一人暮らしの通信費の平均は？スマホ代を安く抑える節約方法も紹介！

今回は一人暮らしにかかる通信費の平均や、通信費を節約するための具体的な方法などを解説します。自分の通信費が平均と比べて高いかどうか知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

通信費とは？

通信費とは、固定電話やインターネット回線などの通信サービスを利用する際に発生する費用のことです。

スマホの通信料や通話料、Wi-Fiルーターのレンタル料なども通信費に含まれます。

一人暮らしの通信費の平均額

総務省の「家計消費状況調査」によると、2025年1月～3月期における一人暮らしの通信費の月額平均は9,080円です。そのうち、スマホ代は通信費の約6割、インターネット代は通信費の約３割を占めています。

毎月の通信費が平均額を上回っていて支出を抑えたい場合は、通信費を見直すとよいでしょう。

※出典：家計消費状況調査 平成29年改定（2015年1月～） 単身世帯

一人暮らしのスマホ代の平均額

政府統計の総合窓口「家計消費状況調査」の調査によると、2025年1月～3月期における一人暮らしのスマホ代の月額平均は5,287円です。

通信料や通話料が5,287円を上回っている場合は、料金プランや携帯電話会社の見直しを検討してはいかがでしょうか。

※出典：家計消費状況調査 平成29年改定（2015年1月～） 単身世帯

一人暮らしのスマホ代の平均額の推移

政府統計の総合窓口「家計消費状況調査」の1～3月期のデータを比較すると、スマホ代の平均額は減少傾向にあり、2021年の5,926円と比べて2025年は約640円減っています。

格安SIMや携帯電話会社のオンラインブランドの普及が、スマホ代の減少に大きな影響を与えたとみられます。

※出典：家計消費状況調査 平成29年改定（2015年1月～） 単身世帯

一人暮らしのインターネット代の平均額

政府統計の総合窓口「家計消費状況調査」の調査によると、2025年1月～3月期における一人暮らしのインターネット代の月額平均は2,748円です。

一方、2024年における二人以上の世帯のインターネット代の月額平均は4,447円です。

一人暮らしと二人以上の世帯のインターネット代の平均額に差があるのは、契約するインターネット回線のプランや住居タイプの違いが関係していると考えられます。

たとえば、光回線の月額料金は住居タイプによって異なります。

戸建て向けプランは、自宅まで専用の光ファイバーを引き込むぶん工事費や設備コストがかかります。一方、集合住宅向けプランは、１本の光回線を建物内で共有する仕組みのため、割安になります。

一人暮らしの場合、マンションやアパートに住むケースが多く、集合住宅向けプランを契約できるため、平均額が抑えられるのでしょう。

※出典：家計消費状況調査 平成29年改定（2015年1月～） 単身世帯

一人暮らしのインターネット代の平均額の推移

政府統計の総合窓口「家計消費状況調査」によると、一人暮らしのインターネット代の月額平均は1～3月の同時期を比較すると増加傾向にあります。

一人暮らしでもインターネット回線を契約する人が増えたことや、従来主流だった1Gbps前後よりも10倍の帯域（10Gbps）を備えた超高速プランの普及、動画配信サービスとセットで契約できるインターネット回線が増えたことが、インターネット代の上昇理由として考えられます。

※出典：家計消費状況調査 平成29年改定（2015年1月～） 単身世帯

一人暮らしで通信費を節約する方法

一人暮らしで通信費を節約するには、スマホ代とインターネット代の両方を見直すことが重要です。

以下では、一人暮らしの通信費を節約する具体的な方法を紹介します。

スマホの料金プランを変更する

スマホの料金プランは、自分の利用状況にあうプランに変更しましょう。

たとえば、毎月のデータ利用量が少ない場合は、大容量プランから小容量プランに変更することで、料金を節約できます。

自分の毎月のデータ利用量は、契約中の各携帯電話会社のマイページ、またはAndroid™の場合は、以下の手順で確認できます。

1.「設定」アプリをタップする

2.「ネットワークとインターネット」をタップする

3.「モバイルデータ」をタップする

4.使用済みのデータ利用量を確認する

また、不要なオプションサービスに加入していないか確認しましょう。

たとえば、視聴頻度の低い動画・音楽のサブスクや、OS標準と無料アプリで代替できるウイルス対策オプションなどを見直して、不要と判断したものを解約すると、節約につながります。

携帯電話会社を乗り換える

携帯電話会社によって、データ利用量ごとに料金が決まっているプランや、使ったデータ利用量に応じて料金が変動するプランなど、さまざまな料金プランがあります。

契約中の携帯電話会社のマイページから毎月のデータ利用量を確認し、契約中の料金プランが自分の利用状況にあっていない場合は、ほかの携帯電話会社への乗り換えを検討しましょう。

まずは携帯電話会社のマイページから、毎月のデータ利用量に差があるか、どれだけデータ容量を余らせているのかなどを確認してください。

毎月のデータ利用量が一定であれば、定額制のプランを選ぶと無駄がありません。データ容量を余らせている場合は、データ利用量にあう料金プランに乗り換えると毎月の料金を節約できます。

一方で、月によってデータ利用量が変わる場合は、利用量に応じて料金が変動するプランを検討するとよいでしょう。

インターネット回線を変更する

現在、光回線やホームルーターを契約していて、毎月のインターネット代が平均額を上回っている場合は、他社のインターネット回線への乗り換えがおすすめです。

たとえば、モバイルルーターは光回線やホームルーターよりも月額料金が安く設定されている傾向があり、インターネット代も節約しやすいです。

そのため、外出先でも利用できるモバイルルーターに乗り換えると、スマホのデータ利用量を抑えられる場合があります。

ただし、モバイルルーターは光回線やホームルーターと比べて通信の安定性や速度が劣る傾向があります。

自宅でオンラインゲームをするなど、高速かつ低遅延の通信を求める人には不向きなため、インターネットの閲覧など軽い用途がメインの人に適しています。

家族割引やセット割を利用する

携帯電話会社によっては、家族で同じスマホ回線を契約していると、家族割引が適用される場合があります。同一回線の契約だけで、毎月のスマホ代に割引が適用されるため、通信費の節約に効果的です。

また、スマホとインターネット回線をセットで契約すると、月額料金が割引されるセット割を利用できることもあります。

家族割引が利用できない場合は、セット割が利用できるスマホとインターネット回線に乗り換えるのもよいでしょう。

一人暮らしの通信費に関するよくある質問と回答

一人暮らしの通信費に関する、よくある質問とその回答を紹介します。

一人暮らしの生活費の平均と通信費が占める割合は？

政府統計の総合窓口「家計調査 家計収支編 単身世帯」によると、2025年1～3月期の一人暮らしの生活費の月額平均は、168,292円です。

また前述のとおり、政府統計の「家計消費状況調査」によると、2025年1月～3月期における一人暮らしの通信費の月額平均は9,080円です。そのため、通信費は生活費の約5%を占めているといえるでしょう。

なお、端末代は、端末を購入しなかった世帯（支出0円）も平均に含めて算出されるため、一般的な端末代金より低く見える点に注意してください。

※出典：家計消費状況調査 平成29年改定（2015年1月～） 単身世帯

一人暮らしにインターネット回線は必要？

インターネットを頻繁に利用する場合は、インターネット回線があるとより快適に利用できます。

特に、動画視聴やオンラインゲーム、Web会議を伴うテレワークなどでは通信速度や安定性が求められるため、Wi-Fi環境を整えることでストレスなく作業を進められるでしょう。

一人暮らしの通信費の平均を把握して、上回っていたら抑えよう！

2025年1月～3月の一人暮らしの通信費の月額平均は、9,080円です。

通信費にはスマホ代だけでなく、インターネット代も含まれるため、両方の合計金額を平均額と比較しましょう。

自分の通信費が平均額を上回っている場合は、スマホの料金プランの見直しや不要なオプションの解約などを検討して、通信費を節約するとよいでしょう。

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