SNSで注意すべきトラブルとは?事例や巻き込まれないための対策方法などを紹介

SNSで注意すべきトラブルとは?事例や巻き込まれないための対策方法などを紹介
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2026.10.28

SNSでは、投稿の炎上や個人情報の流出などのトラブルが起こることがあります。利用する際は、こうしたトラブルに巻き込まれないよう注意が必要です。

今回は、SNSで起こりやすいトラブルの事例や、未然に防ぐための対策方法、困ったときの相談先などを紹介します。

目次

SNSトラブルとは

SNSトラブルとは、SNSの利用に関連して生じる問題のことです。個人情報の流出や誹謗中傷、アカウントの乗っ取りなど、SNSではさまざまなトラブルが生じるリスクがあります。

SNSを介した商品・サービスの取引やSNSの利用方法などに関する消費生活相談は、近年増加傾向にあり、消費者庁が公開している「令和8年版消費者白書」によると、「SNSが関係する消費生活相談」の件数は、2024年の87,219件から2025年には101,045件に増加しました。

※出典:消費者庁「令和8年版消費者白書(35ページ目)」

SNSトラブルの事例

SNSで起こりやすい主なトラブルは、以下のとおりです。

・投稿の炎上
・個人情報の流出
・誹謗中傷を含む内容の投稿
・SNSを利用したいじめ
・アカウントの乗っ取り
・著作権の侵害
・SNSで知り合った人とのトラブル

以下でSNSトラブルの代表的な事例を詳しく紹介します。

投稿の炎上

SNSにおける「炎上」とは、投稿に対して批判が殺到して収まりがつかなくなる状況のことです。企業や有名人の投稿だけでなく、個人の投稿が炎上する場合もあります。以下は、個人の投稿が炎上したケースの例です。

・アルバイト先で悪ふざけをしている画像をSNSに投稿した
・飲食店で迷惑行為を行った様子を撮影し、その動画をSNSに投稿した
・従業員が顧客情報を無断でSNSに投稿した

SNSに投稿した内容は削除できますが、一度拡散されると完全に消すことは困難です。投稿のスクリーンショット画像が保存・転載され、削除後も拡散や批判が続くことがあります。

個人情報の流出

SNSを利用する際は、個人情報の流出に気を付ける必要があります。

SNSでは、投稿した文章や画像から、本名や住所、勤務先などを特定されることがあります。個人情報の特定につながる例は、以下のとおりです。

・投稿した画像に住所や本名、勤務先の情報が映り込んでいた
・SNSの位置情報がオンになっており、投稿に現在地の情報が含まれていた
・投稿した画像に学校の制服が映り込んでおり、投稿を見た人に通学先を特定された

住んでいる場所や勤務先などが特定されると、ストーカーや空き巣などの被害に遭うリスクが高まります。

また、個々の投稿だけでは個人を特定できなくても、複数の投稿に含まれる情報をつなぎ合わせることで、居住地域などを特定される場合もあります。

誹謗中傷を含む内容の投稿

匿名でも利用でき、誰でも気軽に発信できるSNSでは、誹謗中傷が問題になることもあるため、注意が必要です。

たとえば、特定の人物への悪口や人格を否定する内容を軽い気持ちで投稿したり、有名人などに対して脅迫にあたる可能性のある攻撃的な表現を書き込んだりすることで、問題に発展するケースがあります。

匿名で投稿しても、責任を追及されないわけではありません。被害者は法的な手続きを通じて、SNS事業者などに発信者情報の開示を求めることができます。開示された情報から投稿者が特定される場合があり、投稿内容によっては、名誉毀損罪や侮辱罪に問われる可能性もあります。

SNSを利用したいじめ

SNSトラブルは大人だけでなく、子どもも巻き込まれることがあります。

なかでも、SNSを利用したいじめは、深刻な社会問題のひとつになっています。以下はSNSを利用したいじめの一例です。

・クラスメイトなどが参加しているSNS上のグループから特定の人物を退会させる
・加害者が被害者本人になりすまし、不適切な内容を投稿する
・いじめの様子を撮影し、その動画をSNSに投稿する

SNS上のいじめは、保護者や教師など周囲の大人から見えにくいため、発覚するまでに時間がかかる可能性もあります。

アカウントの乗っ取り

アカウントの乗っ取りも代表的なSNSトラブルのひとつです。これは、第三者が他人のアカウントに不正な方法でログインし、本人になりすます行為です。

乗っ取られたアカウントは、詐欺や誹謗中傷などに悪用されることがあります。たとえば、本人になりすまして詐欺を行う、誹謗中傷のメッセージを送る、DM(ダイレクトメッセージ)機能を使って知人にウイルス感染のおそれがあるファイルや不審な勧誘を送るといったケースです。

乗っ取りを目的とした第三者は、さまざまな手段でアカウントのログイン情報を盗み取ろうとするため、注意が必要です。たとえば、知人などを装って連絡し、メールアドレスやパスワード、認証コードなどのログイン情報を聞き出す手口もあります。

著作権の侵害

SNSに著作権のあるコンテンツを無断で投稿すると、著作権侵害にあたる可能性があるため、注意が必要です。たとえば、作品のキャラクター画像を著作権者の許可なく投稿したり、ほかのユーザーが公開したイラストを無断で転載したりする行為が該当するおそれがあります。

著作権侵害の内容によっては刑事罰の対象となり、拘禁刑や罰金が科される可能性もあります。

SNSで知り合った人とのトラブル

SNSでは不特定多数の人とつながることができますが、SNSで知り合った相手を安易に信用すると、トラブルに巻き込まれるおそれがあります。犯罪に巻き込む目的で接触している可能性もあるため、注意が必要です。

たとえば、SNSで知り合った人物から「簡単に稼げる仕事がある」などと闇バイトに勧誘されたり、有名人を装った人物から投資を呼び掛けられたりするケースがあります。また、SNSで知り合った相手と実際に会った結果、性的被害や誘拐などの被害に遭った事例もあります。

SNSトラブルを未然に防ぐための対策方法

SNSトラブルに巻き込まれるリスクを抑えるには、以下の対策が有効です。

・投稿前に内容をよく確認する
・ほかのユーザーに個人情報を教えない
・知らない人と安易にやり取りしない
・アカウントのセキュリティ設定を見直す

投稿前に内容をよく確認する

SNSへの投稿がきっかけで生じるトラブルを防ぐには、投稿内容を事前によく確認することが重要です。投稿する前に、以下のポイントをチェックしましょう。

・倫理観に欠けた表現や不謹慎な発言など、炎上につながる内容が投稿に含まれていないか
・本名や住所、勤務先などの個人情報が投稿に含まれていないか
・特定の人物に対する悪口など、誹謗中傷にあたる内容が投稿に含まれていないか
・画像や動画を投稿する場合は、著作権を侵害する内容が含まれていないか

ほかのユーザーに個人情報を教えない

SNSを利用していると、悪意あるユーザーが個人情報を聞き出そうとする場合があります。

SNS上のプロフィールや投稿だけでは相手の素性や目的を正確に判断できないため、安易に自分の個人情報を教えると、ストーカーの被害に遭ったり、アカウントを乗っ取られたりするリスクが高まります。

そのため、相手がSNS上でつながっているユーザーだとしても、個人情報は教えないようにしましょう。悪意ある人物がSNS上でつながっているユーザーになりすまし、個人情報を聞いてくる場合もあるので注意が必要です。

知らない人と安易にやり取りしない

知らない人から届いたDMには、安易に返信しないようにしましょう。

DMの内容が好意的なものだとしても、送り主が悪意を持っていないとは限りません。犯罪に巻き込むことを目的に接触している可能性もあります。

また、プロフィールや投稿内容だけで、相手を信用するのは危険です。年齢・性別・職業を偽っていたり、有名人になりすましていたり、事実と異なる内容を投稿したりしている可能性もあります。

信頼できる人物だと思ってやり取りを続けていても、次第に個人情報や顔写真、性的な画像を求められたり、闇バイトや詐欺などの犯罪に誘われたりすることがあります。

トラブルを避けるためにも、相手を安易に信用せず、慎重にやり取りしましょう。

DMなどでのやり取りを通して不当な要求をされた場合や不安・恐怖を感じた場合は、1人で対応せず、家族や警察などに相談することをおすすめします。なお、SNSトラブルの相談先については、「SNSトラブルの相談窓口」で詳しく紹介しています。

アカウントのセキュリティ設定を見直す

SNSアカウントの乗っ取りを防ぐには、パスワードの設定を見直すことが有効です。以下のポイントを意識して設定し、不正ログインのリスクを抑えましょう。

・同じパスワードを複数のサービスで使い回さない
・誕生日など第三者に推測されやすいパスワードは避ける
・桁数が長く、複雑なパスワードを設定する

SNSによっては、ログインに必要な認証を追加で設定できる「二段階認証」を利用できます。利用できる場合は設定し、不正ログインのリスクをさらに抑えましょう。

また、SNSのアプリとスマホのOS(スマホを動かすための基本ソフト)を最新バージョンに保つことも大切です。アップデートによって、セキュリティ上の問題が修正される場合があります。

ただし、古いスマホではOSのサポートが終了しており、最新バージョンへアップデートできないことがあります。その場合は、新しいスマホへの買い替えを検討しましょう。

子どもをSNSトラブルから守るための対策方法

子どもをSNSトラブルから守るためには、先述した対策に加えて、以下のような取り組みも大切です。

・親子でSNSの利用ルール(利用時間や個人情報の扱い方など)を事前に決めておく
・スマホ本体やアプリのフィルタリング機能、ペアレンタルコントロールを子どもの年齢や利用状況にあわせて設定する
・日頃からSNSトラブルの事例について話し合い、困ったときはすぐ保護者に相談できる環境を整えておく

SNSで知り合った相手との接触が、性的被害や犯罪への加担につながるケースもあります。このようなトラブルから子どもを守るためにも、日頃からSNSの危険性について親子で話し合い、子どものネットリテラシーを高めることが大切です。

SNSトラブルの相談窓口

SNSトラブルが生じ、自分だけでは対応が難しいときは、内容に応じた窓口への相談を検討しましょう。SNSなどインターネット上で生じたトラブルの主な相談先は、以下のとおりです。

相談窓口

相談できる内容の例

違法・有害情報相談センター

誹謗中傷やプライバシー侵害、投稿の削除方法など

法テラス

法制度や手続き、適切な相談窓口など

弁護士

損害賠償請求など、具体的な法的対応に関する相談

警察のサイバー事案に関する相談窓口

SNS上の詐欺や脅迫などの犯罪被害

インターネット上の誹謗中傷やプライバシー侵害、投稿の削除方法などで困っている場合は、違法・有害情報相談センターに相談できます。同センターでは、専門知識を持つ相談員が、相談者自身で行う削除依頼の方法などを案内しています。

法的なトラブルについて、どこに相談すればよいかわからない場合は、法テラスを利用できます。法テラスでは、問題解決に役立つ法制度や手続き、適切な相談窓口を案内しています。一方、「誹謗中傷をした相手に対して損害賠償を求めたい」など、具体的な法的対応を検討している場合は、弁護士への相談を検討しましょう。

また、SNS上の詐欺や脅迫などの犯罪被害に関する相談は、警察のサイバー事案に関する相談窓口で受け付けています。なお、緊急性が高く、身に危険が迫っている場合は、110番通報しましょう。

SNSはトラブルに巻き込まれないように注意して利用しよう

SNSでは、投稿の炎上や個人情報の流出、誹謗中傷、アカウントの乗っ取りなど、さまざまなトラブルが起きています。こうしたトラブルに巻き込まれないためにも、投稿内容の確認や個人情報の管理、アカウントのセキュリティ対策を行うことが大切です。

また、携帯電話会社によっては、インターネット上のセキュリティリスクを抑えるのに役立つサービスを提供しています。インターネット利用時の安全性が気になる人は、提供されているサービスの内容を確認し、携帯電話会社を選ぶ際の参考にするとよいでしょう。

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