Wi-Fiのパスワードをスマホ（iPhone・Android™）で確認する方法は？変更や初期化の方法も解説

2025.02.28

スマホをWi-Fi®に接続するには、パスワードが必要です。

パスワードが初期設定のままなら、本体や説明書に記載されたものをそのまま入力して簡単に接続できます。しかし、パスワードを変更している場合は、変更後のパスワードを確認しなければなりません。
今回は、Wi-Fiのパスワードをスマホやパソコンで確認する方法を解説します。

Wi-Fiのパスワードはどこで確認できる？
Wi-Fiのパスワードをスマホで確認する方法
Wi-FiのパスワードをWindowsパソコンで確認する方法
Wi-Fiのパスワードに関する注意点
Wi-Fiのパスワードを変更する方法
Wi-Fiのパスワードは接続しているスマホやパソコンから確認できる

Wi-Fiのパスワードはどこで確認できる？

新品のWi-Fiルーターを購入したときに設定されている初期パスワード（一般に「工場出荷時のパスワード」）は、機器本体や付属の紙、説明書、カードなどに記載されています。

Wi-Fiルーターをはじめて使う場合や買い替えたときなどは、機器本体や付属の紙などで工場出荷時のパスワードを確認しましょう。

なお、Wi-FiルーターでWi-Fiに接続するためには、接続先のSSIDというIDと、IDに対応したパスワード（Wi-Fiパスワード）が必須です。

Wi-Fiパスワードを無関係な第三者に知られると、Wi-Fiに接続されてしまうおそれがあります。この場合、単にネット接続を利用されるだけでなく、同じWi-Fiに接続しているほかの機器への攻撃を受けたり、ネットでの犯罪的な行為のために使われたりするかもしれません。

Wi-Fiは無線接続ですので、屋外であってもWi-Fiの電波が届いていれば、悪意を持った第三者が侵入を試みることは可能です。

そのため、パスワードの管理は適切に行う必要があります。

Wi-Fiのパスワードをスマホで確認する方法

以下では、パスワードを知りたいWi-Fiに接続しているスマホを使って、そのパスワードを確認する手順を紹介します。

iPhoneとAndroid™にわけて解説するため、参考にしてください。

iPhoneで確認する場合

すでに接続しているWi-FiのパスワードをiPhoneで調べる手順は、以下のとおりです。

「設定」アプリをタップする
「Wi-Fi」をタップする
接続中のWi-Fiネットワークを探す（左端にチェックマークがついていると接続中）
情報ボタン（丸に「i」と書かれたアイコン）をタップする
「パスワード」フィールドをタップする
パスコードやFace ID、Touch IDを使ってロックを解除する

なお、スマホのOSのバージョンや種類によって手順や名称が異なる場合があります。実際の手順は公式Webサイトや取扱説明書で確認しましょう。

Androidで確認する場合

すでに接続しているWi-FiのパスワードをAndroidで調べる手順は、以下のとおりです。

「設定」アプリをタップする
「ネットワークとインターネット」をタップする
「インターネット」をタップする
接続中のWi-Fiネットワークの名前をタップする（「接続済み」と書かれていると接続中）
「共有」をタップする
表示に従って本人認証を行う
QRコードの下に、Wi-Fiのパスワードが表示される

なお、スマホのOSのバージョンや種類によって手順や名称が異なる場合があります。実際の手順は公式Webサイトや取扱説明書で確認しましょう。

Wi-FiのパスワードをWindowsパソコンで確認する方法

すでに接続しているWi-FiのパスワードをWindowsパソコンで調べる手順は、以下のとおりです。

タスクバーの「Windowsアイコン」を右クリックする
「ネットワーク接続」を選択する
画面右側の一覧にある「Wi-Fi」をクリックする
接続中のWi-Fiネットワークをクリックする（「接続済み」と書かれていると接続中）
「Webセキュリティキーの表示」の項目の右端にある「ビュー」ボタンをクリックする

なお、パソコンのOSのバージョンや種類によって手順や名称が異なる場合があります。実際の手順は公式Webサイトや取扱説明書で確認しましょう。

Wi-Fiのパスワードに関する注意点

Wi-Fiのパスワードに関する主な注意点は以下のとおりです。

パスワードの大文字小文字を間違えない
工場出荷時のパスワードは変更する
最新の暗号化方式を搭載したWi-Fiルーターを購入する
Wi-Fiパスワードと管理者用パスワードは大切に保管する

上記を順番に解説します。

パスワードの大文字小文字を間違えない

Wi-Fiルーターに設定されている工場出荷時のWi-Fiパスワードは、アルファベットと数字の組み合わせで構成されており、大文字と小文字が混在している場合があります。

たとえば、「Password123」と「password123」では全く異なるパスワードとして認識され接続できないため、正確に入力しなければなりません。

失敗を減らすために目視でしっかりと確認し、スマホのコピー＆ペーストや共有などを活用しましょう。

工場出荷時のパスワードは変更する

Wi-Fiルーターを購入すると、機器には初期パスワードが設定されており、本体側面や付属の紙などに記載されています。

しかし、工場出荷時のパスワードはインターネットで公開されている場合があるため、工場出荷時の設定から変更しないでいると、外部から不正アクセスされるリスクが高いです。

また、Wi-Fiパスワードを含めたルーターの設定を変更するには、管理者用パスワードが必要になります。

管理者用パスワードを変更しないでいると、より深いレベルでの侵入を許してしまうおそれがあります。この場合、Wi-Fiルーターの設定を勝手に変更されるだけでなく、インターネットに接続している別の機器への攻撃に利用されるなどのサイバー犯罪に悪用されるおそれがあります。

外部からの不正アクセスを防ぐためにも、Wi-Fiルーターの最初のセットアップを済ませたら、すぐに管理者用パスワードとWi-Fiパスワードの両方を変更しましょう。

もちろん、両者を同じものに設定してはセキュリティの意味がないので、それぞれ異なるパスワードを設定してください。

たとえば、シンプルな文字列は避け、英大文字、小文字、数字、記号を組み合わせた10桁以上のパスワードが望ましいです。誕生日・名前などの個人情報や、辞書に載っているような言葉を使うのは控えて、予測されにくいランダムな文字列を利用しましょう。

Wi-Fiパスワードと管理者用パスワードは大切に保管する

Wi-Fiのパスワードは、インターネットに接続するための鍵なので、ほかのサイトやサービスのパスワードに使い回さずに、使用する文字列はよく検討し、大切に保管しましょう。

万が一、ほかのサイトやサービスのパスワードとして使い回して流出した場合、ご自宅のWi-Fiまで不正アクセスされる可能性があるためです。

また、Wi-Fiのパスワードを第三者に教えるのも避けるべきです。知人や友達にWi-Fi接続を頼まれた場合は、直接パスワードを教えるのではなく、ゲストポートを活用しましょう。

ゲストポートとは、来訪者のパソコンやスマホと一時的に接続するWi-Fiルーターの機能です。事前にWi-Fiルーターの設定画面でゲストポートをオンに切り替えておき、ゲスト用のSSIDを表示させましょう。

設定によって多少異なりますが、既存のネットワークへの接続を許可せず、隔離された状態でインターネットへの接続だけを提供します。

管理者用パスワードも、パスワード管理の注意点はWi-Fiパスワードと同じです。どちらのパスワードも、使い回したり誰かに教えたりせず、大切に保管しておきましょう。

Wi-Fiのパスワードを変更する方法

Wi-Fiルーターのパスワードを変更する手順は以下のとおりです。

パソコンやスマホでWi-Fiルーターの設定画面を表示する（このときは管理者用パスワードを使用）
「Wi-Fi（無線LAN）」を選択する
暗号化キーを変更する
「設定」を選択する

暗号化キー（パスワード）を変更するとWi-Fiとの接続が切断されるので、設定したパスワードで再接続しましょう。

なお、Wi-Fiルーターのメーカーや種類によって手順や名称が異なる場合があります。実際の手順は公式Webサイトや取扱説明書で確認しましょう。

Wi-Fiのパスワードを初期化する方法

上記の方法でWi-Fiルーターのパスワードを変更すると、工場出荷時のパスワードでは接続できません。

万が一、変更したパスワードがわからなくなった場合は、次の手順でWi-Fiルーターを初期化しましょう。

Wi-Fiルーターの電源が入っていることを確認する
Wi-Fiルーターの底面や背面にあるRESETボタンを細い棒で押す
数秒間押してPOWERボタンが点滅するまで待つ
点滅を確認したら離す

POWERボタンが点滅したら、初期化が始まります。初期化が完了したら、改めて初期パスワードでWi-Fiに接続しましょう。

なお、Wi-Fiルーターのメーカーや種類によって手順や名称が異なる場合があります。実際の手順は公式Webサイトや取扱説明書で確認しましょう。

Wi-Fiのパスワードは接続しているスマホやパソコンから確認できる

Wi-Fiのパスワードを確認する方法は、はじめて接続する場合と、すでに接続している場合で異なります。

はじめてWi-Fiルーターと接続する場合は、Wi-Fiルーターや付属の紙などに記載されている工場出荷時のパスワードをチェックしましょう。すでにスマホやパソコンと接続しているなら、接続しているスマホやパソコンの設定から確認が可能です。

なお、Wi-Fiルーターの工場出荷時のパスワードはインターネットで公開されている場合があり、変更しないまま放置していると第三者に不正アクセスされるリスクがあります。

新しいWi-Fiルーターを設置したら、他人に推測されにくいパスワードに変更しましょう。前述のとおり、シンプルな文字列は避け、英大文字、小文字、数字、記号を組み合わせた10桁以上のパスワードが望ましいです。

また、新しいWi-Fiルーターによっては最新のセキュリティや通信規格が利用できるので、対応しているスマホに買い替えて高速通信を体験してみることもおすすめです。

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