国際電話のかけ方は?国番号や電話のかけ方、SMSの送り方を解説

国際電話のかけ方は?国番号や電話のかけ方、SMSの送り方を解説
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2024.06.26

なんらかの理由で国際電話をかけることになったものの、国番号や料金がわからず慌ててしまうことは珍しくありません。

「そもそも、国番号ってなに?」「国際電話っていくらぐらいかかるの?」という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、国際電話のかけ方や、国番号の調べ方、おトクに国際電話をかける方法などを解説していきます。

目次

国際電話のかけ方は?国番号や国際プレフィックス番号の仕組み

国際電話をかける方法は、「+(0を長押し)」または国際プレフィックス番号を入力し、国番号、相手の電話番号の順に入力することです。どの国にいる場合でも、同じ順番で入力することで国際電話をかけられます。

ただし、日本から海外へ国際電話をかける場合と、海外から日本へ国際電話をかける場合で、方法が異なります。それぞれの方法を見ていきましょう。

日本から海外へ国際電話をかける方法

日本から海外へ国際電話をかけるには、国際電話であることを示す国際プレフィックス番号と、相手がいる国の国番号が必要です。

日本から海外へ発信する際は、「+(0キーを長押し)」、または国際プレフィックス番号の「010」を最初に入力します。続けて相手が現在滞在している国番号、相手の電話番号の順に入力してください。

日本からアメリカのワシントン州に国際電話をかける場合:010-1-202-xxxxxxx

相手が「0」から始まる電話番号の場合は、電話番号の最初の「0」を省く必要があります。以下のように入力することで、携帯電話にも国際電話をかけられます。

日本からアメリカの「090」から始まる携帯電話にかける場合:010-1-90-xxxx-xxxx

ただし注意したい点として、ケーブルテレビなどの電話回線によっては、国際プレフィックス番号の前にさらに事業者識別番号が必要になることがあります。契約している会社の案内を確かめてから、国際電話をかけましょう。

海外から日本へ国際電話をかける方法

海外から日本へ国際電話をかけるときは、国際電話であることを示す国際プレフィックス番号と、日本の国番号「81」が必要です。

たとえばアメリカから日本に国際電話をかける場合は、「+(0キーを長押し)」、または「011」、日本の国番号である「81」に続いて、相手の電話番号の順に入力します。

アメリカから日本の東京都に国際電話をかける場合:011-81-3-xxxx-xxxx

相手が「0」から始まる電話番号の場合は日本からの国際電話と同様に、電話番号の最初の「0」を省く必要があります。上記の東京都も「0」を省いた例になります。また、携帯電話に国際電話をかける際も「0」を省きます。

アメリカから日本の「090」から始まる携帯電話にかける場合:011-81-90-xxxx-xxxx

国際プレフィックス番号とは?

国際プレフィックス番号とは、かけている電話が国際電話であることを示す番号です。国が属する地域によって異なり、日本の場合は010、アメリカは011、イギリスやイタリア、フランスは00など、いくつかの番号が存在します。

国番号と異なり、「+」で代用することでプレフィックス番号の入力を省略できますが、ホテルや一部の固定電話から国際電話をかけるには、プレフィックス番号が必要なケースもあるので注意してください。

国番号と調べ方は?

国際電話をかけるとき、相手の国の国番号を調べるには、大手携帯電話会社が作成しているWebサイトを利用すると便利です。

国番号は国際電話をかけるときに必要になる、国ごとに異なる番号です。国際電気通信連合(ITU)が各国に振り分けたもので、世界中で共通の国番号が使われています。

携帯電話会社各社では、国際電話をかけるときに必要となる国際プレフィックス番号や国番号を調べられるWebサイトを公開しています。以下のWebサイトから確認できるため、あらかじめブックマークするといいでしょう。

日本から海外へ国際電話をかける場合
楽天モバイル
NTTドコモ
KDDI
ソフトバンク

海外から日本へ国際電話をかける場合
楽天モバイル
NTTドコモ
KDDI
ソフトバンク

国際SMSの送り方と注意点

国際SMSを送る手順は、国際電話のかけ方と同様です。「+(0キーを長押し)」、または「国際プレフィックス番号」を入力し、相手の国番号、相手の携帯電話番号の最初の「0」を省いた番号を入力します。その後、メッセージを入力し、送信してください。

国際SMSの利用料金は、契約している携帯電話会社によって異なります。基本的に送信者側に利用料金が発生し、受信者には発生しません。

ただし、国際SMSは文字数に応じて利用料金が異なるため、注意が必要です。

一般的に全角70文字(半角160文字)までを1通分と計算し、71~134文字(半角161~306文字)を2通目、以降は全角67文字(半角153文字)ごとに1通としてカウントされますが、携帯電話会社によっては文字数の数え方が異なることがあります。

国際SMSは全角で最大670文字まで送れます。1通あたりの送信料金は携帯電話会社によって異なりますが、多くの場合50~100円程度です。長文を送ると1通の送信料金が数百円以上になってしまうこともあるので、文字数にも注意しましょう。

また、相手がいる国によっては国際SMSを送信できないこともあります。国際SMSに対応しているか、携帯電話会社のリストを確認しておきましょう。

※国際SMSについては、こちらをご確認ください。
楽天モバイル
NTTドコモ
KDDI
ソフトバンク

国際電話の通話料金とは

国際電話の料金は携帯電話会社ごとに異なります。また、通話料金が加算するタイミングも、30秒ごとや1分ごとなど携帯電話会社によって異なるので、注意が必要です。

では、実際の通話料金はいくらくらいになるのでしょうか。以下に大手携帯電話会社4社と、ひかり電話の国際電話でよく使われる国と地域への1分あたりの通話料金をまとめました。

アメリカ

中国

イギリス

ハワイ

台湾

NTTドコモ

平日昼間:68円
それ以外:62円

平日昼間: 114円
それ以外:98円

平日昼間:216円
それ以外:156円

平日昼間:68円
それ以外:62円

平日昼間: 114円
それ以外:98円

KDDI

40円

110円

130円

40円

110円

ソフトバンク

78円

198円

238円

72円

198円

楽天モバイル

68円

114円

216円

68円

114円

NTTひかり電話(光IP電話)

9円

30円

20円

9円

30円

※NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルは、30秒ごとの課金となります。
※2024年4月18日現在。

IP電話であるひかり電話は、携帯電話とは接続方法が異なるため、通話料金が異なります。IP電話や通話アプリを除いて、基本的に国際電話の通話料金はとても高くなりやすいことがわかります。

国際電話は時間帯や平日、休日などの条件で料金が変わる携帯電話会社もあるため、利用している携帯電話会社の料金表などをよく確認して、時差を加味して電話をかけましょう。

国際電話を使うときに気をつけたい注意点

国際電話をかけるときには、いくつか気をつけておきたい注意点があります。

格安スマホの場合は事前の申し込みが必要になることがある

大手携帯電話会社4社やサブブランド、オンラインブランドは基本的に申し込み不要で国際電話や国際SMSが利用できます。しかし格安スマホの場合は、事前に利用の申し込みが必要なケースがあります。

海外に滞在中に日本からの同行者のスマホに電話をかけると国際電話になる

海外に滞在しているときに日本から同行した人のスマホに電話をかけた場合、一度日本を経由するため、国際電話という扱いになります。

また、海外で日本の携帯電話会社の電話番号に国際電話を受ける場合、着信に対しても着信料という通話料金が発生します。そのため、かけられた側でも長時間話すと通話料金が高額になることに注意が必要です。

日本から海外へ国際電話をかけると受信者側に着信料が発生することがある

国際電話をかける相手が滞在している国によっては、国際電話をかけた相手にも着信料が発生してしまうことがあります。

海外から日本へ国際電話をかける場合、通話料金は発信者しか発生しません。しかし、日本から海外へ発信するときや、海外にいる人同士で通話すると、発信者と受信者の双方に利用料金が発生することがあります。

そのため、国際電話の利用料金を節約したいときには、メッセージアプリを利用したり、インターネットを介して無料で通話できるアプリを利用したりするのがおすすめです。

国際電話の利用料金に限度額が設定されている場合がある

日本の携帯電話会社では、国際電話に毎月の利用限度額が設定されていることがあり、利用限度額を超えると国際電話サービスが利用できなくなります。

もしも国際電話を頻繁に利用する場合は、上限額の変更や、通話時間を短くするなど、工夫しなければなりません。

国際電話の料金は1分で100~200円を超えるケースも多い

国際電話の通話料金は、国によっては1分あたり100円を超えることも少なくありません。数分の通話でも通話料金が高額になってしまうので、通話時間には注意しましょう。

また国際SMSも、長文になると1通で500円を超えてしまうケースがあります。また、短文でもやり取りが多くなると利用料金が高額になってしまうので、要件は端的にまとめ、簡潔にすむように意識する必要があります。

国際電話をおトクにかける方法

携帯電話回線を利用した国際電話は、利用できる場所が広い反面、通話料金が高くなってしまう傾向があります。

そこで国際電話をおトクにかけるには、データ通信回線を利用して通話できる、いわゆるIP電話が利用できるアプリがおすすめです。アプリを利用することで、安価もしくは無料で国際電話を利用できます。

ほかにも頻繁に海外と通話する場合は、国際電話のかけ放題オプションの加入や、音声通話アプリの使用がおすすめです。

国際電話のかけ方をマスターして世界とつながろう

国際電話をかけるには、相手の電話番号だけでなく、国際プレフィックス番号と国番号が必要です。国際プレフィックス番号は多くの場合、「+(0キーを長押し)」で省略できますが、国番号は必ず入力しなければいけないので、事前に調べておきましょう。

また、国際電話や国際SMSは高額になりやすいので、要件はまとめて、端的に伝えるようにするのがおすすめです。

国際電話を使う頻度が多い場合は、通話アプリや国際電話のかけ放題オプションの導入も検討してみてはいかがでしょうか。

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