

動画キャプチャの方法をiPhoneやAndroid™、Mac、Windowsのデバイスごとに解説します。

iPhoneの画面を動画キャプチャする方法

iPhoneの画面を動画キャプチャする手順は以下のとおりです。

1.コントロールセンターを開く
2.左上の「+」ボタンをタップする
3.画面下端の「コントロールを追加」をタップする
4.「画面収録」ボタンをタップすると、3秒のカウントダウンが始まる  
5.3秒のカウントダウンが終わると動画キャプチャが始まる

画面上部にある「画面収録」ボタンをタップしてから、「停止」ボタンをタップすると録画が停止します。

機種によっては、録画中であることを示す赤い領域が画面上端に表示されるので、それをタップします。「画面収録を停止しますか?」と表示されたら「停止」をタップします。

動画キャプチャの保存先

iPhoneの動画キャプチャは写真ライブラリに保存されます。保存された動画キャプチャを確認する手順は以下のとおりです。

1.「写真」アプリをタップする
2.保存されている動画キャプチャを確認する

写真アプリでは、保存された動画キャプチャの再生や編集、削除などが行えます。

動画キャプチャの注意点

iPhoneの画面を動画キャプチャする場合、一部のアプリでは音声などの動画キャプチャが許可されていない場合があります。

また、画面収録と画面ミラーリングを同時に行うことはできないので注意しましょう。

Android™の画面を動画キャプチャする方法

Androidの画面を動画キャプチャする手順は以下のとおりです。

1.画面の上部から下に向かって2回スワイプする
2.「スクリーン レコード アイコン」をタップする
3.録画対象を選択して「開始」をタップする
4.カウントダウンが終わると動画キャプチャが始まる

スワイプとは、画面を指で触れて滑らせる操作方法です。

なお、Androidスマホの種類によっては、上記の手順で「スクリーン レコード アイコン」が見つからない場合があります。

見つからない場合は、「編集アイコン」をタップして、「スクリーン レコード アイコン」をクイック設定に登録しましょう。

録画を停止するには、画面の上部から下にスワイプし、スクリーン レコーダーの通知をタップします。

動画キャプチャの保存先

Androidの動画キャプチャはフォトライブラリに保存されます。保存された動画キャプチャを確認する手順は以下のとおりです。

1. 「フォト」アプリをタップする
2. 「ライブラリ」をタップする
3. 「ムービー」をタップする

フォトアプリでは、保存した動画キャプチャの編集や共有、削除などが行えます。

動画キャプチャの注意点

Androidの画面を動画キャプチャする際に、サウンドや画面へのタップを保存するか決められます。

サウンドを録音する場合、スマホで再生されているデバイスの音声(メディア)のみを保存するのか、メディアとマイクの両方を保存するのか、細かく決めることが可能です。

たとえば、画面を操作しながら言葉で説明を付け加えたいときは、「デバイスの音声とマイク」の項目をタップしましょう。

画面へのタップを保存する設定にすると、動画キャプチャ中のタップした箇所が表示されます。

上記の項目はAndroidで動画キャプチャする際に毎回表示されるので、状況に応じて使いわけるとよいでしょう。

なお、アプリによっては動画キャプチャが許可されていない場合があります。

Macの画面を動画キャプチャする方法

Macの画面を動画キャプチャする場合は、QuickTime Playerを活用しましょう。

QuickTime PlayerはMacに搭載されている動画再生や編集が可能なソフトで、画面を動画キャプチャする機能もあります。

QuickTime Playerで動画キャプチャする手順は以下のとおりです。

1.「アプリケーション」フォルダからQuickTime Playerを開く
2.メニューバーから「ファイル」をクリックする
3.「新規画面収録」を選択する
4.バーが表示されたら「収録」ボタンをクリックする

QuickTime Playerでは動画キャプチャの範囲を画面全体か、指定したエリアのみに限定するかを選ぶことが可能です。

上記手順の4で、画面全体を収録するには、表示されたバーにある「画面全体を収録」ボタンをクリックします。

画面の一部を収録するには、バーにある「選択部分を収録」ボタンをクリックしてから、画面に表示されている範囲をドラッグするか、四辺上または四隅にあるポイントをドラッグして範囲を調節します。

なお、収録を停止するには、メニューバーの「停止」ボタンをクリックするか、「command」+「control」+「esc」キーを同時に押しましょう。

動画キャプチャの保存先

撮影した動画はデスクトップに保存され、QuickTime PlayerやiMovie、ビデオの編集・閲覧用のアプリなどで再生できます。

また、動画キャプチャ終了後に自動的にQuickTime Playerで開くので、すぐに収録内容の確認や編集、共有が可能です。

動画キャプチャの注意点

QuickTime Playerで「収録」ボタンを押す前に、ボタンの横にある「オプション」メニューをクリックすると、収録の設定が変更できます。

自分の声やほかの音声を録音したい場合は、「オプション」メニューを開き、「マイク」を選択しましょう。

また、アプリによってはウィンドウの収録ができないことがあります。

Windowsパソコンの画面を動画キャプチャする方法

Windowsパソコンの画面を動画キャプチャする手順は以下のとおりです。

1.録画したいウィンドウをクリックして最前面に表示する
2.「Windows」キーと「G」キーを同時に押す
3.ゲーム バーが開いたら、「キャプチャ」ウィジェットにある録画ボタンをクリックする(もしも表示されないときは、「ウィジェットメニュー」→「キャプチャ」を選ぶ)

録画ボタンをクリックすると、すぐに録画が開始されるので、パソコンの操作を続けましょう。

なお、録画を終了したい場合は、録画中にだけ表示される「キャプチャの状態」ウィジェットに表示されているメニューバーにある停止ボタンをクリックします。

動画キャプチャの保存先

Windowsパソコンの動画キャプチャはビデオのフォルダに保存されます。保存された動画キャプチャを確認する手順は以下のとおりです。

1.「エクスプローラー」を開く
2.ウィンドウ左側にある「ホーム」をクリックする
3.ウィンドウの右側にある「ビデオ」をダブルクリックする
4.「キャプチャ」をダブルクリックする

動画キャプチャはMP4形式で保存され、ダブルクリックすると登録されているソフトで再生が開始されます。

または、ゲーム バーの「ギャラリー」ウィジェットには動画キャプチャしたファイルの一覧が表示され動画を選択・再生することもできます。

動画キャプチャの注意点

Windowsパソコンの動画キャプチャでパソコンが再生している音声を保存したい場合は、ゲーム バーのメニューが表示されているときに、歯車のアイコンをクリックします。

「設定」ウィンドウが開いたら、ウィンドウの左側にある「ウィジェット」カテゴリーをクリックし、右側に表示される「録音するオーディオ」から、次のモードを選択できます。

・ゲーム…ゲームのサウンドとマイク入力を録音する
・すべて…ゲームのサウンド、マイク入力、アプリ、システム音も録音する
・なし…サウンドを録音しない

マイク入力を録音するには、上記のほかにも設定が必要です。

1.スタートメニューから「設定」アプリを開く
2.「設定の検索」に「マイク」と入力して、候補が表示されたら「マイクのプライバシー設定」を選ぶ
3.ウィンドウ右側で、「マイクへのアクセス」「アプリにマイクへのアクセスを許可する」「Game Bar」のすべてをオンにする
4.「設定」ウィンドウを閉じる
5.ゲーム バーを使って録画を始める
6.「キャプチャの状態」ウィジェットにある、斜線が入ったマイクのアイコンをクリックして、斜線が消えた状態にする

マイクのアイコンに斜線が入っていれば、その間マイクはミュートされています。

なお、上記はWindowsパソコンに搭載されている機能ですが、録画時間は最大4時間までで、選択範囲は1ウィンドウのみです。

ゲーム バーでは、Windowsパソコンの画面全体や複数のウィンドウを切り替えての録画はできません。

また、一部のアプリでは動画キャプチャが許可されていない場合があります。

動画キャプチャができない場合の原因と対処法

動画キャプチャができない場合、次の原因が考えられます。

・デバイスに録画機能が搭載されていない
・録画したいアプリやサービスに対応していない
・音声入力デバイスが正しくセットアップされていない

上記を順番に解説します。

デバイスに録画機能が搭載されていない

旧型モデルのスマホやパソコンでは、本記事で紹介した動画キャプチャ機能が搭載されていない可能性があります。

たとえば、iPhoneの録画機能はiOS 11以降から、AndroidはAndroid 11から標準搭載された機能です。アップデートすれば機能を利用できる可能性はありますが、スマホが旧型だとOSのアップデートができません。

デバイスに録画機能が搭載されていない方は、新しいスマホやパソコンに買い替えるか、フリーソフトやアプリを活用しましょう。

録画したいアプリやサービスに対応していない

特定のアプリやサービスでは録画が禁止されている場合や対応していない場合があります。

たとえば、Windowsパソコンの録画機能では、Amazon Prime VideoやHuluなどの動画配信サービスの映像を録画できません。

対応していないアプリやサービスでは動画キャプチャができないことを覚えておきましょう。

音声入力デバイスが正しくセットアップされていない

デバイスにもよりますが、動画キャプチャを始める際に、音声を録音するように設定しないと、再生されている音楽や外部の音声が録音されません。

パソコンの場合は、マイクがオフになっている、プラグが抜けているなどの可能性もあるのでチェックしましょう。

動画キャプチャ機能の違い

次の表は、各デバイスに搭載されている動画キャプチャ機能をまとめたものです。

動画キャプチャ機能

特長

iPhone

コントロールセンターの録画機能

使い方がシンプルでわかりやすい

Android

スクリーンレコード

音声の設定やタップ操作の録画を開始時に決定できる

Mac

QuickTime Player

QuickTime Playerで録画や再生、編集を一括管理

Windowsパソコン

ゲーム バーの録画機能

細やかな設定変更や操作が可能

iPhoneの動画キャプチャ機能は録画開始から終了までの操作方法がシンプルでわかりやすくなっています。

Androidの動画キャプチャ機能は、開始時に音声やタップ操作の設定を選べるので、録画したい内容に応じて録音を変更しやすいです。

MacのQuickTime Playerは録画と再生、編集がひとつのソフトに集約されており、高度な動画キャプチャを行いたい場合に向いています。

Windowsパソコンはゲーム バーに搭載された録画機能で、ゲームの録画をしたい場合に役立つ機能です。

デバイスに搭載されている動画キャプチャ機能によって特長が異なるので、ご自身の目的にあった機能を活用しましょう。

動画キャプチャの活用事例

動画キャプチャは次のシーンで活用できます。

・デバイスの操作方法を教える
・仕事のプレゼンテーションを動画形式で作成
・写真やスクリーンショットに声を添える

デバイスの動画キャプチャ機能は、画面の操作方法を教える際に役立ちます。たとえば、Androidではタップした場所を記録できるので、設定の変更方法やアプリの操作方法などを紹介したいときにおすすめです。

また、デバイスの画面を動画形式で保存できるため、仕事のプレゼンテーション資料を動画形式で簡単に作成できます。

ほかにも、音声を記録する設定にすれば、写真やスクリーンショットに声を吹き込み、音楽を付け加えるなどのアレンジが可能です。

画面を動画形式で保存して有効活用したい場合は、動画キャプチャ機能を活用してみましょう。

デバイスの標準機能を利用して動画キャプチャを行うときの注意点

動画キャプチャは便利な機能ですが、次の点に注意しましょう。

・個人情報が保存される可能性がある
・著作権侵害にあたる可能性がある

上記を順番に解説します。

個人情報が保存される可能性がある

動画キャプチャ中に、画面に次の情報が表示されると、利用者の個人情報が動画に残ってしまう可能性があります。

・名前や住所
・電話番号
・サイトやアプリのパスワード
・クレジットカードの番号

利用者の個人情報が保存された動画が流出すると、情報が拡散される恐れがあるので、動画キャプチャで撮影した内容に注意しましょう。

著作権侵害にあたる可能性がある

デバイスでドラマやライブを楽しみながら、動画キャプチャを行うことは各コンテンツの利用条件で禁じられている可能性があります。

また、録画した動画をSNSで公開、あるいは交換、販売すると著作権法違反になる可能性があるのでやめましょう。

動画キャプチャして保存するなら新しいスマホを購入しよう!

スマホやパソコンには画面を動画形式で保存する動画キャプチャ機能があります。

動画形式で保存できれば、操作方法を教えるときや、画面を録画したいときに役立つため便利です。

ただし、旧型のデバイスでは本記事で紹介した動画キャプチャ機能が利用できない場合があります。

基本的には、最新のデバイスなら標準装備されている機能なので、スマホで動画キャプチャ機能を有効活用したい方は、最新のスマホを購入してみましょう。

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