iPhoneのショートカットとは?作り方やおすすめレシピを紹介
iPhoneのショートカットという機能をご存じでしょうか。
たとえば帰宅したことを知らせるために家族にメッセージを送ったり、写真を撮った後ショートカットのアイコンをタップするかSiriに呼びかけるだけで、すぐに家族や友達にシェアしたりできるのがショートカットの機能です。
ショートカットは複雑な操作を簡単に行える機能で、非常に便利なものですが、実は使いこなしている人は多いとはいえません。
そこで今回はショートカットの作り方や便利な使い方、おすすめのレシピを紹介します。
iPhoneのショートカットとは?便利な機能やできることを知ろう
ショートカットとは、iPhoneやiPadの複数の機能や操作を自動化してくれる機能のことです。特定の条件や操作をあらかじめショートカットに指定することで、ワンタップやSiriへの指示で素早く実行できます。
たとえば「もし自宅のWi-Fi®にiPhoneが接続されたら、お父さんとお母さんに『帰宅しました』とショートメッセージを送る」などの、一連の機能を登録しておくことで、帰宅すると自動的にショートメッセージが送信され、家族に帰宅を知らせられます。
いきなり複雑なショートカットを作るのは自信がないという場合でも、ショートカットには「スターターショートカット」というプリセットがあるので、なにもわからない状態からすぐに試すことが可能です。
また、ショートカットアプリ内の「ギャラリー」には便利なショートカットがたくさん公開されているので、使いたいショートカットをダウンロードして、自分の使い方にあわせて作り替えることもできます。
では、ショートカットを構成する機能を詳しく見ていきましょう。
複数の操作を自動化するアクション
アクションは、ショートカットをカスタマイズする際に必要な処理や操作、アプリの機能のことです。
アクションはひとつ以上の手順を設定可能で、手順を組み合わせることによって、複雑なタスクを実行するショートカットが作成できます。
iPhone上のアプリやコンテンツだけでなく、インターネット上のコンテンツやサービスも操作できるので、いつも使うWebサービスをすばやく開いてログインするようなショートカットも作成可能です。
自動でショートカットを実行するオートメーション
特定のイベントが起きたときに自動でショートカットを実行させる機能で、パーソナルオートメーションと呼ばれることもあります。時間や位置情報、Wi-Fiの接続状態など、設定できるイベントは多岐に渡ります。
たとえば特定のWi-Fiとの接続をトリガーにすることで、より正確なタイミングでオートメーションを実行可能です。
たとえばiPhoneを所有している高齢の家族が外出から戻って自宅のWi-Fiに接続したら、「お父さんが帰宅」のようにショートメッセージを受け取れるように設定するなど、家族のiPhoneにオートメーションでショートカットを作るのも便利です。
さまざまなショートカットがすぐ使えるギャラリー
ギャラリーとは、Appleが厳選したショートカットを集めたコレクションのことです。
目的別のカテゴリで分類されているので、欲しい機能を持ったショートカットを見つけられます。
「ショートカットを追加」ですぐに利用でき、カスタマイズもできるので、最初から自分ですべてを作るよりもギャラリーからショートカットを選んで改良する方が便利なことがあります。
iPhoneのショートカットの作り方と削除方法
iPhoneのショートカットを作るには、以下の3つの方法があります。
1)自分でアクションを選んでショートカットを作る
2)ギャラリーから選ぶ
3)ほかの人が作ったショートカットをダウンロードする
ショートカットで自動化したい機能を細かくカスタマイズしたい場合は、自分でショートカットを作る方法がおすすめです。
リマインダーを一括追加するショートカットなど、簡単な作業であればギャラリーから選んだり、ほかの人が作ったショートカットをダウンロードしたりするとよいでしょう。
「マイショートカット」から自分で作成する
「ショートカット」アプリを起動し、画面右上の「+」をタップして新規ショートカットの作成を開始します。「アクションを追加」をタップし、ショートカットに含めたいアクションを選択します。ワークフローにアクションを追加し終わったら「完了」をタップすると、オリジナルのショートカットが完成します。
「ギャラリー」からショートカットを追加する
「ショートカット」アプリを起動して、画面下部にある「ギャラリー」をタップします。ギャラリーに表示されているショートカットから、追加したいショートカットをタップします。ショートカットの詳細画面が表示されるので、内容を確認してから「ショートカットを追加」をタップします。ショートカットによっては、さらに画面の指示に従って設定が必要です。
配付されているショートカットのレシピをダウンロードする
インターネット上に共有されたiCloudのリンクをタップして、ショートカットのレシピのページにアクセスし、「ショートカットを入手」をタップします。ショートカットの詳細画面が表示されるので、内容をよく確認してから、「ショートカットを追加」をタップします。配付されているショートカットのレシピは、必ず配布元が信頼できることを確認してからダウンロードしましょう。
ショートカットの削除方法
ショートカットアプリ上で、削除したいショートカットを選び、アイコンをロングタップします。メニューが表示されるので、「削除」をタップしてください。画面下部に確認メッセージが表示されるので、「ショートカットを削除」をタップすると、ショートカットが削除されます。一度削除したショートカットは元に戻せないので注意しましょう。
ショートカットの編集方法
編集したいショートカットの右上にある「…」をタップします。編集画面が表示されるので、アクションの追加や削除を行い、「完了」をタップすると保存されます。
ショートカットのアイコンを作成・変更する方法
ショートカットの編集画面で、画面下部に表示されている共有のアイコンをタップします。 表示されたメニューから、「ホーム画面に追加」をタップします。 ショートカットの名前とアイコンが表示されます。アイコンを変更する場合は直下のアイコンをタップし、「写真を選択」「写真を撮る」「ファイルを選択」のいずれかを選択してください。
ショートカットのおすすめレシピ10選
・自宅までの所要時間
現在地から自宅までの経路を検索し、指定した相手に帰宅までにかかる時間をメッセージで送信するショートカットです。会社や学校、塾から帰るときに便利です。
位置情報をトリガーにしたオートメーションを利用すると、GPS情報から自動的にメッセージを送ることも可能です。
・Wi-FiパスワードのQRコード化
Wi-FiのパスワードをQRコードに変換することで、ほかの人にも簡単に共有できるようにするショートカットです。
来客があったときなどに、自宅や職場のWi-Fiのパスワードを、いちいち手動で打ち込んでもらう必要がなくなります。
・バッテリー残量が減ると省電力モードに
バッテリー残量をトリガーにしたオートメーションを利用したショートカットです。バッテリー残量が一定以下になったら、自動的に省電力モードに切り替わります。省電力モードに切り替えるバッテリー残量は、自分で決められます。
・画面の向きを自動で切り替える
特定のアプリを開いたときだけ、画面の向きを自動で変更するショートカットです。動画アプリなど、横画面で表示したいときに便利です。
・特定の相手に電話をかける
ワンタップで特定の相手に電話をかけるショートカットです。子どもや高齢の家族が簡単に連絡を取れるように作ってホーム画面に設置しておくのがおすすめです。
・特定の相手にメッセージを送る
ワンタップで定型のメッセージを特定の相手に送るショートカットです。位置情報やWi-Fi接続などのオートメーションと組み合わせることで、退社や帰宅を知らせることもできます。
・Bluetooth®のオン・オフの切り替え
Bluetooth®のオン・オフをワンタップで切り替えるショートカットです。バッテリーを長持ちさせるために小まめにBluetoothをオン・オフしたい場合に便利です。
・Wi-Fiのオン・オフの切り替え
ワンタップでWi-Fi接続の設定を切り替えるショートカットです。自宅や職場などの安全なWi-Fi以外ではWi-Fiに接続したくないので、簡単にオン・オフを切り替えたいときなどに便利です。
オートメーションと組み合わせることで、特定の場所を離れたり、特定のWi-Fiから切断されたりしたときに切り替える設定にもできます。
・充電完了予想時間の表示
充電器に接続した際に、充電完了までの予想時間を表示するショートカットです。充電器やケーブルが普段とは異なるときでも、どれくらいつないでおけばいいのかわかるので便利です。
・複数の検索ワードを一気に検索
リストアップしたキーワードを一括で検索し、検索結果をタブごとに表示するショートカットです。一気にいろいろなことを調べたいときや、まとめて検索したい話題があるときなどに便利です。
ショートカットがうまく作れないときの対処法
ショートカットを作成したり、実行したりしたときに、うまく実行できないことがあります。よくあるショートカットのトラブルと、それぞれの対処法を見てみましょう。
ショートカットが起動しない、フリーズする
ショートカットが起動しなかったり、起動しても途中でフリーズしたりして操作が完結しない場合は、アプリのメモリーリークや、インターネット接続の不安定など、さまざまな原因があります。
最近まで利用できていた場合は、一度機内モードをオンにしてデータ通信を一度すべて切ってからインターネット接続をオンにし直したり、iPhoneを再起動したりすると、状態が改善することがあります。
エラーメッセージが表示される
指定した操作が競合してしまったり、なんらかの理由で処理できなかったりすると、エラーが表示されます。この場合は、エラーが出るショートカットを作り直すのがおすすめです。
また、急にすべてのショートカットにエラーが出るようになってしまった場合は、ショートカットアプリのデータが破損している可能性があります。
その場合は一度、ショートカットアプリをアンインストールし、再インストールして、ショートカットを作り直す必要があります。
ショートカットはiCloudに同期しておくことで、ショートカットアプリを再インストールした後に作成済みのショートカットをiPhoneにすばやく戻せます。
ただし、パーソナルオートメーションを利用したショートカットは同期されないので注意してください。
作成時に使いたいアプリが表示されない
ショートカットアプリの作成画面に表示されるのは、ショートカットの機能を持っているアプリだけです。
そのため、アプリを起動するには「Appを開く」アクションを使用する必要があります。アクションの検索画面で、「Appを開く」と入力してください。
LINEの宛先が表示されない
LINEを送信するショートカットを作成するとき、送信したいLINEのアカウントやグループが表示されないことがあります。
ショートカットを作成する前に、利用したい宛先に、一度LINEでメッセージを送信しておくと表示されるようになります。
ショートカットでiPhoneを便利に使いこなそう
ショートカットはiPhoneの操作を自動で行ってくれる機能です。動画の速度を操作したり、撮影した写真を自動的に投稿したり、複雑な操作を登録しておくことが可能です。ほかにも工夫次第でさまざまな使い方ができ、iPhoneをより便利に利用できます。
とても便利なショートカットですが、アクションによってはインターネットとの接続が必要です。使い方によってはデータ利用量が増えてしまうので、注意しましょう。
もしショートカットをもっと使いこなし、便利にiPhoneを使いたいけれど、データ利用量が気になる場合は、携帯電話会社の乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。
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