ミラーリングとは?接続方法やiPhone・Android™それぞれの設定方法を紹介
ミラーリングは、スマホの写真や動画を大画面に投影したいときに便利な機能です。活用できる場面や接続方法を知り、スマホの楽しみ方を広げましょう。
今回は、ミラーリングの活用事例や接続方法、注意点を解説します。ぜひ参考にしてください。
ミラーリングとはどんな機能?
ミラーリングとは、スマホの画面に表示されている映像をテレビやディスプレイに投影する機能です。ミラーリング機能は、現在販売されているほとんどのiPhone、Android™に搭載されています。
Galaxyなどの一部のAndroidに搭載されている、スマホをまるでパソコンのように使えるデスクトップモードも、ミラーリング機能の一種です。
ミラーリングの活用事例
ミラーリングの醍醐味は、なんといっても大画面で動画鑑賞やゲーム体験を楽しめることです。スマホの画面サイズでは難しい迫力や没入感を味わえます。
大勢で集まって映画の鑑賞会をしたり、パソコンの画面を表示してプレゼンテーションを行ったり、さまざまな用途に使えます。
また、ミラーリングができるのは、テレビやディスプレイだけではありません。セットトップボックスの機能があり無線接続ができるカーナビなら、スマホの画面を映してドライブ中にもコンテンツが楽しめます※。
※運転中に運転者がカーナビの画面を注視すると、道路交通法第71条に違反します。運転時には画面を注視せず、安全運転を心がけてください。
ミラーリングの接続方法は2種類
ミラーリングの接続方法は、有線接続と無線接続の2種類があります。以下でそれぞれのやり方を紹介します。
有線でミラーリングする方法
有線接続する場合は、スマホとテレビやディスプレイを接続するためのケーブルが必要です。また、接続するテレビやディスプレイが「HDMI端子」に対応している必要があります。
iPhone・Androidで有線接続する方法をそれぞれご紹介します。
iPhoneでミラーリングする場合
iPhoneとテレビ・ディスプレイをつなぐために、以下のいずれかのケーブルを用意してください。
- HDMI to Lightningケーブル
- Lightningケーブルと「Lightning - Digital AVアダプタ」
HDMI to Lightningケーブルは、iPhoneとテレビをつなぐためのケーブルです。画像の出力以外には利用できません。
Lightning - Digital AVアダプタは、Apple社が発売しているLightningケーブル用のアダプタです。iPhoneにLightning - Digital AVアダプタを差し込み、別途HDMIケーブルをテレビ・ディスプレイに差し込めば接続できます。
- ケーブルをテレビ・ディスプレイに接続して、入力を「HDMI」に切り替えます。
- Lightning端子をiPhoneにつなぐと、iPhoneがテレビやディスプレイを認識します。
- 画面左上にケーブルのアイコンが表示されると、iPhoneに表示されている映像が、テレビやディスプレイにも表示されます。
Androidでミラーリングする場合
iPhoneと同様に、スマホとテレビ・ディスプレイをつなぐためのケーブルが必要です。
Androidを有線接続する際に注意したい点は、端子の種類です。USB Type-C端子の場合、スマホが「DisplayPort Alternate Mode」という機能に対応している必要があります。
この機能は、USB Type-Cを搭載したスマホであっても、必ずしも搭載しているとは限りません。「DisplayPort Alternate Mode」に対応しているスマホは限られているため、Androidは基本的に無線でミラーリングを行うことになります。
- 「DisplayPort Alternate Mode」に対応しているAndroidスマホにUSB Type-C - HDMI 変換ケーブルを接続します。
- テレビ・ディスプレイをケーブルで接続し、入力を「HDMI」に切り替えます。
- 自動的にスマホ画面がテレビ・ディスプレイに表示されます。
無線でミラーリングする方法
無線接続する場合は、セットトップボックスと呼ばれる受信機が必要です。セットトップボックスの概要や選び方は、接続方法の後にご紹介します。
iPhone・Androidで無線接続する方法をそれぞれ紹介します。
iPhoneでミラーリングする場合
iPhoneを無線でテレビやディスプレイにミラーリングするには、AirPlay機能を利用します。
- iPhoneをApple TVやAirPlay2対応のスマートテレビと同じWi-Fi®に接続します。
- iPhoneのホーム画面でコントロールセンターを開き、「画面ミラーリング」をタップします。
- リストからミラーリングしたいApple TVまたはAirPlay2対応のスマートテレビを選択します。
- AirPlayのパスコードがテレビやディスプレイに表示されたら、iPhoneに入力します。
Androidでミラーリングする場合
用意したセットトップボックスをテレビ・ディスプレイの「HDMI端子」に接続し、入力を「HDMI」に切り替えます。
- テレビ・ディスプレイの電源を入れると、セットアップ画面が表示されます。
- スマホでGoogle Homeアプリを起動し、画面に表示された「Chromecastのセットアップ」をタップして、画面の指示にしたがってセットアップを完了します。
セットアップ後、ミラーリングをするには、スマホをChromecastと同じWi-Fiに接続します。Cast対応アプリで「キャストアイコン」をタップすると、テレビ・ディスプレイの画面にスマホの画面が表示されます。
セットトップボックスとは?
セットトップボックスとは、スマホとテレビやディスプレイを、無線で接続するための機械です。
代表的なセットトップボックスは、Apple社のApple TV、GoogleのChromecast、AmazonのFire TVであり、スマホの種類によって使える製品が異なります。どのセットトップボックスを購入すればよいのか迷った場合は、利用しているスマホがiPhoneならApple TV、AndroidならChromecastを選んでおけば安心です。
Fire TVは製品によってミラーリングに対応していない場合があります。購入前にミラーリングに使いたいスマホが利用できるか、スペックをしっかりと確認しておきましょう。
最近は、セットトップボックスなしでミラーリングができるテレビも増えています。セットトップボックスを購入する前に、テレビ側にミラーリングの受信機能があるか確認しておくとよいでしょう。
有線ミラーリングのメリット・デメリット
有線で接続する場合、同じWi-Fiに接続する手間がかからない点や、直接つないでデータを送るので遅延が少ない点、Wi-Fiがない環境でもミラーリングが利用できる点などのメリットがあります。
しかし、デメリットとして、スマホをテレビやディスプレイの近くに置く必要があります。ケーブルの長さに縛られるため、ソファでくつろぎながらスマホを操作するようなことはしにくくなるでしょう。
また、GoogleのPixelシリーズを始めとしたAndroidは、有線接続に対応していないスマホの方が多く、ミラーリングを利用できない場合があります。
メリット |
デメリット |
|
---|---|---|
操作性 |
操作や接続が簡単 |
ケーブルの長さに縛られる |
利便性 |
通信が安定している |
Androidは対応していないスマホが多い |
バッテリー |
バッテリー消耗が少ない |
ミラーリング中に充電する場合は充電ドックが必要 |
その他 |
Wi-Fiがなくてもミラーリングできる |
無線ミラーリングのメリット・デメリット
無線接続の場合、充電しながら使うことで長時間のミラーリングが可能です。
また、ミラーリング中にセットトップボックスから映画などのコンテンツを購入して、テレビやディスプレイで楽しむこともできます。
無線で接続できるため、ケーブルの長さに縛られず、くつろぎながら映画の視聴を楽しんだり、プレゼン資料を表示して解説したりと、さまざまな使い方ができます。
しかし、セットトップボックスは5,000円程度のものから2万円以上するものまでさまざまです。セットトップボックスの機能があるスマートテレビは5万円以上するものもあり、無線で接続するためには予算を多めに意識する必要があります。
また、ミラーリングはWi-Fiを通じて行われるため、通信環境によっては遅延が起きることもあります。
メリット |
デメリット |
|
---|---|---|
利便性 |
充電しながらミラーリングできる |
セットトップボックスが必要 |
可用性 |
セットトップボックスからコンテンツ購入が可能 |
通信遅延が起きることがある |
操作性 |
離れていても操作可能 |
ミラーリングを利用する際の注意点
せっかくなら動画やプレゼンテーションは、ミラーリングを利用して大画面・高画質で視聴したいものです。
しかし、Wi-Fiがない場所で有線接続をする場合、モバイルデータ通信を利用するため、長時間の動画鑑賞をするとデータ利用量が大幅に増えてしまいます。
YouTubeでは1080p(最高画質)で1時間動画を視聴すると、約2GBのデータ利用量が発生してしまうなど、Wi-Fiがない環境でミラーリングを利用する際は、データ利用量に注意が必要です。
ミラーリングを使って大画面で写真や動画を楽しもう!
Wi-Fiがない場所で有線接続をして動画を視聴するとデータ利用量があっという間に増えてしまい、データ容量が消費されてしまいます。
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