アプリのデータ移行の方法は?機種変更時の対応や事前準備をAndroid™・iPhoneにわけて紹介

アプリのデータ移行の方法は?機種変更時の対応や事前準備をAndroid™・iPhoneにわけて紹介
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2024.12.19

スマホを機種変更する際に、写真や動画、アプリなどのデータを移行する必要があります。

手順を理解しておけばスムーズに機種変更できるので、写真や動画、アプリなどのデータ移行の方法を知っておきましょう。

今回は、機種変更の際のデータ移行の方法や注意点を解説します。

目次

機種変更時にスマホ内の電話帳や写真、動画データを移行する方法

まずは、アプリ以外のデータ移行の方法を簡単に確認しておきましょう。

  • Android™同士でのデータ移行の手順
  • iPhone同士でのデータ移行の手順
  • OSをまたいで移行する場合

Android™同士でのデータ移行の手順

Android同士の場合は、次の手順でGoogleのバックアップ機能を用いたデータ移行が可能です。

  1. 古いスマホで「設定」をタップする
  2. 「Google」をタップする
  3. 「バックアップ」をタップする
  4. 「今すぐバックアップ」をタップする
  5. 古いスマホのデータがGoogleにバックアップされる
  6. 新しいスマホの初期設定でGoogleアカウントを追加する
  7. バックアップした写真や動画、連絡先を復元する

上記の方法では、古いスマホに保存されていた写真や動画、連絡先などを手軽に新しいスマホへと移行できます。

ただし、アプリによっては一部の設定やデータのバックアップや復元ができないことがあるので注意しましょう。

Androidのデータ移行について、詳しくはこちらをご確認ください。

iPhone同士でのデータ移行の手順

iPhone同士のデータ移行は、Apple公式の「クイックスタート」で実行できます。「クイックスタート」の手順は以下のとおりです。

  1. 新しいiPhoneの電源を入れる
  2. 新しいiPhoneで「クイックスタート」の画面まで進める
  3. 古いiPhoneの画面ロックを解除してBluetooth®をオンにする
  4. 2台を近づけて古いiPhoneに「新しいiPhoneを設定」と表示されたら「続ける」をタップする
  5. 古いiPhoneのカメラを新しいiPhoneの画面に向ける
  6. 古いiPhoneの画面に「新しいiPhoneの設定を完了」のメッセージが表示されるまで待つ
  7. 新しいiPhoneの画面に「ほかのiPhoneのパスコードを入力」のメッセージが表示されたら、パスコードを入力する
  8. 画面の指示に従って設定を行う
  9. iPhone間でデータ転送、あるいはiCloudバックアップから復元を行う

「クイックスタート」では、写真や動画、連絡先、インストール済みのアプリなどをワイヤレスで新しいiPhoneへ移行します。

ただし、データによってはクイックスタートで移行できない場合があるので、事前にiCloudにバックアップを保存しておきましょう。

クイックスタートについて、詳しくはこちらをご確認ください。

OSをまたいで移行する場合

AndroidからiPhoneへのデータ移行では、Apple公式の「iOSに移行」アプリを利用できます。

また、iPhoneからAndroidへのデータ移行時は、「Android に移行」アプリの利用が可能です。

それぞれ、順番に解説します。

AndroidからiPhoneへのデータ移行

AndroidからiPhoneへデータを移行する場合は、iPhoneで初期設定の「アプリとデータを転送」で「Android から」をタップし、画面に沿ってデータ移行を進めます。

Androidでは「iOSに移行」アプリでの操作が必要になるので、アプリをインストールしておきましょう。

AndroidからiPhoneへのデータ移行について、こちらをご確認ください。

iPhoneからAndroidへのデータ移行

Androidの初期設定で、データ移行の画面からワイヤレスまたは有線でのデータ移行ができます。

  1. 「Androidに移行」アプリを利用し、両方のスマホをワイヤレスで接続する
  2. 連絡先や写真などのデータを選択する
  3. データを転送する

AndroidとiPhoneを接続できるケーブルを持っている場合は、有線でデータ移行する方法もあります。

  1. スマホ同士をUSBケーブルで接続する
  2. 連絡先や写真などのデータを選択する
  3. データを転送する

アプリのデータ移行方法と注意点

LINEアプリやおサイフケータイなどのデータは、上記のデータ移行とは別に、個別でデータの引き継ぎが必要です。

アプリのデータ移行方法と注意点を確認していきましょう。

インストールされたアプリを一括で移動させる方法

古いスマホにインストールされたアプリを一括で移動させる方法はあります。

たとえば、iPhoneの場合はクイックスタートを活用すれば、インストールされたアプリを一括で移動可能です。

また、Androidのスマホは、次の手順でGoogle Pixel 8、Google Pixel 8 Proへデータ移行できます。

  1. Google Pixel 8、Google Pixel 8 Proの電源を入れる
  2. 「Google Pixel または Android デバイス」をタップする
  3. QR コードスキャナが表示されるので、古いAndroidのスマホでスキャンする
  4. 画面上の手順に沿ってデータを移行する

ただし、一括でデータ移行する方法はスマホによって異なるので、実行する前に公式Webサイトや取扱説明書などを確認しましょう。

また、次のような一部アプリは個別に引き継ぎをする必要があります。

  • LINE
  • おサイフケータイや決済アプリ
  • ゲームアプリ

引き継ぎをせずにデータ移行をして、古いスマホを初期化してしまうと、データが引き継げなくなるので注意しましょう。

LINEアプリのデータ移行方法

LINEアプリのデータ移行は、主に以下の方法で実行できます。

  1. 新しいスマホのLINEアプリで「ログイン」をタップする
  2. 「QRコードでログイン」をタップする
  3. 古いスマホで、設定からQRコードを表示する
  4. 新しいスマホでQRコードを読み取り、画面に沿って引き継ぎを進める

AndroidからAndroidやiPhone、iPhoneからAndroidへ移行する場合は上記の方法で行いましょう。

iPhoneからiPhoneへの引き継ぎの場合は、クイックスタートがおすすめです。電話番号とパスワードによる認証で、より簡単にデータ移行ができます。

ただし、QRコードでの引き継ぎと、クイックスタートでの引き継ぎは、両方とも古いスマホが手元にある場合に可能です。

古いスマホが手元にない場合や初期化した場合は、同じ電話番号を使って引き継ぐか、事前に連携したGoogle アカウントかApple IDで引き継ぐしか方法がありません。

また、AndroidからiPhone、あるいはiPhoneからAndroidのように異なるOS間でLINEを引き継ぐ場合、トーク履歴のバックアップを取る必要があり、取っていても直近14日間までしか保存されません。

LINEの引き継ぎは注意すべきポイントが多いので、実行する前に確認しましょう。

おサイフケータイや各種ポイントサービスアプリのデータ移行方法

おサイフケータイや各種ポイントサービスアプリも、再ダウンロードと引き継ぎが必要です。

前のスマホで利用していたアプリの残高やポイントは、引き継ぎしなければ使えなくなってしまうこともあるので注意しましょう。

アプリによって引き継ぎ方法は異なりますが、ここでは一例として、楽天Edyのおサイフケータイの引き継ぎ手順を紹介します。

引き継ぎ作業は機種変更前の古いスマホ、機種変更後の新しいスマホのそれぞれで手続きを行います。(以下の「おサイフケータイの機種変更のお手続き」は、2024年10月時点の情報です)

なお、2024年10月現在、楽天EdyはiPhoneでの支払いには対応しておらず、iPhoneにはEdy残高を引き継げません。

古いスマホで行う手続き【おサイフケータイの機種変更のお手続き】

  1. 楽天IDでログイン
  2. アプリトップの「メニュー」をタップ
  3. 「機種変更の手続き」をタップ
  4. 「預ける」をタップ
  5. 「おサイフケータイに機種変更」をタップ
  6. 楽天IDのパスワードを入力
  7. 機種変更の手続き完了

新しいスマホで行う初期設定【楽天Edy おサイフケータイの引き継ぎ】

  1. アプリをダウンロードし、利用規約に同意し、「次へ」をタップ
  2. 初期設定の完了

ゲームアプリも引き継ぎ対応が必要になる場合がある

ゲームデータも個別に引き継ぎが必要になる場合があります。

ゲームによってはログインのみで引き継ぎができる場合がありますが、複雑な手順が必要になる場合もあります。各ゲームの引き継ぎ方法は公式Webサイトで確認しましょう。

FacebookやX、Instagram(インスタグラム)、TikTokはデータ移行の必要はない

FacebookやX、Instagram (インスタグラム)、TikTokなどのSNSはアカウント情報やログなどのデータはすべてサービスを提供している会社にあります。

そのため、アカウントにログインできればプラットフォーム側で大きな変更がない限り、機種変更後も利用可能です。

機種変更前の古いスマホから、新しいスマホへのデータ移行は必要ありません。アプリをインストールし、アカウントにログインしてください。

アプリで購入したコンテンツは再ダウンロードする

アプリで購入した音楽や電子書籍はスマホにダウンロードされています。

そのため、機種変更をしたときは再ダウンロードする必要があります。基本的に一度購入したものに関しては、再度購入する必要はなく、ダウンロードすれば利用できます。

なお、アプリ自体はIDやパスワードでログインするものが多いので忘れないように注意しましょう。

また、新しいスマホにデータを移行するために必要となる引き継ぎコードの発行をしなければならないアプリもあります。

機種変更前の事前準備としてやっておきたいこと

機種変更前の事前準備としてやっておきたいこととしては、以下が挙げられます。

  • データ移行の流れを把握する
  • 不要なデータを削除する
  • 今まで使っていたスマホでデータのバックアップを取る

データ移行の流れを事前に把握しておくと、スムーズに手順を進められます。それぞれの公式Webサイトを参考に、データ移行の流れを確認しておきましょう。

また、データ移行の前に不要なデータを削除しておくと、移行するデータ容量が抑えられます。データ整理の機会にもなるでしょう。

ほかにも、万が一のデータの消失に備えてバックアップを取っておきます。

iPhoneのバックアップを作成する手順は以下のとおりです。

  1. 「設定」をタップする
  2. 「自分の名前」をタップする
  3. 「iCloud」をタップする
  4. 「iCloudバックアップ」をタップする
  5. 「今すぐバックアップを作成」をタップする

Androidのバックアップを作成する手順は以下のとおりです。

  1. 「設定」をタップする
  2. 「Google」をタップする
  3. 「バックアップ」をタップする
  4. 「今すぐバックアップ」をタップする

バックアップにかかる時間はスマホによって異なるため、始める前にWi-Fi®に接続して、充電しながら行うとよいでしょう。

機種変更では事前にデータ移行が必要なアプリを確認しておこう

データ移行の方法は、事前にいくつかの手続きが必要ですが、上記で説明したとおり難しいものではありません。

Android同士ならGoogleのバックアップ機能で、iPhone同士なら「クイックスタート」で写真や動画、アプリなどを移行できます。

また、OSが異なるスマホへの機種変更でも、専用のアプリを利用すれば手軽にデータ移行が可能です。

ただし、一部のアプリはデータ移行前に、個別に引き継ぎする必要があります。

機種変更の際には、メッセージアプリやおサイフケータイなど、個別に対処する必要があるアプリを確認しましょう。

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※ 掲載内容はプラン名・サービス内容の変更によって、一部内容を修正する可能性がございます。

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