キッズ携帯のおすすめの選び方は?機能やスマホとの違い、利用時の注意点を解説

キッズ携帯のおすすめの選び方は?機能やスマホとの違い、利用時の注意点を解説
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2024.05.09

「キッズ携帯※とスマホ、どちらを持たせようか」、「キッズ携帯ってスマホとどう違うの?」とお悩みの保護者の方も多いのではないでしょうか。

キッズ携帯とは、子どもの安心・安全を守るための機能が搭載されている携帯電話のことです。子どもを見守るためのさまざまな機能がありますが、スマホと比較すると多くの機能が制限されています。

そのため、小学校の5~6年生になると、キッズ携帯とスマホのどちらがよいのか、悩んでしまうご家庭も少なくありません。

そこで今回は、キッズ携帯向けの料金プランやスマホとの違い、子どもの年齢による選び方などについて、詳しく解説していきます。

※この記事では、子ども向けに作られている携帯電話端末をまとめて「キッズ携帯」と記載しています。実際の呼び方は携帯電話会社などによって異なります。

目次

キッズ携帯とは?子どもの安全を見守るための携帯電話

キッズ携帯は、位置情報による子どもの見守りや、子どもとの連絡に特化した携帯電話のです。キッズ携帯の一般的な特徴は以下の4つです。

  • 位置情報で子どもの見守りができる
  • 防犯ブザーが搭載されている
  • 耐衝撃性に優れている
  • 利用できる機能が絞られている

位置情報で子どもの見守りができる

保護者のスマホから、子どものキッズ携帯の位置情報を取得して、今どこにいるのか見守ることができます。

子どもが外に遊びに行くときや塾の行き帰りなどで、保護者のスマホから位置情報を確認して、無事に目的地に到着できているか、帰宅できているかを見守ることができます。

防犯ブザーが搭載されている

キッズ携帯には、防犯ブザーの機能があり、いざという時にはストラップを引いて周囲に危険を知らせることができます。

製品によっては、防犯ブザーを鳴らした際に、自動的に保護者に発信して危険を知らせる機能が搭載されているものもあります。

耐衝撃性に優れている

キッズ携帯は、落下衝撃への耐久性が高く、防水・防塵にも対応している製品も数多くあります。

子どもが利用することを想定して落しても壊れにくいつくりとなっているので、外で活発に遊ぶ子どもにも安心して持たせることができます。

利用できる機能が絞られている

キッズ携帯は、スマホとは異なり、Webサイトの閲覧やアプリの追加ダウンロードはできないのが一般的です。あくまでも子どもの見守りや家族などとの連絡用に特化した携帯電話ということを覚えておきましょう。

ゲームやSNSの使い過ぎやトラブルが不安で、スマホを子どもに持たせるべきか迷うときには、機能が制限されたキッズ携帯が選択肢になります。

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キッズ携帯を選ぶ3つのポイント

キッズ携帯は、子どもの年齢と機能の充実度や耐久性の高さから、バランスを考えて選びましょう。

小学校の入学時からキッズ携帯を持たせる場合は、長期間使うことを前提に、子ども向けの機能が充実した、耐久性の高いキッズ携帯がよいでしょう。

一方、小学校高学年から持たせるのであれば、スマホという選択肢もあります。

具体的な選び方のポイントを見ていきましょう。

見守り機能の充実度

キッズ携帯の見守り機能は、販売している携帯電話会社のサービスと紐付けられているため、キッズ携帯本体と携帯電話会社が提供する機能の両方を考える必要があります。

携帯電話会社によっては、防犯ブザーを使った際にセキュリティ会社の警備員が子どものいる場所に駆けつけるものや、電源が切られたときに自動で居場所を通知するものなど、さまざまなオプションサービスを提供しています。

帰宅を通知する機能や、居場所を通知する機能など、離れた場所にいる子どもの行動をどれくらい見守れるのか、キッズ携帯のオプションサービスをしっかり確認しておきましょう。

また、位置情報を検索するサービスは、親子が同じ携帯電話会社と契約していなければ利用できないものがあるので、注意が必要です。

そのほかの子ども向け機能

機種によっては防犯ブザーや位置情報の通知など、キッズ携帯に求められる基本機能のほかに、オリジナル機能が搭載されていることがあります。

一例として、子どもの学習速度や成長にあわせて、漢字の変換候補が増える機能や、アラーム機能で子どものスケジュールを管理して、一日の生活リズムを身に付ける機能などがあります。

保護者が仕事中などで見守れない場合でも、習い事や塾に行く時間を通知できるので便利です。

毎月の料金

料金プランや、毎月の機種代金も確認しておきましょう。キッズ携帯を販売している各携帯電話会社で、キッズ携帯向けの料金プランが用意されています。

なお、キッズ携帯を利用する場合は、保護者と同じ携帯電話会社で契約すると管理しやすく、位置情報の見守りなどのサービスも利用がしやすいです。まずは、ご自身が契約している携帯電話会社のキッズ携帯をチェックしてみましょう。

キッズ携帯の注意点

キッズ携帯の利用を検討するなら、以下の2点は事前に確認しておきましょう。

  • アプリやインターネットは使えない
  • スマホかキッズ携帯かはよく検討する

アプリの追加やWebサイトの閲覧ができない

特徴としても触れましたが、キッズ携帯ではアプリの追加ダウンロードやWebサイトの閲覧ができない場合もあります。見守りや防犯、電話やメッセージによる連絡が主な機能です。

キッズ携帯では、ゲームやSNSの使いすぎやトラブルは避けられますが、よくも悪くも利用できる機能は制限されます。この点は、事前によく理解をしておきましょう。

スマホかキッズ携帯かはよく検討する

スマホでも、Android™では「Google ファミリーリンク」、iPhoneでは「ファミリー共有」の機能で、位置情報の共有が可能です。位置情報の共有自体は、キッズ携帯でなくても行えます。

また、キッズ携帯では、アプリの追加やWebサイトの閲覧ができないので、家族と同じメッセージアプリで連絡を取りたい、勉強用のアプリも使わせたい、ブラウザを使えるようにしてあげたいと考えているのであれば、スマホを検討してもよいでしょう。

特に高学年や中学生になるタイミングなどで、周りの子が使い始めるなどのきっかけで、スマホを欲しがる可能性もあります。先々を見据えてスマホを持たせることも、選択肢として検討してみましょう。

キッズ携帯の代わりとしてスマホを子どもに持たせるには?

キッズ携帯の代わりとしてスマホを子どもに持たせるなら、AndroidやiPhoneの見守り機能を利用するのがおすすめです。

Androidでは「Google ファミリーリンク」で、iPhoneでは「ファミリー共有」で子どもの位置情報の確認、利用時間の管理、フィルタリングなどが可能です。

ただし、これらのAndroidやiPhoneの見守り機能によるスマホの管理は、設定の細かなカスタマイズや年齢にあわせた適切な管理、精度の高いフィルタリングという点では、不足している部分もあります。

たとえば、子どもが閲覧したWebサイトや検索した単語を監視してレポートを保護者のスマホに送るような機能はありません。

子どもがメッセージアプリなどで不適切な言葉を使ったり、スマホを通じたトラブルに遭ったりしていないか見守ることができないのです。

携帯電話会社によっては、フィルタリングサービスを提供しているところがあります。必要に応じて、AndroidやiPhoneの見守り機能とフィルタリングサービスの併用をおすすめします。

スマホデビューのタイミングは?

オプション契約などを利用すれば、スマホはキッズ携帯が持っている見守り機能のほとんどをカバーしています。そのため、小学校高学年から中学生程度の年齢であれば、キッズ携帯ではなくスマホに制限を付けて持たせるという選択肢があります。

しかし、ペアレンタルコントロールなどのスマホに制限をかける機能があるとはいえ、高機能なスマホを持たせた場合の不安は子育てにつきものです。

小学校低学年のうちはより機能が制限されたキッズ携帯を持たせ、中学年以上で時期を見ながら小学校卒業までにスマホに持ち替えるのがおすすめです。

お子さまにキッズ携帯代わりにスマホも検討してみよう

キッズ携帯は、子どもの見守りや、子どもとの連絡に特化した携帯電話です。見守りや連絡用の携帯電話が必要ではあるものの、スマホは使いすぎやトラブルが不安でまだ持たせたくない場合などに、キッズ携帯が適しています。

なお、キッズ携帯では、アプリやインターネットの利用はできません。高学年や中学生になるタイミングなどでスマホを欲しがることも多いので、キッズ携帯を検討中の方も、スマホの利用を含めて検討してみるのがおすすめです。

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