LINEは電話番号なしで利用できる?機能制限やリスクなどを解説!

LINEは電話番号なしで利用できる?機能制限やリスクなどを解説!
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2025.11.17

LINEは電話番号なしでも利用できるのか疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。

結論として、アカウント作成時は電話番号の登録が必要ですが、その後は電話番号が登録されていない機器でも利用できます。
今回は、電話番号なしの機器でLINEを利用する方法や、LINEを利用する際の機能制限、リスクなどを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次

電話番号なしではLINEのアカウントを作成・登録できない

過去には電話番号なしで、GmailなどのメールアドレスやFacebookアカウントを用いてLINEアカウントを作成できた時期がありました。

しかし、2025年8月下旬時点では、日本国内から電話番号なしでLINEアカウントを新規に作成することは不可能です。アカウントを作成するためには、電話番号を登録し、SMSまたは音声で届いた認証番号を入力しなければなりません。

すでにアカウントを作成してLINEを利用している人がサブアカウント(サブ垢)を作成したい場合は、別の電話番号・機器を用意する必要があります。

IP電話の電話番号や仮想電話番号でLINEのアカウント作成は可能?

LINEの公式Webサイトによると、050で始まるIP電話の電話番号や仮想電話番号ではLINEアカウントを作成できません。LINEのアカウントを作成する際は、携帯電話会社が提供する、SMSの受信または音声通話が可能な電話番号を登録する必要があります。

IP電話とは、インターネットで利用されるIP(Internet Protocol)という通信規約による電話サービスです。また、仮想電話番号とは、SIMの発行や電話回線の契約を伴わず、インターネット上で一時的に発行される電話番号です。

「どうしても電話番号なしで友人と通話したい」という場合は、Google PlayやApp Storeで、LINEのように音声通話が可能なアプリを探しましょう。

電話番号なしの機器でLINEを利用する方法

スマホなどで電話番号を登録してLINEアカウントを作成すれば、その後は電話番号なしの機器(タブレットやパソコンなど)でも同じアカウントでログインして利用できます。ただし、利用できる機能には一部制限があります。

また、SMSを利用できる格安SIM・データSIMを契約してタブレットなどの機器に差し込み、認証番号を取得することも選択肢のひとつです。

なお、電話番号なしのタブレットやパソコンはモバイル回線を利用できないため、LINEを使うにはWi-Fi環境が必要です。外出先などWi-Fiがない場所では利用できない点に注意しましょう。

複数の機器でLINEアカウントを運用する際の手順・ポイント

各機器について、メイン機器(LINEアカウントを作成する機器)およびサブ機器として利用できるかどうかを、以下の表で確認してみましょう(2025年9月時点)。

機器・製品の種類

メイン機器として利用できるか

サブ機器として利用できるか

スマホ

Android™

iPhone

不可

タブレット
(AndroidおよびiPad)


(SMSを受信できるタブレットの場合)

パソコン
(WindowsおよびmacOS)

不可

iPhoneはメイン機器としてのみ利用可能で、サブ機器としては利用できません。また、パソコンはメイン機器としては利用できず、サブ機器としてのみ利用可能です。

ここからは、電話番号なしの「タブレット」をサブ機器として利用し、QRコードを使って「LINE」アプリにログインする手順を説明します。

まずは、以下の手順でメイン機器に認証番号を入力しましょう。

1.サブ機器で「LINE」アプリを起動する

2.メイン機器で「LINE」アプリを起動し、サブ機器の「LINE」アプリに表示された認証番号を入力する

3.ログインしようとしている機器が正しいことを確認し、チェックを入れる

4.「本人確認」をタップする

上記操作が完了したら、サブ機器でログインできます。以下では、Androidタブレットの場合の手順を紹介します。

1.サブ機器の「LINE」アプリを起動して「ログイン」をタップし、「サブ端末」>「OK」をタップする

2.メイン機器でQRコードリーダーを起動し、サブ機器の「LINE」アプリに表示されているQRコードを読み取る

3.メイン機器の「LINE」アプリで、「ログイン」>「確認」の順にタップする

iPadの場合は、以下の手順で操作しましょう。

1.サブ機器の「LINE」アプリを起動し、「その他のログイン方法」をタップする

2.メイン機器でQRコードリーダーを起動し、サブ機器の「LINE」アプリに表示されているQRコードを読み取る

3.メイン機器の「LINE」アプリで、「ログイン」>「確認」の順にタップする

詳細は、LINE公式WebサイトのLINEヘルプセンターをご確認ください。

サブ機器利用時のLINEバックアップ・引き継ぎ方法

SMSを受信できる機器を持っておらず、過去に固定電話で認証(現在は不可)した場合は、バックアップやアカウントの引き継ぎができません。

データ消失を防ぐためには、スマホなどでアカウントを作成し、利用開始後は定期的にバックアップを行う必要があります。サブ機器ではバックアップができないため、メイン機器で実施してください。

Androidのスマホをメインで利用している場合は、Google ドライブを利用してトーク履歴のバックアップができます。以下は、自動バックアップの設定方法です。

1.「LINE」アプリの「ホーム」から「設定」に進み、「トークのバックアップ・復元」をタップする

2.初回は、「今すぐバックアップ」をタップしてPINコードを入力すると、バックアップが実施される

3.Google アカウントをタップして、「バックアップ頻度」をタップし、自動でバックアップする頻度をタップすると設定が完了する

iPhoneをメインで利用している場合は、iCloudを利用してトーク履歴のバックアップが可能です。以下に、自動バックアップの設定方法を示します。

1.「LINE」アプリの「ホーム」から「設定」に進み、「トークのバックアップ」をタップする

2.初回は、「今すぐバックアップ」をタップしてPINコードを入力すると、バックアップが実施される

3.「バックアップ頻度」をタップし、自動でバックアップする頻度をタップすると設定が完了する

新しい機器を購入した場合は、LINEアカウントの引き継ぎをメイン機器で実施してください。引き継ぎをするためには、事前に古い機器でバックアップを作成する必要があります。

以下は、古い機器を保有している人が、LINEの有料サービス「LYPプレミアム」の会員向けに提供されている「プレミアムバックアップ」を利用して引き継ぎをする手順です。

1.新しい機器で「LINE」アプリを起動>「ログイン」をタップする

2.新しい機器で「QRコードでログイン」をタップ>「QRコードをスキャン」をタップする

3.古い機器で「LINE」アプリを起動>「設定」>「かんたん引き継ぎQRコード」の順にタップして、QRコードを表示させる

4.新しい機器でQRコードを読み取ると、古い機器で「新しい端末でこのQRコードをスキャンしましたか?」と表示される

5.古い機器で、「はい、スキャンしました」をチェックして「次へ」をタップ>ロック画面解除に用いている方法(顔認証など)で本人確認を実施する

6.新しい機器で「ログイン」をタップ>「トーク履歴を復元」>「次へ」の順にタップして、表示される内容を確認しながら操作する

7.引き継ぎが完了すると、「LINE」アプリのホーム画面が表示される

引き継ぎの作業が進行・完了せず、お困りの場合はLINE公式WebサイトのLINEヘルプセンターをご確認ください。

電話番号なしでLINEを利用する場合の機能制限・リスク

電話番号なしのサブ機器(タブレットやパソコンなど)では、トーク履歴のバックアップができません。そのため、メイン機器で定期的にバックアップを実施していないと、重要なデータが消失する可能性があります。

また、サブ機器ではアカウントの引き継ぎも実施できないため、メイン機器を処分する前に新しい機器で引き継ぎを実施しておきましょう。

年齢確認が完了していないと利用できない機能がある

LINEは未成年者をトラブルから守るため、各携帯電話会社と連携して年齢確認を行っています。年齢確認が完了していない場合、友だち追加の際に「ID検索」や「電話番号検索」を利用できません。

アカウントの作成時にスマホの電話番号を登録すれば、原則として、電話番号に紐付いた情報をもとに年齢確認が行われます。

ただし、一部のMVNO(格安SIM事業者)では、年齢確認に対応していない場合があります。

子どもが電話番号なしのタブレットなどで安全にLINEを利用する方法

インターネット上には、青少年に悪影響がある情報や不適切なコンテンツも存在します。そのため、「子どもにスマホを持たせたくない」「保護者の管理下で利用させたい」という保護者もいるのではないでしょうか。

電話番号が登録されていない機器では、電話番号認証が必要なサービス(一部のSNSや金融系アプリの本人確認など)に登録できません。そのため、子どもが不用意にサービスへ加入するリスクを減らせます。

また、電話番号なしのタブレットなどを用意し、見守りアプリやフィルタリングサービスを活用することで、より安全にインターネットを利用させることができるでしょう。

電話番号なしのタブレットなどでもLINEは利用できる

事前にスマホなどで電話番号を登録してアカウントを作成すれば、電話番号なしのタブレットなどからもLINEを利用できます。

ただし、電話番号なしの機器ではWi-Fi®環境がないとLINEを利用できないため、不便に感じる場面があるかもしれません。

たとえば、外出先や移動中などWi-Fiがない場所では、メッセージの送受信や通話ができないことがあります。また、公衆Wi-Fiは接続が不安定なことがあり、不正アクセスのリスクがあるため、セキュリティ面で注意が必要です。

そのため、おトクに始められる料金プランを活用して、データ通信環境を整えるのもおすすめです。

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