「iPhoneは使用できません」の表示は解除できる?原因・対処法を紹介

iPhoneを使っていると、パスコードの誤入力やiOSアップデートの失敗などが原因で「iPhoneは使用できません」と表示されることがあります。
表示が出た場合は、初期化などの対処法も含めて適切に対応しましょう。今回は「iPhoneは使用できません」と表示される原因や対処法を紹介します。
「iPhoneは使用できません」と表示される原因は?
「iPhoneは使用できません」と表示されるときは、以下のような原因が考えられます。
・パスコードの連続誤入力(パスコードを忘れた、連続で間違えたなど)
・ゴーストタッチ(誤作動)
・iOSの不具合
パスコードを忘れた、間違えたなどで誤入力を繰り返すと「iPhoneは使用できません」と表示されます。また、操作していないのに勝手に画面が動くゴーストタッチという現象(詳しくは後述)が原因で、同様の結果に至る可能性もあります。
そのほか、パスコードの誤入力とは別に、iOSアップデートの失敗などシステム上の不具合で「iPhoneは使用できません」と表示されるケースもあります。
各原因を以下で詳しく見ていきましょう。
パスコードの連続誤入力(パスコードを忘れた、連続で間違えたなど)
繰り返しパスコードを誤入力すると「iPhoneは使用できません」と表示され、一定時間はロック解除できない状態となります。

パスコードを忘れた場合、パスコード変更後72時間以内であれば、以前のパスコードでロック解除(またはパスコード入力なしで初期化)ができます。解除後は、すぐにパスコードの再変更が求められます。iOS 17以降でパスコードリセットが利用可能です。
パスコードを忘れた場合で、パスコード変更後72時間超のときは、初期化で対応できます(リカバリーモードから初期化も可能です)。
パスコードがわかっている場合は、時間をおいてから正しいパスコードを入力しましょう。表示された時間が経過すれば、「iPhoneは使用できません」の状態は解除され、再びパスコードを入力できるようになります。
ゴーストタッチ(誤作動)
ゴーストタッチにより勝手にパスコードの誤入力が繰り返されて、「iPhoneは使用できません」と表示されるケースもあります。ゴーストタッチは、画面操作をしていないのに勝手にタップやスワイプ、文字入力などの操作が行われる症状のことです。
時間をおいて正しいパスコードを入力した後に、ゴーストタッチの解消を試みましょう。
もしもパスコードが勝手に入力されてしまいスムーズに操作できない場合は、画面の汚れを拭き取るなどしてゴーストタッチの問題を先に解消してください。
iOSの不具合
iOSアップデートの失敗などのシステムの不具合で、「iPhoneは使用できません」が表示されることもあります。
本体設定からアップデートできない場合は、パソコンからアップデートする方法があります。また、本体が起動できないなど、パソコンからの通常のアップデートが難しい場合は、リカバリーモードで対応する方法があります。
「iPhoneは使用できません」と表示されるまでの誤入力の回数は?
パスコードの誤入力を4回繰り返すと、「iPhoneは使用できません」と画面に表示されて、操作が制限されます。
4回連続で誤入力した後、1分間経過すれば「iPhoneは使用できません」の表示は解除されます。しかし、制限解除後に再度パスコードを間違えると、再び「iPhoneは使用できません」と表示され、さらに長い5分間制限されます。
以降もパスコード入力を間違えるたびに、制限される時間は長くなります。
・4回連続で間違えると、1分間使用できなくなる
・さらに1回(合計5回)間違えると、5分間使用できなくなる
・さらに1回(合計6回)間違えると、15分間使用できなくなる
・さらに1回(合計7回)間違えると、1時間使用できなくなる
・さらに1回(合計8回)間違えると、3時間使用できなくなる
※上記はiPhone 17(iOS 26.3)で確認した内容ですが、機種やiOSのバージョンによっては回数やそのほかの挙動が異なる可能性があります。
パスコードを10回程度間違えると、iPhoneが完全にロックされたり、すべてのデータが消去されたりする可能性があります。
完全にロックされた際には「iPhoneは使用できません iTunesに接続」と表示されたり、iPhoneを初期化しないと使用できない状態になったりする可能性があります。
「iPhoneは使用できません」と表示されたときの対処法

手持ちのiPhoneの画面に「iPhoneは使用できません」と表示されたときの具体的な対処法を以下で見ていきましょう。
|
原因 |
対処法 |
|---|---|
|
パスコードを忘れた |
▼パスコード変更後72時間以内 |
|
連続誤入力(パスコードはわかっている) |
|
|
iOSの問題(アップデートの失敗など) |
以前のパスコードでロック解除する(変更後72時間以内の場合)
iOS 17以降では、パスコードを忘れた場合も、パスコード変更後72時間以内であれば、以前のパスコードでロック解除して再設定が可能です。手順は以下のとおりです。
1.画面下隅の「パスコードをお忘れですか?」をタップする

2.「以前のパスコードを入力」をタップする(以前のパスコードがわからない場合は、「iPhoneのリセット」から初期化も可能)

3.以前のパスコードを入力する

4.新しいパスコードを入力して再設定を行う

確認の再入力まで完了するとパスコードが変更されます。この時点でロックは解除されていて、ホーム画面を開くことが可能です。
「iPhoneは使用できません」の画面から初期化する
パスコードを忘れた場合で、パスコード変更後72時間超のときは、「iPhoneは使用できません」の画面からの初期化で対応できます。
初期化を行うとデバイス上のデータと設定がすべて削除されます。ただし、事前にバックアップを取っている場合は、初期化した後に復元が可能です。
「iPhoneは使用できません」の画面から初期化する手順は以下のとおりです。
1.画面下隅の「パスコードをお忘れですか?」をタップする

2.「iPhoneのリセットを開始」をタップし、画面の案内に従って初期化を実行する

リカバリーモードで初期化/アップデートする
パスコードを忘れた場合、リカバリーモードによる復元(初期化)で対応が可能です。また、通常のiOSアップデートに失敗する場合も、リカバリーモードからのアップデートで解決できる可能性があります。
リカバリーモードからの復元やアップデートは、以下の手順で実行できます。手順はiPhone X以降/iPhone 8/iPhone SE(第2世代以降)の場合です。
1.電源を切り、パソコンとiPhoneをケーブルで接続する(ロックを解除しなくても、通常の手順で電源を切ることはできる)
2.iPhone本体で、音量を上げるボタンを押してすぐに放す
3.iPhone本体で、音量を下げるボタンを押してすぐに放す
4.パソコン・ケーブルのイラストの画面が表示されるまで、サイドボタンを押し続ける
5.WindowsではAppleデバイスアプリ/iTunes、MacではFinderを開く
6.パソコンのAppleデバイスアプリ/iTunes/Finder内のサイドバーでiPhoneをクリックする(iTunesは画面左上の「デバイスボタン」>「概要」>「更新プログラムを確認」>「アップデート」をクリックする/「デバイスボタン」>「概要」>「バックアップを復元」をクリックする)
7.「アップデート」「復元」からいずれかをクリックし、画面の案内に従って実行する

※リカバリーモードについて詳しくは、こちらをご確認ください。
時間をおいて正しいパスコードを入力する
パスコードの誤入力で「iPhoneは使用できません」が表示されているときは、画面に表示されている時間が経過すれば、再びパスコードを入力できるようになります。正しいパスコードを入力すれば、ロックを解除してホーム画面を表示することが可能です。
誤入力の回数と待ち時間の目安は、「「iPhoneは使用できません」と表示されるまでの誤入力の回数は?」で解説しています。
ゴーストタッチにより画面をスムーズに操作できない場合は、前述のとおり、先にゴーストタッチの問題の解消を試みてください。
パソコンからアップデートする
iOSが不正な状態になっているために「iPhoneは使用できません」と表示される場合は、パソコンを使ってiOSを更新することで、正常な状態にできる可能性があります。
パソコンからのiOSアップデートは、以下の手順で実行できます。なお、リカバリーモード起動時のボタン操作は機種によって異なります。詳細はAppleの公式Webサイトページをご確認ください。
1.WindowsではAppleデバイスアプリ/iTunes、MacではFinderを開く
2.パソコンとiPhoneをケーブルで接続する
3.iPhoneの画面に「このコンピュータを信頼しますか?」というメッセージが表示された場合は「信頼」をタップして、パスコードを入力する

4.Appleデバイスアプリ/iTunes/Finderで「アップデートの確認」または「アップデート」をクリックし、画面の案内に従ってアップデートを実行する

なお、パソコンとiPhoneをつなぐケーブルは、非正規品だと正常に接続できない場合があります。Apple純正またはMFi認証(Appleの認証プログラム)を受けたケーブルを使用しましょう。
「iPhoneは使用できません」に備えるための予防策
「iPhoneは使用できません」の表示は、事前の対策で発生を予防したり、初期化になったときのリスクを軽減したりできます。事前の対策は、具体的には以下が挙げられます。
・4桁のパスコードを設定する
・Face ID/Touch IDを設定する
・バックアップを取る
・ゴーストタッチの予防をしておく
4桁のパスコードを設定する
iPhoneのパスコードはデフォルトで6桁ですが、覚えきれない場合もあるでしょう。4桁の短めのパスコードを設定すれば、パスコードを記憶しやすくなります。ただし、セキュリティ性は6桁に比べて劣ります。その点を考慮したうえで、4桁に設定するか検討しましょう。
iPhone X以降の機種で、4桁のパスコードを設定する手順は次のとおりです。なお、手順を実行する前に4桁のパスコードを決めておいてください。
1.「設定」アプリ>「Face IDとパスコード」/「Touch IDとパスコード」をタップする
2.現在のパスコードを入力する
3.「パスコードを変更」をタップする
4.現在のパスコードを入力する
5.「新しいパスコードを入力」の画面で「パスコードオプション」をタップする

6.「4桁の数字コード」をタップする

7.新しいパスコードを入力し、次の画面でも同じコードを再入力すると、新しいパスコードが設定される

機種やiOSのバージョンによっては操作方法が異なるため、詳細はAppleの公式Webサイトページをご確認ください。
Face ID/Touch IDを設定する
Face ID/Touch IDを設定しておけば、パスコードの代わりに顔または指紋を使ってロックを解除できます。
ただし、Face IDやTouch IDは、日常的なパスコード入力の手間を省くためのものです。パスコードは別途設定する必要があり、本体の設定やアプリのインストールのような重要な作業のときはパスコードを入力して認証する必要があります。
Face ID搭載機では、「設定」アプリ>「Face IDとパスコード」>「Face IDをセットアップ」をタップして、画面の案内に従ってFace IDを設定します。
Touch ID搭載機では、「設定」アプリ>「Touch IDとパスコード」から「Touch IDを使用」の下にある必要なオプションをオンにし、画面の案内に従ってTouch IDを設定します。
機種やiOSのバージョンによっては操作方法が異なるため、詳細はAppleの公式Webサイトページをご確認ください。
バックアップを取る
事前にバックアップを取っておけば、「iPhoneは使用できません」と表示されて初期化が必要になった場合でも、バックアップからデータを復元できます。
iCloudへのバックアップは、「設定」アプリ>「(ユーザ名)」>「iCloud」>「iCloudバックアップ」>「今すぐバックアップを作成」から実行が可能です。
機種やiOSのバージョンによっては操作方法が異なるため、詳細はAppleの公式Webサイトページをご確認ください。
※iPhoneのiCloudでのバックアップ作成と復元方法について詳しくは、こちらをご確認ください。
ゴーストタッチの予防をしておく
ゴーストタッチによるパスコードの誤入力を予防する方法としては、主に以下が挙げられます。
・画面を清掃してキレイにしておく
・本体を丁寧に扱う
・iOSを最新に保つ
・高温環境や静電気のある環境を避ける
画面の汚れがゴーストタッチの原因になることがあるので、糸くずの出ない柔らかい布を少し湿らせて画面を拭くなどしてキレイな状態に保ちましょう。
また、本体の故障やソフトウェアの不具合でゴーストタッチが発生することもあるので、本体を丁寧に扱い、iOSは最新にアップデートしておきましょう。必要に応じてスマホケースや保護フィルムの使用も検討してみてください。
そのほか、高温環境での熱暴走や、周囲の静電気が原因でゴーストタッチが発生することもあります。高温環境や静電気のある環境は避けるようにしましょう。
「iPhoneは使用できません」の表示を知って適切に対応しよう
「iPhoneは使用できません」と表示される原因は、パスコードの連続誤入力やゴーストタッチ、iOSのシステム不具合などが考えられます。
以前のパスコードで解除する、初期化する、時間をおいて正しいパスコードを入力する、リカバリーモードで対応するなど、状況に応じて適切な方法で対応しましょう。
また、iPhoneの不具合が原因で「iPhoneは使用できません」が表示されている場合や、日常的に不具合が増えている場合は、本体の買い替えも選択肢です。買い替えの際には携帯電話会社も見直すと、自分にあった料金プランが見つかることがあります。
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