格安SIMとは?メリット・デメリットや選び方・乗り換え方法を解説

格安SIMとは?メリット・デメリットや選び方・乗り換え方法を解説
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2024.12.20

毎月のスマホ料金を節約するために、格安SIMへ乗り換えを検討したことはありませんか。

ただ、いざ乗り換えするとなると「格安SIMってなに?通信はちゃんと使えるの?」と、不安を感じることもあるかもしれません。

今回は、格安SIMとはなにか、安さの理由やメリット・デメリット、格安SIMへの乗り換え方法などを紹介します。

目次

格安SIMとは

「格安SIM」とは、大手携帯電話会社のメインブランドと比べて安価に利用できるSIMカード/eSIMのことです。一般的には、通信設備を持たない「MVNO(仮想移動体通信事業者)」と呼ばれる事業者の提供する安価なサービスのことをさしています。

携帯電話会社は、自社で通信設備を保有する「MNO(移動体通信事業者)」と、MNOから通信設備を借りてサービスを展開する「MVNO」の大きく2つに分けられます。

格安SIM(MVNO)は、通信設備を整備・維持するコストがかからないため、低価格でのサービス提供が可能です。また、格安SIMは、店舗がないまたは少ない店舗の事業者が多く、店舗運営のコストがかからない点でも、コストが抑えやすい特長があります。

格安SIMのメリット

格安SIMのメリットとしては、料金の安さ、低容量のプランの豊富さ、シンプルさなどが挙げられます。格安SIMのメリットを以下で見ていきましょう。

携帯電話料金が安い

格安SIMは、月額1,000~3,000円前後で多くのプランが利用可能です。MNOから乗り換えれば、大幅に節約できる可能性があります。

毎月3GB以下のデータ容量が月額1,000円以下で利用できる格安SIMも多く、かなりミニマムな契約も可能です。データ利用量が少ないライトユーザーも、それに見合った金額まで毎月の料金を絞り込むことができます。

低容量のプランが選びやすい

格安SIMは、1GB、3GB、6GBなど、10GB以内の低容量の料金プランが豊富に用意されています。ご自身のデータ利用量にぴったりの料金プランを選択することが可能です。

なお、携帯電話会社によっては、余ったデータ容量を翌月に繰り越しできる「データ繰り越し」のサービスがあり、少ないデータ容量でも無駄なく使ってやりくりができます。

料金プランがシンプル

格安SIMの料金プランは、シンプルで金額を把握しやすいのも魅力です。

複雑な割引がなく、元々の料金自体を安く設定しているところが多いです。複雑な割引条件を理解することに苦手意識を持っていた人も、安心して契約できます。

格安SIMのデメリット

格安SIMのデメリットも見ていきましょう。対面サポートを受けづらい、混雑時に速度低下しやすい、選べるスマホが少ないところがあるなどがデメリットとして挙げられます。

対面サポートを受けづらい

格安SIMは、店舗を持たないあるいは店舗の少ないところがほとんどで、サポートは対面ではなくオンラインが中心です。トラブルの際は、チャット、メール、電話などで相談をすることになります。

店舗数が限られる(または店舗がない)ため、「近くに店舗があればよかったのに」と感じることはあるかもしれません。オンラインのサポートを上手く活用する方向に切り替えていく必要があります。

回線混雑の時間帯に速度低下しやすい

格安SIMは、回線設備を借り受けて通信を提供する性質上、自社で回線を保有する携帯電話会社(MNO)と比較すると、帯域(≒データの通り道)に制限があります。

そのため、利用者が多い通勤時間帯やお昼時などの回線混雑の時間帯には、速度低下しやすいことが注意点となります。自動車の通行で例えると、自社で回線を持つ携帯電話会社と比べると格安SIMは車線の数が少なく、交通量が増えると渋滞しやすいイメージです。

通信が混雑していない時間帯であれば差は少ないですが、回線混雑の時間帯はMNOと比べて、体感でも差を感じてしまう可能性があります。

スマホのラインアップが少ないところもある

スマホのラインアップが充実したMNOと比較すると、MVNOはセットで購入できるスマホの品揃えは控えめなところも多いです。

格安SIMに乗り換え後も、機種変更で選べるスマホの選択肢を狭めたくないと考えているなら、たとえば携帯電話会社以外で販売されているSIMフリースマホの購入を考えてみるのも方法のひとつです。他所での購入で、選択肢を広げることも検討しましょう。

SIMフリーのスマホについてはこちらをご確認ください。

格安SIMの選び方

いざ格安SIMへ乗り換えとなると、どの格安SIMを選ぶべきなのか、迷ってしまうこともあるかもしれません。格安SIMの選び方のポイントを以下で見ていきましょう。

  • 自分に合う料金プランのある格安SIMを選ぶ
  • 独自のサービスをチェックする
  • 乗り換えのキャンペーンに注目する
  • セット購入できるスマホで選ぶ

自分に合う料金プランのある格安SIMを選ぶ

格安SIMの各Webサイト内の料金プランの紹介ページをチェックし、自分の使い方に合ったデータ容量の料金プランがあるか確認してみましょう。

ご自身の毎月のデータ利用量は、契約中の携帯電話会社の会員ページ(マイページ)で確認できます。「会社名+会員ページ(またはマイページ)」などで検索して、会員ページにアクセスしましょう。

独自のサービスをチェックする

格安SIMごとに、他社との差別化として、独自のサービスが展開されています。具体的には、以下のようなサービスが用意されていることがあります。

  • 独自の通話オプション
  • ユーザー同士・家族同士のデータ容量のシェア
  • SNS使い放題、動画見放題などのオプションサービス
  • 通信速度の上限を設定した安価な料金プラン

ご自身にとって価値を感じるプランやオプションはあるか、ぜひチェックしておきましょう。

乗り換えのキャンペーンに注目する

他社から電話番号そのままで乗り換え(MNP)をする方などを対象に、豪華なキャンペーンが用意されているところもあります。

具体的なキャンペーンとしては、ポイントバック、セット購入のスマホへの割引、月額料金への一定期間の割引などが挙げられます。特にMNPのキャンペーンは金額が大きくなることも多いので、ぜひ注目しておきましょう。

セット購入できるスマホで選ぶ

機種変更を考えているなら、セット購入できるスマホも確認してみましょう。格安スマホは前述のとおりスマホのラインアップが控えめなところも多いですが、セット販売のスマホが充実したところももちろんあります。

MVNOでは、MNOでは取り扱いの少ない比較的マイナーなメーカーのスマホを取り扱っていることもあり、今までとは違ったスマホを手にすることも可能です。

5万円を切るような低価格帯のスマホを豊富に取り扱っているところも多く、通信料金だけではなく、機種代金も節約できる可能性があります。

格安SIMへ乗り換える手順

ここからは格安SIMへ乗り換える手順を見ていきましょう。以下の3ステップで乗り換えが可能です。

  1. 乗り換え前の事前準備をする
  2. 乗り換え先の格安SIMに申し込む
  3. 初期設定をして利用を開始する

乗り換え前の事前準備をする

格安SIMへの申し込みの事前準備としては、主に以下が必要です。

  • MNP予約番号の取得(必要な場合のみ)
  • SIMロック解除(必要な場合のみ)
  • 対応端末の確認(必要な場合のみ)
  • 本人確認書類・支払いに必要なものの準備

MNP予約番号の取得

電話番号を引き継ぐためには、MNPと呼ばれる仕組みを利用します。MNPワンストップの対象事業者間での乗り換えの場合は、事前の手続きは不要ですが、それ以外の場合は事前に契約中の携帯電話会社の会員ページなどで「MNP予約番号」の発行が必要です。

MNPワンストップの対象事業者については、こちらをご確認ください。

MNPワンストップについては、こちらをご確認ください。

MNP予約番号については、こちらをご確認ください。

SIMロック解除

MNOで購入した一部のスマホは、他社での回線で利用できないようにスマホにSIMロックがかかっています。SIMロックは携帯電話会社の会員ページなどから解除が可能です。

「携帯電話会社名+SIMロック解除」などで検索すると、各社の公式Webサイト内でSIMロック解除の手続きページへのリンクの案内などが確認できます。

SIMロック解除については、こちらをご確認ください。

対応端末の確認

現在使用しているスマホを格安SIMでも利用したい場合は、そのスマホが対応端末に含まれているか確認しておきましょう。対応端末(または動作確認済端末など)は、各携帯電話会社の公式Webサイト内で確認できます。

本人確認書類・支払いに必要なものの準備

格安SIMへの申し込みの際には、本人確認書類のアップロードと支払い情報(クレジットカード番号など)の入力が必要です。本人確認書類とクレジットカードなどをお手元に準備しておきましょう。

乗り換え先の格安SIMに申し込む

事前準備ができたら、格安SIMの公式Webサイトから申し込みを開始します。

料金プラン、オプション、セット購入するスマホなどを順に選択し、必要情報(住所・氏名、支払い情報)の入力を済ませて申し込みを完了させましょう。

初期設定をして利用を開始する

申し込みした後日に、SIMカードや購入したスマホが自宅に届きます。あとは初期設定を完了すれば、格安SIMの利用を開始できます。必要な初期設定は以下が挙げられます。

  • 開通手続き
  • SIMカードのセット
  • APN設定(通信のためのスマホの設定)
  • データ移行

開通手続き

開通手続きをすると、格安SIMの回線に切り替わり、今まで契約していた回線は自動的に解約されます。開通手続きは、Webや電話などから可能です。

SIMカードのセット

SIMカードは、契約先の回線を使うためにスマホにセットする小さなICカードです。

スマホを購入した際には、SIMカードを端末にセットしましょう。手持ちのスマホを継続して使用する場合は、今まで使っていたSIMカードから新しいSIMカードに入れ替えをします。

SIMカードの挿入/入れ替えについては、こちらをご確認ください。

APN設定

APN設定は、契約した携帯電話会社の回線を通じて通信するためのスマホ側の設定です。

iPhoneではAPN構成プロファイルのインストール、Android™では設定からAPNの登録を行います。スマホと携帯電話会社の組み合わせによっては、APNが自動で設定される場合もあります。

APN設定については、こちらをご確認ください。

データ移行

乗り換えとあわせて機種変更する場合は、データ移行が必要です。iPhoneではクイックスタートの機能で、ワイヤレスでのデータ転送が可能です。

AndroidはGoogleアカウントへのバックアップを復元する方法などで、データ移行ができます。

データ移行の方法について、こちらをご確認ください。

MNOが提供している格安SIM並みに安価なプランも検討してみよう

格安SIMは、回線を借り受けてサービスを提供する携帯電話会社で、料金の安さやシンプルさが大きな魅力となっています。

一方でデメリットとしては、対面サポートが受けづらいこと、回線混雑の時間帯に速度低下しやすいことなどが挙げられます。

このあたりがネックに感じる方は、MNOでも格安SIMに近い水準の安価な料金プランが提供されているところもあるため、検討してみるのがおすすめです。

楽天モバイルの料金プランでは、データ利用量に合わせて料金が自動的に変わるため、たくさん使う人にもあまり使わない人にもおすすめの料金プランです。

家族割引適用※で、3GBまでは880円/月(税込968円)、20GB超過後はどれだけ使っても2,880円/月(税込3,168円)とデータ使い放題※1なので、データ容量を心配せず快適な通信をご体験いただけます。
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プログラム適用条件あり。詳細はこちらをご確認ください。

ぜひ楽天モバイルをご検討ください。

  • 家族割引適用で、0GB〜3GBまで880円/月(税込968円)
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  • 家族割引適用で、20GB超過後〜どれだけ使ってもデータ高速無制限2,880円/月(税込3,168円) ※1
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※ 製品代、オプション料、通話料等は別費用。
※1 混雑時など公平なサービス提供のため速度制御する場合あり。
※2 アプリ未使用時30秒20円(税込22円)。一部対象外番号あり。データタイプのお申し込みでは、データ通信のみの利用となり通話・Rakuten Linkアプリはご利用いただけません。
※3 iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone SE(第1世代)をiOS 14.4/14.4.1/14.4.2のバージョンでご利用になる場合、110/118/119への緊急通話で高精度な位置情報測位の正確性が低下します。iOS 14.5にアップデートすることで高精度な位置情報測位に対応いたします。楽天モバイルのご利用にあたり、iOS 14.4以降ならびにキャリア設定の最新バージョンへのアップデートをお願いいたします。
※ 掲載内容はプラン名・サービス内容の変更によって、一部内容を修正する可能性がございます。

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