スマホのバックアップのやり方は?手順やメリットをAndroid™とiPhoneにわけて解説

スマホのバックアップのやり方は?手順やメリットをAndroid™とiPhoneにわけて解説
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2025.02.20

スマホのバックアップのやり方はOSによって異なります。

たとえば、Android™はGoogle アカウント、iPhoneはiCloudがおすすめです。
やり方によってメリットやデメリットも異なるので、比較してご自身にあった方法を選びましょう。
今回はスマホのバックアップのやり方やメリット、デメリットをAndroidとiPhoneにわけて解説します。ぜひ参考にしてください。

目次

スマホのバックアップを行うべき理由

スマホのバックアップを行うべき主な理由は以下のとおりです。

  • スマホが故障したときに備えておける
  • 同じOSのスマホへの機種変更がしやすくなる

上記を順番に解説します。

スマホが故障したときに備えておける

スマホが故障すると、内部に保存された大切なデータを取り出すことが困難になります。

しかし、あらかじめバックアップを取っておけば、別のデバイスでデータを読み込んだり、新しいスマホにデータを移行できたりして、すぐに対応が可能です。

ただし、定期的にバックアップを取らないと最新の写真や動画、連絡先などを読み込むことができません。

スマホが故障する場合に備えて、なるべく定期的にバックアップを取りましょう。

同じOSのスマホへの機種変更がしやすくなる

バックアップが保存されていれば、同じOSを利用する新しいスマホへの機種変更がスムーズに行えます。

たとえば、Google アカウントを利用すればAndroidからAndroidへ、iCloudを利用すればiPhoneからiPhoneへ、バックアップデータを移行できるので機種変更が簡単です。

写真や動画、連絡先、アプリなどを移行する手間を最小限に抑えたい方は、機種変更前にバックアップを作成しましょう。

なお、iPhoneからiPhoneへ移行する場合は、バックアップを作成するよりも「クイックスタート」を利用してデータを移行した方が機種変更の手間や時間を大幅に節約できます。

「クイックスタート」について、こちらをご確認ください。

Androidのバックアップのやり方

Androidのバックアップのやり方は3種類あります。

  • Google アカウント
  • SDカード
  • パソコン

上記を順番に解説します。

Androidのバックアップのやり方 ①Google アカウント

Google アカウントを利用したバックアップのやり方は以下のとおりです。

  1. 「設定」アプリをタップする
  2. 「Google」をタップする
  3. 「バックアップ」をタップする(表示されない場合は、先に「すべてのサービス」をタップしてから)
  4. 「今すぐバックアップ」をタップする

進行状況が表示されます。バックアップが始まったら、終了するまで待ちましょう。

メリット

Google アカウントを使ったバックアップには以下のメリットがあります。

  • スマホだけでバックアップを作成できる
  • 自動でバックアップが作成できる
  • 別のAndroid端末と同期できる

Google アカウントを使ったバックアップでは、スマホだけでバックアップが完了するため、パソコンやケーブルを用意する必要がありません。

また、一度設定すれば自動的にバックアップが作成されるようになるので、データの保存を小まめに行わずに済みます。

さらに、別のAndroidスマホやタブレットとデータを同期できるので、AndroidからAndroidへ機種変更する際に役立つでしょう。

デメリット

Google アカウントを使ったバックアップには以下のデメリットがあります。

  • ストレージ容量に制限がある
  • インターネット接続が必要
  • 一部のデータが対象外になる

Google アカウントを使ったバックアップでは、無料で利用できるストレージ容量に制限があり、バックアップしたいデータのサイズが15GBを超える場合には追加容量を購入する必要があります。

なお、Google アカウントを使ったバックアップではGoogleにデータがアップロードされます。携帯電話会社によっては似たような、無料で使える外部クラウドストレージのサービスを提供しているので、バックアップしたいデータが15GBを超える場合は利用を検討しましょう。

楽天ドライブ(クラウドストレージ)については、こちらをご確認ください。

また、バックアップを作成する際にはインターネット接続が必要で、モバイル回線ではデータ利用量を消費するのでWi-Fi®に接続して行いましょう。

さらに、すべてのデータがバックアップの対象になるわけではありません。バックアップされないデータは別の対処が必要になるので、事前に確認しましょう。

Androidのバックアップのやり方 ②SDカード

SDカードを使ったバックアップのやり方は以下のとおりです。

  1. 「Files by Google」アプリをタップする(アプリがない場合はGoogle Play ストアからインストールする)
  2. 「内蔵ストレージ」をタップする
  3. 画面右上の3点アイコンをタップして、メニューが開いたら「すべて選択」をタップする(一部のフォルダだけバックアップしたい場合は、目的のフォルダを長押しして選択)
  4. 再度3点アイコンをタップして、メニューが開いたら「コピー」をタップする
  5. コピー先を選ぶメニューが開いたら「SDカード」をタップする
  6. 「ここにコピー」をタップする
  7. 進行状況が表示されるので、「~をコピーしました」と表示されてコピーが完了するのを待つ

なお、スマホの種類によっては操作が異なる場合があります。

メリット

SDカードを使ったバックアップのメリットは以下のとおりです。

  • インターネット接続が必要ない
  • すぐにバックアップデータを読み込める
  • データの移動がしやすい

SDカードを使ったバックアップでは、インターネット接続を必要としません。場所を選ばずにバックアップを始められることは大きなメリットです。

また、保存したデータをSDカードからすぐに読み込めるため、確認作業や復元作業がスピーディーに行えます。

さらに、SDカードを差し替えることでデータを移動できるため、新しいスマホへのデータ移行や、パソコンへのデータ移動などに便利です。

デメリット

SDカードを使ったバックアップには以下のデメリットがあります。

  • スマホによっては利用できない
  • SDカードが損傷するとデータを復旧できない
  • 手作業で実行する必要がある

スマホの種類によってはSDカードを挿入できるスロットがないため、利用できない可能性があります。

また、SDカードは物理的な記録媒体のため、落下や水没などによって損傷や故障すると、データが読み込めなくなるケースが少なくありません。

経年劣化によりデータを損失するリスクもあるため、SDカードにバックアップを作成した場合は、定期的にチェックを行いましょう。

さらに、「Files by Google」を使ったバックアップは、必要なときに手作業で行わなければなりません。Google アカウントを使った方法のように自動で行われるわけではないので、不定期に必要なタイミングで実行するか、リマインダーを使って定期的に実行するなどの工夫が必要になります。

Androidのバックアップのやり方 ③パソコン

Androidのスマホによっては、パソコンに専用のソフトをインストールして、スマホのバックアップを行えます。

パソコンを使ったバックアップのやり方は以下のとおりです。

※下記はGalaxy製品の手順です。

  1. パソコンにSmart Switch PC用をインストールする
  2. パソコンでSmart Switchを起動する
  3. 画面の指示に従ってスマホとパソコンをケーブルで接続する
  4. はじめて接続した場合は、スマホに権限のポップアップが表示されるので「許可」をタップする
  5. パソコンの画面で「バックアップ」を選択する
  6. バックアップしたい項目をチェックして「バックアップ」を選択する
  7. バックアップが完了するまで待つ

バックアップが完了すると、パソコンにスマホのバックアップデータが保存されます。

メリット

パソコンを使ったバックアップには以下のメリットがあります。

  • 多くのデータを保存できる
  • インターネット接続を利用しない

パソコンを使ったバックアップでは、AndroidのデータをパソコンのHDDやSSDに保存します。Google アカウントを利用したバックアップやSDカードへ保存する場合に比べると、ストレージ容量が大きいため、多くの画像や動画を保存できます。

また、USBケーブルでデータをバックアップするため、インターネットの接続状況に影響を受けません。

デメリット

パソコンを使ったバックアップのデメリットは以下のとおりです。

  • パソコンとソフト、USBケーブルなどが必要
  • スマホによって利用するソフトが異なる
  • 手動での操作が必要

パソコンを使ったバックアップでは、WindowsやMacなどのパソコンとスマホに対応したUSBケーブル、バックアップ用のソフトが必要です。パソコンやUSBケーブルがない、ソフトがわからない場合はバックアップを作成できません。

また、スマホによってバックアップに必要なソフトが異なります。実際の手順も異なるので、取扱説明書や公式Webサイトで確認しましょう。

さらに、パソコンでバックアップを作成する方法は手動なので、定期的に実行しないと最新のデータが保存されません。

iPhoneのバックアップのやり方

iPhoneのバックアップのやり方は2種類あります。

  • iCloud
  • パソコン

上記を順番に解説します。

iPhoneのバックアップのやり方 ①iCloud

iCloudを使ったバックアップのやり方は以下のとおりです。

  1. 「設定」アプリをタップする
  2. 「[ユーザ名]」をタップする
  3. 「iCloud」をタップする
  4. 「iCloudバックアップ」をタップする
  5. 「今すぐバックアップを作成」をタップする(表示されない場合は、先に「このiPhoneをバックアップ」をオンにしてから)

後は、バックアップが終わるまで待ちましょう。バックアップが終わると作成日時が表示されます。少し前の日時が表示されていれば、バックアップ作成に成功しています。

メリット

iCloudを使ったバックアップのメリットは以下のとおりです。

  • iPhoneだけでバックアップが作成できる
  • 自動でバックアップが作られる
  • iPhoneからiPhoneへ乗り換える際に便利

iCloudを使ったバックアップでは、パソコンやケーブルを必要とせず、iPhoneだけで作業が完了します。手順も簡単なので、スマホに慣れていない方でも安心です。

また、一度設定を済ませておけば、自動でバックアップが行われるようになるので、手動でデータを保存する手間がかかりません。

さらに、同じAppleアカウントでデータを復元できるため、iPhoneからiPhoneへ乗り換える際や、別のApple端末を利用している場合に役立ちます。

デメリット

iCloudを使ったバックアップのデメリットは以下のとおりです。

  • 保存できる容量に制限がある
  • インターネット接続が必要で、データサイズが多いと保存に時間がかかる
  • 一部データがバックアップされない

iCloudはクラウドサービスで、無料で利用できるのは5GBまでです。5GBを超えるデータをバックアップしたい場合は、有料プランの契約が必要になります。

また、バックアップしたいデータのサイズが多いと保存や復元に時間がかかり、モバイル回線ならデータ利用量を消費する場合があるので、Wi-Fiに接続して行いましょう。

さらに、一部のデータはバックアップの対象外となるので、データをすべてバックアップしたい場合は、個別に確認しましょう。

iPhoneのバックアップのやり方 ②パソコン

Macを使ったバックアップのやり方は以下のとおりです。

  1. Finderウインドウを開く
  2. iPhoneをUSBケーブルでMacに接続する
  3. FinderでiPhoneを選択してから、iPhoneやMacに表示された指示に従って操作する
  4. 「今すぐバックアップを作成」をクリックする

Windowsを使ったバックアップのやり方は以下のとおりです。

  1. Apple デバイスアプリかiTunesを開く
  2. iPhoneをUSBケーブルでWindowsに接続する
  3. iPhoneやWindowsに表示された指示に従って操作する
  4. Apple デバイスアプリの「一般」または iTunes の「概要」をクリックする
  5. 「今すぐバックアップを作成」をクリックする

macOS Catalina以降を搭載したMacではFinderを、WindowsにApple デバイスアプリがない場合や、macOS Mojave 以前を搭載したMacの場合はiTunesを利用しましょう。

また、バックアップを作成時に端末や Apple Watch 上のヘルスケアとアクティビティのデータを保存しておきたい場合、「ローカルのバックアップを暗号化」チェックボックスを選択して、ご自身でパスワードを作成します。

パスワードがないと、暗号化したバックアップを復元できないので、忘れずにメモを残しましょう。

メリット

パソコンを使ったバックアップのメリットは以下のとおりです。

  • ストレージ容量に余裕がある
  • インターネット接続を利用しない

パソコンを使ったバックアップでは、iPhoneのデータをパソコンのHDDやSSDに保存します。パソコンのHDDやSSDは、iCloudに比べるとストレージ容量に余裕があるので、大容量のデータを安心して保存しておくことが可能です。

また、iPhoneとパソコンをUSBケーブルで接続してバックアップを開始するため、インターネット接続を必要としません。インターネットの状態に左右されず、効率的に作業を進められることは大きなメリットです。

デメリット

パソコンを使ったバックアップのデメリットは以下のとおりです。

  • パソコンが必要
  • 手動での操作が必要
  • FinderやiTunesのバージョンを最新にする必要がある

パソコンを使ったバックアップでは、MacやWindowsなどのパソコンとUSBケーブルが必要です。パソコンを持っていない方では、バックアップを作成できません。

また、iCloudは設定を済ませればバックアップが自動で行われますが、パソコンは手動操作のみで、多少の手間がかかります。

さらに、FinderやiTunesのバージョンが最新でないと正しくバックアップができないこともあるので、注意しましょう。

スマホをバックアップする際の注意点

スマホをバックアップする際の注意点は以下のとおりです。

  • すべてのデータやアプリがバックアップされるとは限らない
  • バックアップは時間がかかることがある
  • ストレージ容量に注意する

上記を順番に解説します。

すべてのデータやアプリがバックアップされるとは限らない

今回紹介した方法では、すべてのデータやアプリがバックアップされるとは限りません。

たとえば、ゲームアプリはバックアップや引き継ぎ方法が個別に設定されているため、確認して、指示された方法で実行する必要があります。

また、LINEのトーク履歴や電子決済アプリの情報などもバックアップされないので、事前に対処法を調べましょう。

バックアップは時間がかかることがある

AndroidのGoogle アカウントやiPhoneのiCloudを利用したバックアップは、データを無線通信でクラウドサーバーに保存する仕組みです。

そのため、バックアップするデータのサイズが大きい場合や通信環境が不安定で通信速度が遅い場合は、完了するまでに時間がかかることがあります。

また、途中で失敗する可能性があるため、インターネットを利用したバックアップを行う際は充電とWi-Fiの接続をしておきましょう。

ストレージ容量に注意する

AndroidのGoogle アカウントやiPhoneのiCloudなどのクラウドサービスは、ストレージ容量が決まっています。バックアップに無料で利用できる最大容量は、Google アカウントは15GB、iCloudは5GB です。

ストレージ容量を超えるデータはバックアップできないので、不要なデータは削除するか、有料プランを契約してストレージ容量を増やすなどの対応を行いましょう。

スマホのバックアップを取っておけば万が一の事態や機種変更のときに役立つ

スマホのバックアップはデータを守るための重要な対策です。バックアップを取っておけば、スマホが故障した場合や機種変更の際にスムーズにデータを移行でき、トラブルを最小限に抑えられます。

バックアップの取り方は、クラウドサービスを利用する方法とSDカードを利用する方法、パソコンを利用する方法の3つです。

スマホの種類によって選べる方法と手順、メリット、デメリットは異なるため、ご自身にあった方法を選びましょう。

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