iPhoneに機種変更する際のデータ移行方法は？注意点やエラーの対処法を解説

2025.08.20

iPhoneへ機種変更する際は、事前にデータの移行方法や注意点などを把握しておくとスムーズに進められます。

アプリによっては別途引き継ぎ設定が必要なこともあるため、確認しておきましょう。

今回はiPhoneからiPhone、Android™からiPhoneへ機種変更する場合の手順や注意点、エラーが出た場合の対処法などを解説します。

iPhoneへの機種変更時に自分でやること
【iPhoneからiPhone】クイックスタートでのデータ移行と注意点
【iPhoneからiPhone】クイックスタート以外のデータ移行方法と注意点
【Android™からiPhone】機種変更時のデータ移行方法と注意点
間違って初期設定をしてしまった場合の対処法
iPhoneのデータ移行でエラーが発生した場合の対処法
各種アプリ・Apple Pay・Apple Watchの引き継ぎ方法
iPhoneの機種変更に関するよくある質問
iPhoneへ機種変更するときの携帯電話会社の選び方
iPhoneの機種変更で大事なことは事前準備

iPhoneへの機種変更時に自分でやること

iPhoneへの機種変更時に自分でやっておくべきことは、主に以下のとおりです。

・バックアップの作成
・データ移行方法を決める
・ LINEの引き継ぎ
・ゲームアプリの引き継ぎ
・2段階認証アプリの引き継ぎ
・各ポイントサービスアプリの引き継ぎ
・Apple Payの引き継ぎ
・Apple Watchの引き継ぎ

特に重要なのがバックアップの作成です。

バックアップを作成しておけば、データ移行時にトラブルが起きても安心して対応できます。新しいiPhoneへのデータ移行時は、最新のデータをバックアップしておきましょう。

※スマホのバックアップのやり方の詳細については、こちらをご確認ください。
※iPhoneのバックアップのやり方の詳細については、こちらをご確認ください。
※AndroidからiPhoneへのデータ移行の詳細については、こちらをご確認ください。

【iPhoneからiPhone】クイックスタートでのデータ移行と注意点

iPhoneからiPhoneへの機種変更時に、クイックスタートでデータ移行をする方法を紹介します。移行時の手順と注意点を確認しながら作業を行いましょう。

クイックスタートでのデータ移行方法

iPhone同士の場合は、iPhoneの標準機能である「クイックスタート」機能を使うと、スムーズにデータを移行できます。

電話番号やメールアドレスなどの連絡先のほか、写真や音楽データ、アプリも移行可能です（一部のアプリはデータ移行に別途設定が必要になります。詳しくは、各種アプリ・Apple Pay・Apple Watchの引き継ぎ方法をご参照ください）。

クイックスタートで機種変更する手順は、以下のとおりです。

1.新しいiPhoneの電源を入れる
2.古いiPhoneのBluetooth®をオンにして近づける
3.古いiPhoneの画面に「新しいiPhoneを設定」と表示されたら「続ける」をタップする
4.新しいiPhoneの画面に「ほかのiPhoneを待機中」が表示されたら待つ
5.古いiPhoneの画面に「新しいiPhoneをカメラに向けてください」の表示が出たら、新しいiPhoneの青い円形の模様が収まるようにカメラを向ける
6.古いiPhoneの画面に「新しいiPhoneの設定を完了」のメッセージが表示される
7.新しいiPhoneの画面に「ほかのiPhoneのパスコードを入力」が表示されたら、古いiPhoneのパスコードを入力する
8.画面の指示に従って初期設定を進める

クイックスタートは、iPhoneとiPhoneを近づけ、画面の指示に従って進めるだけでデータ移行が完了します。iCloud上にデータを保存する必要がないので、iCloudの容量に余裕がなくても利用可能です。

※クイックスタートの手順の詳細については、こちらをご確認ください。

データ移行時の注意点

クイックスタートでデータを移行するときの主な注意点は、以下のとおりです。

・iOS 12.4以降のOSバージョンが必要
・ストレージの空き容量が必要
・安定した通信環境が必要（Wi-Fi®またはBluetooth）

クイックスタートが利用できるOSバージョンは、iOS 12.4以降です。OSをアップデートしていない場合は、最新バージョンにしておきましょう。

また、新しいiPhoneのストレージ容量が古いiPhoneより少ない場合、クイックスタートで一部のデータを移行できない可能性があります。ストレージ容量が足りない場合は、古いiPhoneの写真や動画、アプリなどの不要なデータを削除するか、クラウドストレージサービスに保存するなどの対策を行いましょう。

Bluetoothでもデータ移行はできますが、時間がかかったり、途中で通信が途切れたりする場合があるため、Wi-Fi環境での通信をおすすめします。

転送中は両方のiPhoneを利用できないため、1～2時間ほどの時間を確保して作業しましょう。

なお、クイックスタート以外にも、有線でデータ移行する方法があります。有線でデータ移行する場合は、新旧のiPhoneのモデルにあわせて、USB-C充電ケーブルやUSB-C-Lightningケーブル、Lightning-USB3カメラアダプタ、Lightning-USBケーブルなどを用意しましょう。

※参考：新しいiPhoneやiPadに有線接続でデータを転送する

【iPhoneからiPhone】クイックスタート以外のデータ移行方法と注意点

iPhoneのOSバージョンが古くてクイックスタートを利用できない場合や、紛失・故障などで古いiPhoneが手元にない場合は、iCloudやiTunesを使ったデータ移行方法を試しましょう。

古いiPhoneが手元にないとクイックスタートや有線ではデータを移行できませんが、iCloudやiTunesを使ってあらかじめ古いiPhoneのバックアップを作成しておけば、新しいiPhoneでそのデータを復元できます。

次項より、クイックスタート以外のデータ移行方法と注意点を紹介します。

クイックスタート以外のデータ移行方法

クイックスタート以外のデータ移行方法は、主に以下のとおりです。

・iCloud
・iTunes

方法によって手順や必要な機器が異なるので、順番に確認しましょう。

iCloud

iCloudとはApple社が提供しているクラウドサービスで、iPhoneのバックアップを保存できます。

次の手順で、iCloudに保存されているバックアップを利用して、旧iPhoneのデータ移行が可能です。

1.新しいiPhoneを起動する
2.Wi-Fiに接続する
3.「アプリとデータ」画面で「iCloudバックアップから復元」をタップする
4.Apple Account（旧Apple ID）とパスワードでiCloudにサインインする
5.転送するデータを選ぶ
6.復元が終わるまで待つ
7.画面の指示に従って操作する

上記手順を実行すれば、iCloudに保管されている写真や音楽、アプリなどのコンテンツが自動的に新しいiPhoneにダウンロードされます。

iTunes

iTunesとは、Apple社が提供している音楽やビデオなどを再生するためのソフトウェアです。事前にiTunesで古いiPhoneのバックアップを作成していれば、次の手順でデータを復元できます。

1.新しいiPhoneを起動する
2.「アプリとデータ」画面が表示されたら「MacまたはPCから復元」をタップする
3.バックアップを作成したパソコンと新しいiPhoneを接続する
4.iTunesを開いて新しいiPhoneをタップする
5.「バックアップを復元」をタップする
6.場合によってはパスワードを入力する
7.復元が終わるまで待ち、画面の指示に従って操作する

ケーブルで直接パソコンからバックアップデータを読み込むため、Wi-Fiに接続する必要はありません。

ただし、初期設定が完了した後にiCloudに保管している写真や動画をダウンロードする場合は、データ通信量が多くなるため、Wi-Fiに接続するとよいでしょう。

データ移行時の注意点

iCloudやiTunesを用いてデータ移行を行う場合は、以下の点に注意しましょう。

・事前にバックアップを作成しておく必要がある
・最新のバックアップデータとは限らない
・iTunesではパソコンが必要
・ストレージの空き容量が必要

iCloudやiTunesを用いたデータ移行では、事前にバックアップの作成が必要です。普段から最新データのバックアップを作成していない場合、最近撮影した写真や動画、インストールしたアプリが移行されません。

また、iTunesでデータ移行する際には、バックアップ作成時に利用したパソコンが必要です。

そのほか、新しいiPhoneのストレージ容量が古いiPhoneよりも少ない場合、すべての写真や動画、アプリを移行できないことがあります。ストレージの空き容量に余裕を持たせるためにも、不要な写真や動画、使っていないアプリなどを削除してから、バックアップを作成しましょう。

【Android™からiPhone】機種変更時のデータ移行方法と注意点

AndroidからiPhoneへのデータ移行は可能です。事前に手順を確認して、スムーズに機種変更を進めましょう。

ただし、iPhoneには「おサイフケータイ®」機能が存在しないため、電子マネーや交通系ICなどの一部サービスでは、残高や登録情報を引き継げない場合があります。

Androidからのデータ移行方法

AndroidからiPhoneへのデータ移行方法は、主に以下のとおりです。

・「iOSに移行」アプリを利用する
・パソコンを使ってデータを移行する

方法によって手順や必要な機器が異なるので、順番に確認しましょう。

Apple公式アプリ「iOSに移行」を使ったデータ移行方法

AndroidからiPhoneにデータを移行するには、「iOSに移行」アプリを利用する方法があります。手順は以下のとおりです。

1.Androidに「iOSに移行」アプリをインストールする
2.iPhone初期設定の「Appとデータ」の項目で「Androidからデータを移行」をタップする
3.Androidで「iOSに移行」アプリを開く
4.iPhoneの画面にコードが表示されたら、Androidに入力する
5.Androidで転送するコンテンツを選択する

「iOSに移行」アプリはAppleの公式アプリであり、少ない手順でデータを移行できます。

※AndroidからiPhoneへのデータ移行の詳細については、こちらをご確認ください。

パソコンを使ったデータ移行方法

Androidのデータを一度パソコンにバックアップし、そのデータをパソコン経由でiPhoneに移行する方法があります。

パソコンのOSによって操作方法が異なり、Windowsの場合はiTunesを、Macの場合はFinder（macOSのバージョンによってはiTunes）を利用します。

※参考：コンピュータを使って iPhone、iPad、iPod touch を同期する

データ移行時の注意点

iPhoneには「おサイフケータイ®」機能が存在しないため、Androidで「おサイフケータイ®」機能を利用している場合は、iPhoneの「Apple Pay」機能に残高を引き継げるかどうかを確認する必要があります。

引き継げない場合は、すでにチャージしている残高を機種変更前に使い切りましょう。

電子マネー各社でApple Payへの対応状況が異なるため、最新の情報を確認してください。

間違って初期設定をしてしまった場合の対処法

新しいiPhoneを起動して初期設定を済ませてしまうと、クイックスタートやiCloudなどを用いたデータ移行ができません。

新しいiPhoneで先に初期設定を済ませてしまった場合は、次の手順で初期化して、工場出荷時の状態に戻してからやり直しましょう。

1.新しいiPhoneの「設定」アプリを開く
2.「一般」をタップする
3.「転送または[デバイス]をリセット」をタップする
4.「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップする
5.パスコードとApple Account（旧Apple ID）のパスワードを入力する
6.「このiPhoneを消去」画面で「続ける」をタップする
7.新しいiPhoneが消去されるまで待つ
8.初期設定がはじまったらデータ移行をはじめる

初期設定を済ませた新しいiPhoneを初期化する際に、新しいiPhoneのバックアップを作成する必要はありません。

バックアップを作成すると、iCloudやiTunesを用いたデータ移行のときに間違えてしまう可能性があるため注意しましょう。

iPhoneのデータ移行でエラーが発生した場合の対処法

iPhoneのデータ移行で発生しやすいエラーの主な原因は、以下のとおりです。

・OSバージョンが古い
・ストレージ容量が不足している
・接続が不安定

クイックスタートはiOS 12.4以降で利用できる機能なので、iPhoneのOSバージョンが古いと利用できません。iPhoneからiPhoneにデータ移行する場合は、機種変更前後のiPhoneのOSバージョンを確認し、古い場合はアップデートしましょう。

特に、移行先のiPhoneを中古で購入した場合は、OSをアップデートしたうえで初期化し、データ移行を再開する必要があります。

また、新しいiPhoneのストレージ容量が古いスマホよりも少ない場合、一部の写真や動画、アプリを移行できない場合があります。ストレージの空き容量に余裕を持たせるためにも、古いスマホの不要なデータは事前に削除しておくことをおすすめします。

そのほか、クイックスタートやiCloudは無線通信でデータ移行を行うため、BluetoothやWi-Fiの接続が不安定だと、データ移行が失敗する可能性があります。データ移行をスムーズに行うためにも、事前に通信環境を見直しておきましょう。

各種アプリ・Apple Pay・Apple Watchの引き継ぎ方法

iPhoneへ機種変更する際にやっておくべき引き継ぎは、主に以下のとおりです。

・LINEの引き継ぎ
・ゲームアプリの引き継ぎ
・2段階認証アプリの引き継ぎ
・各ポイントサービスアプリの引き継ぎ
・Apple Payの引き継ぎ
・Apple Watchの引き継ぎ

アプリによっては、事前に設定をしないとアプリ内のデータが消えてしまい、新しいiPhoneに引き継げなくなる可能性があります。

また、iPhoneからiPhoneへ機種変更する場合、Apple PayやApple Watchの引き継ぎが必要になる可能性があるため、手順を知っておきましょう。

それぞれ、順番に解説します。

※機種変更時にデータ移行が必要なアプリの種類や移行方法の詳細については、こちらをご確認ください。

LINEの引き継ぎ

LINEの過去のトーク履歴を新しいiPhoneで引き継ぎたい場合は、事前に準備が必要です。

また、引き継ぐ方法によって必要な準備や手順が異なるので、実行する際は確認しましょう。

iPhoneからiPhoneへ機種変更する際の引き継ぎ方法を順番に解説します。

※LINEを引き継ぐ方法の詳細については、こちらをご確認ください。

クイックスタートを利用する場合

古いiPhoneが手元にある場合は、クイックスタートでLINEを引き継ぎましょう。

クイックスタートを利用する場合の手順は、以下のとおりです。

1.クイックスタートを実行する
2.新しいiPhoneで「LINE」アプリを起動する
3.「本人確認する」をタップする
4.電話番号を入力してSMS認証を実行する
5.パスワードを入力して完了する

認証時にはSMS認証が必要になるので、事前に古いiPhoneでLINEアプリを開き、「ホームタブ」>「設定（歯車のアイコン）」>「アカウント」でアカウント情報を確認しましょう。

また、同じ画面でパスワードの登録や変更ができるため、忘れてしまった場合は変更しておくとよいです。

※LINEを引き継ぐ方法の詳細については、こちらをご確認ください。

クイックスタートを利用できない場合

手元に古いiPhoneがない場合は、クイックスタート以外の方法でLINEを引き継ぎましょう。

なお、クイックスタート以外の方法で引き継ぐ場合は、LINEのパスワード、トーク履歴の復元のためのPINコードがそれぞれ必要です。

事前に設定していない場合や不明な場合はLINEを引き継ぐことができないので、注意しましょう。

クイックスタート以外の方法でLINEを引き継ぐ手順は、以下のとおりです。

1.新しいiPhoneで「LINE」アプリを開く
2.「ログイン」をタップする
3.「その他の方法でログイン」をタップする
4.「電話番号でログイン」をタップする
5.新しいiPhoneの電話番号を入力する
6.SMSに届いた認証番号を入力する
7.表示された情報が自分のアカウントなら「はい、私のアカウントです」を選ぶ
8.画面の指示に従って引き継ぎを完了させる

自分の状況にあった方法を選択しましょう。

※LINEを引き継ぐ方法の詳細については、こちらをご確認ください。

ゲームアプリの引き継ぎ

ゲームアプリのアカウント情報やプレイ履歴を引き継ぐ場合、一般的には、アカウント連携や引き継ぎコードの発行などが必要です。引き継ぎ方法はゲームアプリによって異なるため、事前に各アプリの公式Webサイトやゲーム内Q&A、ヘルプページで手順を確認しておきましょう。

複数のゲームをプレイしている場合は、引き継ぎ漏れを防ぐためにも、個別に準備を進めることが大切です。

2段階認証アプリの引き継ぎ

2段階認証アプリは、セキュリティ性の高いサービスの利用に欠かせない存在ですが、機種変更時には慎重な対応が求められます。

たとえば、「Microsoft Authenticator」アプリは、機種変更時に古いスマホでサービスにアクセスして、新しいスマホを登録する手順が必要です。登録前に古いスマホを処分または初期化すると、引き継ぎの手順が複雑になるおそれがあります。

2段階認証アプリを利用している方は、事前に公式Webサイトでアプリごとの手順を確認しましょう。

各ポイントサービスアプリの引き継ぎ

各種ポイントサービスアプリも、それぞれ引き継ぎ方法を確認しましょう。

公式Webサイトに記載されている方法でアプリを取得、ログインすれば、残高やポイントは移行されます。

貯めてきたポイントを新しいiPhoneで利用するために、正しい手順で引き継ぎ作業を行いましょう。

Apple Payの引き継ぎ

Apple Account（Apple ID）が同一であれば、Apple Payに登録したクレジットカードやデビットカードの情報は、新しいiPhoneに自動で引き継がれます。そのため、再登録の手間はほとんどかかりません。

ただし、SuicaやPASMOなどの交通系ICカードは、事前に古いiPhoneやApple Watchから削除する必要があります。

古いiPhoneやApple Watchから交通系ICカードを削除する手順は、以下のとおりです。

古いiPhoneの手順

1.「ウォレット」アプリを開く
2.削除したい交通系ICカードを選択する
3.「…（三点リーダー）」をタップする
4.「カードの詳細」をタップする
5.「カードを削除」をタップする

Apple Watchの手順

1.「ウォレット」アプリを開く
2.削除したい交通系ICカードを選択する
3.右上のマークをタップする
4.「このカードを削除」をタップする

新しいiPhoneへのデータ移行が終わったら、改めて交通系ICカードを「ウォレット」アプリに登録しましょう。

Apple Watchの引き継ぎ

現在利用しているApple Watchを新しいiPhoneでも引き続き利用したい場合は、事前にバックアップを作成しておく必要があります。

Apple Watchを引き継ぐ手順は、以下のとおりです。

1.Apple WatchとiPhoneを充電しておく
2.古いiPhoneとApple Watchを最新のバージョンにアップデートする
3.古いiPhoneで「設定」アプリ>「ユーザ名」>「iCloud」>「すべてを表示」の順にタップする
4.「ヘルスケア」をオンにする
5.iCloudまたはパソコンを使って古いiPhoneをバックアップする
6.新しいiPhoneへデータ移行する
7.新しいiPhoneでApple Watchを使うか確認されたら、Apple Watchを手首に装着する
8.ロックが解除されたことを確認する
9.「続ける」をタップする
10.新しいiPhoneで「Apple Watch」アプリを開く
11.画面の案内に従って設定を進める

新しいiPhoneとApple Watchをペアリングする場合、Apple Account（旧Apple ID）とパスワード、Apple Watchのパスコードが必要です。

また、Apple Watchと新しいiPhoneが50%以上充電されていないと引き継ぎができないので、事前に充電を済ませておきましょう。

※Apple Watchを機種変更する場合の方法については、こちらをご確認ください。

iPhoneの機種変更に関するよくある質問

次項より、iPhoneの機種変更に関するよくある質問に順番に回答します。

機種変更でSIMカードを差し替えるタイミングは？

SIMカードには電話番号や通信契約情報が記録されていますが、写真や動画などのデータは保存されていません。

そのため、iPhoneの機種変更時には、バックアップやアプリの移行が済んでいれば、好きなタイミングでSIMカードを差し替えて問題ありません。

また、iPhoneはeSIMに対応しているため、機種変更時にeSIMへの切り替えも検討してみましょう。eSIMとは、スマホ本体に内蔵された本体一体型のSIMで、物理的なカードを差し替えずに通信契約の設定ができます。

なお、古いスマホやSIMカードの種類、SIMロックの有無、携帯電話会社によっては、すぐに差し替えられない場合やeSIMに切り替えられない場合があるため、事前の確認が必要です。

※SIMカードの入れ替えの詳細については、こちらをご確認ください。
※iPhoneでeSIMを使うための詳細については、こちらをご確認ください。

クイックスタートで失敗する理由は？

クイックスタートで失敗する理由は、主に以下のとおりです。

・新しいiPhoneのストレージ容量が不足している
・Wi-Fiが不安定である
・バッテリーが不足している

失敗する原因として挙げられるのは、新しいiPhoneのストレージ容量が不足しており、古いiPhoneのデータをすべて移行できない場合です。

また、Wi-Fiが不安定な場合や、iPhoneのバッテリーが不足している場合は、クイックスタートが途中で停止する可能性があります。

クイックスタートは便利なデータ移行方法ですが、事前に注意点を確認してから実施するとよいでしょう。

※クイックスタートで失敗する場合の対処法の詳細については、こちらをご確認ください。

クイックスタートで写真以外のデータを移行する方法は？

iPhoneのクイックスタートで写真以外のデータを移行したい場合は、事前にiCloud写真をオフにします。

「iCloud写真」をオフにする手順は、以下のとおりです。

1.古いiPhoneの「設定」アプリを開く
2.「写真」をタップする
3.「iCloud写真」をオフにする

iCloud写真がオンになっていると、iPhoneに保存されているすべての写真とビデオが自動的にiCloudにアップロードされます。

オフにしておけば、古いiPhoneから新しいiPhoneへデータ移行する際に、写真や動画は移行されません。

機種変更時にソフトウェアアップデートが終わらない理由は？

新しいiPhoneをセットアップする際、ソフトウェアアップデートが途中で止まるケースがあります。

ソフトウェアアップデートが終わらない理由は、主に以下のとおりです。

・Wi-Fiが不安定
・バッテリーが不足している

クイックスタートやソフトウェアアップデートは無線通信を利用するため、Wi-Fi接続が不安定だと時間がかかる場合があります。

また、バッテリー残量が不足していると、アップデートが一時停止するケースもあります。

対処法としては、安定したWi-Fi環境で再接続する、iPhoneを十分に充電しておく、時間を置いて試してみるなどを検討しましょう。

iPhoneをおトクに機種変更できる時期は？

iPhoneを少しでもおトクに機種変更したいなら、狙い目は毎年9月〜11月ごろです。

Appleは例年9月～10月ごろに新モデルを発表しており、発表前後には古いiPhoneが値下げされる傾向があります。

最新機能にこだわらず、コストを重視して機種変更したい方は、新しいモデルが発表される9月～11月ごろをチェックしましょう。

iPhoneへ機種変更するときの携帯電話会社の選び方

機種変更のタイミングで、携帯電話会社も再検討してみましょう。毎月のスマホ代を節約できるかもしれません。

料金プラン

毎月の通信料金を左右する料金プランは携帯電話会社によって異なり、データ利用量が同じでも月額料金は会社によって差があります。どれくらいの通信容量があればiPhoneを利用するのに不自由がないか確認し、自分にあう料金プランを用意している携帯電話会社を選ぶとよいでしょう。

※料金プランを見直す場合に押さえておきたいポイントの詳細については、こちらをご確認ください。

対応エリア

自分の生活エリアに対応している携帯電話会社を確認しましょう。都市部や山間部など、得意とするエリアが携帯電話会社によって異なることがあります。

格安SIMを提供する携帯電話会社は、NTTドコモ・KDDI・ソフトバンクが保有する回線を利用しており、利用できるエリアも回線を提供している携帯電話会社に準じます。

通信速度

通信速度が速ければ、動画視聴時など大容量の通信を行う場合でも快適にスマホを利用できます。格安SIMは回線の容量が限られているため、回線が混雑していない時間帯や場所では、快適に利用できるでしょう。

※データ利用量の目安の詳細については、こちらをご確認ください。

おトクなiPhone購入キャンペーン・プログラム

各携帯電話会社では、iPhoneをおトクに手に入れるための購入キャンペーンやプログラムを用意しています。

具体的には、他社から電話番号そのままで乗り換える（MNP）とiPhone本体の価格が割り引かれたり、ポイントが還元されたりするキャンペーンや、割賦払いを設定した場合などに本体価格が抑えられるプログラムもあります。

※他社から電話番号そのままで楽天モバイルに乗り換える場合（MNP）の手続きについては、こちらをご確認ください。

iPhoneの機種変更で大事なことは事前準備

iPhoneからiPhoneへ機種変更する場合、手元に古いiPhoneがあるのであればクイックスタートがおすすめです。iPhone同士を近づけるだけでデータ移行を実行できるので、バックアップやケーブル、パソコンなどの機器は必要ありません。

手元に古いiPhoneがない場合は、iCloudやiTunesに保存したバックアップを活用してデータ移行が可能です。

AndroidからiPhoneへ機種変更する場合は、Apple公式アプリ「iOSに移行」を利用しましょう。

なお、機種変更時には事前に各種アプリやiPhoneと連携している周辺機器の引き継ぎ方法を確認し、バックアップを作成するなどの準備も重要です。事前に設定を行わないと機種変更後にデータを引き継げない場合があるので注意しましょう。

また、iPhoneへ機種変更する際は、携帯電話会社も検討してみるとよいです。

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※楽天モバイルで販売している製品についてはこちらをご確認ください。

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※通話料等別
※1 割引・プログラム適用条件あり。詳細はこちらをご確認ください。
※2 混雑時など公平なサービス提供の為に速度制御する場合あり

ぜひ楽天モバイルをご検討ください。