スマホの空き容量を増やすには?すぐにできる方法やアプリ、アイテムを解説
「スマホの空き容量が足りなくて動画や写真が撮れない」、「アプリがインストールできない」、「最近スマホの動作がおかしい」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
スマホのストレージの空き容量が少なくなると、新しい写真や動画を撮影したり、アプリをインストールしたりできなくなるだけでなく、スマホの動作そのものに支障が出ることがあります。
しかし、最近のスマホは後からストレージの容量を増やせないものも少なくありません。
そこで今回は、スマホの空き容量を増やすための方法やツール、おすすめの外付け機器について解説します。
スマホの空き容量を確認する方法
スマホの空き容量が少ないと感じたときは、スマホ本体のストレージがなにに使われているのか確認することが大切です。アプリや写真、動画など、どのデータを消去すればいいのか正確に確かめるため、ストレージの確認方法を見ていきましょう。
iPhoneで空き容量を確認する方法
iPhoneの「設定」から、「一般」をタップします。
次に「一般>iPhone ストレージ」の順にタップしてください。
画面にiPhone本体で使用済みとなっているストレージ容量と空き容量が表示されます。
同時にアプリごとに容量も確認できるので、どのアプリがストレージ容量を圧迫しているのかもわかります。
Android™で空き容量を確認する方法
Android™の「設定」から「ストレージ」をタップします。
「ストレージ」をタップすると、使用済み容量と空き容量が表示されます。アプリや画像、動画など、ストレージの使用容量も閲覧できるため、ストレージが圧迫されている原因を確かめられます。
スマホの空き容量を増やす方法は?
スマホの空き容量を増やす方法は、大きくわけて以下の4つあります。
1)キャッシュを削除する
2)使わないアプリを削除する
3)iCloudやGoogleドライブなどのクラウドストレージを利用する
4)SDカードや外部SSD、HDDにデータを保存する
スマホの空き容量を増やす方法で迷ったときは、特に大きな容量を占めているデータを削除する方法がおすすめです。それぞれの方法を見ていきましょう。
キャッシュを削除する
ブラウザや動画アプリを始め、スムーズな読み込みや動画再生などのために、キャッシュという一時ファイルを作成します。
定期的にキャッシュを削除するアプリもありますが、放っておくと数GBのキャッシュを貯め込んでしまうアプリもあります。キャッシュによってストレージが圧迫され、空き容量が少なくなっているケースも少なくありません。
キャッシュが溜まっていないか確認し、適宜キャッシュを削除することで、スマホ空き容量を増やせます。
使わないアプリを削除する
スマホの容量を圧迫している原因の多くは、利用していないアプリです。使わないアプリを放置しているとストレージの容量を圧迫してしまうだけでなく、さまざまなアクセス権限を与えたままにするとセキュリティ面でもよくありません。
特に3Dグラフィックのゲームアプリはデータ利用量が多く、中には30GB以上になるアプリもあります。有料のアプリでも購入履歴が残っていれば再度ダウンロードできるため、アンインストールしても心配ありません。
そのため、使わなくなったアプリはなるべく削除しましょう。
iCloudやGoogleドライブなどのクラウドストレージを利用する
スマホの容量を圧迫している原因が写真や動画の場合は、iCloudやGoogle ドライブなどのクラウドストレージにデータを保存する方法がおすすめです。クラウドストレージを利用すると、写真や動画、PDFなどのファイルをインターネット経由で利用できます。
クラウドストレージとは、インターネット上にデータを保存するサービスです。iPhoneならiCloud、AndroidならGoogleドライブが連携しやすく、写真や動画、PDFなどのファイルを保存するのに便利です。
無料で利用できる容量はiCloudが5GB、Googleドライブが15GBです。クラウドストレージの容量は有償で拡張できるため、写真や動画をたくさん保存したい場合は、追加購入も検討しましょう。
SDカードや外部SSD、HDDにデータを保存する
Androidの一部のスマホには、SDカードに対応している製品があり、ストレージ容量の拡張が可能です。
SDカードを内部ストレージとして利用できるスマホは、XperiaシリーズやAQUOSシリーズ、Galaxyの一部のモデルです。SDカードに対応していないスマホでも、USBケーブルで接続できる外付けSSDやHDDにデータを移動できます。
またiPhoneも同様に、外付けSSDやHDD、SDカードリーダーを利用してデータを保存し、ストレージに空き容量を作れます。
ただし、スマホに内蔵されているストレージ本体の容量を直接増やすことはできません。たくさん写真や動画を撮影したい場合や、ファイルサイズが大きいゲームをインストールしたいという人は、スマホ購入時に本体のストレージ容量を重視するとよいでしょう。
ストレージとメモリの違いとは?
スマホのスペック表を見ると、「内部メモリ 6GB (RAM)/128GB (ROM)」のような表示を見たことがあるのではないでしょうか。
どちらもメモリなのになにが違うのだろうと混乱する人も多いRAM(ランダムアクセスメモリ)とROM(リードオンリーメモリ)ですが、通常RAMをメモリ、ROMをストレージと呼ぶことが多く、役割も大きく異なります。
メモリ(RAM)は負荷の大きいアプリを使ったり、複数のアプリを同時に利用したり、スマホが快適に動作するために必要なものです。
アプリの実行や処理に必要な情報を一時的に置いておく場所で、アプリを終了したり、データが必要なくなったり、スマホの電源を切ると自動的に消去されます。
一方ストレージ(ROM)は、アプリや写真、動画などのデータを長期的に保存しておくためのもので、電源が切れても保存されたデータが勝手に消えることはありません。
メモリ(RAM)は作業スペース、ストレージ(ROM)は棚や倉庫だと考えるとわかりやすいでしょう。
また、ストレージの空き容量はSDカードや外付けSSD、クラウドストレージなどを使うことで増やせますが、メモリを増やす方法はありません。
メモリをたくさん使うようなアプリを利用したい場合は、RAMと書かれている部分の数字が大きいスマホを購入する必要があります。
スマホのストレージ容量が不足するとなにが起きる?
ストレージ容量が不足すると、スマホの動作が遅くなるほか、アプリの反応が鈍くなってフリーズする現象が起こります。
また、新しい写真や動画の撮影ができなくなったり、アプリのアップデートができなくなったりさまざまな不具合が発生します。
ほかにもスマホが頻繁に再起動する症状や、アプリを起動すると熱を持つ症状が起きることがあります。放置すると、最悪の場合スマホが正常に動作しなくなる可能性があるので注意しましょう。
さらにスマホの空き容量が不足した状態では、iOSやAndroidのセキュリティアップデートもできなくなり、スマホの脆弱性を修正できず、データが危険にさらされてしまうリスクもあるのです。
スマホの容量不足が気になったら、買い替えも検討しよう
スマホの容量不足が気になったとき、キャッシュ削除や不要なアプリの削除をしたり、クラウドストレージを利用したりすることで、スマホの空き容量を一時的に増やせます。また、SDカードに対応しているスマホであればストレージの拡張も可能です。
しかし、SDカードに対応しているスマホは種類が限られており、iPhoneやAndroidの一部のスマホは、スマホ本体のストレージを拡張することはできません。
購入時にストレージ容量が小さいスマホを選んでしまうと、すぐにストレージが足りなくなってしまいます。
スマホの容量不足が気になる人は、新しいスマホへの買い替えも検討してみましょう。
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