不在着信の履歴に表示される「不明」とは?理由や対処法、調べ方について解説

不在着信の履歴には相手の電話番号と電話帳の登録名が表示されるのが一般的ですが、状況によっては「不明」と表示されることがあります。どのような場合に「不明」と表示されるのか、怪しい電話ではないのか気になる人もいるのではないでしょうか。
今回は、不在着信の履歴に「不明」と表示される理由や、「不明」の電話番号から着信がきたとき、応答してしまったときの対処法を解説します。
不在着信の履歴に「不明」と表示される理由
不在着信の履歴に電話番号ではなく「不明」と表示される理由としては、以下のようなものが考えられます。
・相手が非通知で発信している
・相手が公衆電話で発信している
・相手が海外から発信している
・相手がインターネット通話アプリを利用して発信している
・スマホの不具合や通信障害
以下で詳しい内容を紹介します。
相手が非通知で発信している
電話をかけてきた相手が非通知で発信している場合、着信履歴には「非通知」や「非通知設定」などと表示されるのが一般的です。
しかし、明確な原因は特定されていないものの、通信環境や機種によっては、非通知の着信が「不明」と表示される場合があります。
※非通知で電話がかかってくる理由について詳しくは、こちらをご確認ください。
相手が公衆電話で発信している
通常、公衆電話から電話がかかってくると着信履歴には「公衆電話」と表示されますが、場合によっては「不明」と表示されることもあります。
明確な原因は一概にはいえませんが、「公衆電話の番号が通信事業者に登録されていない」「発信元の情報が通信事業者側に正確に伝わっていない」などが原因と考えられています。
相手が海外から発信している
相手が海外から電話をかけてきている場合、国番号から始まる電話番号が着信履歴に表示されるのが一般的です。
ただし、各国の通信事業者のシステムに互換性がない場合があり、システムが異なっていると電話番号が正しく通知されないケースがあります。そのため、電話番号が正しく通知されない場合、着信履歴に「不明」と表示されることがあります。
相手がインターネット通話アプリを利用して発信している
スマホ向けのアプリの中には、インターネット上で通話ができるアプリも少なくありません。
こうしたインターネット通話アプリは、電話番号ではなくIDやアカウントなどでユーザーを識別して通話をする仕組みになっています。
インターネット通話アプリから携帯電話に発信する際、発信者番号が通知されない場合があり、着信履歴に「不明」と表示されることがあります。
スマホの不具合や通信障害
スマホの不具合や通信障害も「不明」と表示される原因のひとつとして考えられます。
たとえば、スマホに不具合が発生していると正確な電話番号が取得できず、着信履歴に「不明」と表示される場合があります。この場合、スマホを再起動して不具合を解消したり、通信障害が解消されたりすれば、通常の表示に戻る可能性があるでしょう。
※iPhoneを再起動する方法について詳しくは、こちらをご確認ください。
「不明」と表示される電話番号からの着信は詐欺の可能性がある

着信履歴に「不明」と表示される主な原因は、相手が非通知や公衆電話、海外などから発信していることが挙げられますが、これらの発信方法は詐欺の手段として使われるケースがあるため注意しましょう。
電話を利用した詐欺の代表的な例としては、公的機関や企業の職員を装って電話をかけ、「未払いの料金がある」などと理由を付けて金銭を騙し取る手口が挙げられます。
また、電話番号が使えるかどうかを確認するために発信されているケースもあるので注意が必要です。
たとえば、相手が電話番号の悪用を目的としている場合、使える電話番号かどうかを確認する手段として、非通知で電話をかけてくることがあります。電話に応答があり、使える電話番号であると判断された場合、その電話番号が犯罪に悪用される可能性もあります。
怪しい電話がかかってくる頻度は人によって異なりますが、電話を利用した詐欺の被害件数は増加傾向にあり、誰でも詐欺のターゲットとなる可能性があります。そのため、「不明」と表示された怪しい電話番号からの着信には応答しない方がよいでしょう。
ただし、大規模な災害が発生した場合など緊急性の高い場面では、やむを得ず公衆電話から電話をかけるケースもあります。
たとえば、スマホの充電が切れた家族や友人が、安否確認のために公衆電話から電話をかけてくることもあるかもしれません。「不明」と表示される着信に応答するかは、公衆電話から連絡が来る可能性がある状況かどうかも踏まえて判断しましょう。
「不明」の電話番号から着信がきた場合の対処法
「不明」の電話番号から着信がきた場合は以下の方法で対処しましょう。
・応答しない
・迷惑電話対策の設定をする
以下で対処法を詳しく紹介します。
応答しない
「不明」の電話番号からの発信は詐欺の可能性があります。そのため、「不明」の電話番号から着信があっても、応答するのは避けた方がよいでしょう。
「重要な用件だったらどうしよう」と心配になるかもしれません。しかし、重要な用件がある場合は、電話が通じなければメールやチャットなど別の手段で連絡してくるのが一般的です。詐欺に巻き込まれるリスクを冒してまで、「不明」の電話番号からの着信に応答する必要はありません。
ただし、災害時など緊急性の高い状況では例外です。家族や友人がスマホを利用できず、公衆電話から電話をかけてくるケースもあります。
迷惑電話対策の設定をする
「不明」の電話番号からの着信に徹底して対処したい人は、スマホで迷惑電話対策の設定をするのがおすすめです。
電話帳に未登録の電話番号からの着信を消音にする、あるいは着信拒否に設定することで、OS標準の電話アプリで「不明」と表示される電話番号からの着信に悩むことが減ります。
ただし、上記の方法で迷惑電話対策の設定をする場合、申し込んだサービスの契約内容確認の連絡など電話帳に未登録の番号からかかってくる重要な電話にも対応できなくなる点に注意してください。不審な電話番号だけを対策したい場合は、各携帯電話会社が提供する迷惑電話対策サービスを利用するとよいでしょう。
たとえば、楽天モバイルでは、リスクが高い迷惑電話や不審な電話への対策ができるオプションを提供しています。
※楽天モバイルのオプション一覧について詳しくは、こちらをご確認ください。
なお、こうしたサービスを利用しない場合は、スマホで迷惑電話対策の設定をしましょう。以下で、迷惑電話対策の設定方法をiPhone・Android™スマホにわけて紹介します。
iPhoneの場合
iPhoneには、迷惑電話対策として「不明な発信者をスクリーニング」する機能が搭載されています。この機能をオンにすると、連絡先に登録されていない番号からの着信が自動的に消音になります。また、留守番電話を設定している場合は、そのまま留守番電話に転送されます。
iPhoneでスクリーニングの設定をする手順は以下のとおりです。
1.「設定」アプリを開く
2.「アプリ」>「電話」>「消音」の順にタップする
Android™スマホの場合
Androidスマホには、電話帳に未登録の電話番号からの着信を拒否する機能があります。着信拒否の設定手順や項目の表記は機種によって異なりますが、多くの場合は以下の手順で設定することが可能です。今回は、Androidスマホの一例としてXiaomi 13T Proを例に紹介します。
1.OS標準の「電話」アプリを開く
2.メニューのアイコンをタップし、表示された項目から「設定」をタップする
3.「ブロック中の電話番号」をタップする
4.「不明な発信者」の項目にあるスイッチをタップし、オンに切り替える
※着信拒否の設定方法について詳しくは、こちらをご確認ください。
「不明」の電話番号の着信に応答してしまった場合の対処法
「不明」の電話番号からの着信に応答してしまった場合は、以下の方法で対処しましょう。
・個人情報を教えない
・怪しいと感じた時点ですぐに電話を切る
・電話の後に送信されるSMSも無視する
以下で詳しい内容を紹介します。
個人情報を教えない
通話中に知らない相手から電話口で個人情報を聞かれても、絶対に教えてはいけません。個人情報を教えると詐欺の被害に遭うリスクが高まるためです。個人情報が犯罪組織などに売られてしまい、悪用される可能性もあります。
相手が詐欺や個人情報の悪用を目的としている場合、公的機関や大企業など信頼性のある組織の職員を装って電話をかけてくるケースが多いため、騙されて個人情報を教えないように注意しましょう。
通常、公的機関や企業の職員が電話で暗証番号・口座番号・SMS認証コードなど重要な情報を要求することはありません。仮にあるとしても、公的機関や企業からの着信が「不明」と表示されるとは考えにくいです。
相手に個人情報を教えてしまった場合や、教えてはいないものの不安を感じる場合は、警察や消費生活センターに相談しましょう。
怪しいと感じた時点ですぐに電話を切る
前述のとおり、「不明」の電話番号からの着信は詐欺目的でかかってきている可能性もあります。そのため、相手とやり取りをするうえで少しでも怪しさを感じたら、会話の途中でもすぐに電話を切りましょう。
たとえば、以下のような内容を電話口で要求してくる場合は、詐欺の可能性が高いです。
・金銭の支払いを要求してくる
・暗証番号や口座番号を教えるように要求してくる
・ATMに足を運ぶように要求してくる
電話の後に送信されるSMSも無視する
相手が詐欺目的で電話をかけている場合、電話の後にSMSを送信してくるケースもあります。このタイミングで送られるSMSはフィッシング詐欺の手段として送信されている可能性が高いため、無視するようにしましょう。
フィッシング詐欺とは、SMSやメールを送信して本物そっくりの偽サイトに誘導し、誘導先の偽サイトで個人情報を騙し取る手口の詐欺のことです。偽サイトだと見抜けないこともあるため、最初から開かないようにした方が安全です。
※フィッシング詐欺について詳しくは、こちらをご確認ください。
不在着信に「不明」と表示されている電話番号の調べ方はある?
相手の電話番号がわかっていれば、インターネット検索して発信元を調べることができます。
しかし、不在着信の履歴に「不明」しか表示されていない場合、相手の電話番号がわかりません。電話番号がわからないとインターネット検索もできないため、発信元を特定するのは難しいでしょう。
また、発信元を調べられないからといって、「不明」の電話番号からの着信に応答するのは危険です。詐欺を目的に電話をかけてきている可能性もあるため、「不明」の電話番号から着信があっても無視するようにしましょう。
「不明」と表示されている電話番号からの着信には応答しないようにしよう
不在着信の履歴に「不明」と表示される理由としては、相手が海外やインターネット通話アプリから発信している、通信障害が発生しているなどが考えられます。
また、「不明」の電話番号からの着信は、詐欺目的でかかってきている可能性もあります。詐欺に巻き込まれないためにも、「不明」の電話番号からの着信には応答しないことが重要です。
怪しい電話への対策としては、迷惑電話対策設定などスマホのセキュリティ機能の活用が有効です。より徹底して対策したい場合は、セキュリティ機能が充実した機種への買い替えやセキュリティ対策をサポートするオプションサービスも検討しましょう。
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