Google Chromeのシークレットモードとは?使い方や注意点を詳しく解説
Google Chromeでは「シークレットモード」を使うことで、閲覧履歴を残すことなく検索・閲覧が可能です。閲覧履歴やCookie、サイトデータを残したくない、個人的な検索をしたいときに便利な機能です。
シークレットモードは、ブラウザ内のメニューから簡単に利用できます。
今回は、Google Chromeのシークレットモードの機能や使い方を詳しく解説します。
Google Chromeのシークレットモードの活用法
Google Chromeのシークレットモードとは、検索の閲覧履歴や入力履歴を保存されないようにする機能です。
検索後、Google Chromeを閉じると以下の情報が消去されます。
- 閲覧履歴
- Cookieとサイトデータ
- フォームに入力した情報
シークレットモードを利用することで、閲覧履歴、Cookie、Webサイトのフォームへ入力した情報などを残さずにブラウザでの検索・閲覧が可能です。
シークレットモードは、たとえば以下のようなシーンで便利に活用できます。
- 他人に知られたくない悩みを検索したいとき
- 家族の共用パソコンでサプライズの誕生日プレゼントを購入したいとき
- 他人のスマホを借りて検索するとき
自分のデバイスだけでなく、他人や共用のデバイスに検索履歴などの情報を残したくないシーンでも、シークレットモードが役立ちます。
シークレットモードを使う方法
スマホやパソコンでシークレットモードを使う方法をそれぞれ見ていきましょう。
- スマホ(iPhone/Android™)でシークレットモードを使う方法
- パソコンでシークレットモードを使う方法
スマホ(iPhone/Android)でシークレットモードを使う方法
iPhoneでシークレットモードを使う方法は、次のとおりです。
1.「Google Chrome」アプリを開き、画面下部のその他アイコン(・・・)をタップ
2.「新しいシークレット タブ」をタップ
3.シークレットモードのウィンドウが開く
上部の検索窓をタップすると、検索することができます。
Androidでシークレットモードを使う方法は、次のとおりです。
1.「Google Chrome」アプリを開き、その他アイコン(︙)をタップ
2.「新しいシークレット タブ」をタップ
3.シークレットモードのウィンドウが開く
iPhoneの場合と同じく、検索窓をタップすると検索することができます。
パソコンでシークレットモードを使う方法
パソコンでシークレットモードを使う方法は、次のとおりです。
1.パソコンでGoogle Chromeを開き、その他アイコン(︙)をクリック
2.「新しいシークレット ウィンドウ」をクリック
3.シークレットモードのウィンドウが開く
上記の方法以外にも、Google Chrome を開いた状態で、WindowsではCtrl+Shift+Nキー、Macではcommand + shift + Nキーのショートカットキーを使用すると、シークレットモードを起動できます。
シークレットモードを解除する方法
シークレットで開いているウィンドウを閉じると、シークレットモードは終了します。パソコンであれば、「✕」ボタンですべてのウィンドウを閉じ、シークレットモードを終了することも可能です。
シークレットモードの留意点
シークレットモードの留意点としては、以下の2つが挙げられます。
- アクセス先には情報が知られる可能性がある
- ダウンロードしたファイルとブックマークは保存される
アクセス先には情報が知られる可能性がある
シークレットモードでも、Webサイト、プロバイダー、ネットワークを提供している学校や会社などに、閲覧内容を知られる可能性はあります。
あくまでも、ブラウザに履歴が残らないだけであるという点を理解して利用しましょう。
ダウンロードしたファイルとブックマークは保存される
シークレットモードでダウンロードしたファイルは、通常の閲覧モードと共通のダウンロードフォルダに保存されます。
シークレットモードでダウンロードしたファイルの内容はほかの人も閲覧できるので、この点は理解しておきましょう。
シークレットモードとゲストモードの違いは?
パソコンのGoogle Chromeには、シークレットモードのほか、「ゲストモード」もあります。スマホではゲストモードは利用できず、パソコンでのみ利用可能です。
ゲストモードは、ほかの人にパソコンを貸すときなどを想定した機能です。Google Chromeを開き、右上のプロフィールアイコンをクリックすると、「ゲスト」が選択できます。
ゲストモードでは、シークレットモードとは異なり、通常ブラウザからブックマークや検索の予測候補は共有されません。閲覧履歴、Cookie、サイトデータは、シークレットモードと同様に、ブラウザを閉じてゲストモードを終了すると消去されます。
ご自身の閲覧内容がほかの人に知られたくないときはシークレットモードが便利ですが、ほかの人にパソコンを貸す状況であればゲストモードが適しています。
状況によってシークレットモードとゲストモードを使いわけましょう。
iPhoneのSafariではプライベートブラウズが利用できる
iPhoneのSafariでは、Google Chromeのシークレットモードに類似の機能として「プライベートブラウズ」があります。プライベートブラウズを利用すると、検索履歴、自動入力の情報がSafariに保存されなくなります。
iPhone(iOS 17)のSafariでプライベートブラウズを利用する方法は、次のとおりです。
1.iPhoneで「Safari」を開き、タブボタンをタップ
2.スワイプして「プライベート」をタップ
3.プライベートブラウズが開きます
上部の検索窓をタップし入力を進めると、検索することができます。
履歴を残したくないときはシークレットモードを活用しよう
シークレットモードを使えば閲覧履歴を残さずに、Google Chromeでの検索・閲覧ができます。シークレットモードは、スマホ、パソコンのそれぞれでブラウザ内のメニューからシークレットモードを選択することで利用が可能です。
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