iCloud Driveとは?設定方法や便利な使い方をわかりやすく紹介

iCloud Driveとは?設定方法や便利な使い方をわかりやすく紹介
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2026.03.11

iCloud Driveは、ファイルを同期・共有できるクラウドサービスです。iPhoneやMacなどの端末間で手軽にデータを共有できます。

iCloud Driveの「使い方がわからない」「iCloudとの違いは?」など疑問をお持ちの人も多いかもしれません。今回は、iCloud Driveの特徴や使い方を解説します。

目次

iCloud Driveとは一体どんな機能?

iCloud Driveは、従来の「iCloudの書類とデータ」に代わり、保存したファイルやフォルダの最新の情報を同期し、ほかのパソコンやスマホからでも閲覧・編集できるようになるiCloudの機能のひとつです。

また、iCloud Driveに保存されたファイルを簡単にほかの人と共有して閲覧したり、Apple社純正の文書編集アプリPages、Numbers、Keynoteのファイルを複数人で編集したり、スレッド形式でコメントを付けてディスカッションができるグループウェアとしての機能も持っています。

iCloud Driveを便利に使えるシーン

iCloud Driveを便利に使えるシーンとして、主に以下が挙げられます。

・大学のレポートをグループで共有する
・職場でファイルを共有して共同で作業を進める

iCloud Driveを利用すれば、大学の授業後などにすぐにiPhoneに保存したレポートなどを仲間内で共有できます。共有されたファイルはiPadやMacからも確認や編集が可能です。グループのメンバーと共同でレポートを作成することもできます。

そのほか、職場でもグループウェアとしてiCloud Driveを活用することが可能です。ファイルを共有して、提案や改善を書き込みながら、グループで作業を進めることができます。作業の進捗状況をリアルタイムで確認できるため、ビジネスシーンでも重宝するでしょう。

なお、iCloud Driveでは、共有メンバーを画面で確認できるため、共有忘れも少ないでしょう。編集箇所は色付けされるので、変更した箇所はすぐにわかります。オフラインでの編集については、次にネットワークに接続された時点で同期され、ほかの人にも共有されます。

iCloudとiCloud Driveの違いは?

iCloud Driveの特徴を聞いても、「iCloudとiCloud Driveの違いがよくわからない」と感じるかもしれません。「使い方はわかったけど、どう違うの?」と感じる人も多いでしょう。

ポイントは、iCloud DriveはiCloudと違うアプリではなく、iCloudを便利にする拡張機能だということです。

iCloudは、写真やファイル、メモ、パスワードなどをクラウドに保存し、各端末で最新の状態で利用できるようにするAppleのクラウドサービスです。

iCloud Driveは、そのiCloudの機能のひとつで、iCloud Driveに保存したファイルやフォルダを端末間で同期して利用できます。

iCloud DriveはiCloudの機能を拡張して、クラウドストレージに保存されたファイルをほかの人と共有したり、共同編集したりできるようにしてくれます。

便利なiCloud Driveですが、機能を使えるようにするためには、iCloud Driveを利用したいすべてのスマホやパソコンでiCloud Driveの設定をする必要があります。

iCloud Driveの設定方法

iCloud DriveはiPhone、iPad、iPod touchのようなiOSやiPadOSだけでなく、MacやWindowsなどともファイルの共有が可能です。

しかし、すべての製品ですべての機能が利用できるわけではありません。

iCloud Driveに保存されたPages、Numbers、Keynoteのファイルを編集できるのは、iOS端末、iPadOS端末、Mac、Windowsだけで、Androidからは閲覧のみ可能です。

OSや製品ごとに、設定と共有の方法を見ていきましょう。

iPhone(iOS端末)での設定・共有方法

iPhoneでiCloud Driveの同期を設定する方法、フォルダ/ファイルの共有方法をそれぞれ紹介します。

iCloud Driveの同期を設定する方法

iPhoneでiCloud Driveの同期を設定するには、以下の手順で操作します。

1.「設定」アプリ>「ユーザ名」>「iCloud」>「Drive」の順にタップする

2.「このiPhoneを同期」をオンにする

iCloud Drive内にあるファイルは、「コピーを送信」または「共同作業」での共有が可能です。

「コピーを送信」で共有する方法

iCloud Driveのフォルダ/ファイルについて、コピーを送信して共有する手順は次のとおりです。

1.「ファイル」アプリで、任意の場所を開く
2.共有したいフォルダ/ファイルを長押ししてメニューを開く
3.メニューから「共有」をタップする

4.「コピーを送信」を選択する

5.送信方法を選択し、宛先などを設定して送信を実行する

「共同作業」で共有する方法

iCloud Driveにあるファイルについて、共同での編集を依頼して共有する手順は次のとおりです。また、共同作業では、編集権限を付与することもできます。

1.「ファイル」アプリで、任意の場所を開く
2.共有したいフォルダ/ファイルを長押しする
3.メニューから「共有」をタップする

4.「共同作業」を選択する

5.「参加依頼された人のみが編集できます。」をタップする

6.「参加対象」と「権限」などを設定する

7.送信方法を選択し、宛先などを設定して送信を実行する

Macでの設定・共有方法

MacでiCloud Driveの同期を設定する方法、フォルダ/ファイルを共有する方法をそれぞれ紹介します。

MacでiCloud Driveを設定する手順は以下のとおりです。

1.左上の「アップルメニュー(リンゴのマーク)」をクリックし、「システム設定...」を選択する

2.サイドバーの一番上にある[ユーザー名(Apple Account)]をクリックし、メニューから「iCloud」を選択する(サインインを求められる場合は、Apple Accountのメールアドレスとパスワードを入力してください)

3.「Drive(iCloud Drive)」をクリックする

4.「このMacを同期」をオンにして「完了」をクリックする(デスクトップと書類も同期したい場合は、同画面内でオンにする)

続いて、Macでファイルを共有する手順を紹介します。MacもiPhone同様、コピーを送信する方法と共同作業を依頼して共有する方法があります。

1.共有したいファイルをPages、Numbers、Keynoteのいずれかのアプリで開き、ツールバーにある「共有」をクリックする(以下は「Numbers」の画面例)

2.「コピーを送信」または「共同作業」を選択して送信方法を選択する(共同作業の場合は参加対象や権限を設定する)

送信方法を選択したら、共有したい相手を宛先に設定して送信してください。

上記の方法のほか、左上の「ファイル」>「共有」または「書き出す」の順にクリックして共有することもできます。

Windowsでの設定・共有方法

Windows 11の場合、Microsoft StoreからWindows用iCloudをインストールすることで、iCloud Driveが利用できます。

まずは、事前準備としてMicrosoft StoreでiCloudのページを開き、「インストール」をクリックします。

クリック後に自動的にダウンロードとインストールが行われ、パソコンに「iCloud」アプリが追加されます。

iCloudのインストール後にはじめて起動した際は、Apple Accountへのログイン実行後に初期設定を行います。iCloud Driveを同期したい場合は、画面の案内に従って初期設定時に同期を設定しておきましょう。

初期設定が完了すると、iCloudの画面が表示されます。初期設定完了後も、こちらの画面でそれぞれ同期設定の変更が可能です。

Windows上でiCloud Driveを共有する場合は、Windowsに同期設定をして追加したiCloud Driveのフォルダを開きます。

任意のフォルダを追加したり、ファイルをドラッグ・アンド・ドロップしたりすることで、ほかの端末のiCloud Driveにもファイルが同期されます。

共有したいファイルの上で右クリックし、「iCloud Driveで共有」>「ファイルを共有」/「フォルダを共有」を選択すると、ファイルやフォルダの共有が可能です。

「追加」をクリックしてから「参加者」のメールアドレスまたは電話番号を追加し、対象・アクセス権も設定して「適用」をクリックすると共有が実行できます。

フォルダを共有すると、参加者のみが共有フォルダ内のファイルにアクセスできるようになります。

Android™での設定方法

Androidには「iCloud」アプリはありません。そのため、ブラウザからiCloud.comにアクセスする必要があります。

Androidからは、iCloud.comでの閲覧が中心となり、iCloud Driveの共有設定や共同編集はできません。

どうしてもAndroidからPages、Numbers、Keynoteを編集したい場合は、Word、Excel、PowerPointに互換文書を出力することで可能になります。

iCloud Driveをオフにするとどうなるのか?

先述したとおり、iPhoneでは「設定」アプリ>「ユーザ名」>「iCloud」から「iCloud Drive」のオン/オフの切り替えが可能です。

iCloud Driveをオフにすると、以下のような状態になります。

・iCloud Driveでの保存や共有ができなくなる
・LINEのトーク履歴のiCloudバックアップができなくなる

iCloud Driveへの保存や共有をするためには、「iCloud Drive」の設定をオンにしておく必要があります。オフにした場合、iCloud Driveでの保存や共有は利用できなくなります。

また、LINEのトーク履歴のバックアップのためにもiCloud Driveがオンになっている必要があります。iCloud Driveをオフにすると、LINEアプリの自動バックアップも停止します。

iCloudストレージ(iCloud Drive)の空き容量を増やす方法

iCloudストレージ(iCloud Drive)の空き容量が足りないときは、ファイルやアプリの削除、料金プランの変更などが対処法です。空き容量を増やす方法を以下で見ていきましょう。

iCloud Drive内のフォルダやファイルを削除する

まずは、iCloud Drive上の不要なフォルダやファイルを削除しましょう。iPhoneでiCloud Drive内のフォルダやファイルを削除する手順は次のとおりです。

1.「ファイル」アプリ内を開く
2.「ブラウズ」>「iCloud Drive」の順にタップする
3.右上の詳細ボタン>「選択」をタップする
4.不要なファイルを選択し、削除ボタン(ゴミ箱のアイコン)をタップする

ファイルアプリ内で「ブラウズ」>「iCloud Drive」の順に進むと、iCloud Drive内のフォルダやファイルが確認できます。不要なファイルを選択し、削除を実行しましょう。

データを整理したい場合は、楽天シンフォニーが提供するRakuten Driveなど、そのほかのクラウドストレージの利用も併せてご検討ください。

データ利用量の大きいアプリを削除する

iCloudストレージの容量を整理するなら、不要なアプリも削除しましょう。

「設定」アプリ>「一般」>「iPhoneストレージ」から、アプリごとのデータ利用量が一覧で確認できます。ゲームアプリなど、データ利用量の大きいアプリを中心に、不要なアプリの削除を進めていきましょう。

iCloudの料金プランを変更する

iCloudは無料で5GBのストレージが利用できます。さらに、有料プランのiCloud+に加入すると、ストレージ容量の増量が可能です。

iCloud+のストレージ容量と月額料金は次のとおりです。ストレージの空き容量が少ないときは、ストレージのより大きいプランに変更することも検討してみましょう。

ストレージ

月額料金

50GB

150円

200GB

450円

2TB

1,500円

6TB

4,500円

12TB

9,000円

iCloud Driveを使うときの注意点

ファイルの共有に役立つiCloud Driveにも、いくつか注意すべき点があります。iCloud Driveを使うときの注意点を以下で詳しく見ていきましょう。

容量に上限がある

iCloudの容量には上限があり、無料では5GB、有料では50GB/200GB/2TB/6TB/12TBのプランが利用できます。使用容量には、「ファイル」アプリ内のファイルだけでなく、iCloudに保存されているメールや写真などのバックアップの容量もカウントされます。

使用中のiCloudストレージは、「設定」アプリ>「ユーザ名」>「iCloud」から確認できます。ストレージの使用状況を定期的に確認して、空き容量が残り少ないときは、ストレージを整理するか、さらに容量の大きいプランを検討しましょう。

1台の端末でiCloud Driveのファイルを削除すると、ほかの端末でも削除される

1台のiPhoneやMacからiCloud Driveのファイルを削除すると、同じApple AccountでiCloud Driveを利用しているほかのすべての端末からもファイルが削除されます。

そのため、ファイルを削除する前に、同じApple Accountでログインしているほかの端末があるかを確認し、すべての端末から削除されても問題ないかを判断してください。

削除したくないファイルがある場合は、削除前に本体ストレージや別のクラウドストレージに保存するなどの方法で対処しましょう。

データをダウンロードする際にはデータ通信量が発生する

Macで作成・保存されたファイルをiPhoneではじめて閲覧するときなど、ローカルにないファイルを閲覧する際には、ダウンロードのためにデータ通信量が発生します。

携帯電話回線での通信が発生するのを避けたい場合は、モバイルデータ通信の利用をオフに設定しておきましょう。iPhoneでは、「設定」アプリ>「モバイル通信」から「iCloud Drive」のモバイルデータ通信の利用のオン/オフを設定できます。

なお、モバイルデータ通信の利用をオフにした場合、ローカルにないファイルはWi-Fi®環境下でのみ閲覧できる状態になります。

また、Macでは「ストレージ最適化」の機能があり、ストレージに空き領域が必要な場合に一部のファイルがiCloudに保存されることがあります。ストレージ最適化をオンにしている場合、iCloudに保存されたファイルへのアクセス時にデータ通信量が発生することがあります。

iCloud Driveは写真のバックアップ・同期とは別の機能

写真のバックアップ・同期は「iCloud写真」という機能を利用します。こちらは「iCloud Drive」とは別の機能です。

iCloud写真へのバックアップ・同期をオンにするためには、「設定」アプリ>「ユーザ名」>「写真」をタップし、「このiPhoneを同期」をオンにします。写真をバックアップしたい方は、iCloud写真がオンになっているか確認しておきましょう。

iCloud Driveで削除したファイルを復元する方法は?

iPhoneで削除したiCloud Driveのファイルは、30日間は以下の手順で復元できます。

1.「ファイル」アプリを開き、「ブラウズ」タブをタップする
2.「場所」で「最近削除した項目」をタップする
3.詳細ボタン(…)をタップし、「選択」をタップする
4.ファイルを選択して画面下の「復旧」をタップする

Macで削除したiCloud Driveのファイルは、以下の手順で復元が可能です。iCloud Driveからゴミ箱に入れたファイルは、30日後に自動的にゴミ箱から削除されます。

1.Dockの「ゴミ箱」アイコンをクリックする
2.「ゴミ箱」からドラッグするか、項目を選択して「ファイル」>「戻す」を選択する

WindowsのiCloudのフォルダで削除したファイルは、以下の手順で復元が可能です。初期設定では30日間経過すると、ごみ箱からも削除されます。

1.デスクトップなどから「ごみ箱」を開く
2.「ごみ箱」からドラッグするか、項目を右クリックして「元に戻す」をクリックする

iCloud.comで削除したファイルは、30日間は以下の手順で復元できます。

1.サイドバーの「最近削除した項目」を選択する
2.復元するファイルを個別に選択して「復元」をクリックする(または「すべて復元」をクリックする)

iCloud Driveが同期されないときの原因

iCloud Driveが同期されないときは、主に以下のような原因が考えられます。

・iCloud Driveの設定で「このiPhoneを同期」「このMacを同期」がオンになっていない
・同じApple Accountでログインしていない
・ファイルアプリの「このiPhone内」に保存している

まずは、iCloud Driveの設定で、iPhoneやMacの同期設定が正しく行われているか確認してみましょう。iPhoneの場合は、「設定」アプリ>「ユーザ名」>「iCloud」>「Drive」からiCloud Driveについて「このiPhoneを同期」をオンにできます。

また、同じApple Accountでログインしていることが同期の条件です。特に複数のApple Accountを保有している場合は、同期できていない端末のアカウントが同一であるか確認してみてください。

そのほか、ファイルアプリの「このiPhone内」にあるローカルのファイルは、iCloud Driveで同期されません。Macも「ダウンロード」などローカルフォルダに保存されたファイルは、iCloud Driveに移動しない限り同期されません。同期の対象となる保存場所にファイルがあるか確認してみましょう。

iCloud Driveの設定・共有方法を覚えて使いこなそう!

iCloud Driveを利用すれば、保存したファイルやフォルダを同期してほかのスマホやパソコンからでも閲覧・編集ができ、ほかの人とのファイル共有も可能です。

iPhoneでは、「設定」アプリ>「ユーザ名」>「iCloud」>「Drive」から、iCloud Driveの設定をオンにできます。ファイルの共有は、「ファイル」アプリから可能です。

ぜひ家族・友人とのファイル共有やビジネスシーンでの共同作業などで、iCloud Driveを活用していきましょう。

なお、iPhoneをもっと快適に使うなら、iCloud Driveの活用と併せて、スマホの料金プランもぜひ見直しておきたいところです。iCloud Driveを活用すると、ファイルのダウンロードなどでデータ通信量が発生することもあります。

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