アプリ内課金とは?課金の種類やメリット・デメリットをわかりやすく紹介

新しいアプリをインストールする際、「アプリ内課金」などの表示を見つけて、このアプリは有料なのか、と気になった人もいるかもしれません。
一部有料機能や有料コンテンツがあるアプリには、App StoreやGoogle Playのアプリページに課金に関する表示があります。今回は、アプリ内課金の概要や方法、アプリ外課金との違いを紹介します。
アプリ内課金とは
アプリ内課金とは、アプリの中で機能やコンテンツ、サービスなどを購入することです。
無料でインストールできるアプリでも、機能のアップデートや追加アイテムの購入などに課金が必要なことがあります。たとえば、LINEアプリで有料スタンプなどに使えるコインを購入するのは、アプリ内課金にあたります。
課金のあるアプリの場合、App StoreやGoogle Playのインストール画面で「アプリ内課金」「アプリ内課金あり」といった表示があります。
App Storeの場合は「アプリ内課金」と表示されます。

Google Playの場合は「アプリ内課金あり」と表示されます。

アプリ内課金の方法
アプリ内課金では、App StoreやGoogle Playといった各アプリストア上の決済システムを利用して料金を支払います。
App StoreとGoogle Playでのアプリ内課金の方法をそれぞれ見ていきましょう。
App Storeのアプリで課金する場合|iPhone
App Storeの各アプリ内では、課金する際に以下のような決済画面が開きます。画面の案内に従って決済を実行しましょう。Apple Payの登録がある場合は、サイドボタン(またはホームボタン)のダブルクリックで決済が可能です。

iPhoneではApple Accountの支払い方法を追加することで、App StoreやiCloud+、Apple Musicで追加した支払い方法が利用できます。
Apple Accountの支払い方法を追加する手順は、次のとおりです。
1.「設定」アプリ>「自分の名前」>「お支払いと配送先」>「お支払い方法を追加」をタップする

2.お支払い方法の情報を入力して「完了」をタップする

Apple Accountでは、以下の支払い方法が利用できます。
・Apple Pay
・対象のクレジットカードとデビットカード
・Apple Account
・PayPay
・キャリア決済(NTTドコモ、au、ソフトバンク)
Google Playのアプリで課金する場合|Android™
Google Playの各アプリでは、課金する際に以下のような決済画面が開きます。画面の案内に従って決済を実行しましょう。

課金のための支払い方法は、Google Playアプリから以下の手順で追加できます。
1.Google Playアプリを開く
2.プロフィールアイコン>「お支払いと定期購入」>「お支払い方法」の順にタップする

3.追加するお支払い方法を一覧から選択する(画像はクレジットカードを追加する場合)

4.画面の案内に従って支払い方法を追加する
Google Playでは、以下の支払い方法が利用できます。
・クレジットカードまたはデビットカード
・楽天Edy
・メルペイ
・キャリア決済
・Google Playの残高とGoogle Playギフトカード
・PayPal
・現金(コンビニエンスストアでチャージ)
・PayPay
アプリ内課金の種類
アプリ内課金の方式は、大きく次の3つに分類できます。
・サブスクリプション型
・非消費型
・消費型
アプリ内課金の種類について、以下で詳しく見ていきましょう。
サブスクリプション型
サブスクリプション型は、一定期間ごとに料金を支払い、その期間中に対象のコンテンツやサービスを利用できる課金方式です。多くの場合、契約は自動更新されるため、サービスの利用を終了するにはユーザー自身が解約手続きを行う必要があります。
サブスクリプション型の一例としては、以下が挙げられます。
・動画配信サービスの有料プランの利用
・音楽の聴き放題サービスや雑誌の読み放題サービスの利用
・クラウドストレージの追加容量の購入
自動更新されるサブスクリプションの期間は1カ月が主流ですが、たとえばApp Storeでは、サービスごとに1週間、1カ月、2カ月、3カ月、6カ月、1年といった期間が設定されています。これらはサービス提供側があらかじめ選んで設定したものです。
非消費型
非消費型は、一度購入すれば永続的に利用できるタイプの課金方式です。非消費型の一例としては、以下が挙げられます。
・機能のアップグレード(広告の削除、便利な機能の追加など)
・ゲームの完全版へのアップグレード(無料版から有料版に切り替えるなど)
たとえば、広告削除のオプションは、買い切りで一度購入すれば、その後ずっと使えるアプリも多いです。また、ゲームアプリでは、買い切りでステージやシナリオが追加されて、何度でもプレイできるようになるものもあります。
非消費型のコンテンツや機能がアカウントに紐づく場合、同じアカウントであれば機種変更した後も引き続き利用が可能です。また、同じアカウントにログインしているほかの端末にも、コンテンツなどを共有できます。
消費型
消費型は、購入したものが消費されるタイプの課金方式です。消費型の一例としては、以下が挙げられます。
・ゲーム内のコインの購入
・ゲーム内のライフの購入
・追加機能の利用で消費されるクレジットの購入
ゲーム内のコインや追加ライフなど、使い切る性質のものに対してお金を支払うことになります。使い切ればなくなるため、必要なときには繰り返し課金が必要です。
消費型で購入したものは、ほかの端末では使えないことや、機種変更後には残らないこともあります。
アプリ内課金とアプリ外課金の違い
アプリに関わる課金としては、アプリ内課金のほかに「アプリ外課金」もあります。アプリ外課金とは、アプリ外のWebページに遷移して機能やコンテンツなどを購入することです。
たとえば、以下のような課金は、アプリ外課金に該当します。
・電子書籍をWebサイト上で購入する
・動画配信サービスのサブスクリプションをWebサイト上で契約する
アプリ外課金の場合、アプリを提供する事業者側は、AppleやGoogleに手数料を支払う必要がありません。消費者側はアプリ内課金と比べて支払いの手間が増えますが、手数料がない分、より安くサービスを利用できる可能性があります。
アプリ外課金についてAppleの規制が緩和された
アプリ外課金についてAppleの規制が2022年に一部緩和されました。
アプリ内から外部課金ページへの誘導は従来から原則禁止されていますが、2022年に、リーダーアプリに限りアカウント管理用の外部リンク設置が許可されています。
リーダーアプリとは、雑誌・新聞・書籍・音楽・映像などを購入済みコンテンツやサブスクとして閲覧・視聴できるアプリのことです。以前に比べて課金がしやすくなり、リーダーアプリの使い勝手が高まっています。
消費者側|アプリ内課金のメリット・デメリット

消費者側としてのアプリ内課金のメリット・デメリットを、以下で見ていきましょう。
アプリ内課金のメリット
アプリ内課金のメリットは、以下が挙げられます。
・アプリ内で決済が完結して手間が少ない
・App StoreやGoogle Play内の決済手段でそのまま支払いができる(新たに登録が不要)
・プラットフォームが仲介することで安心感がある
アプリ内課金なら、App StoreやGoogle Playで提供されている決済システムを利用して、アプリ内で決済が可能です。一度クレジットカード情報など支払い方法を登録しておけば、繰り返し入力する手間が発生しません。
また、App StoreやGoogle Playといった信頼感のあるプラットフォームを介して決済する点では安心感もあります。トラブルの際には、AppleやGoogleに報告してサポートを受けられる場合もあります。
アプリ内課金のデメリット
アプリ内課金のデメリットは、以下が挙げられます。
・App StoreやGoogle Playで提供されている支払い手段に限られる
・料金に手数料が上乗せされることがある
支払い手段はApp StoreやGoogle Playで用意されているものに限られます。App Storeでは一部のクレジットカード・デビットカード、Google Playの場合は仮想クレジットカードや銀行振込みなど、利用できない支払い方法もあります。
また、アプリ内課金では、事業者側がAppleやGoogleに手数料を支払う仕組みのため、その影響でアプリ外課金より料金が高くなるケースがあります。
消費者側|アプリ外課金のメリット・デメリット
アプリ外課金についても、消費者側からのメリット・デメリットを紹介します。
アプリ外課金のメリット
アプリ外課金のメリットは、以下が挙げられます。
・決済手段の選択肢が増えることがある
・手数料分の料金を抑えられる可能性がある
アプリ外課金は、事業者が独自に導入した決済システムを利用しています。App StoreやGoogle Playにはない支払い手段に対応していることもあるため、消費者側としては幅広い決済手段が利用できる可能性があります。
また、アプリ外課金では、事業者側がAppleまたはGoogleに手数料を支払う必要がなく、手数料分だけ割安でサービスが受けられることがあります。
アプリ外課金のデメリット
アプリ外課金のデメリットは、以下が挙げられます。
・外部サイトへ移動して支払う必要がある
・入力項目や認証作業が増える可能性がある
アプリ外課金では、支払いのために外部サイトへの移動が必要です。また、はじめて利用するサービスなどでは、移動先で支払い方法を登録する手間もあります。
そのほか、App StoreやGoogle Playであれば生体認証で済んでいた認証プロセスも、アプリ外課金では二段階認証など別の認証が必要になり、手間がかかることがあります。
事業者側|アプリ内課金のメリット・デメリットは?
アプリの課金方法は、消費者だけでなく、アプリを提供する事業者にとっても重要な仕組みです。ここでは、事業者側にとってのアプリ内課金の特徴を見てみましょう。サービスの仕組みを知ることで、料金設定や機能提供の背景を理解しやすくなります。
事業者側から見たアプリ内課金のメリットとしては、以下が挙げられます。
・App StoreやGoogle Playの決済システムを利用でき、自前で整備する必要がない
・離脱が少なく課金率が高まりやすい
アプリ内課金では、App StoreやGoogle Playの決済システムをそのまま利用でき、事業者側が自前で決済システムを整備するコストがかかりません。
また、アプリ内で支払いが完結するため、支払い時の手間を理由に消費者が購入を諦めるリスクを減らせます。
一方で、事業者側から見たアプリ内課金のデメリットとしては、以下が挙げられます。
・AppleやGoogleに手数料を支払う必要がある
・料金設定は完全に自由ではない
アプリ内課金は、AppleやGoogleへの手数料の支払いがある分、事業者側の利益が少なくなります。また、料金設定はApp StoreやGoogle Playの仕組みの中で行うため、完全に自由に金額を設定できるわけではありません。
事業者側|アプリ外課金のメリット・デメリットは?
アプリストアを介さないアプリ外課金は、事業者側にとって手数料や料金設定の自由度などに特徴があります。
事業者側から見たアプリ外課金の主なメリットは、以下のとおりです。
・AppleやGoogleに手数料を支払わなくてよい
・料金を自由に設定できる
アプリ外課金であれば、事業者側がAppleやGoogleへ手数料を支払う必要がないため、1回の購入で得られる利益が増えるという利点があります。また、料金を自由に設定できるため、サービス内容やターゲット層に応じた柔軟な設計が可能です。
一方で、次のようなデメリットもあります。
・決済システムを自社で用意する必要がある
・支払いの際に離脱される可能性が高まる
事業者は自社で決済システムを用意する必要があるため、初期導入や運用にコストがかかります。また、アプリ外での支払いは手間がかかるため、消費者が途中で離脱してしまうリスクがあります。
事業者側にとっては、メリットとデメリットを理解し、自社サービスに適した仕組みかどうか見極めることが重要です。
アプリ内課金の仕組みを知って楽しみ方の幅を広げよう
アプリ内課金は、アプリの中で機能・コンテンツ・サービスなどを購入することです。サブスクリプション型、非消費型、消費型などの課金方式の種類があります。
アプリ内課金は、手間なく支払いができ、決済システムにも安心感があることがメリットです。一方で、手数料が料金に反映される可能性があるなどのデメリットもあります。
ぜひアプリ内課金の仕組みやメリット・デメリットを理解して、便利に活用していきましょう。また、データ利用量を気にせずアプリを楽しむなら、データ容量に余裕のある料金プランへの乗り換えもおすすめです。
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