カカオトーク(カトク)とは?機能や使い方、LINEとの違いを紹介

カカオトーク(KakaoTalk)は、韓国で人気のモバイルメッセンジャーアプリです。
チャットや音声通話など、LINEアプリと似た機能が使えて、家族や友人とのやり取りなどに利用できます。
今回は、カカオトークの機能やはじめ方、連携サービスなどを紹介します。基本機能を理解して、カカオトークを使いこなしましょう。
カカオトーク(カトク)とは
カカオトークとは、2010年3月にリリースされた韓国発のモバイルメッセンジャーアプリです。「カトク」と略して呼ばれることもあります。
韓国では、2025年時点で4,890万人(総人口の94.7%に相当)のアクティブユーザーを誇る、メジャーなメッセンジャーアプリです。
日本では、ココネ株式会社と韓国のカカオ株式会社の提携により、2010年にカカオトークがリリースされました。
App StoreまたはGoogle Playストアから、カカオトークアプリをインストールしてアカウントを作成すれば、すぐに利用できます。
日本でカカオトークを選ぶ理由としては、韓国に家族や友人、取引先がいるため連絡手段を統一したい、あるいはカカオトーク独自の機能(オープンチャットなど)を利用したい、などが考えられます。
カカオトークの開発元は韓国の上場企業であるカカオ株式会社です。個人情報も適切に保護されているため、セキュリティ面でほかのメッセージアプリと比べて特に「あやしい」「危険」ということはないでしょう。
カカオトークとLINEの違い
韓国では、日本での「LINE」に相当する存在として、カカオトークが広く利用されています。カカオトークとLINEの基本的な機能は似ていますが、いくつか明確に異なる部分もあります。
たとえば、LINEのグループトークでは「読んだ人」の人数が既読として表示されますが、カカオトークのグループトークでは「読んでいない人」の人数が表示されます。
また、トークのグループに入れる人数にも違いがあり、LINEは最大500人であるのに対し、カカオトークでは人数の制限がありません。
カカオトークの基本機能
カカオトークの基本機能は以下のとおりです。
・トーク機能(チャット機能)
・音声通話やビデオ通話
・オープンチャット
・検索機能
それぞれ詳しく紹介します。
トーク機能(チャット機能)
カカオトークは、1対1の個人チャットはもちろん、複数人でのグループトークにも対応しています。
テキストの送受信はもちろん、写真・動画・連絡先・スタンプなどさまざまなコンテンツを送ることが可能です。スタンプは、基本スタンプのほか、動くスタンプや喋るスタンプも用意されています。
また、カカオトークは、スマホだけでなくパソコンでも利用が可能です。パソコン向けのWindows版・Mac版もあり、端末を問わずチャットを楽しめます。
音声通話やビデオ通話
音声通話は、データ通信を利用して通話料不要で家族や友人と通話できる機能です。
ボイスチェンジャーといったユニークな機能もあり、ネコのTom/イヌのBenの2つのキャラクターでボイスチェンジできます。
ビデオ通話では、ビジュアルエフェクトなどの演出機能も利用可能です。
また、最大5人が参加できるグループ通話の機能もあり、複数人で一緒に通話できます。
オープンチャット
オープンチャットは、友だち登録をしていない相手とも気軽にやり取りができる公開型のチャットルームです。趣味や興味が近い人などと、共通のテーマについて匿名でチャットを楽しめます。
検索機能
トークルーム画面でキーワードを入力して検索すれば、過去のトーク履歴からその単語を含むメッセージを素早く見つけ出すことが可能です。
また、日付で絞り込んで特定の日のメッセージを確認できる日付検索機能もあります。
カカオトークの便利な機能
カカオトークでは、そのほかの便利な機能として以下が用意されています。
・ハッシュタグ検索
・トークカレンダー
・投票機能
・お知らせ機能
・ボイスルーム
ハッシュタグ検索
「#キーワード」で検索すると、韓国の企業が運営するポータルサイト「Daum(ダウム)」の検索結果を表示してくれます。カカオトークアプリから手軽にWebブラウザでの検索結果を閲覧することが可能です。
トークカレンダー
トークカレンダーは、トークで作成した自分の日程を一覧で確認できるサービスです。
カカオトークの友だち(カカとも)やトークルームのメンバーをイベントに招待したり、カカともの誕生日や祝日を一覧で確認したりできます。
招待されたイベントの日程やカレンダーに登録したスケジュールは、通知を受け取ることが可能です。
また、トークカレンダーの機能を使えば、その日程に招待したメンバーとすぐに会話をはじめられます。ひとりずつメンバーを選択して、新しくトークルームを作成する必要はありません。
投票機能
トークルームで投票ができる機能もあります。
イベントや飲み会の日程調整をしたいとき、多数決を採りたいときなどに便利な機能です。複数の選択肢や締め切りなどを設定でき、匿名投票も実施できます。
お知らせ機能
大事な連絡事項をグループメンバーに見逃されないようにしたいときは、お知らせ機能が便利です。
グループチャットでは会話が進むとメッセージが流れてしまいますが、メッセージを「お知らせ」に設定すると、トークルーム上部に固定できます。
ボイスルーム
ボイスルームは、役割を「進行役・スピーカー・リスナー」の3つにわけて開催できる音声トークサービスです。最大1,500人が参加可能で、そのうち進行役が1人、スピーカーが進行役を含め最大10人、そのほかはリスナーとして設定されます。
グループオープントークのルームマスターまたは副マスターがボイスルームを作成でき、最初にボイスルームを作成した人が進行役となります。
カカオトークの使い方

ここからは、カカオトークにアカウント登録して利用を開始する方法と、友だちを追加する方法を紹介します。
カカオトークでアカウントを登録する方法
カカオトークでアカウントを登録する手順は、次のとおりです。
App StoreまたはGoogle Playストアからアプリをインストールした後、以下の手順でアカウント作成まで完了させます。
1.アプリを開き、電話番号/メールアドレスとパスワードを設定して「登録」をタップ

2.内容を確認して問題がなければ「すべて同意します。」にチェックを入れ、「同意して次へ」をタップ

3.プルダウンから「日本」を選択して電話番号を入力し「確認」をタップ

4.確認のポップアップが出るので「確認」をタップ

5.認証SMSの送信画面が表示されるので「認証SMSを送信する」をタップ

6.認証SMSの送信画面になるので、そのまま送信を実行

7.「認証確認」をタップ

8.アカウントの作成画面が表示されるので、設定するパスワードを入力して「確認」をタップ

9.ニックネーム・生年月日・性別を入力し、「確認」をタップ
(「連絡先の友だちを自動登録」をしない場合は、チェックを外してから「確認」をタップ)

10.「アルバムから写真選択」/「基本イメージに設定」でプロフィール写真を設定

11.登録するEメールアドレスを入力し、「個人情報の収集及び利用に同意」を確認のうえ、問題がなければチェックを入れ、「認証メール送信」をタップ

12.確認のポップアップが出るので「確認」をタップ

13.入力したEメールアドレスに認証番号が届くので、認証番号を入力して「確認」をタップ

14.アプリのホーム画面が表示される(アプリのトラッキングに関してなど、いくつかのポップアップを処理した後に利用を開始できる)

カカオトークで友だち(カカとも)を追加する方法
カカオトークで友だちを追加する手順は、次のとおりです。
1.画面下部から「カカとも」タブを開く

2.画面上部の「+」のボタンをタップ

3.カカともの追加方法を選択し、画面に沿って追加を実行

カカともの追加方法は以下の4種類が選べます。
・QRコード:スマホのカメラでQRコードを読み取って追加
・連絡先:連絡先(電話番号)で追加
・KaKaTalk ID:カカオトークのIDで検索して追加
・招待:招待リンクをほかのアプリなどで共有して追加
カカオトークと連携して利用できるサービス
カカオトークと連携して利用できるサービスとしては、たとえば以下が挙げられます。
・カカオペイ(モバイル決済サービス)
・カカオトークチャンネル(無料のビジネスプラットフォーム)
・カカオショッピング(オンラインショッピングサービス)
・カカオタクシー(タクシー配車アプリ)
以下では、日本で広く利用できるカカオペイ、カカオトークチャンネルの概要を紹介します。
カカオペイ
カカオペイは韓国で広く利用されているモバイル決済サービスです。カカオトークアプリにクレジットカードを登録すると利用できます。日本でもカカオペイが利用できる店舗の数は増えています。
カカオトークチャンネル
カカオトークチャンネルは、無料でアカウントを作成できるビジネスプラットフォームです。自社のサービス・製品をチャンネル内で紹介できます。チャンネルの追加は、カカオトーク内から可能です。
カカオトークの機能を知って楽しく利用しよう
カカオトークは、LINEに近い感覚で使える韓国発のモバイルメッセンジャーアプリで、チャットや通話のほか、ハッシュタグ検索、トークカレンダー、ボイスルームなどの便利な機能も備えています。
登録は携帯電話番号またはメールアドレスで簡単にできます。友だち(カカとも)は、QRコード、ID検索、連絡先、招待などの方法で追加が可能です。ぜひカカオトークの機能や登録方法を知って、使い勝手を試してみましょう。
なお、カカオトークなどのメッセージアプリやSNSを思う存分利用するなら、スマホの料金プランの見直しもおすすめです。
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