スマホのスペックとは?見方や製品を選ぶときのポイントを徹底解説
スマホのスペックは製品ごとに異なります。
購入を検討している方は、スペック表の内容をチェックし、ご自身に適した製品を選びましょう。
今回は、スマホの購入を検討中の方に向けて、スペック表の見方を項目別に詳しく解説します。使い方・ライフスタイルを踏まえたスマホの選び方もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
スマホのスペックとは
スマホの「スペック」とは、製品に搭載されている機能やパーツの種類・性能のことです。
各メーカーの公式Webサイトなどに、「スペック表」が掲載されています。CPU・メモリ・ストレージ・ディスプレイ・カメラ・バッテリー・通信規格などに関する詳細な情報を把握できるため、購入を検討している方はチェックしましょう。
スマホのスペック表に記載されている主な内容、比較するべき点
スマホのスペック表には、多種多様な項目が盛り込まれています。そのため、「どの項目をチェックするべきなのだろう」とお悩みの方がいるかもしれません。
主にチェックするべき項目は、以下の7つです。
- CPUのスペック
- メモリ(RAM)のスペック
- ストレージ(ROM)のスペック
- ディスプレイのスペック
- カメラのスペック
- バッテリーのスペック
- 通信規格
それぞれに関して、比較するポイントを詳しく説明します。
なお、ここで紹介するのは一般的な項目です。以下で紹介する項目が、すべてのメーカー、すべてのスマホで公表されているとは限りません。一部のスペックは非公開とされている場合もあります。
CPUのスペックに関する比較ポイント
CPU(Central Processing Unit)は、スマホの頭脳とも呼べる重要なパーツです(CPUは、メーカーによってはプロセッサやチップなどと呼ばれることもあります)。CPUの性能が高いほど、複雑な作業を迅速に実行できます。CPUのスペックをチェックするうえで重要な要素は、「コア数」と「クロック周波数(GHz)」です。
コア数が多いほど、同時に処理する能力が向上します。複数のアプリを同時に利用するのであれば、コア数が多い製品を選びましょう。
数ではなく、デュアルコア、クアッドコア、オクタコアなどと書かれていることもありますが、それぞれコア数が2個、4個、8個のことを示します。
なお、2024年にリリースされたスマホに関しては、CPUのコア数が6~8個の製品が主流です。
また、クロック周波数は、CPUが1秒間に命令を何回出せるのかを示す数値です。クロック周波数が高いCPUが搭載されている製品は、スムーズに処理を実行できます。
2024年にリリースされたスマホに関しては、CPUのクロック周波数が1.8~2.6GHz程度の製品が主流です。
メモリ(RAM)のスペックに関する比較ポイント
メモリ(RAM、Random Access Memory)は、CPUが直接アクセスし、一時的にデータを保存するために用いられるパーツです。
ほとんどの場合、アプリが軽快に動作します。ゲームアプリを利用する方や、複数のアプリを同時に起動させたい方にとっては、重視するべき要素です。メモリの容量を表す際には、「GB(ギガバイト)」の単位が用いられます。
なお、2024年にリリースされたスマホの場合、容量が4~8GB程度のメモリが搭載された製品が多く見受けられます。これから購入するのであれば、4~8GB程度を目安にして製品を選びましょう。
ストレージ(ROM)のスペックに関する比較ポイント
ストレージ(ROM、Read Only Memory)は、データを保存するパーツです。メモリ(RAM)と異なり、一時的にではなく、長期間保存するために用いられます。
本来ROMは名前のとおり、書き込みができないパーツですが、内容を読み書きできて、電源を切っても内容が消えないフラッシュメモリのことを当初「フラッシュROM」と呼んでいたため、その名残で「ROM」と呼ばれることがあります(ほかにも、メーカーによっては、単に「容量」と呼ばれることもあります)。
ストレージの容量が大きいほど、スマホ本体に多くのデータ(画像データ・動画データ・音楽データなど)を保存可能です。メモリと同様に、「GB」の単位が用いられます。
2024年にリリースされたスマホに関しては、Android™の場合、64~256GB程度のストレージが搭載された製品が多いです。
iPhoneの場合、ストレージ容量を最小128GBから最大1,024GBまで選択できます。大量のデータをスマホ本体に保存したい場合は、大きな容量を選びましょう。
ディスプレイのスペックに関する比較ポイント
ディスプレイ(スマホの画面)に関しては、サイズや解像度、リフレッシュレート、パネルの種類(液晶か有機ELか)をチェックしましょう。
サイズは物理的な大きさ、解像度は表示に使う画素の数です。サイズが同じであれば、解像度が高い方が精細な表示になります。
2024年にリリースされたスマホの場合、対角線の長さが6.1~6.9インチ程度、画素数が「2,300~2,800程度」×「1,000~1,300程度」の製品が主流です。
リフレッシュレートとは、1秒間に何回画面を更新するのかを示す数値で、「Hz(ヘルツ)」の単位が用いられます。リフレッシュレートが大きいほど、映像の動きがなめらかであり、動画を視聴したり、ゲームをプレイしたりする場合は重視するべき要素です。
なお、2024年にリリースされたスマホの場合、最大リフレッシュレートが120~144Hz程度の製品が主流です。
液晶パネルは、厚みがあって重たいものの、安価です。有機ELパネルは、薄くて軽量で、視野角が広い(斜めの角度からでも画面を見やすい)という特長があります。
ただし、液晶パネルに比べると高価です。そのため、ご自身の予算を踏まえて選択しましょう。
カメラのスペックに関する比較ポイント
スマホのカメラに関しては、「ズーム倍率」「レンズの明るさ(F値)」「センサーサイズ」「画像処理エンジン」「AI機能」を比較しましょう。
2024年にリリースされたスマホの場合、F値が1.6~2.8程度、センサーサイズが1/1.55~1/2.5インチ程度の製品が多く見受けられます。
また、「搭載するレンズの種類」もチェックしてください。製品によって異なりますが、「広角レンズ」「超広角レンズ」「望遠レンズ」など、複数種類のレンズが搭載されているカメラもあります。
「画素数」に関しては、トリミング耐性には影響するものの、ほかの要素よりも画質に関わる部分では影響が小さいため、比較するポイントとしては重要度が低めです。
2024年にリリースされたスマホの場合、エントリーモデルの製品でも5,000万画素程度が当たり前であり、性能が高いモデルと比較しても、使用感に大きな差はないでしょう。
なお、画素数が大きいとファイルサイズが増大するため、「画素数が大きければ大きいほどよい」というわけではありません。
スマホのバッテリーのスペックに関する比較ポイント
バッテリー容量が大きい製品の方が、長時間、稼働させ続けることが可能です。単位は「mAh(ミリアンペアアワー)」が用いられます。容量が小さい製品の場合、外出時に電池が足りなくなる可能性があることにご留意ください。
バッテリー容量に加えて、連続駆動時間(フル充電された状態で電源を入れてから、なにも操作せずにバッテリー残量がゼロになるまでの時間)も確認しましょう。
なお、2024年にリリースされたスマホの場合、バッテリー容量が5,000mAhのものが多く見受けられます。これから購入するのであれば、5,000mAhを目安にして製品をお選びください。
スマホの通信規格に関する比較ポイント
製品によって、対応している通信規格が異なります。4Gのみに対応していて、5Gに対応していないスマホもあることにご留意ください。
スマホで決済したい場合は、NFCに対応しているかどうかも確認しましょう。NFCとは「Near Field Communication」の略で、「近距離無線通信」と訳されます。スマホを読み取り機器にかざすだけで通信できる技術であり、決済サービスなどで利用されます。
ただし、バーコード決済ではNFCは不要です。
スマホの選び方
スマホを選ぶ際は、まずはご自身の使い方(「ゲームをプレイする」「動画を撮影する」など)を振り返りましょう。そして、各製品のスペックを比較して、ご自身の使い方に適しているかどうかをご確認ください。
加えて、対応している通信事業者やOSの種類(AndroidかiOSか)、価格といったスペック以外の要素を考慮することも大切です。以下、それぞれに関して詳しく説明します。
まずは、ご自身のスマホの使い方をチェック!
「ゲームを長時間プレイしている」「動画を撮影し、SNSにアップロードしている」「メールや地図アプリを見る程度」など、スマホの使い方は保有者ごとに千差万別です。
使い方によって、必要なスペックが異なることにご留意ください。まずは、現在利用している製品に関して、どのような使い方をしているのかをチェックしましょう。
スマホのスペックを比較し、ご自身の使い方に適した製品を探す
スマホの使い方(メモリ利用量など)を踏まえて、快適に動作する製品、ご自身が満足できる製品を探しましょう。
たとえば、写真や動画を撮影する機会が多い方は、カメラの性能を重視するべきです。ゲームをプレイしたり、動画を視聴したりする機会が多い方は、CPUやメモリ、リフレッシュレートなどをご確認ください。
使い方や製品以外の要素も考慮してスマホを選ぼう
スマホを選ぶ際には、上述した以外の要素も考慮するべきです。
製品によっては、特定の通信事業者にしか対応していないオリジナルモデルの場合もあります。そのため、ご自身が契約している(あるいは、これから契約する予定の)通信事業者に対応しているかどうかをチェックしなければいけません。
また、OSの種類も重要です。Androidを利用したいのであればAndroidに対応した製品を、iOSを利用したいのであればiPhoneをお選びください。さらに、価格も比較したうえで、ご自身の予算に適した製品を購入しましょう。
スペックなどを比較して、使い方やライフスタイルに適したスマホを見つけよう
スマホを購入する場合は、スペックなどを比較し、ご自身の使い方やライフスタイルに適した製品を選びましょう。
また、製品の買い替えに加えて、携帯電話会社の乗り換えもご検討ください。
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