スクリーンタイムとは?iPhoneとAndroid™での使用方法や注意点を解説

スクリーンタイムとは?iPhoneとAndroid™での使用方法や注意点を解説
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2024.02.06

「子どもがスマホを使う時間を制限したい」、「子どもがどのアプリを何時間使っているのか把握したい」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

実はこのような機能はスマホに標準機能として搭載されており、iPhoneではスクリーンタイム、Android™ではDigital Wellbeing(デジタルウェルビーイング)と呼ばれています。どちらもスマホの利用時間や内訳がわかり、使用時間の制限が可能です。

スクリーンタイムはスマホの利用状況を管理するほか、寝ているときにアプリの通知で起こされないようにサイレントモードにしたり、画面がまぶしくないように輝度や彩度を下げたりする機能もあります。

また、子どもに持たせているスマホを管理するための機能もあり、未成年のスマホを管理、監視できます。

そこで今回はスクリーンタイムの設定方法や、利用する際の注意点などを解説します。

目次

スクリーンタイム(Digital Wellbeing)とは?

スクリーンタイムとは、スマホのアプリの利用時間などを制限できる機能のことです。

iOS 12以降、iPadOS 13.1以降、macOS 10.15から搭載された機能で、iPhoneやiPad、iPod touchなどで利用できます。

AndroidのスマホではDigital Wellbeingと呼ばれており、同じような機能を利用できます。

スクリーンタイム(Digital Wellbeing)で制限できる機能

スクリーンタイムを使うと、スマホのさまざまな機能を制限できます。AndroidのDigital Wellbeingでも同様に設定が可能です。

それぞれどのような機能があるのか、保護者が子どものスマホを管理するためのペアレンタルコントロール(ファミリーリンク)と併せて見てみましょう。

機能

iOS(スクリーンタイム&ファミリー共有・ペアレンタルコントロール)

Android(Digital Wellbeing&ファミリーリンク)

利用時間の追跡・管理

デバイスやアプリの利用状況をリアルタイムで追跡し、レポートを表示​​​​

ダッシュボードでアプリの利用時間、通知の数、ロック解除の頻度を確認​​

休止時間設定

特定の時間帯に電話や特定アプリのみ利用可能に設定​​

おやすみモードで就寝時刻を設定し、通知を遮断​​

アプリ利用時間の制限

特定のアプリカテゴリに対する利用時間の制限​​

アプリタイマーでアプリの利用上限を設定​​

コンテンツ制限

不適切なコンテンツの購入、ダウンロードの制限​​​​

年齢に適したコンテンツへの誘導、YouTubeの保護者向け管理機能の利用​​

Webコンテンツ制限

Webコンテンツへのアクセスを制限​​

Webサイトへのアクセス制限、成人向けコンテンツへのアクセスを制限​​​​

プライバシー保護

アプリのプライバシー設定の管理​​

プライバシー設定の管理、アプリの権限確認・管理​​

位置情報の確認

ファミリー共有を使った位置情報の共有

子どもの位置情報の把握と通知・アラートの受信​​

利用時間の上限設定

ファミリー共有を使った子どものデバイスの利用時間管理​​

ファミリーリンクでお子さまのデバイスの利用時間上限設定

アカウントの安全保護

ファミリー共有で子どものアカウントの管理​​

ファミリーリンクで子どものアカウントとデータ設定のアクセス・管理

このようにスクリーンタイムは、さまざまな機能が備わっています。制限するアプリの判断に迷ったときは、iPhone、iPad、iPod touchの利用状況のレポートに応じて、利用頻度が高いアプリを制限するといいでしょう。

またスマホ本体の利用時間を制限する以外にも、動画の視聴時間の制限やApple Storeでのアプリやサービスの購入防止など細かい設定も可能です。いつでも制限の追加や解除ができるので、​子どもの成長に応じて段階的に解除するのもおすすめです。

子どものスマホの管理は、スクリーンタイムに加えて、iPhoneの場合はファミリー共有とペアレンタルコントロール、Androidの場合はファミリーリンクで行います。

iPhoneでスクリーンタイムを設定する方法

スクリーンタイムは「設定>スクリーンタイム」から設定できます。スクリーンタイムを設定するときに、自分用のスマホか、子ども用のスマホかを選択できるため、使う方に合わせた設定が可能です。

スクリーンタイムをスマホで設定する流れを見ていきましょう。

スクリーンタイムを有効にする

1)「設定>スクリーンタイム」の順にタップし、「アプリとWebサイトのアクティビティ」をタップします。

2)「アプリとWebサイトのアクティビティをオンにする」をタップすると、スクリーンタイムが有効になります。

スクリーンタイムのパスコードの設定

子どものスマホにスクリーンタイムのパスコードを設定するには、ファミリー共有を設定している場合と、設定していない場合で、設定方法が異なります。

・ファミリー共有を設定している場合
1)ファミリー共有をしている保護者のiPhoneで、「設定>スクリーンタイム」をタップします。
2)「ファミリー」の下にある「ファミリーメンバー」をタップします。
3)次に表示される画面から「スクリーンタイム設定をロック」をタップし、4桁のパスコードを設定します。

ファミリー共有を設定している場合は、保護者のiPhoneから子どものiPhoneの利用状況を確認できます。また、遠隔操作で設定の変更も可能です。

・ファミリー共有を設定していない場合
1)子どものiPhoneから「設定>スクリーンタイム」をタップします。
2)「スクリーンタイム設定をロック」をタップし、4桁のパスコードを設定します。
3)Apple IDとパスワードを入力すれば設定完了です。

レポートの表示方法

レポート画面は「設定>スクリーンタイム」の順にタップし、「アプリとWebサイトのアクティビティ」をタップします。

次に「アプリとWebサイトのアクティビティをオンにする」をタップすると、画面上部にアプリの利用時間やiPhoneを持ち上げた回数、通知を受け取った回数などが表示されます。

スクリーンタイムの設定を管理する方法

スクリーンタイムの画面にある各設定について、機能と設定方法を見ていきましょう。

・休止時間
すぐにiPhoneの利用休止する場合には、スクリーンタイムの画面にある「休止時間」をタップし、「明日まで“休止時間”をオンにする」をタップします。オンにすると、次の日の午前0時までiPhoneを利用できなくなります。

また時間や曜日別に休止時間を設定したい場合は、「スケジュール」をオンにしてください。毎日決まった時間に休止時間を設定したり、曜日別に休止時間を設定したり、柔軟に設定できます。

・アプリ使用時間の制限
「アプリ使用時間の制限」から「制限を追加」をタップします。利用の制限をしたいカテゴリや、アプリ、Webサイトを選択して、「次へ」をタップします。

次の画面で制限する時間や曜日を設定することで、1日あたりの利用時間を制限できます。

授業中や塾の時間帯、就寝する時間には「SNS」や「ゲーム」の利用を制限するといいでしょう。

・コミュニケーションの制限
まずiCloudの「連絡先」をオンにします。続いて「スクリーンタイム」の画面で、「コミュニケーションの制限」をタップします。

「許可された通信/通話」の下にある「休止時間外」をタップすると、iPhoneが休止していない時間に受信できる連絡先を設定できます。選択できる設定は以下の3つです。

・すべての人:不明な番号を含め、すべての人と1対1およびグループの会話を許可する設定
・“連絡先”および連絡先に登録された人を少なくとも1人含むグループのみ:連絡先に登録されている人との1対1の会話と、連絡先に登録されている人を少なくとも1人含むグループの会話を許可する設定
・“連絡先”のみ:連絡先に登録されている人との1対1およびグループの会話のみを許可する設定

一方、「休止時間中」では、以下の2種類から設定できます。

・“連絡先”のみ:連絡先に登録されている人との1対1およびグループの会話のみを許可する設定
・指定した連絡先:スクリーンタイムから設定した連絡先のみ受信できる設定

「コミュニケーションの制限」は電話、FaceTime、メッセージ、iCloud の連絡先に適用されます。

・常に許可
電話やマップ、そのほか、休止時間中や利用時間の制限をしている場合でも、常時使えるようにしておきたいアプリや連絡先の設定ができます。

・コンテンツとプライバシーの制限
iPhoneに表示するコンテンツの種類を設定できます。iTunes StoreやApp Storeでのアプリのインストールの制限や、アプリ内決済の制限、不適切なコンテンツの閲覧制限などの設定が可能です。

Androidでスクリーンタイム(Digital Wellbeing)を設定する方法

Androidのスクリーンタイム(Digital Wellbeing)は「設定>Digital Wellbeingと保護者による使用制限」から設定できます。

また、「保護者による使用制限」を使い、「ファミリーリンク」アプリを使って子どものスマホ管理が可能です。

ダッシュボードでアプリの利用時間を設定する

「設定>Digital Wellbeingと保護者による使用制限」をタップし、「ダッシュボード」をタップします。

現在のスマホの利用状況がグラフとアプリの一覧で表示されるので、制限したいアプリの横にある砂時計のマークをタップします。

「アプリタイマーの設定」が表示されるので、アプリを利用できる制限時間を設定します。制限時間は毎日午前0時にリセットされます。

おやすみ時間モードとフォーカスモードの設定と利用

おやすみ時間モードとフォーカスモードは、どちらも指定した時間帯でアプリの動作や通知を制限する機能です。

・おやすみ時間モード
「おやすみ時間モード」をタップし、「おやすみのルーティン」をタップして、アプリの動作を制限したい就寝時間を設定します。

続いて、「カスタマイズ」をタップして、おやすみ時間モード中に特定の連絡先からの着信とアラーム以外を受け付けないサイレントモードや、おやすみ時間の画面オプションなどを設定できます。

・フォーカスモード
「フォーカスモード」をタップして、アプリのリストから制限したいアプリを選択します。続いて、フォーカスモードをオンにする時間帯や曜日などのスケジュールを設定します。

フォーカスモードは仕事中や授業中などに、アプリの通知で邪魔をされないための機能です。ゲームやSNSなどのアプリの利用を制限できるため、集中したいときに役立つでしょう。

保護者による使用制限の設定方法

「保護者による使用制限」を設定することで、子どものスマホに制限を設定できます。

Androidの場合はファミリーリンクアプリを利用し、子どものアカウントと保護者のアカウントをリンクする必要があります。

まず子どもと保護者のスマホを両方用意し、「保護者による使用制限」をタップします。画面の指示に従ってファミリーリンクアプリで保護者と子どものアカウントを登録してください。

ファミリーリンクのアプリ画面から、子どものアカウントでログインしているAndroidのスマホにさまざまな設定が可能です。1日の総利用時間やWebサイトの閲覧制限、アプリの利用制限、位置情報の確認など、子どものスマホ利用に役立つ機能が揃っています。

スクリーンタイム(Digital Wellbeing)を利用するときの注意点

iPhoneは、スクリーンタイムで設定したパスコードを忘れてしまった場合、パスコードの変更にApple IDとパスワードが必要になります。

もしパスコードとApple IDの両方を忘れてしまった場合、Appleサポートに問い合わせる必要があるので注意してください。

スクリーンタイムを使ってスマホの利用に制限をかけ、適切に活用しよう

スクリーンタイムを活用することで、大人も子どももスマホの使い過ぎを予防できます。
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