ホームルーターの仕組みや使い方は?光回線との違いやメリットやデメリットを知って便利に使おう

ホームルーターの仕組みや使い方は?光回線との違いやメリットやデメリットを知って便利に使おう
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2023.07.18

「光回線の開通工事に時間がかかるから、ホームルーターを設置したい」、「ホームルーターって、データ通信速度が遅いのだろうか」と、契約前に悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

ホームルーターとは、モバイルデータ通信を利用して家の中でインターネットを使えるようにする、工事不要で、すぐに使える据え置き型のルーターのことです。スマホやパソコンなどインターネット機器を複数台接続できるWi-Fi親機として利用できる機能もあります。

ホームルーターは、契約してホームルーター本体とSIMカードが届いた日から自宅でWi-Fi環境を用意できる手軽さで人気を集めています。

そこで今回は、便利なホームルーターの仕組みや、メリット・デメリット、光回線との違いを解説します。

目次

ホームルーターとは?工事不要で使えるWi-Fiルーターの仕組み

ホームルーターとは、モバイルデータ通信を利用してインターネットに接続する、家庭用の置くだけWi-Fiのことです。

ホームルーターの大きな特長は、契約をしてホームルーター本体とSIMカードが届いた日からインターネットが使える手軽さです。

ホームルーター本体をコンセントに挿し、SIMカードを挿入すれば、即日インターネットが利用できます。光回線のような事前調査や開通工事、それに伴う工事費用なども必要ありません。

ホームルーターの本体は、携帯電話会社で販売されているものを購入、もしくはレンタルするのが一般的ですが、SIMフリーのホームルーターが販売されているので、部屋のインテリアに合ったものなど、自分の好みにあったルーターを探すこともできます。

一方でホームルーターは、モバイルWi-Fiルーターと異なり、内蔵バッテリーを搭載していないため、電源がない場所へ持ち運んで利用することはできません。

また、契約時に登録した住所と異なる場所で利用できないホームルーターもあるため、契約する前に、運用方法や設置場所をよく検討する必要があります。

工事不要!契約当日からインターネットが使えるホームルーターのメリット!

1)工事不要、契約をしてホームルーター本体とSIMカードが届いた日からインターネットが利用できる
ホームルーターは、光回線のような開通工事の必要がありません。

事前に工事日を予約して調整する手間がなく、工事費用もかかりません。

契約してホームルーター本体とSIMカードが届いた日から、すぐにインターネットが利用できるため、引っ越し後すぐにインターネットが必要な場合にも安心です。

光回線の場合、新しく回線を敷設するには事前に予約が必要で、工事は早くても数日、長い場合は1カ月程度待つことになります。

2)ホームルーター本体にWi-Fiルーターの機能がある
ホームルーター本体には、スマホやパソコン、スマート家電などのインターネット機器を複数台接続できる、Wi-Fiルーターとしての機能があります。

ホームルーターは、モバイルWi-Fiルーターと比べて同時接続台数が多いものや、高速データ通信や混雑に強いWi-Fi6に対応しているもの、Wi-Fiの電波強度が強いものなど、Wi-Fiルーターとしての機能が優れているものが数多くあります。

3)無線接続なのでLANケーブルの配線に悩まなくて良い
ホームルーターは、コンセントにつなげる電源ケーブルのみで接続できるため、光回線のLANケーブルや電源ケーブルなどの配線と比べてスマートで、部屋のインテリアに影響しにくいのもメリットのひとつです。

また、モバイルWi-Fiルーターと異なり、有線接続するLANポートが標準で搭載されているホームルーターが多く、Wi-Fiに接続する機能がないプリンターなども接続できます。

4)5Gのサービスエリア内なら、高速データ通信が可能
モバイルデータ通信の電波を利用しているので、5G※対応のホームルーターであれば、光回線と遜色ないか、それ以上の速度でデータ通信が可能です。

※5Gは一部エリアに限ります。5Gに対応した端末が必要です。

ホームルーターのここに注意!知っておきたいデメリットとは?

すぐに使えて便利なホームルーターですが、さまざまなデメリットもあります。「こんなつもりではなかった…」ということにならないよう、しっかりと把握しておきましょう。

1)データ通信の下りは速いが上りは遅い
ホームルーターは、アップロードは遅いことがある点が注意点です。

また、モバイルデータ通信を利用しているため、有線で接続する光回線よりもデータ転送に遅延が起きやすい(=レイテンシが高い)というデメリットがあります。

そのため、頻繁にSNSに投稿したり、動画サイトで生配信したりすると、電波状況によっては音声や映像の品質が低下してしまうことがあります。

ほかにも、FPSゲームや格闘ゲームのようなオンラインで対戦するゲームをプレイすると、データ通信の遅延でゲームの勝敗に影響を与えてしまう可能性もあります。

2)データ通信速度が安定しない
ホームルーターはモバイルデータ通信の電波を受信しているため、天候などの影響を受けたり、なんらかの理由で同じ基地局を利用する人が大量のデータ通信を行ったりすると、通信速度が不安定になることがあります。

3)広い家や大家族で利用すると、データ通信速度が遅くなったり電波が届かないことがある
ホームルーターの設置場所が1階、Wi-Fiを利用する場所が3階というように離れている場合、Wi-Fiの電波が届かず、データ通信速度が遅くなることがあります。

また、スマホやパソコンだけでなく、テレビやエアコンなどのスマート家電を利用している場合、Wi-Fi6非対応のホームルーターを利用しているとデータ通信が混雑しやすくなり、つながりにくい状況が起きる可能性があるため、注意が必要です。

4)短期間にデータ通信を利用しすぎると、データ通信速度に制限がかかることがある
ホームルーターを提供している携帯電話会社の多くは、データ容量を無制限で利用できる料金プランを提供しています。しかし、一気に大容量のデータ通信を利用すると、ほかの利用者との平等化のためにデータ通信速度が制限されることがあります。

5)電波が入りにくい場所に置くと、データ通信速度が遅くなることがある
ホームルーターの設置場所は、窓際などのモバイルデータ通信の電波が入りやすい場所が適しています。近くに家電製品がある場所や、鉄筋コンクリートの壁で電波が遮られる場所に設置すると、電波が入りづらく、データ通信速度が遅くなるケースがあります。

6)ホームルーターを購入する場合3万円前後と高額である
ホームルーターの本体価格は、3万円前後と決して安価ではありません。キャンペーンなどを利用すれば、利用料金からホームルーターの本体価格分が割り引かれるケースもあります。

また、分割払いでホームルーターを購入した場合、途中解約をするとホームルーターの本体価格の残債を支払わなければならないことがあるため、思わぬ出費につながる可能性も考えられます。

ホームルーターがおすすめの人はこんな人!

ホームルーターは、メリット・デメリットを理解したうえで、自分のインターネットの使い方に適しているか判断する必要があります。

1)光回線の開通工事をしたくない、できない人
賃貸住宅のルールで光回線の開通工事ができない場合や、長期出張・単身赴任などで1~2年程度で自宅に戻る予定がある場合には、開通工事不要でホームルーター本体とSIMカードが届いた日からすぐに利用できるホームルーターが適しています。

2)引っ越し先ですぐにインターネット環境が必要な人
光回線は、開通工事の予約から実際の工事まで時間がかかる場合があります。そのため、引っ越し先にインターネット環境がない状態が続いてしまうことも少なくありません。

リモートワークなどですぐにインターネット環境が必要なときには、ホームルーターがおすすめです。

3)オンラインゲームをあまりプレイしない人
オンラインゲームにはデータ通信の遅延が生じると不利になってしまうゲームや、アップデートでデータ容量を大量に消費してしまうゲームもあります。

オンラインゲームをあまりプレイせず、動画視聴やオンライン会議、SNSの利用やネットサーフィンを中心に利用する人は、ホームルーターの利用でも問題はないでしょう。

ホームルーターの選び方は?利用料金やデータ通信速度、データの使い方で考えよう!

ホームルーターを選ぶときは、「利用料金」、「データ通信速度」、「データの使い方」の3つのポイントが大切です。

ホームルーターの料金プランは、携帯電話会社によってさまざまです。契約しているスマホと同じ携帯電話会社でホームルーターを契約すると、割引が受けられるケースがありますが、料金プランが複雑になることも少なくありません。

ホームルーターの利用が長期間になると、割引が終了して利用料金が高くなってしまうこともあるため、ホームルーターを利用する期間についても検討しておきましょう。

また、ホームルーターはモバイルデータ通信を利用しているため、電波強度でデータ通信速度が大きく変わります。ホームルーターを設置する場所がサービスエリア内であるか、しっかり確認しておきましょう。

ホームルーターを使うなら、思い切り使っても安心な楽天モバイルがおすすめ

ホームルーターは簡単に契約でき、ホームルーター本体とSIMカードが届いた日に自宅でインターネットが使える便利なものです。引っ越し先ですぐにインターネットを使いたいという人には特にメリットが大きいでしょう。

しかし、料金プランや割引の条件が複雑だったり、大容量のデータ通信をするとデータ通信速度に制限がかかってしまったり、デメリットもあります。

そこでおすすめなのが楽天モバイルのRakuten Turboです。

データ通信をどれだけ使っても最大4,400円/月(税込4,840円)※と利用料金の上限が決まっているため、ご自宅の固定Wi-Fiとして安心して自宅でインターネットを楽しめます。コンセントにさしたらQRを読み込むだけでご利用開始いただけます。

※製品代等は別費用。

ホームルーターの購入を考えている方は、ぜひ楽天モバイルのRakuten Turboを検討してみてはいかがでしょうか。

※混雑時など公平なサービス提供のため速度制御する場合あり。

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