インスタ(Instagram)の乗っ取りを確認する方法は?手口や対処法なども解説

インスタ(Instagram)の乗っ取りを確認する方法は?手口や対処法なども解説
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2026.05.25

さまざまなネットサービスと同様に、インスタ(Instagram)のアカウントは第三者に乗っ取られる可能性があります。

アカウントにログインできなくなったり、個人情報を盗まれたりするおそれがあるため、手口や対処法などを理解することが重要です。
今回は、インスタのアカウントが乗っ取られる手口や目的、確認方法、予防法・対処法などを解説します。

目次

インスタ(Instagram)のアカウントが乗っ取られる主な手口

インスタのアカウントの乗っ取りとは、正規のアクセス権限を持たない第三者が、Instagramのシステムに不正にログインし、アカウントを勝手に操作できる状態を指します。

パスワードの流出やフィッシングなど原因はさまざまですが、一度乗っ取られるとパスワードや登録情報を変更され、本来の持ち主でもアカウントを取り戻しにくくなるケースがあります。

また、状況によっては、フォロワーにまで被害が広がるケースもあるため、自分だけの問題と考えず、アカウントを適切に管理しましょう。

被害を防ぐためには、まず攻撃者がどのような方法でアカウントを狙うのかを知っておく必要があります。

代表的な乗っ取りの手口としては、以下の3つが挙げられます。

・フィッシング
・流出したパスワードの悪用
・パスワードリセットの悪用

それぞれの手口について、順番に解説していきます。

フィッシング

フィッシングとは、インスタの運営や知人を装ったDM(ダイレクトメッセージ)あるいはメールを送り、偽のログイン画面へ誘導してIDやパスワードを入力させる手口です。

「アカウントが停止される予定です」「不審なログインが検出されました」「本人確認が必要です」といった緊急性の高い文面で不安を煽り、本文中のリンクをタップさせようとする点が特徴といえます。

リンク先のページは本物のインスタのログイン画面に酷似しているため、見た目だけで偽物かどうかを見抜くのは困難です。

また、最近では友人のアカウントを装い「オンラインコンテストに投票してほしい」といったDMを送る手口や、インスタの運営を装い「アンバサダーに選出されました」などと称して不審なリンクへ誘導するDMを送る手口もあります。

こうしたメッセージを受け取った場合は、リンクをタップせず、インスタの公式アプリから直接ログインして、運営からの正規の通知が届いているか通知内容を確認することが大切です。

流出したパスワードの悪用

別のWebサービスやアプリで使っているIDとパスワードをインスタでも使い回している場合、どこかひとつのサービスで情報が流出すると、組み合わせを使ってインスタに不正ログインされるおそれがあります。

「アカウントリスト攻撃」と呼ばれ、流出したID・パスワードのリストを機械的に試す手口で、複数のサービスを芋づる式に突破しようとするものです。

さらに、「123456」や「password」、誕生日を含む文字列など推測されやすいパスワードを設定していると、考えられるパターンを次々に試す「総当たり攻撃(ブルートフォース攻撃)」によって突破されるリスクも高まります。

被害を防ぐには、長く複雑なパスワードを設定し、別のサービスとの使い回しを避けることが基本的な対策になります。

パスワードについて詳しくは、こちらをご確認ください。

パスワードリセットの悪用

インスタには、登録済みの電話番号やメールアドレスを使ってパスワードをリセットできる機能があります。

ただし、この仕組みを悪用し、知人や運営になりすましたDMで電話番号を聞き出したうえで、パスワードリセットを申請する手口があるため、注意が必要です※。

リセット申請を行うと、本人のスマホにSMSで認証コードが届く仕組みになっており、攻撃者は「届いたコードを教えてほしい」と続けてメッセージを送ってきます。

この認証コードを伝えると、第三者にアカウントへログインされるおそれがあるため、教えないようにしましょう。もしもこの認証コードを教えてしまうと、攻撃者がパスワードを自由に変更でき、アカウントの持ち主はログインできなくなるおそれがあります。

加えて、登録している電話番号やメールアドレスまで変更されると、本人確認の手段が失われ、アカウントの回復が極めて困難になる可能性があります。

※出典:鹿児島県警察「Instagramの乗っ取り」

インスタ(Instagram)のアカウントを乗っ取る人の目的

インスタのアカウントが狙われる背景には、攻撃者の明確な目的が存在します。乗っ取られたアカウントは、本人の信用やフォロワーとのつながりを悪用するための「道具」として利用されるケースがほとんどです。

主な目的としては、以下の3つが挙げられます。

・なりすまして金銭を騙し取る
・個人情報を悪用する
・迷惑行為や嫌がらせを行う

それぞれ順番に解説します。

なりすまして金銭を騙し取る

乗っ取られたアカウントで最も多く見られる悪用のひとつが、本人になりすましてフォロワーや知人にDMを送り、金銭を騙し取ろうとする手口です。

アカウントの持ち主が発信しているように見えるため、受け取った側は疑いを持ちにくく、被害につながりやすい傾向にあります。

具体的には、「急ぎでお金が必要」「プレゼント企画に当選した」「投資で利益が出る」など、さまざまな名目で送金や個人情報の提供を求めてきます。

特に企業アカウントやフォロワー数の多いアカウントが乗っ取られた場合、影響範囲が広がりやすく、多くの人が同時に被害に遭うリスクも高まります。

こうしたDMが届いた場合は、たとえ知人からのメッセージに見えてもすぐに応じず、電話やほかのSNSなど別の連絡手段で本人に確認しましょう。

また、自分のアカウントが乗っ取られた場合は、自身やフォロワー・知人への被害拡大を防ぐため、インスタ以外の連絡手段で注意喚起を行うとともに、パスワードの変更、二段階認証の設定、ログインアクティビティの確認などを速やかに行うことが重要です。

詳しい対応は、後述する「インスタ(Instagram)のアカウントを乗っ取られた場合の対処法」を参照し、状況に応じて対処を進めましょう。

個人情報を悪用する

インスタのアカウントには、メールアドレスや電話番号といった個人情報が登録されています。攻撃者はアカウントを乗っ取ることで、これらの情報を直接取得できる状態になります。

抜き取られた個人情報は、インスタ以外のサービスへの不正ログインに利用されたり、ダークウェブ(通常の検索エンジンではアクセスできない匿名性の高いネットワーク)などで第三者に売買されたりする可能性があります。

さらに、取得した情報をもとに架空請求や詐欺サイトへの誘導が行われることもあり、被害がインスタの範囲にとどまらない点には注意が必要です。

ひとつのアカウントから芋づる式に別のサービスまで被害が広がる可能性があるため、インスタに登録する個人情報は必要最小限にとどめておくことが、リスク軽減につながります。

迷惑行為や嫌がらせを行う

金銭目的や個人情報の取得以外にも、乗っ取られたアカウントを使って迷惑行為や嫌がらせを行うケースがあります。

たとえば、フォロワーに対して出会い系サイトへの誘導リンクを送りつけたり、無関係な商品やサービスの宣伝を投稿したり、スパムDMを大量に送信したりといった行為です。

迷惑行為は、本人が発信しているように見えるため、アカウントの持ち主の社会的信用やフォロワーとの信頼関係を大きく損なう結果につながります。

また、乗っ取られたアカウントがスパムの発信元として通報されると、アカウント自体が凍結や削除の対象となるおそれもあります。

被害に気付かないまま放置すると影響が拡大しやすいため、日頃から自分のアカウントの投稿やDM送信履歴を確認しておくことが大切です。

インスタ(Instagram)のアカウントを乗っ取られたら、どうなる?

インスタのアカウントが乗っ取られると起こり得る主なトラブルは、以下の3つです。

・ログインできなくなる
・プロフィールや投稿が改ざん・削除される
・フォロワーに「なりすましDM」や詐欺メッセージが送られる

それぞれ順番に解説します。

ログインできなくなる

アカウントを乗っ取った攻撃者は、まずパスワードを変更することが多いです。

そのため、パスワードが変更されると、すべての端末で強制的にログアウトされ、アカウントの持ち主であってもログインできない状態に陥ります。

さらに、登録済みの電話番号やメールアドレスまで変更されてしまうと、パスワードリセットに必要な本人確認の手段が失われてしまいます。

電話番号やメールアドレスを変更されると、インスタのアカウントを自力で取り戻すことは困難です。

復旧にはインスタのヘルプセンターを通じた手続きが必要になりますが、対応には時間がかかる場合もあるため、アカウントがさらに悪用されるリスクもあります。

プロフィールや投稿が改ざん・削除される

乗っ取られたアカウントでは、プロフィール情報が勝手に書き換えられることがあります。

たとえば、自己紹介文の変更やプロフィール欄のリンクを詐欺サイトのURLに差し替えるといった手口が典型的です。

フォロワーがプロフィールページを訪れた際に不正なサイトへ誘導される仕組みが作られるため、本人が気付かないうちに被害が広がる可能性があります。

また、攻撃者が無関係な宣伝や不適切な内容を勝手に投稿するケースもあります。

さらに深刻なのは、過去に投稿した写真や動画を削除されたり、アカウント自体を消去されたりするおそれがある点です。

長年にわたって蓄積してきたコンテンツが一瞬で失われることもあるため、日頃から大切な投稿データをバックアップしておくことも対策のひとつといえます。

フォロワーに「なりすましDM」や詐欺メッセージが送られる

乗っ取られたアカウントは、フォロワーや知人への二次被害を広げるための踏み台として悪用されやすい傾向があります。

攻撃者は本人を装ってDMを送り、フィッシングサイトのリンクをタップさせたり、電話番号やSMS認証コードを聞き出そうとしたりします。

受け取る側からすれば、普段からつながりのある相手からのメッセージに見えるため、警戒心が薄れやすく、被害の連鎖が起こりやすい構造になっています。

特に、アカウントの持ち主がログインできない状態に陥っている場合は、インスタ上でフォロワーへ注意喚起を行うこと自体が難しくなります。

結果、被害の拡大に気付くまでに時間がかかり、多くのフォロワーが巻き込まれてしまうリスクが高まります。

インスタ(Instagram)のアカウントが乗っ取られていないか確認する方法

インスタで不審な点を感じた場合は、以下の方法でアカウントが乗っ取られていないか確認してみましょう。

ログインアクティビティを確認する
「パスワード再設定」や「セキュリティコード」の通知が届いていないか確認する
登録情報が勝手に変更されていないか確認する
送信した覚えのない投稿やDMがないか確認する

それぞれ順番に解説します。

なお、画面表示や項目名、操作手順は、利用している製品やOS・アプリのバージョンによって異なる場合があります。今回は一例として、iPhone 16の画面をもとに紹介します。

ログインアクティビティを確認する

ログインアクティビティとは、アカウントにログインした端末の種類や場所、日時の履歴を一覧で確認できる機能です。不正ログインの有無を把握する際に、最も基本的な確認方法といえます。

スマホアプリでの確認手順は以下のとおりです。

1.「Instagram」アプリを開く

2.プロフィールアイコンをタップする

3.画面右上の「メニュー(三本線)」をタップする

4.「アカウントセンター」をタップする

5.「パスワードとセキュリティ」をタップする

6.「ログインの場所」をタップする

7.確認したいアカウントをタップする

「ログインの場所」の画面では、現在ログインしているスマホや、過去にログインしたことのある端末が表示されます。

履歴の中に、見覚えのない地域や端末、利用した記憶のない日時がある場合は、第三者による不正ログインの可能性が高いといえます。

ただし、利用しているWi-Fi®や通信回線の仕組みによって、実際の所在地とは異なる場所が表示されるケースがあるため、端末の種類やログイン日時も併せて総合的に判断することが大切です。

不審な履歴を見つけた場合は、該当の端末を選択してログアウトし、速やかにパスワードを変更しましょう。

「パスワード再設定」や「セキュリティコード」の通知が届いていないか確認する

インスタに登録しているメールアドレスや電話番号に、身に覚えのないパスワードリセットメールやSMS認証コードが届いていないかを確認しましょう。

自分でリセット操作をしていないにもかかわらず、パスワードリセットやSMS認証コードが届いている場合、第三者がパスワードの再設定やログインを試みている可能性があります。

なお、インスタの正規メールは「@mail.instagram.com」や「@support.instagram.com」などのドメインから送信されます。正規のドメイン以外から届いたメールは、フィッシング目的での偽メールのおそれがあるため注意が必要です。

登録情報が勝手に変更されていないか確認する

すでにアカウントが乗っ取られている場合、登録済みのメールアドレスや電話番号が攻撃者によって書き換えられていることがあります。

登録情報が変更されると、パスワードリセットや本人確認ができなくなり、アカウントの回復が一層困難になるため、早めの確認が欠かせません。インスタに登録している個人情報は、以下の手順で確認できます。

1.「Instagram」アプリを開く
2.プロフィールアイコンをタップする
3.画面右上の「メニュー(三本線)」をタップする
4.「アカウントセンター」をタップする
5.「プロフィールと個人の情報」をタップする

6.「連絡先情報」に表示されているメールアドレスや電話番号を確認する

「連絡先情報」に表示されている情報が自分の登録したものと異なっていたり、見覚えのないメールアドレスや電話番号が追加されていたりする場合は、すでに不正アクセスを受けている可能性が高い状態です。

速やかにパスワードの変更と二段階認証の設定を行いましょう。

送信した覚えのない投稿やDMがないか確認する

アカウントが乗っ取られると、本人になりすまして投稿やDMが送信され、被害が拡大するおそれがあります。

少しでも乗っ取りの疑いがある場合は、自分のフィード投稿やストーリーズに身に覚えのないコンテンツがないか確認しましょう。

併せて、DMの送信履歴も見て、自分が送った覚えのないメッセージがフォロワーや知人に届いていないか確かめることが重要です。

特に、フィッシングサイトへのリンクや認証コードの送信を求めるような内容が含まれていた場合は、乗っ取りによる二次被害がすでに始まっている可能性があります。

また、プロフィールの自己紹介文やリンクが書き換えられていたり、過去の投稿が削除されていたりするケースも想定されるため、プロフィール画面全体を注意深く確認してください。

異変に気付いた場合は、速やかにパスワードを変更し、フォロワーへの注意喚起を行うことが大切です。

インスタ(Instagram)のアカウントの乗っ取りを防ぐ方法

インスタのアカウントの乗っ取りを防ぐためには、事後の対処よりも事前の予防が重要です。日頃からセキュリティ対策を意識しておくことで、被害に遭うリスクを大幅に下げられます。

インスタのアカウントを守るために実践したい主な方法は、以下の6つです。

・二段階認証を有効にする
・強固なパスワードを設定し、使い回さない
・定期的にパスワードの変更を行う
・不審なDMやリンクはタップしない
・ログインアクティビティを定期的に確認する
・他アプリや外部サービスとの連携を控える

それぞれ順番に解説します。

二段階認証を有効にする

二段階認証とは、通常のパスワードに加えて、もう一段階の本人確認を行うセキュリティ機能です。

設定しておくと、インスタが普段と異なる端末やブラウザからのログインを検知した際に、6桁の認証コードの入力が求められるようになります。

万が一パスワードが流出しても、認証コードがなければログインできないため、乗っ取りのリスクを大幅に軽減できます。

インスタでは「認証アプリ」と「SMSまたはWhatsApp」の2つの方法が選べます。設定手順は以下のとおりです。

1.「Instagram」アプリを開く
2.プロフィールアイコンをタップする
3.画面右上の「メニュー(三本線)」をタップする
4.「アカウントセンター」をタップする
5.「パスワードとセキュリティ」をタップする
6.「二段階認証」をタップする

7.設定するアカウントをタップする

8.「認証アプリ」または「SMSまたはWhatsApp」のいずれかを選択し、「次へ」をタップする

9.画面の指示に従い操作する

設定が完了すると、バックアップコードを表示できます。スマホの紛失や機種変更時にログインできなくなることを防ぐため、コードはスクリーンショットやメモで安全な場所に保管しておきましょう。

強固なパスワードを設定し、使い回さない

別のサービスと同じパスワードを使い回していると、どこかひとつのサービスで情報が流出した際にインスタまで不正ログインされるリスクが高まります。

インスタのアカウントを守るためには、別のサービスで使ったパスワードを使い回さないことが原則です。

パスワードは英大文字・小文字・数字・記号を組み合わせた15文字以上の文字列が望ましく、名前や誕生日、電話番号など推測されやすい情報を含めないようにしましょう。

サービスごとに異なるパスワードを管理するのが難しい場合は、パスワード管理アプリを活用するのも有効な手段です。

たとえば、iPhoneの「パスワード」機能やGoogle パスワードマネージャーなど、無料で使えるツールもあるため、自分にあった方法でパスワードを安全に管理することをおすすめします。

パスワードについて詳しくは、こちらをご確認ください。

定期的にパスワードの変更を行う

強固なパスワードを設定していても、知らないうちに情報が流出している可能性はゼロではありません。

もしもパスワードの流出が疑われるときは、速やかに変更しましょう。万が一流出していた場合でも、変更後は古いパスワードが無効になるため、不正ログインを防げる可能性が高まります。インスタアプリでのパスワード変更手順は以下のとおりです。

1.「Instagram」アプリを開く
2.プロフィールアイコンをタップする
3.画面右上の「メニュー(三本線)」をタップする
4.「アカウントセンター」をタップする
5.「パスワードとセキュリティ」をタップする
6.「パスワードを変更」をタップする

7.変更するアカウントをタップする

8.現在のパスワードと新しいパスワードを入力して変更を確定する

変更の際は、前回と似た文字列を避け、先述した基準を満たす強固なパスワードを設定することが大切です。

なお、パスワードの変更頻度に明確な決まりはありません。不審な通知を受け取った場合や不安を感じたタイミングで、速やかに変更することが重要です。

不審なDMやリンクはタップしない

インスタの乗っ取り手口の中でも、不審なDMによるフィッシングは特に被害が多い手法です。

「アカウントが停止されます」「著作権違反が確認されました」といった緊急性を装うDMやメールが届いても、記載されたリンクを安易にタップしないことが基本的な対策となります。

なお、インスタの正規メールは「@mail.instagram.com」などの正規のドメインから送信されるため、送信元のアドレスを確認することも見分ける手がかりとなります。

仮にリンクをタップしてしまった場合でも、遷移先のページでIDやパスワード、認証コードなどの個人情報を入力しなければ、被害を防げる可能性が残っています。

また、友人や知人のアカウントから届いたメッセージであっても、相手のアカウントがすでに乗っ取られているケースもあるため、金銭や個人情報に関わる内容、不審なリンクが含まれる場合には慎重に対応してください。

少しでも違和感を覚えたら、別の連絡手段で本人に確認を取りましょう。

ログインアクティビティを定期的に確認する

乗っ取りの兆候にいち早く気付くためには、ログインアクティビティを一度確認して終わりではなく、定期的に確認する習慣をつけることが重要です。

見覚えのない端末や場所からのログインを早い段階で発見できれば、パスワードの変更や不審な端末の強制ログアウトといった対応を、被害が広がる前に取ることができます。

確認の頻度に厳密な決まりはありませんが、週に一度程度チェックしておくと安心です。

他アプリや外部サービスとの連携を控える

フォロワー分析ツールや自動いいね・自動フォローツールなど、インスタと連携する外部サービスの利用はあまり推奨できません。

外部のサービスにインスタのIDとパスワードを入力してログインすると、アカウント情報を提供しているのと同じ状態になり、乗っ取りの原因につながるおそれがあります。

また、外部サービスと連携する際にインスタのアカウントへのアクセスを許可している場合、設定した権限の範囲によって、投稿やDMの操作まで許可してしまう可能性があります。

外部サービスとの連携が本当に必要かどうかを慎重に判断し、利用する場合は提供元の信頼性や付与する権限の内容を必ず確認しましょう。

他アプリや外部サービスとの連携は、以下の手順で確認や無効化ができます。

1.「Instagram」アプリを開く
2.プロフィールアイコンをタップする
3.画面右上の「メニュー(三本線)」をタップする
4.「アカウントセンター」をタップする
5.「あなたの情報とアクセス許可」をタップする
6.「Metaのテクノロジー外のアクティビティ」または「アプリのリンク」をタップして確認する

心当たりのないアプリやすでに利用していないサービスが表示された場合は、速やかに連携を解除してください。

インスタ(Instagram)のアカウントを乗っ取られた場合の対処法

インスタのアカウントが乗っ取られた場合、まず優先したい対応はフォロワーや知人への注意喚起です。

別のSNSやメール、電話など、インスタ以外の連絡手段を使って乗っ取りの事実を伝え、不審なDMやリンクに反応しないよう呼びかけましょう。迅速に行うことで、二次被害の拡大を防ぐことができます。

また、注意喚起と並行して、アカウントを取り戻すための手続きを進めていきます。

ただし、アカウントにログインできるかどうかで対処の手順が異なるため、次項よりそれぞれのケースにわけて解説します。

インスタ(Instagram)にログインできる場合

アカウントにまだログインできる状態であれば、最優先でパスワードを変更しましょう。パスワードの変更方法については、「定期的にパスワードの変更を行う」で紹介しています。

パスワードの変更が完了したら、続けて以下の対応を行いましょう。

二段階認証を有効にする
登録している個人情報を確認する
不審なサードパーティアプリのアクセスを解除する

なお、パスワードを変更しても第三者によるアカウントの不正操作が続いている場合は、以下の手順で対処してください。

1.ログインアクティビティから、すべての不審な端末を選択してログアウトさせる
2.登録済みのメールアドレスや電話番号が改ざんされていないか再度確認する
3.改善しない場合は、インスタのヘルプセンター(「アカウントが不正アクセスされた」ページ)からサポートをリクエストする

攻撃者がアクセスを維持している可能性があるため、パスワード変更後もアカウントの状態をしばらく注視することが大切です。

インスタ(Instagram)にログインできない場合

パスワードや登録情報が攻撃者によって変更され、アカウントにログインできなくなっている場合は、インスタの復旧機能を利用してアカウントを取り戻す手続きを進める必要があります。

復旧方法には段階があり、まず「ログインリンクのリクエスト」を試し、それでもログインできない場合は「セキュリティコードまたはサポートのリクエスト」へ進む流れになります。

それぞれの手順を順番に解説します。

ログインリンクをリクエストする

ログインリンクとは、パスワードを使わずにアカウントへアクセスするためのリンクを、登録済みのメールアドレスや電話番号に送信してもらう方法です。

アカウントの所有者本人であることを証明する最初のステップとして、まずはこの方法を試しましょう。手順は以下のとおりです。

1.「Instagram」アプリのログイン画面を開く
2.「パスワードを忘れた場合」をタップする
3.アカウントに登録しているユーザーネーム、メールアドレスまたは電話番号を入力する
4.「ログインリンクを送信」をタップする
5.届いたメールまたはSMSに記載されたリンクを開き、画面の指示に従ってログインする

ログインに成功したら、速やかにパスワードの変更と二段階認証の設定を行いましょう。

なお、攻撃者によって登録済みのメールアドレスや電話番号がすでに変更されている場合は、ログインリンクが届かないことがあります。

ログインリンクが届かない場合は、次項で解説する「セキュリティコードまたはサポートのリクエスト」を試してください。

セキュリティコードまたはサポートをリクエストする

ログインリンクではアカウントを復旧できなかった場合は、スマホの「Instagram」アプリからセキュリティコードまたはサポートをリクエストする方法を試しましょう。手順は以下のとおりです。

1.スマホの「Instagram」アプリのログイン画面を開く
2.「パスワードを忘れた場合」をタップする
3.アカウントに登録しているユーザーネーム、メールアドレスまたは電話番号を入力する
4.「ヘルプが必要な場合」または「パスワードをリセットできない場合」をタップする
5.希望する連絡方法(メールアドレスまたは電話番号)を決めて、「セキュリティコードを送信」をタップする
6.届いたセキュリティコードを画面に入力し、指示に従ってアカウントの復旧を進める

セキュリティコードが届かない場合や、登録していたメールアドレス・電話番号にすでにアクセスできない場合は、同じ画面内の「このメールアドレスまたは電話番号にアクセスできません」をタップしましょう。

インスタの追加サポートへリクエストが送信され、手順が記載されたメールが届きます。

メールでは、アカウント作成時に利用したメールアドレスや電話番号、登録時に使った端末の種類などの情報に加え、本人確認用のセルフィー動画の提出を求められる場合があります。

セルフィー動画はアカウント内の写真と照合して所有者本人であるかを判定する仕組みのため、自分の顔写真を投稿したことがあるアカウントでは特に有効な確認手段となります。

なお、サポートリクエストの処理には数日から数週間程度かかることがあるため、その間は焦らず案内や返信を待ちましょう。

警察に相談/通報する

アカウントの復旧が完了し、金銭的な被害やなりすましによる詐欺行為などの実害が確認できた場合は、警察への相談・通報を検討しましょう。

インスタの乗っ取りは「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」に違反する犯罪行為であり、各都道府県警察に設置されているサイバー犯罪相談窓口で対応してもらえる可能性があります。

相談・通報の際は、事前に電話で担当者と訪問日時や持参する資料について調整しておくとスムーズです。以下の資料を用意しておくとよいでしょう。

・ログインアクティビティのスクリーンショット(不審なログイン日時・場所・端末が確認できるもの)
・攻撃者によって変更されたプロフィールや投稿のスクリーンショット
・なりすましDMや不審な送金履歴などの被害内容がわかる記録
・インスタのヘルプセンターやサポートとのやりとりの履歴
・アカウントに登録していたメールアドレスに届いた、パスワード変更や情報変更に関する通知メール

なお、アカウントにクレジットカード情報を登録していた場合は、不正利用がないかをカード会社にも確認し、必要に応じて利用停止の手続きを行ってください。

インスタ(Instagram)の乗っ取りを防ぐために予防策を実践しよう

インスタの乗っ取りは、フィッシングやパスワードの流出など、さまざまな手口で行われます。

被害に遭うとアカウントへのログインができなくなるだけでなく、フォロワーへのなりすましDMや金銭詐取といった深刻な二次被害にまで発展するおそれがあります。

複数のリスクから身を守るために、二段階認証の有効化と強固なパスワードの設定は必ず行っておきましょう。

併せて、不要なサードパーティアプリとの連携を解除し、不審なDMのリンクを安易にタップしないことも大切です。

また、インスタに限らずスマホを安全に利用するためには、アプリ側の対策に加えて、スマホ自体のセキュリティを最新の状態に保つことも欠かせません。

OSのアップデートにはセキュリティ修正が含まれており、古いバージョンのまま使い続けると脆弱性を突かれるリスクが高まります。手持ちのスマホが最新のOSに対応していない場合は、買い替えや機種変更を検討するのもひとつの方法です。

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